佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 佐久間闇子の異世界紀行

<<   作成日時 : 2012/11/25 00:00   >>

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<旅行者>

◎佐久間闇子

◎山田太郎

◎八武死根也

◎維澄栞

◎アッキー





この日、いつものように佐久間はマンガを読んでいた。
タイトルは「彼方から」だ。横には「天は赤い河のほとり」が積まれている。

佐久間 「よし、我々も異世界とかタイムスリップで楽しもうではないか。」

本を閉じた佐久間は早速、奇妙な発言を開始した。

山田 「俺、これから買い物なんだけど。」

八武 「私は仕事が。」

維澄 「論文を書きたいんだけど。」

アッキー 「小説の更新が。」

佐久間 「大丈夫。日帰りだから! パッと行ってサッと帰るから!」

言葉が通じない。
“界目”の力で5人は飛ばされた。



〜セブンシーズの世界〜


佐久間 「さて、まずは腹ごしらえだな。」

そこらへんの果物が採集された。

アッキー 「ぎゃあああ、ゴキブリが!」

中には白いゴキブリが入っていた。
しかし慌てているのはアッキーだけだった。

佐久間 「生きているゴキブリはとっても美味しいし、死んだら食べれば凄く美味いじゃないか!」

八武 「ん、悪くない。」

山田 「一応、火ぃ通さねえか?」

維澄 「そうね。」

良識ある2人は火を起こして果物を焼いた。
そしてゴキブリごと食べた。

佐久間 「アッキーは食べないのか?」

アッキー 「うう・・・。」

佐久間 「そう言えば、『クッキング・パパ』で牡蠣嫌いの話があったな・・・。・・・知ってるかアッキー、ゴキブリは陸のミルクと呼ばれているんだ。とっても栄養価が高いんだぞ。」

