佐久間闇子と奇妙な世界

アクセスカウンタ

zoom RSS 世界名作文学をマンガ化する試み

<<   作成日時 : 2009/01/16 00:03   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 9

結構以前から行われているが、名作といわれる古典小説をマンガ化する試みが、最近とみに行われている。
もはやグリム童話関係なくなってきている「本当は残酷なグリム童話」シリーズや、イースト・プレスの「まんがで読破」シリーズなどだ。
前者は、大筋だけは原作通りで、他は壊しまくり。その壊し方が面白くて、手当たり次第買い続けたら、文庫で20冊以上になった。原作を違った角度から解釈していたりして、この方がいいじゃんと思えるようなものも幾つもある。それと、きちんとパロディであることを明記している。これは重要で、後者の「まんがで読破」シリーズではそれがなされていない。
「まんがで読破」シリーズは、原作の記述をねじ曲げているにもかかわらず、パロディであることを明記していない。これが最も良くない点である。他にも文句をつけたいところはあると思うし、私も幾つかあるが、それはこの際目をつぶろう。何故なら、それらはパロディであることをはっきりと明記すれば文句をつけるいわれは無くなるからである。パロディならば、筆者がどんな解釈をしようと問題は無い。
もちろん、このシリーズにも長所はある。昔の文学というものは、読者に不親切なものが多いので、現代人の多くにとっては読みにくいのだ。その点、マンガならある程度楽に読める。手軽さが全然違うのだ。これを読んだことで、原作の方にも手をつける人間が一人でもいれば万々歳ではないか。



さて、批判と考察だけやってても仕方ないので、建設的な意見を述べることにする。
題して、「この作品をこのマンガ家に描いて欲しい!」
私の独断と偏見に基づいて選んでみることにする。それと、前提が一つ。ページ数を制限しないこと。そのマンガ家が描きたいように描かせるのだ。無制限では収拾が付かなくなると思っているなら大間違いだ。プロならば、自分でページ数に収拾をつけることが出来る。私に出来ることがプロに出来ないわけはない。下手に周りから口出ししない方がいいのだ。
それでは選考開始。とりあえず、「まんがで読破」シリーズで挙げられている作品からピックアップした。

◎「ファウスト」・・・さちみりほ

◎「変身」・・・楳図かずお

◎「こころ」、「人間失格」・・・久世番子

◎「破戒」・・・山本おさむ

◎「罪と罰」・・・大場つぐみ&小畑健

◎「カラマーゾフの兄弟」・・・萩尾望都

◎「リア王」・・・美内すずえ

・・まさに夢のような企画です。とても実現しそうにないあたりがまさに夢。でも、希望は捨てない。この中のどれか一つでも実現したら儲けものだ。
ちなみに、

◎「蟹工船」・・・藤生ゴオ

◎「銀河鉄道の夜」・・・ますむらひろし

◎「神曲」・・・永井豪

◎「羅生門」・・・石川賢

既に描かれているこれらは、優れた作品になっていると思う。
夢のような企画は既に実現しているのかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
文学の漫画化ですか(^^)v
私だったら、何がいいかな〜???
そう、プルーストの「失われたときを求めて」。
読破出来ませんでした(T_T)
あの大作を漫画にするなら、誰がいいでしょうね。
と言っても、私、あまり漫画よまないので、わかりません(*_*)
あと、漫画化してほしいのは。。。
泉鏡花、内田百閧たりの幻想的な作品。
それともこういうのは、漫画には向いていないかな???
とちの木
2009/01/16 01:23
とちの木さん、こんにちは。
「失われた時を求めて」は、かなり長い作品みたいですね。大和和紀はどうでしょうか。「源氏物語」をマンガ化した「あさきゆめみし」を描いた人です。
幻想的な作品ならば、山岸涼子、池田さとみ、今市子、波津彬子あたりがいいのではと思います。泉鏡花、内田百閧ヘ読んでないので具体的にはわかりませんが、“怪奇”+“幻想”ならば、ぴったりではないかと思うのです。他にも当てはまるマンガ家はいると思うので、結構実現する可能性もあるかもしれませんね。もしかしてもう実現してたりして?
アッキー
2009/01/16 11:19
また、症状が改善されて、ブログを始めました!
よかったら、また遊びに来てください!
よろしくお願いします。
とちの木
2009/01/16 22:23
アッキーさま、こんばんは。

