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zoom RSS 人類の発生は偶然か?必然か?

<<   作成日時 : 2013/11/04 00:25   >>

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人類の発生は、単一起源説と多地域進化説に分かれていたが、どうやら多地域進化説が優勢になってきた。
世界の様々な場所で“人類”なるものは発生し、その中の一系統が生き延びて、それが今の我々に連なる系統だということだ。

私が学生時代は、まだ学校では単一起源説が教科書に載っていた。
猿から猿人へ、原人へ、ネアンデルタール人へ、クロマニヨン人へ、そしてホモ・サピエンスへ進化したと、長らく私も思っていた。

ところが、クロマニヨンとネアンデルタールは別系統であり、ネアンデルタール人は滅びてしまったという。
しかし一部では交配もあったことが、遺伝子の解析で判明しており、完全に“滅びた”とも言いがたいようだ。

こうした新事実は、私を少なからず驚かせると同時に、情報の確からしさについて疑う感覚を養った。
自分の得た情報は、いったんは鵜呑みにするべきだ。しかし、新たな知見が出てきたときには、古い知見に固執するのではなく、それぞれを照らし合わせてみるのが誠実なのだろう。

ちなみに、いわゆる“純血種”というのは黒人であり、それを知ってショックを受けた白人の研究者も少なくないとか。
純血か混血かというのは優劣とは違うのだが、そのあたりは奴隷制など薄暗い歴史が絡んだ感覚かもしれない。

更に驚くべき情報を最近になって得ることになった。
孤島のような極めて狭い地域で、“人類”が発生し、滅んでいたというのだ。

そんなにも容易く、“人類”というのは発生するものなのだろうか?

もちろん容易くはないわけだが、私の従来の感覚では、人類というのは進化の過程で偶然、奇跡的に発生した種族であるという規定が根強い。
そのレベルからすれば、最近の発掘調査による新たな事実は、容易いと感じてしまっておかしくなかった。

これからは“人類”の定義も、より多角的かつ精密に考えることになるのだろうが、私の一番の興味は、それとは別にある。

この地球に、人類が発生する条件は、どの程度の必然性を持っているのだろうか?

偶然の要素は否定できない。それこそ個人レベルで考えれば、偶然に偶然を重ねた発生だ。
しかし、大局的には必然の枠が存在していて、その要素も思っていたより大きいのではないかと思う。

例えば、金星では地球のような生物が発生していない。
“地球上”というのは一定の枠であり、枠であるということは必然性があるということだ。

かつて、もしも恐竜が滅んでいなければ、恐竜人間が生まれていたかもしれないという言説が、考古学を賑わせた。
バージェス頁岩から見つかったカンブリア紀の奇妙な生物などについても、やはり同じことが言われた。

確かにロマン溢れる説だ。
もしかすると三つ目人間が生まれていた可能性もあると思うと、童心に返ったように昂揚してしまう。
ましてやオパビニアのような五つ目ともなると、どんなメガネをかけるのだろうと思ったりする。

ところが、どうも恐竜人間などは、いくら歴史を繰り返しても発生しないのではないか・・・そういったSFチックな生き物は、地球環境の必然性の枠外にあるのではないか・・・そんな物悲しい結論に傾きつつある。

しかし、人類の発生については、必然だということは明るい気分にさせてくれる。
全くの必然ではないものの、どうやら全くの偶然でもないようだ。

そうなると、必然の要素と偶然の要素が、どのような配分で作用しているのか、そうした探求に今度はロマンを感じることが出来るのだ。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
中学生のとき、社会科の授業で、人類最古はアウストラロピテクスと教わった記憶があります。でも、その説も覆っていると聞くと、社会人になってからも勉強することの大切を知ります。
恐竜が絶滅したのも、人類が誕生したのも、やはり偶然より必然と思ったほうが納得できます。
人間も一応は動物ですが、ほかのライオンやタイガーと違い、なぜ人間だけが、他の動物とは比べ物にならないくらい知能が発達したのか。不思議です。
ほかの動物も進化しても良さそうですが、今のところ人類を脅かすような存在の生物はいません。
そうなると、大宇宙の意志なのだろうかと、いろいろ考えます。大宇宙自体が大生命体で、すべてを突き動かしている「根源の法」が存在するとしたら?
宇宙と人間を探究するのは、旅にも似て一つのロマンです。

ブラックホーク
2013/11/04 21:25
>ブラックホークさん
発掘が進められていき、次々と新しいことが判明していく考古学。学校で習ったことや、かつての専門書などが、だいぶ覆されてきました。
恐竜に羽毛が生えていた説などは、かつてはトンデモ学説だったのが、今では有力になってきていると聞いてビックリした覚えがあります。
人間の知能の発達は、人類学における最大の謎のひとつで、どうやら脳科学と結びつくことで解明されつつあるようです。まだ謎が多いのですが、それについても書いてみたいですね。
人類の祖先は、道具と火を使うことで、襲って来る肉食獣に対抗し、獣を狩ってきた・・・この地球上で、人類の天敵と言える他の生物種は、強いて挙げても細菌やウイルスくらいで、それらにも人類は対抗してきたことを考えると、人類の天敵は人類自身なのかと思えます。環境を破壊したことで、最も苦しんでいるのは、やはり人類なのではないでしょうか。
他の生物に脅かされないからこそ、自ら滅びの道を辿ることがないように、知能というものは存在しているのだと思いたいです。その知能ゆえに環境へ悪影響を与えてきた人類ですが、知恵を捨てるのではなく、知恵を徹底することで乗り越えてこそ、人間はロマンを描けると思います。
アッキー
2013/11/05 00:12

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