アッキー 「そんな話は信じません。」

佐久間 「人間は信じたいことしか信じないということか・・・。唯物論的だ。なぁ栞。」

維澄 「同意を求めてもらっても困る。」

山田 「まあ日帰りだし、食わなくても死なないだろ。」

佐久間 「さて、探検しようぜ。」


2分後、アッキーが水に落ちた。


アッキー 「ぎゃああああ!」

八武 「巨大ウツボカズラか。放っておくとアッキーは溶かされてしまうだろう。」

アッキー 「見てないで助けて!」

佐久間 「安心しろアッキー! それはウツボットだ! ポケモンは友達、恐くない!」

アッキー 「そ、そうか、これはウツボット・・・! も、萌え・・・!」

ポケモンに出会ったのは、いつ頃だっただろうか。
ウツボットの名前をオニウツボと勘違いして覚えていた、ちょっぴり恥ずかしい記憶を思い出していた。

アッキー 「ぶくぶくぶく・・・・」

山田 「何やってんだお前ら! 助けんか!」

何事かと思ってやって来た山田がアッキーを助けた。
既に下半身が溶けかかっていた。

佐久間 「なかなかの消化力だな。」

八武 「そうだねぃ。」

ドクターは消化液を採取した。


アッキー 「ううう、もう帰りたい・・・・。」

佐久間 「焦るなよ、まだ旅行は始まったばかりだぜ。次はアッキーの好きな、わくわく動物ランドだ。」

“界目”が発動し、5人は次の世界に飛ばされた。



〜エデンの檻の世界〜


アッキー 「アンたんはどこですか!」

山田 「急に元気になりやがった・・・。心配して損した。」

八武 「むしろ施設に行きたいな。」

維澄 「あ・・・?」

何かに気付いた栞。
彼女の視線の先を見ると・・・

佐久間 「!」

アンドリューサルクスが現れた。

アッキー 「わーい、アンたんだー ぎゃああああああああああ!!」

どうやら食べられてしまったようだ。
とりあえず残る4人は逃げることにした。

途中の入り江で、4人はバシロサウルスを目撃したが、あまり興味が無かったので見物しなかった。



3時間後。
火を起こして囲んで座る4人の前に、血まみれのアッキーが戻ってきた。
その全てがアッキーの血液である。

アッキー 「いやー、すいません。アンたんと食(あそ)んでいたら、つい時間を忘れました。」

佐久間 「満足したか?」

アッキー 「え、まだバシロさんと、アルゲンタビスと、ギガントピテクスが・・・」

山田 「バシロサウルスなら入り江で見かけたぞ。」

アッキー 「え、ズルい! どうして私に報せてくれなかったんですか?」

佐久間 「お前はアンドリューサルクスと遊んでたんじゃねーか。」

アッキー 「じゃ、今からでも行きましょう。レッツ、バシロさん!」

佐久間 「それよかティタニス見に行こうぜ。」

アッキー 「嫌あああ! あの鳥は根源的な恐怖を煽るから嫌あ!」

佐久間 「安心しろアッキー。あれはチョコボだ!」

アッキー 「え・・・?」

このとき、アッキーの脳内で転換が起こった。
元々アッキーは恐怖と萌えが結びつきやすい精神構造をしている。

アッキー 「ああ、何か可愛く思えてきた! 何故だ!」

山田 「ホント何故だよ。」


ティタニス 「タスケテー♪」「タスケテー♪」「タスケテー♪」「タスケテー♪」「タスケテー♪」


アッキー 「か、可愛い・・・!」


ティタニス見物の後、1匹を捕らえて丸焼きにして食べた。
あんまり美味しくなかった。



〜進撃の巨人の世界〜


佐久間 「さて、とりあえず壁の外なわけだが。」

山田 「危険じゃねえか!」

八武 「この世界に危険でない場所など無いよ。」

維澄 「恐いなぁ・・・。」

アッキー 「では早速ですが、壁はどっちですか?」

佐久間 「知らん。」

八武 「わからん。」

維澄 「あ、女型巨人が来た。」

佐久間 「お前こそ女型の中身みたいな顔して・・・・・あ、ホントに来てるし。」

地響きを立てて、女型巨人が近付いてくる。

山田 「・・・ヤバい。」

八武 「おい、戦闘準備。」

山田 「お、おう。」

4人は散開して女型巨人を囲んだ。

そのとき、隠れていることに耐えられなくなったチキンハートのアッキーが飛び出してきた。

アッキー 「むぎゅう!?」

踏み潰された。

佐久間 「アホか、あいつは・・・。まぁいい、それより我が身だ。いくぞ!」

山田 「ああ。」

女型巨人は知性がある。
あまり迂闊には動けない。

そこで佐久間は中距離攻撃を放つことにした。

佐久間 「気・円・斬!」

アッキー 「佐久間さん、世界観を壊さないでください!」

踏み潰されたアッキーが叫んだ。

佐久間 「お前が一番世界観を壊しとるわっ!」

そう言いながら佐久間は気円斬を7つ放った。
巨人のサイズでは避けられない。無理やり避けたら、そのときこそ総攻撃のチャンスだ。

しかし女型巨人は、いったん巨人モードを解除し、気円斬をかわしてから再び巨人モードに戻った。

ジャキーン!

佐久間 「チッ・・・グラノ戦術か・・・!」

焦った佐久間に、女型巨人の拳が迫る。

佐久間 「かはっ・・・熱っ・・・!」

熱い精液を注ぎ込まれたときは多分こんな顔をするのだろうという表情で、佐久間は後方へ吹っ飛んだ。
鼻血が出ていた。

山田 「佐久間!」

佐久間 「私のことは気にするな!」


維澄 「はあっ!」

持っていた剣で、栞は左足を切り取った。
底にアッキーがこびりついている。

維澄 「熱っ、あつっ、あつっ!」

左足ごとアッキーを運びながら、栞は死根也へパスした。

八武 「あっつ! うわ、やべ、あっつ!」

次に山田にパスが回った。

山田 「うお! めっちゃ熱い!」

佐久間 「剥がせ!」

大雑把な感じに、佐久間はアッキーを切り取った。
放っておけば左足は消滅するのだが、佐久間は切り取るのが好きだった。

アッキー 「痛い痛い痛い!!」

とても痛い目に遭ったので、次の世界に行くことにした。

アッキー 「待ってください! せっかくだから、リヴァイ兵長に足蹴に!」

山田 「やめとけ・・・。いろんな意味で。」

アッキー 「ここまで来たのに!」

佐久間 「一歩も進んでねーよ。」

アッキー 「足蹴! 足蹴! 足蹴!」

しかしアッキーの意向は無視された。



〜漂流教室の世界〜


佐久間 「ほらアッキー、怪虫が来るよ。機嫌直せ。」

アッキー 「ジュニアの方じゃないですか! 私は親怪虫でないと萌えないんですよ!」

八武 「そうそう、虫と言えばさ。セブンシーズの世界で変な虫に刺されてからというものの、体の中で虫が蠢いてる感じがするんだけど、どうしようか。」

アッキー 「嫌あああああ!!?」

山田 「お前なら手術で取り出せるだろ!」

八武 「だから、取り出すべきかどうかを問うてるのだ。」

山田 「今すぐ取り出せ!」

佐久間 「じゃ、焼いて食うか。」

アッキー 「えええ、また食べるんですか?」

佐久間 「だって、未来オニヒトデは美味しくないって評判だし。」

維澄 「よく火を通せば、いけるかなぁ・・・?」

八武 「いけるいける。」

山田 「やめといた方がいいと思う。」

維澄 「とりあえず、怪虫ジュニアから逃げないか?」

佐久間 「あ、すっかり忘れてた。しかし栞、ここは逆に考えるんだ。」

そう言って佐久間は、掃除機で怪虫ジュニアを集め、熱した油に放り込んだ。

アッキー 「か、怪虫の、唐揚げ!」

佐久間 「そのとーり!」

八武 「試行錯誤だぁ!」

アッキー 「ちゃんと火ぃ通ってますか?」

佐久間 「うん、いける・・・うわ、痛っ、まるでレム・コンドリアだ! くたばれ!」

変な消化液が、生き残っていた怪虫ジュニアを溶かした。
怪虫ジュニアよりも佐久間の方が恐いと思った。

佐久間 「くそ、食った気がしない。労力に見合うだけの量が無かったな。失敗だ!」

八武 「試行錯誤に失敗はつきものさ。」

佐久間 「仕方ないな。未来キノコでも喰うか。」

維澄 「未来人類になったら、恐慌の大蛇に食われるよ。」

山田 「それ以前の問題のような・・・。」

佐久間 「誰が口で喰うと言った。」

すると佐久間は左手を変形させて、未来キノコを取り込んだ。

佐久間 「不味い!」

山田 「何で左手に味覚あんだよ・・・。」

左手を禍々しく変形させた佐久間は、触手を伸ばして未来オニヒトデの生き血を啜り始めた。

佐久間 「うーん、デリシャス。」

山田 「ホントかよ。」

干からびた未来オニヒトデが落下。
佐久間は満腹した顔で息を吐いた。

佐久間 「さ、みんなも私の真似をしてキノコを食え! この世界で生き延びようではないか!」

山田 「お前しか出来ねえよ!」

佐久間 「我々は、未来へ蒔かれた種なのだ!」

山田 「やかましい。もう帰るぞ。」

アッキー 「あの、帰る前に親怪虫と遊びたいんですが。」

山田 「やめとけ・・・。あらゆる意味で。」

アッキー 「椅子になれば大丈夫です。今際の国のアリス君もやってたじゃないですか。」

山田 「どこから出てくるんだ、その自信は。」

八武 「怪虫は砂になるからねぃ。私としては、後に残るサンプルを集めたいんだが。」

維澄 「遊ぶなら、レジャーランド天国はどうだろう。」

佐久間 「どれも良い案だな・・・。しかし日帰り旅行で、あまり時間も無い。初心に帰って轢き逃げゴッコは?」

山田 「今すぐ帰ろう。これ以上、頭がおかしくならないうちに。」

アッキー 「まぁ、そうしましょうか。」

佐久間 「何だと?」

維澄 「いいんじゃないか。ほら、合言葉・・」

佐久間 「ああ、なるほど。」

八武 「流石しおりん。」





こうして、私たちの日帰り旅行は終わりました。

みんな 「「「「「ただいま。」」」」」

合言葉は“ただいま”。
良い言葉です。




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2014/08/03 05:00

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
白龍「日帰り旅行、お帰りなさい。しかし、行くには勇気のいる場所ばかりでしたね。」
パルナ「パルナ達が旅するなら、邪魔な怪物とかは全部破壊するよ。」
白龍「世界観を壊してはいけません。」
千花 白龍
2012/11/25 16:58
>千花白龍さん
ただいまでございます。4つの世界をプチ旅行して、リフレッシュ(?)してきました。
さーて、小説、小説・・。

佐久間「憩いの湖のようにフリートークをやろうと思っていたが、何故か旅行になった。」
山田「ホント何故だよ。まぁ楽しかったからいいけど・・。」
アッキー
2012/11/25 22:49
おかえり〜〜〜♪♪♪
楽しかったです!(^0^)!
また、どこか日帰り旅の土産話をよろしく
そうそう、最近山田さんそっくりな少女漫画を見かけましたよ
主人公とその友人を足すと山田さんそっくりに感じます。
主人公がまっちょで顔がどうみても少女漫画でなく、その友人はニヒルでシビアで友人の方が少女漫画の主人公顔なんですが・・・全国の多くの本屋さんが読んでほしい少女漫画のひとつだそうです
きむらのほうし
2012/11/28 14:42
>ほうしさん
無事に異世界から帰ってまいりました。(←無事か?)
次はどこの世界に行きましょうか・・。それぞれの世界をもっと冒険してみたくもありますが。

佐久間「ほほう、山田そっくりな奴か・・・。タイトルは何だ?」
山田「俺って、ニヒルでシビアなのか? 顔はごつい方だと思うけど。」
佐久間「ああ、ニヒルでシビアだ。間違いない。」
八武「我々の方が享楽的だねぃ。」
山田「その対比ならわかる気もするが・・・。」
佐久間「次は少女マンガの世界を重点的に旅しようかなぁ。」
アッキー
2012/11/28 16:41
山田さんにおすすめ・・・タイトルは「俺物語!!」
主人公は顔も身体もごっついですよ
作画 アルコ
原作 河原和音
です〜〜〜

異世界・・・もちろんどこでも楽しみですが、山田さんが行ってもいいかなと思うところなど?
きむらのほうし
2012/11/29 15:51
>ほうしさん
紹介ありがとうございます!
「俺物語!!」ですか。タイトルからして直球な感じですね。
次の旅行計画も着々と立てられております。

佐久間「ごつい男は好きだ。そして真面目で誠実なのがいい。」
山田「お前には何ひとつ当てはまらない特徴だな。」
佐久間「人は自分に無いものを求めるのさ。」
山田「行ってもいいと思える世界か・・。逆に言えば、どうしても行きたくない世界って思いつかないな。」
アッキー
2012/11/29 21:59

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