佐久間闇子と奇妙な世界

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<<   作成日時 : 2014/02/28 00:05   >>

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最近どうも、精神病の薬の危険性を訴える言説を、(嫌でも)よく目にするようになった。
あまりに目にすることが多くなったので、気分がマシなときに幾つか読んでみた。

なるほど、薬剤に関して良からぬことが起きているのは、よくわかる。
しかし、薬を全否定するような言説は、率直に言えば気持ち悪い。
そんなことを言われたら、不安や恐怖が増してくるばかりだ。


ちゃんと適量の薬を処方されている人もいて、そうした場合は有効成分が非常に少ない。
有効成分が多ければ多いほど、副作用が大きくなるからである。

そもそも精神疾患に特効薬など存在しない。
精神を安定させる環境を整えることが最大の治療であり、薬剤は極めて補助的にしか役に立たない。
なので、薬剤の過剰投与に反対するのは当然である。

しかし、薬剤そのものを否定するような拙劣な言説は、精神を不安にさせて、薬の効き目を悪くする。
僅かな効き目でも、プラシーボ効果あればこそ安定するのであって、それを破壊するような言説は、更にはノーシボ効果を引き起こし、副作用を強化する。

そうなった人に対して「それみたことか、やっぱり薬は危ないんだ!」と、鬼の首でも取ったように言うようであれば、それはもう拙劣どころか愚劣の極みである。


極端な例、あるいはセンセーショナルなタイトルで、薬剤への不安を掻き立て、それのフォローに対して無頓着。
そんな言説が多すぎて、吐き気がする。

確かに、薬剤の過剰投与は危険だ。
拙劣な診断に、企業の利益・・・そうしたもので、1日50錠もの薬を飲まされている人もいるという。
こうした現実は、今すぐにでも変えなければならない。

だが、その際に、別な犠牲を出すようでは、間違った診断よりも拙劣で、利潤を追求する企業よりも愚劣だ。
それが善意から来るものでれば猶更である。地獄への道は善意で敷き詰められているとは、よく言ったものだ。

きちんと薬を飲み続けなければ、気分が悪くなったり、体調がおかしくなったりする。
それを「禁断症状だ!」と言って、不安を煽る人々は、どういった神経をしているのだろうか?

こうして薬剤バッシングに否定する意見を持ちながらも、内心は恐くて仕方ない。
少し体調が悪くなったり、気分が落ち込んだりしたとき、「まさか薬の副作用では・・・?」と思ってしまう。
そうやって恐怖や不安を絶え間なく感じていると、ますます病状は悪化する。

ただでさえ普段から、絶えず副作用に対する不安はあるのだ。
そこへ薬剤バッシングが加わるのだから、もう酷い。
「読んで止める薬」とか何とか(正確なタイトルは忘れた)いう本も出てるらしいが、「読んで病める」の間違いじゃなかろうか。タイトルを見ただけで胃がキリキリと痛くなった。効果てきめんだ。


よく売れる週刊誌の記事というのは、タイトルで「えっ?」と思わせ、内容で「ふむふむ」と思わせ、読後に「なあんだ」と思わせるものだ・・・・・・ということだが、なるほど納得である。
詳細を読んだ言説は「週間●曜日」に載っていたものであり、私は読後に「何だ、この程度か」と思ったものだ。

もしかすると内容は細部に配慮したものになっているのかな・・・と、淡い期待はあったのだが、予想を下回って酷かった。過剰投与で苦しんでいる人をネタにして、いい商売しているものだ。

雨宮さんが落ち込んでからというものの、「週間●曜日」は以前のような劣悪さが前に出てきたようである。
以前に別ジャンルの記事に寄せられた投書にも、「思想的には賛成でも、この書き方は酷いんじゃないか」というものがあり、その投書の方がよほど精緻な文章だと感じた。


酷い現実がある以上、薬剤バッシングをするなとは言わないが・・・するとしても、最低限の配慮は欲しい。
精神病者への差別が「キチガイ」から「ヤクチュー」に変わるだけでは、何ら事態は改善していないのだ。



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