佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 「ドラゴン桜」は参考書として読め! (その4)

<<   作成日時 : 2009/04/14 00:01   >>

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<11>物理と地学

テロの物理、エロの化学、グロの生物、ロマンの地学。この4つが高校の理科の分け方である。接頭のは私がそれぞれの科目に持つイメージなので、あまり気にしないように。
さて、私はセンターを物理と化学で受けたが、結果は散々。化学はまだマシだったが、物理が酷かった。理系のくせに。どうも私は公式を丸暗記することに極度に嫌悪感を感じるタチなようで、どういう理屈で公式が成り立つのかを理解しないと全く先へ進めなかったときもあった。高校での物理の勉強は遅れに遅れ、最後の方では授業で寝ていた。
短期間で点数を伸ばしたかったら、確かに物理は有効かもしれない。公式を丸暗記して、当てはめればいい。ただ、ときどき私のような人間もいるので指導するときは気をつけなければならない。私は物理が好きなので、点を取るために割り切って公式を丸暗記することが出来なかった。受験ではそれは甘さであり、一歩間違えれば足切りで落ちていた。
ちなみに私は高校で生物と地学はやってないので、そちらに関しては何も言えない。
後は化学だが、確かに覚えることが多い。試薬との反応、色、有機化合物、他にも様々に細分化されていて、実に苦労した。苦労しただけのことはあって、二次試験ではそつなく点を取れた。先生には感謝。



<12>フーダニットが嫌いな阿院先生

面白くて理科に詳しい阿院先生だが、推理小説に関する考察(7巻)では、やや偏りがあるようだ。理科という学問を推理小説にたとえたのだが、少々外している気がする。
阿院先生はホワイダニット(何故それをしたか)が好きなようだ。推理小説の要素には他にもフーダニット(誰がそれをしたか)、ハウダニット(どのようにそれをしたか)というのもあり、それぞれ「犯人」「トリック」という重大な部分を担当している。ホワイダニットは「動機」である。
まあ、そう目くじらを立てるほどでもないかもしれない。桜木と同じで、多少たとえが事実と反していても、やる気を起こさせることを優先しているのだろう。まずは東大合格。後に“二重目標”を提唱する阿院先生だが、ここで既に実践しているようだ。本来的な理科は事実をきちんと捉えなければならない学問であることは言うまでもない。



<13>ヘルプとサポートの使い分け

およそ作中で説明されていることに問題はないと思う。ただ、付け加えるとしたら、時にはヘルプも有効であるということだ。囲碁では「大場より急場」と言うが、その場しのぎとしてヘルプも手段の一つとして考えておかなければならない。長期的にやるのは望ましくないが、どうしてもというときには威力を発揮する。
例えば、ナイフや銃を持った人間に襲われているときには「HELP!」と叫ぶだろう。また、60年代のアメリカの話で、キング牧師のセリフがある。
「Let’s support her.」
このセリフは、官憲に不当逮捕されたローザ・パークスさんという人を支援しようというものである。このエピソードは有名なので、調べればすぐに出てくるだろう。
ここでキング牧師はヘルプではなくサポートという単語を使っている。まさしく彼女をサポートする運動を展開したのだ。ちなみに彼女が疲れていて立てなかったというのはどうやら間違いらしく、正確には「屈服することに疲れていた」のだそうだ。そんな勇気を持った彼女をキング牧師は信頼し、サポートしたのだった。
運動は400日近く続いた。やはり長期的なものである。



<14>自分を戒める桜木

8巻にて、桜木は「皆自分には常識があると思っているが、そんな簡単なものではない。」と言っている。これは実は自分に対する戒めの意味が含まれていたことがわかった。
普段は何かにつけて井野を馬鹿にする桜木だが、一回だけそうでなかった場面があった。それは、1巻でビンタされるシーン。流石にこのときは自分の非常識さを自覚して恥じ入ったと見える。指摘されるか痛い目を見ないと常識は身につかない。どちらで多く身につけるかは、環境その他、本人の謙虚さに左右されるだろう。
桜木がどこまで意識して言ったのかはともかくとして、自分への戒めの意味が込められていたのは間違いないと思うのだが、どうだろうか。



<15>追い読み

(その2)でも触れたが、追い読みは英語の基本。私の中学時代の英語教師は体罰を行うクズだったが、英語自体の指導は間違ってはいなかった。毎時間生徒に教科書を読ませる。これによって基礎的な英語力はついた。もっとも、トータルでは大きくマイナス。中学など行かずに家で両親の指導を受け続けていれば、もっとマシな人間に成長したと思うが、後の祭りだ。
「ドラゴン桜」を読んだとき、中学時代に川口先生のような教師がいたらなあ・・と思ったものだ。川口先生の指導は実に優れている。歌で英語を覚えるのも良いし、例文を100暗記するという方法は受験対策として実に優れている。私の高校の時の英語教師の一人が、よく歌を扱っていた。少々不真面目な生徒だったので、英語は3つとも欠点ぎりぎりだったが、彼女の授業は楽しかった。
受験英語といえば、「DUO」という単語帳が有名だ・・と思う。父親の指導で私はもちろん弟妹もこれを音読してきた。ここで“追い読み”が盛んに行われていた。高校3年生当時は、例文560のうち200番まで暗唱できた。慣れてくれば自分で出来るようになるが、最初は“追い読み”によって音読を繰り返していた。大人になって、自分が生徒を指導する立場になり、あらためて“追い読み”の効果がわかってきた。特に英語の成績が悪い生徒は“追い読み”でないとしょっちゅうとちる。英語の成績が良い生徒にも、最近は「ゆとり教育」のせいで“追い読み”が行われてないようなので、効果的だ。
“追い読み”の最大の利点は、教える側が難しいことをしなくてもよいということだと思う。だいたい複雑なマニュアルなど、実行困難だし役に立たない。簡単に成績を伸ばす“追い読み”は奨励したい。ただ、本来ならば私ごときが言うまでもないことで、当たり前に学校の授業で行われていなければならないことなのだが・・・。

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