佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘迷宮 58   決死行 (後編)

<<   作成日時 : 2014/06/11 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



外側の喧騒とは対照的に、内側は静かだった。
ドリーが目覚めたのは自分の部屋。見慣れた内装。見慣れた壁と天井、電気スタンドとクローゼット。
次第に目に映る景色が、今を現実だと認識させる。滲み出るように悲しみが脳髄に広がる。

「どうして・・・・・・?」

嫉妬、だった。

「どうして・・・・・・?」

自分が“女の子”であることが恨めしかった。

「オレ、は!」

男の子は、どこへでも行ける。秘密の王国を作り、地の底までも歩いていける。
女の子は、どこへも行けない。化粧の代わりに秘密を塗りたくり、部屋を飾る。

「わたし、は。」

暗がりの中に、天使が見えた。

「あなた、は?」

景色が灰色に染まる。



◆ ◆ ◆



ダンジョンの奥底は、ディティールこそ表層と変わりないものの、違った景色に見えていた。
初めてダンジョンに潜る薫はもちろん、マサキも普段とは違う空気を感じていた。

パラコンと久藤は落ち着いたもので、チーズクラッカーと葡萄ジュース(※彼らは未成年なのでワインではありません)で栄養補給をしながら2人を迎えた。

あらためて薫が作戦の詳細を詰めて、4人はダンジョンを進む。
初対面の間柄もあるので、何となく無言になってしまう。

(近くで見ると、やっぱシンヤと似た雰囲気あるな。)

久藤を見て、マサキは思った。
そもそもマサキが久藤に興味を持ったのは、アジアリーグチャンピオンというだけではなく、親友と似た危うい空気を感じたからだった。間近で見ると、いっそう濃い空気を纏っている。

(・・・シンヤと同じ、白い闇だ。)

平坂という親友の存在も、自分とシンヤの関係を想起させる。
どう考えても正反対の性格でありながら、無二の親友であるという。

そう言えば、武藤遊戯と城之内克也も、およそ接点が無さそうな性格でありながら親友だ。
デュエルモンスターズには、相反するものを結びつける作用でもあるのだろうかと、マサキは思った。


「ところで、みんなには好きな女の子とかいるのかな?」


唐突に薫が尋ねた。


3人は一瞬真顔になって同時に薫を見た。

(答えにくい質問をしてくるな、この子は・・・。)

マサキは冷汗を流す。

沈黙が続くのも気まずいが、この質問は下手に答えられない。
どうにか上手い答え方はないかと考えると同時に、誰から言い出そうかという問題もある。

「そう言う薫さんは、どうなんですか?」

久藤が微笑んで切り替えした。
マサキは心の中で感謝する。

「え、私? まあ、ねえ?」

照れて誤魔化すように笑う薫を見て、マサキの心は攻撃表示になった。

「もしかして、さっきのメンバーの中に、意中の人がいるとか?」
「・・・・・・。」

薫は沈黙する。
しかし表情と態度は雄弁だ。

「佐助さん・・・」
「っ!?」

薫はマサキの観察眼に少なくない恐怖を覚えた。
しかし単に、マサキはスターのメンバーで、他に佐助しか知ってる名前がなかっただけだった。

「・・・とは、どういう関係?」

ちなみにマサキは、少なからず薫にも好感を抱いている。惚れているというほど深入りはしてないが、彼女に対する欲情を押さえる為に久藤の方を観察していたと言えなくはない。

(とりあえず、おちょくろう。)

ドリーと悲痛な別れを経験したばかりのマサキは、たとえ悪意が無いとわかっていても意趣返しがしたくなったのだ。
しかし返ってきた言葉はマサキを少なからず驚かせた。

「それは大学の同級生だよ。」
「うん・・・?」

確か佐助という男は、闇のスタッフを蹴散らしていた、いかつい男のはずだ。
どう見ても彼は10代には見えなかった。

「・・・あの、もしかして、年上だったりします?」

急に言葉遣いを改めて、マサキは瞼を小刻みに動かした。

「私は22歳だよ。」
「マジでございますか?」(てっきり高校生だと思ってた・・・。)

しかし年上だからといって、おちょくらない理由にはならない。(マサキの中では)

