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zoom RSS 「ドラゴン桜」は参考書として読め! (その3)

<<   作成日時 : 2009/04/13 00:48   >>

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<6>満点以外は意味がない!

「検察官キソガワ」に出てきたようなセリフだが、意味は大きく違う。あくまで数学の計算問題に限定したときの正論である。
テストでは満点を取る必要はない。しかし、計算は満点を取らなければならない。実生活での役立ち度もあるが、ここは数学の話をしよう。柳先生も言ってるが、数学が苦手な生徒・嫌いな生徒は、計算が遅いからそうなったのだ。計算が遅いと、計算に気を取られる。そうなると、理解する方がおろそかになる。それの繰り返しで土台がずたぼろになる。努力しても上手くいかないから、嫌気が差す。苦労して考えた結果が不正解だったときのショックは私もよくわかる。それでも正解の方が多い場合はむしろやる気が出るが、不正解があまりにも多いとやる気が根こそぎ奪われる。
更に悪いことに、気を取られている計算力の方も結局身についていない。だから、たとえ理屈を理解して問題に取り組んでも計算が間違っていて不正解となる。数学の文章題は理屈が間違っていたらもちろん不正解になるが、計算が一カ所間違えていても、やはり不正解となる。だからこそ、計算で満点を取る訓練が必要なのだ。
ちなみに、全教科の中で数学はずば抜けて満点が取りやすい科目であることは述べておこう。高得点を取りやすいのは英語だが、満点を取りやすいのは数学。「数学が出来れば頭が良くなった気がする」というセリフが作中になるが、それはこういう意味である。満点が取れたら自分は頭が良いと思うだろう。



<7>文章題は短いほど難しい

デュエルモンスターズカードゲームでは、「テキストの短いカードは強い」と言われるが、それに似ているかもしれない。もちろん例外はあるが、およそ正しい。
例題を10あげてみる。

Q1:正多面体が5つしなかいことを証明せよ。
Q2:素数が無限に存在することを証明せよ。
Q3:フィボナッチ数列の第N項を求めよ。
Q4:ポーカーの役札の序列の根拠を示せ。
Q5:任意の直線を軸とした、別の任意の直線の対象式を求めよ。
Q6:Sin20°、Cos20°、Tan10°を求めよ。
Q7:楕球の体積を求めよ。
Q8:正五角形を作図せよ。
Q9:三平方の定理を証明せよ。
Q10:連続するN個の自然数の積はNの階乗で割り切れることを証明せよ。

いかがだろうか。どれも1行で書ける程度の長さだが、相当難しいのではないだろうか。中学の上級レベルから、高校生でも苦戦するようなものまで集めてみた。
短い問題ほど難しい。作中でも描かれているが、数学以外でも当てはまる。「幸せな人生を送るにはどうすればよいだろうか」など、恐ろしく難しい。もちろん数学がその傾向が強いとは言えるわけだが・・。



<8>川口先生が前の学校をクビになった謎

3巻で桜木が疑問に思っていることだが、これは最後まで明かされていない。いろいろと考えたが、もしかしたらクビになったのではなく、引っ張りだこであちこち移ってきたのではないだろうか。龍山高校も1年で去っているし、その可能性は高い。
公式見解でこの謎の答を知ってる人は教えて欲しい。



<9>英語は横一線のスタートではない

3巻の最後の方で、桜木は「英語は全く新しい教科だから、英語だけでも出来る子になれる」と主張している。しかし、これは間違いである。英語を学習する場合、国語力が大きい。他の教科も同様で、芥山先生の指摘通り、国語力は全ての教科の基礎である。
また、英語を習う場合、小学生のうちにローマ字を学習して身につけておかなければならない。英語とローマ字で、子音の読みはだいたい共通するからだ。
つまり、桜木が「他の教科は歴然とした差が付くが、英語は横一線のスタート」と述べたのは、全くとまではいかなくてもデタラメということになる。
さて、桜木は何故このようなデタラメを述べたのか。それは、矢島のやる気を引き出すためである。桜木は事実の正しさよりも物事の処理をスムーズにすることを優先する傾向がある。それがやや極端に出た形となった。
事実の正しさをどこまで損ねて良いか。これはなかなか判断が難しい。ただ、事実の正しさだけを追求すると理解されにくいということは言える。



<10>凶悪なるトランプ

トランプの枚数はジョーカーを除いて52枚。書かれてある数を合計すると、364。6巻で、このトランプを使ったゲームを紹介しているが、これがまた難しい。
作者は実際にやってみたのだろうか? もしも作中のように出来たとしたら、相当の計算能力である。私はこのゲームで父親と対戦したことがあるが、何度やっても合計が合わない。速さだけは作中の二人くらいのペースはあっただろうが・・。
私の計算能力はさほど低くはない。その私が苦戦するのだから、子供がやるとしたら、かなりしんどい。慣れてくれば出来るようになるとは思う。何回かやれば計算が合うようになった。しかし、大概の子供は慣れるまでに嫌気が差してくると思うが・・・。上手いフォローを考えなくてはならない。
やるならば、1マークだけにしてはどうか。13枚なら簡単だ。足して91。二桁の足し算と引き算はおよそ網羅できる。それだけでもかなりの計算力となる。それで慣れてきたら枚数を増やしていく。こうやって段階的に難易度を上げていくと、やる気が増す。



つづく

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
文章題は短いほど難しい、私もそうだと思います。私は今までにQ1,Q2,Q8,Q9は証明したことがありますがそれ以外ですとパッと見て出来そうだと思ったのはQ4ぐらいです。うーん、難しい。
奄美の黒兎
2009/04/13 15:05
奄美さん、こんばんは。
Q4こそ精密な計算力が必要ですね。重複や取りこぼしの危険もあって、なかなか厄介な問題です。
10問のうち半分でも出来ればかなりの数学力じゃないでしょうか。
アッキー
2009/04/13 21:44
「<10>凶悪なるトランプ」での考察は全く同感です。私も小・中学生を相手にこれを使ってみたことがありますが、トランプ全てを使うなど、小学生では問題にもなりません。中学生でもかなり優秀な生徒で、ようやくなんとか全部を使った形でやれなくはないか、ぐらいでした。
ヒッピー
2009/04/14 21:43
ヒッピーさん、こんばんは。
やはりそうでしたか。作中では「一見したところ複雑な計算に対応してないように感じるかもしれないが、そんなことはない」と説明されてありましたが、“そんなことはない”程度じゃないですね。小学生では問題にもなりませんか・・。
むしろ大人が脳トレーニングでやるとかいう方ですかね。
アッキー
2009/04/14 23:08

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