うわっ。この記事興味そそられまくりです。
文学作品の漫画化されたら読んでみたいですね。
「こころ」の漫画化はぜひお願いしたいです。久世番子先生を知らないので絵図が分かりませんが美形希望します。若干BL風味で希望します。
「ファウスト」・・・こちらも、美形で(笑)学生時代に読んでから随分時間が経っているので、きっと懐かしく読めそうです。
>◎「罪と罰」・・・大場つぐみ&小畑健
はう。小畑先生大好きです。イラスト集二つとも買いました。この先生が書くなら、どの漫画も買っちゃいますよ。「罪と罰」、つぐみ先生が書くとどんな世界になるのか興味があります。デスノートを見る限り、原作者は主人公に厳しい方のようなので主人公は苦しみそうだ。でもそのあたりが萌えっ
長々とコメを失礼しました。。
みっちゃん
2009/01/16 23:39
とちの木さん、こんばんは。
ブログ再開してたんですね。さっそくコメントしてきました。
これからもよろしくお願いします。
アッキー
2009/01/17 00:42
みっちゃんさん、こんばんは。
久世番子さんが描いたら、そりゃもうその通りになりますよー。“美形”で“若干BL風味”って、彼女の作風そのものじゃないですか。これはもう描いてもらうしかない。「ファウスト」を描いて欲しいさちみりほさんも、それはそれは美しい絵ですよ。
「デスノート」は「罪と罰」をもとにして描かれたと専らの噂。確かに主人公の思考とか、強烈に影響を受けていると思います。マンガ化されたら買って読み比べてみたいですねー。
実のところ、きちんと原作を全部は読んでないのもあるんですが、雰囲気で。生徒たちの受験が終わったら、ゆっくりと読んでみよう・・。
アッキー
2009/01/17 01:08
たいへんおもしろい試みですね。ぜひ、実現してほしいものです。

『こころ』は、断然BL風味で描くべきですよ。だって、「私」と「先生」の関係については、文中にこのように明記されていますよ。

先生「あなたの心はとっくの昔からすでに恋で動いているじゃありませんか。」
(中略)
私「しかしそれは恋とは違います」
先生「恋に上がる階段なんです。異性と抱き合う順序として、まず同性の私の所へ動いてきたのです。」

どうです?

森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』なんかも、そういう感じで漫画化してほしいですね。私はこの小説を読んで初めて「硬派」と「軟派」の真の意味の違いを理解しました。主人公の金井湛(しずか)君が、「硬派」の先輩につきまとわれて、もう少しで貞操を失いかけるところなど、はらはらどきどきです。

いつもこんなエロいことばかり考えていると思われそうなので、今度は、『カラマーゾフの兄弟』についてみっちり3時間語らせていただきましょうか。えっ、結構ですって?
すずな
2009/01/17 23:59
すずなさん、こんばんは。
いいですねー。先生、誘い受け。当時だから異性愛を上位にしたような発言をしていますが、まさしく同性愛の存在を肯定していますね。実際の所、「先生」は下宿先の娘よりもKの方が好きだったのではないかと考えています。ええ、私の好きなカップリングはこの2人なんです。
Kの自殺も、恋に破れたからではなく、自分の思い描く理想と現実の自分の状態が激しく乖離していることに気付いたからでしょう。そして、それを気付かせたのが「先生」。イイ・・・。こういうシチュエーション好きです。
アッキー
2009/01/18 00:53
下宿先の娘は恋愛の対象ではなく、「もの」として書かれているという気がします。他の人に取られそうになると欲しくなる。あれが欲しい、これが欲しい・・の「もの」。女性を「もの」として辺りは、やはり時代の影響ですね。ただ、ある程度は性的指向故の女性への冷たさが含まれているのでしょう。男性で、同性愛者だからこそ女性に優しいタイプと、同性愛者だからこそ女性に冷たいタイプがありますが、「先生」は間違いなく後者でしょう。つまり、「ふしぎ遊戯」の氐宿と同じタイプ。いいねえ。(←おい)(いや、氐宿好きだから・・)
「ヰタ・セクスアリス」は検索したら出てきました。今読んでいるところですが、なかなか面白いですね。何故かアルファベットが大量に出てくるんですが。
カラマーゾフはまた今度で。
アッキー
2009/01/18 00:54

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
世界名作文学をマンガ化する試み 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる