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zoom RSS 決闘迷宮 65.4   雲井忠雄の事情 (中編)

<<   作成日時 : 2014/06/22 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



気付いたときには、俺は伊月師匠に抱きかかえられていた。

『気が付きましたか。』



- - - - - -



どうやら師匠は既に中岸たちにも連絡を取っていて、連絡の付かない俺を探して探し回っていたそうだ。
薫さんの“白夜の力”で《ワクチンの接種》を具現化してもらい、俺は狂犬病から解放された。
確か狂犬病は、発症したら助からない病気だ。あいつら、何が“足止め”だ。殺す気まんまんじゃねーか・・・。

『彩也香は・・・彩也香はどうした!?』

『・・・・・・残念ながら、“奴ら”に攫われた可能性が高いですね。』

『奴ら!? また新しい闇の組織か!?』

『そのようです。“奴ら”は、“ちぇるしい戦隊チェック・メイツ”と名乗りました。』

『・・・・・・。・・・ちぇるしい戦隊?』

・・・何だろう。
何か、今までの敵と違う気がするぜ・・・。

『足止めを食らったのは、あなただけではないということです。何とか“ポーン”・・・アーリー・アリエルは捕獲しましたがね。しかし、他の駒に当たった“スター”の仲間たちは、全員さらわれてしまいました。』

『マジかよ・・・。そんな強いのか?』

『僕が戦った“ポーン”は、一番の格下でした。彼のデュエリスト能力は、“自分フィールドの闇属性モンスターの元々の攻撃力を1000ポイントアップする”というもので、レベルは2程度でしょう。』


闇鳴攻域(ダークキリアル) レベル2能力(所有者:アーリー・アリエル:カンサーA級49席)
自分フィールドの闇属性モンスターの元々の攻撃力は1000ポイントアップする。



『デュエリスト能力? 何だそれ?』

『おや、ご存じなかったですか。まあ、“デッキマスター能力”みたいなものだと思ってください。これから行くところには、そうした連中がウヨウヨいます。』

そう言いながら、師匠は俺の顔をじっと見つめてきた。
何だか知らねえが、俺も負けずに見つめ返す。

『・・・と言っても、あなたは行くつもりなんでしょうね。』

『当たり前だぜ! 俺は彩也香を助けに行く!』

『その心意気は買いますが、レベル2というのはデュエリスト能力の中では低レベルの方なのですよ。高位の能力者の中には、本社の腕利きが束になっても傷ひとつ付けられないようなデュエリストもいるのです。』

『だから、どうしたってんだ! そんなんで俺がビビるとでも思ったら大間違いだぜ!』

本当はビビってる。
ただでさえ、さっき殺されそうになったばかりだ。膝が震える。
これが命懸けの戦いだってことは、十分わかってる。

だがな、そんな恐怖なんてちっぽけなもんだ。
彩也香を助けたいって思いの方が、万倍でけぇんだよ!!

『そうですか。では、その覚悟、デュエルで示してください。』

師匠は殺気立った顔でデュエルディスクを展開した。
今まで師匠に勝ったことは一度も無いが・・・やるしかねえ!

『『デュエル!』』


雲井:LP8000
伊月:LP8000



『あなたと本気で戦うのは、これで2度目ですね。』

『前のときは本気出してなかったんじゃないのかよ。』

『僕は本気でしたよ? 途中からね。』





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
火剣「伊月師匠が助けなかったら、雲井忠雄はヤバかったってことか?」
ゴリーレッド「殺す気満々の月島泰斗軍」
コング「ちぇるしい戦隊チェック・メイツ?」
火剣「今までの敵とは違う気がするか。この直感はきっと当たっているのだろう」
ゴリーレッド「ちぇるしい、と言うからやはりチェルシーと関係あるか」
コング「いいね、いいね、好きな女のためならば、恐怖心もかき消す。愛する女を助けるために男は命も懸けられる。駆けめぐる青春だ。♪ビューティ、ビューティー、ビューティーペア!」
ゴリーレッド「ちょっと違うだろう」
コング「♪卒業ーまーでのー半年でー」
ゴリーレッド「歌はいい」
火剣「ここでデュエルをやってしまうのがデュエリストの発想だな」
コング「僕がヒロインとレスリングで愛を確かめ合うのと同じか」
ゴリーレッド「意味がわからない」
火剣獣三郎
2014/06/22 18:36
>火剣さん
頭を殴られていますし、危なかったかもしれません。殺す気は無いと言いながら、やることが綱渡りです。“スター”ならすぐに見つけるだろうと踏んだのかもしれませんが・・・。
彩也香が攫われたというに、じっとしてはいられない。とはいえ伊月も、はいはいと弟子を死地へ送るわけにはいきません。

山田「ちぇるしい戦隊か・・・。いつ聞いても、ふざけた名前だよな。」
佐久間「良い意味でな。」
八武「ギャグなのかね?」
佐久間「元ネタの連中は、軽犯罪である分だけタチが悪い。自転車のサドルを奪ったり、クラスから黄色と緑のチョークを盗んだり・・・。ちなみに守護神はレグベエル。」
アッキー「学生時代、チョークのレア度にランクがあると思ってました。緑のチョークってレアアイテムに見えましたよね。」
佐久間「あるある。」
山田「くだらなすぎて、逆に恐ろしくなってくる・・・。そういう匂いを雲井は感じ取ったのか。」
八武「恐怖心の種類は関係ないことにしよう。女の為に命を懸ける・・・これも男のロマン。」
佐久間「死根也にも大昔そういう時代があったんだよな。」
八武「そうだったかね?」
アッキー
2014/06/22 22:44

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