「・・・で、佐助さんとは――」
「ちょっと待って。」

薫は闇の気配を感じて足を止めた。


「はろぉう、えぶりわんっっ!」


何故か四角い眼鏡をかけて、デイビッド・ラブが立っていた。
そして、サングラスをかけたレジー・マッケンジー、ローブを纏った小森彩也香、ネコミミと首輪をつけて杖を持っている波佐間京介が現れた。

「は、波佐間・・・??」

変わり果てた姿の戦友に、マサキは動揺を隠せない。
おそらく月島泰斗の仕業だと察知し、怒りが湧いてきた。

「フフ・・・・・つまり要するに、ここを通りたければ・・・・・・デュエルで通れ、ということです・・・・・・・・・。」
「わかったぜ、波佐間。俺もデュエリストだ、つべこべ言わねえ。」

マサキと波佐間がデュエルディスクを展開するのは、殆ど同時だった。

「もちろんMeは、セージとだネ!」
「少しは面白くなりそうじゃないですか。」

陽気さの増したデイビッドと、楽しげに笑う久藤も、デュエルディスクを展開する。

「ふっふっふ、私は薫さんとだね♪」
「・・・・・・。」

彩也香の纏うフードから、闇がほとばしる。
逃れ得ない闇の瘴気を前にして、薫はディスクを展開する。

「ということは必然的に、私はパラコンボーイを相手するわけね・・・。」
「何でガッカリしてんだよチキショオ!」

怒りのパラコンはデュエルディスクを展開する。
レジーも笑って同じ行動を取る。


そこへ月島泰斗の放送が入った。


《ふほほほほ! よく来たねデュエリスト諸君! 決して逃れられぬ闇のデュエルを始めた君に、この私が特別サービスで、とっておきの情報をプレゼントしよう! その4人の首には《破壊輪》が仕込んでありぃ、負けると同時にドッカーン! だーい、ばーく、はーつ! となるわけだ!!》

「何だと!?」
「・・・っ!?」
「へえ・・・。」
「マジかよ!」

《相手を殺したくなければ、潔く敗北するがいい! まーあ、まともに戦っても勝つのは難しいがね! では健闘を祈る、ガッチャ! 幽鬼十代!》



- - - - - -



「「デュエル!」」


パラコンボーイ:LP8000
レジー・マッケンジー:LP8000



「この瞬間、デッキから《霧に閉ざされた闇の世界》を発動するわよ!」


霧に閉ざされた闇の世界 (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
自分がダメージを受けたとき、同じ数値分だけ、自分は回復し、相手にはダメージを与える。



「―――っ!」

パラコンは蒼白になった。

「フフ、どうしたの? 《ゴキブリ乱舞》でMPにダメージを与えて行動不能にし、引き分けでも狙うつもりだった?」
「チッキショオ!! 何だそのインチキカードはあああ!!?」
「“クイーン”が回収したのを使わせてもらってるわ。」



- - - - - -



「「デュエル!」」


久藤誠司:LP8000
デイビッド・ラブ:LP8000



「「この瞬間、デッキから!」」

「《終焉を導く闇の世界》を」
「《霧に閉ざされた闇の世界》を!」

「発動する。」
「発動す・・・・WHAT!?」


終焉を導く闇の世界 (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
各ターンのエンドフェイズに、このカードに終焉カウンターを1つ置く。
このカードに終焉カウンターが20個乗った時、このカードのコントローラーはデュエルに勝利する。



「デイビッドさん、何を驚いているんですか。予想される戦術に対策を立てるのは、基本中の基本・・・驚くべきことではないですよ。・・・ああ、この闇の世界は、鷹野さんが《うずまき》の効果で回収してくれました。」

「YOUのデッキは【六部衆】・・もとい、【天魔王1キル】のはず・・・!」

「そうです。“それを敵は知っている”ということを、僕は知っています。僕のデッキの弱点は、ライフポイントに対するダメージでしか勝利手段が無いこと・・・例えば《霊使いパラダイス》でも張られてしまえば、手も足も出なくなります。相手が霊使いを出してくれればコントロール奪取も出来ますが、それでも勝利は難しいですし、特殊勝利でも狙われたら手が付けられません。そこで、あらかじめフィールド魔法を張っておき、なおかつ特殊勝利も目指せば無駄がないわけです。・・・さて、僕の先攻、ドロー!」



- - - - - -



「「デュエル!」」


大河柾:LP8000
波佐間京介:LP8000



「デュエル開始時に、デッキから・・・・・《絶望を抱く闇の世界》を、発動します・・・・・。」


絶望を抱く闇の世界 (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
このカードは元々の攻撃力が2900の闇属性モンスターとして扱う。
自分フィールドのモンスターの攻撃力は、フィールドの表側表示のカード1枚につき300ポイントアップする。
このカードが墓地に送られたとき、ライフポイントの半分を支払ってフィールドに戻る。



「まさか、ウラノスのカードを・・・?」

実物を見たことはないが、話に聞くプラネットシリーズ“天王星”のカードに効果が酷似していた。

「そして、ボクの先攻・・・・・ドロー・・・・。フフ・・・・・デッキワンサーチシステムを、発動します・・・・・・・。」
「いきなりデッキワンかよ!」
「フフ・・・・まだボクも、死にたくはありませんからね・・・・・・・。《闇晦ましの浮遊要塞》、除外召喚です・・・・。」


闇晦ましの浮遊要塞 レベル10 闇属性・アンデット族・デッキワン
攻撃力2500 守備力4000
アンデット族が35枚以上入っているデッキにのみ入れることが出来る。
手札からこのカードを除外することで、このカードは「無敵状態」になり、いかなる効果も受け付けなくなる。
このカードが「無敵状態」のとき、自分フィールド上のアンデット族モンスターが戦闘またはカードの効果で墓地に送られたとき、攻撃力を30パーセントアップして特殊召喚する。



「げっ・・・?」

「フフ・・・・《邪神機−獄炎》、召喚です・・・・・。ターンエンド・・・・。」


邪神機−獄炎 レベル6 光属性・アンデット族
攻撃力2400 守備力1400
このカードはリリースなしで召喚する事ができる。
この方法で召喚したこのカードは、エンドフェイズ時にフィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在しない場合、墓地へ送られる。
この効果によって墓地へ送られた時、自分はこのカードの攻撃力分のダメージを受ける。



《邪神機−獄炎》 (破壊・再生/攻2400→3120)



- - - - - -



「まさか・・・ここまでの力の差が・・・っっ!」


薫:LP8000、手札10
場:TGハルバード・キャノン(攻4000)、シューティング・クェーサー・ドラゴン(攻4000)、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン(攻8000)、星態龍(攻4000)
場:光の世界(フィールド魔法)

彩也香:LP100、手札0
場:
場:夜に歌う闇の世界(フィールド魔法)






――――ここに集ったのは、絶望を知らぬ者たちだ。

どんな状況だろうと、決して諦めない。
膝を折ることがあっても、心を折ることはない。

しぶといとか、しつこいとか、そういった次元の話とは少し違う。
それを含んでいるにしても、それが全てではなく、本質でもない。


どんなに目を逸らしたところで、勝利への道筋が見えてしまうだけだ。





「《究極完全態グレート・モス》でダイレクトアタック!!」

レジー・マッケンジー:LP0


そう、パラコンボーイのデュエリスト能力は、『正規の手順で出された究極完全態で相手に戦闘ダメージを与えたとき、相手のライフを0にする』というものだ。
そして《霧に閉ざされた闇の世界》は、ダメージを無効化しているわけではない。
パラコンは3500のダメージと引き換えに、勝利を手にしたのだ。



「《アマゾネスの剣士》で《邪神機−獄炎》を攻撃!」


《アマゾネスの剣士》 (攻1500)

《邪神機−獄炎》 (攻11586)



マサキはデュエリスト能力を5回発動、そのたびに獄炎は攻撃力を30パーセントアップして復活する。
そして《アマゾネスの剣士》は戦闘ダメージを相手に反射する。

「フフ・・・・それで、正解です・・・・・・。」
「やっぱり波佐間、お前!」

かつてマサキは、《オレイカルコス・ギガース》による波佐間攻略法を編み出していたが、それは封じられた。
しかし、《アマゾネスの剣士》による攻略法は、いとも容易く思いつく―――竜堂眸の地下都市で見た実力から推測して、その程度のことは出来て当然だと、波佐間は考えた。


そして《時の飛躍》が《終焉を導く闇の世界》にカウンターを乗せる。

薫はシンクロモンスターで最後の一撃を入れる。



デュエルは終了した。



《ふははははははあ!! んあああああ、流石は一流のデュエリストたちだ! この月島泰斗、心から拍手を送ろう! だが、忘れてないだろうね、《破壊輪》を仕掛けたというのはハッタリでも何でもないのだよ!! さあああ、今日も元気にいってみよーーーっ!! ドッカーーーーーーンン!!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んん?》



「みんな、態度を合わせてくれて感謝するよ!」

出発前に薫が嵌めていた緑の手袋、それは《人造人間−サイコ・ショッカー》のものだった。
言うに及ばず、サイコ・ショッカーは罠を無効化する。
薫は白夜の力でサイコ・ショッカーの能力を具現化し、《破壊輪》の効果を無効にしたのだ!



◆ ◆ ◆



(あー・・・・なるほどねー・・・・・。)

地上にて、シンヤは感心していた。
その目は天井を見つめている。

(白夜の力を温存したのが、罠回避の為だというのはわかっていたけど、サイコ・ショッカーか・・・・。)

彼の双眼は、天井を見つめたまま動かない。

(まったく、自分の迂闊さにヘドが出そうだ・・・・・・。気付けよなァ・・・・・・・・?)

彼の肉体は、シュレッダーにでもかけたように、ズタズタになっていた。
肉の入った袋をブチ撒けたように、ドゥーギル邸の広間で血肉を広げていた。
その双眼は肉体から遠く離れて転がり、天井を向いて止まっている。

(あー・・・・僕としたことが、とんだ誤算だ・・・・・。やっぱり、僕は・・・・・)

彼の耳には、もう悲鳴や絶叫の類は聞こえない。

ゾーク暗黒禁術“降邪”は最強の召喚術だが、ゆえに、“停刻”や“逆刻”も不完全にしか扱えないシンヤが、完璧に扱えるはずもない。
《希望を託す者》の如く、ダメージを肩代わりする・・・言わば、《アマゾネスの剣士》や《リフレクト・ネイチャー》の逆。
4人分の《破壊輪》のダメージを引き受けたシンヤの肉体は、粉々に吹っ飛んでしまっていた。

(マサキが、迷いなく勝利を選んだのは・・・・・僕を信頼してくれているから、だと・・・思っ・・・てたけど・・・・・・)

しかしマサキが見ていたのは、薫の手袋だった。

(・・・・その前に、僕が薫さんの・・・・・実力を・・・信じてなかったのか・・・・・・?)

人格は信じるに足りる。実力も申し分ない。
しかし、どこかで“お人よし”だと思っていたかもしれない。
狡猾な罠に対して脆弱ではないかと、心配して、見くびっていたのだ。

(駄目だなあ・・・僕は・・・・・・・これじゃ、まるで、無駄死にみたいじゃないか・・・・・・・・。みっともない・・・・・・。)

ダメージを引き受けなくても、サイコ・ショッカーによって無効化され、解除されたのだ。
白夜の力はカードテキストのように四角四面ではなく、フレキシブルに応用が利く。
スーパーエキスパートルールのサイコ・ショッカーよろしく、罠を完璧に破壊してしまうことも出来るのだ。

(あ・・・・暗い・・・・・・・・・ 虚  無   が



◆ ◆ ◆



や っ ぱ り 僕  は


ふらすこの 中の 小人 だ った   よ




あ   
     あ


   ふ   ら すこ
                  が
                          こ
                            わ
                                  れ












   PHASEX   END

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「猿の惑星を八武院長の脚本で制作しよう」
火剣「パクリだろ」
コング「いや、パロディだ」
ゴリーレッド「ドリーは大丈夫か?」
コング「♪君たち女の子、GO!GO!」
火剣「久藤とシンヤ、雰囲気似てるか?」
ゴリーレッド「マサキとシンヤ。久藤と平坂か」
コング「薫は22歳なら葡萄酒で酔い潰し作戦」
火剣「無理だろう」
コング「好きな女子? 薫もいいな。僕の基準は私服を見て犯したいと欲情が湧くかどうかだ」
ゴリーレッド「延髄・・・」
コング「待て。これは哲学だ。水着姿で犯したくなるのが当たり前として」
ゴリーレッド「当たり前ではない」
コング「私服姿を見てその気にさせる女子こそイイ女」
火剣「確かにコートにマフラー姿でも惹き込む女はいる」
コング「薄着を見て裸にしたくなるのは当たり前だからな」
ゴリーレッド「だから当たり前じゃない」
火剣「前置きで800文字行きそうか。破壊輪とはどこまで月島泰斗は悪党なんだ」
コング「それより我らがシンヤはまさか無事だろうな?」
火剣「ローブの下は?」
コング「スッポンポン?」
ゴリーレッド「すっぽんと水槽に入るか?」
コング「泰斗か」
火剣「サイコ・ショッカー・・・シンヤはいかに」
ゴリーレッド「みんなに心配されている」
コング「薫をヒロインにして短編を八武院長が制作」
ゴリーレッド「テキトーに喋るな」
火剣獣三郎
2014/06/11 18:01
>火剣さん
それぞれに抱える痛みはあれど、敢えて明るく振舞う面々。しかし月島泰斗の謀略が、思わぬ結果をもたらしました。
マサキはまだ、地上で起こった惨劇を知らない・・・。

山田「まさか・・・? おい、早く医者を呼べ!」
八武「うーむ、粉々だ。」
佐久間「シンヤを嫌ってた連中は、さぞかし喜んでいるだろう。ざまあ見ろと笑ってる顔が目に浮かぶようだ。」
山田「それって、まさか本当に・・・。」
八武「医学的には駄目だねぃ。トリッキーは?」
佐久間「いても直さんよ。」
山田「・・・いやいやいや、ここで死ぬか?」
佐久間「死ぬときは死ぬもんさ。」
八武「湿っぽいのはシンヤも喜ばないだろう。私が脚本を書き、それを彼への供養としよう。」
山田「不謹慎だ。」
佐久間「そんなことはない。本当の意味で不謹慎なのは、故人の嫌悪することを行うことだ。自分を嫌ってた奴や見下してた奴には、一切何も言われたくないし、何もするなと思っているだろう。」
八武「ならば私は大丈夫かね?」
佐久間「大丈夫だ。」
八武「よし、ふんだんにエロスを盛り込んだ作品を目指そう。私服の喜びと至福の悦び。」
山田「上手いこと言ったつもりか?」
佐久間「優しく接してくれた人のやることなら、何でも嬉しいだろう。何だかんだでシンヤは、人間が好きだったからなァ。」
アッキー
2014/06/11 22:22
うわああああああああああああ!!!!あかん!こりゃ、あかん!!!超展開過ぎる!決死行ってそういうこと!?駄目駄目!こんなの絶対駄目!!
ドリーのところにチェルシーが現れた感じのする1カットや訳の分からない(いや、100%月島泰斗の仕業と分かるけど)波佐間君の姿とか、月島泰斗の卑劣な罠とか、色々色々あったけど、神邪が死ぬとか有り得んし!
月島泰斗の破壊輪は絶対にハッタリなんかじゃないのは分かっていたけど、これが結末…!?ただ、破壊輪を用いたのは月島泰斗が魔力か魔術かを使ってデュエルモンスターズのカードを具現化させたからなんだろうけれども、もしそうでなく普通の爆弾を使っていたらサイコショッカーであっても止められなかったと思うから神邪さんの行動は念には念を入れた二重の安全策であって結果を見ればそうかもしれないけど無駄死にでは決してなくなどと言う言葉は必要なくて、とにかくヤバい!救急スタッフの皆さん、こっちです!
千花白龍
2014/06/16 20:43
あれ?コメントが保留になった?取り乱してしまって、変な言葉を入れてしまったか…?
千花白龍
2014/06/16 20:44
>千花白龍さん
挑戦状を出している最中なので、「デュエル〜」で引っかかったようですね。
それはともかく、「決死行」をラストにフェイズ5は「シンヤ死す!?」でジ・エンドとなりました・・・。ここまで肉体が破壊されたら、もはや救急スタッフでも打つ手なしです。
実のところ、こうなるのは初期案の頃から一貫していました。これは変えちゃ駄目だろうと。(経緯は多少変わりましたが、結果は同じです)

山田「月島泰斗・・・本当に許しがたい奴だ・・・!」
佐久間「ネコミミとか?」
山田「それもだけど、そこじゃない。」
佐久間「ちなみに本物の爆弾だとしても、フレキシブルな“白夜の力”で解除していただろうなぁ。」
山田「それでも万が一のことがある。決して無駄死にでは・・・いや、まだ死んだと決まったわけでは。」
佐久間「それはどうかな。」
アッキー
2014/06/16 23:41

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決闘迷宮 58   決死行 (後編) 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
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