佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘都市 68   Tiger−]U 死のゲーム (中編)

<<   作成日時 : 2014/06/26 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



Chess is Death game.
Chess is Death game.

Queen must cover King.

Chess is Death game.
Chess is Death game.

King must cover Queen ?




◆ ◆ ◆



不思議な気分だ。
これまで不安定でドロドロしていたものが、落ち着いて収束してきている。
戦いの中でしか味わえない、心地良い戦慄だ。あるいは旋律。

ここにシンヤがいねぇのが残念だ。
同じ景色を共有したかった。
たとえ、“ブック・オブ・ザ・ワールド”で見ているのだとしても、この空気だけは味わえないだろう。




灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
???
???
???




「デュエリスト能力を発動するわ。《クラッキング》を発動するわ。《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》特殊召喚。」

タイガー:LP8000、手札5
場:
場:

チェルシー:LP8000、手札6
場:
場:灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド(フィールド魔法)





クラッキング (永続魔法)
フィールド上に存在するモンスターがカードの効果によって墓地へ送られた時、そのモンスターの元々の持ち主に800ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


バッド・エンド・クイーン・ドラゴン レベル6 闇属性・ドラゴン族
攻撃力1900 守備力2600
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上の永続魔法カードが3枚以上の場合に特殊召喚できる。
このカードの攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手は手札を1枚選んで墓地へ送り、自分はデッキからカードを1枚ドローする。
また、このカードがフィールド上から墓地へ送られていた場合、自分のスタンバイフェイズ時に、自分フィールド上に表側表示で存在する永続魔法カード1枚を墓地へ送る事で、このカードを墓地から特殊召喚する。




「・・・あん?」

手札が減ってないってことは、デッキから出したのか。
《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》も召喚条件を満たしてねえから、デュエリスト能力で出したわけだ。

いや、それより、この能力・・・。


「そして《ブラック・マジシャンズ・ナイト》を特殊召喚するわ。」


ブラック・マジシャンズ・ナイト レベル7 闇属性・戦士族
攻撃力2500 守備力2100
このカードは通常召喚できない。「騎士の称号」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。



「この効果で《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》を破壊するわ。ナイトメアワールド第一の効果、発動。」


灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
フィールド上に存在するカードが破壊されたとき、1枚につき800ダメージを相手に与える。
???
???



「させるか! それに先んじる形で、俺のデュエリスト能力を発動する!」

黒薔薇(ブラックローズ) レベル5能力(所有者:大河柾)
手札を1枚捨てることでフィールド上の全てのカードを破壊する。



《灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド》 (破壊)
《クラッキング》 (破壊)
《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》 (破壊)
《ブラック・マジシャンズ・ナイト》 (破壊)



フィールドを一掃したが、重苦しい空気は消えていない。
それは、これが闇のゲームだからというだけじゃない。

あの“闇の世界”は、これまでに見てきたものとは何かが違う。


「無駄なことをするわ。」


チェルシーが冷えた声で言い放った。
それで俺は確信を深めた。

シンヤから聞いたことがある。
自己再生する“闇の世界”のことを。


真・闇の世界−ダークネスワールド (フィールド魔法)
このカードは決闘開始時にデッキ、または手札から発動する。
このカードはフィールドを離れない。
カード名を一つ宣言する。そのカードはフィールド上に存在する限り、以下の効果が付加される。

「このカードを対象にする相手の魔法・罠・モンスターの効果を無効にする。」
この効果は決闘中に1度しか使えない。
このカードはフィールドから離れたとき、そのターンのエンドフェイズ時に元に戻る。
また、このカードの効果は無効化されない。



確か、こんなテキストだった。
デュエル開始時に発動し、フィールドを離れず、無効化もされない。
なのに何故、自己再生効果を備えているのか。

おそらくは、デュエリスト能力に対抗する為だ。

そしてナイトメアワールドも、どこか似通った名前。
となれば、ほぼ間違いなく自己再生効果を持っている。

・・・。
・・・・・・。

・・・だが、もしかすると。



タイガー:LP8000、手札4
場:
場:

チェルシー:LP8000、手札6
場:
場:灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド(フィールド魔法)




灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
フィールド上に存在するカードが破壊されたとき、1枚につき800ダメージを相手に与える。
???
???




テキストが伏せられたままになっている。
効果が適用されたんなら、テキストは明かされているはずだ。


「・・・・・・とんでもねぇ能力だな。今まで“闇の世界”の使い手は何人も見聞きしてきたが、ここまで相性抜群の組み合わせは無かった。流石はダンジョンマスターってか?」

「わたしにカマかけは通用しないわ。答え合わせしてあげるから、どうぞ明確に。」

「はん、俺を舐めるなよ。お前の能力は“チェス”だ。」

「・・・・・・。」

チェルシーの表情は動かない。
だが、表情が動かないってことは、逆に図星だ。
固まったってことなんだからな。


「今まで多くの能力を見聞きしてきたが、そん中でもベスト10に入る奇妙さだ。『チェスの駒の名前が付くカードを場に出すことが出来る』だろ・・・。時代との戦いってわけだ。」


つまりは、キング、クイーン(クィーン)、ナイト、ルーク、ビショップ、ポーン。
これらの名前が入ってるカードなら何でも、フィールドに出すことが出来る。

クラッ“キング”、バッド・エンド・“クイーン”・ドラゴン、ブラック・マジシャンズ・“ナイト”。
そして、“ナイト”メアワールド。

まるで脈絡の無い、これらのカード群に共通するもの。
そして、このダンジョンを徘徊するのが“チェスの駒”であること。
そして竜堂眸の配下なら、あの女と同じく、ヒントを散りばめておくのが趣味である可能性が高い。

・・・・・・これで正解のはずだ。


「そうよ、正解よ。」



全駒打ち(チェルシーメイト) レベル5+能力(所有者:チェルシー・チェック)
任意のタイミングで、あらゆる場所から自分フィールド上に、「キング」「クイーン(クィーン)」「ナイト」「ビショップ」「ルーク」「ポーン」と名の付くカードを場に出すことが出来る。




「本来わたしの能力は、1ターンに1度、それもメインデッキのモンスターに限られていたわ。それをクリムゾン・ドラグーン様が最大限までパワーアップさせてくれたわ。最高の気分だわ。」

チェルシーの奴、笑ってやがる。
ああ、わかってるさ、その理由もな。

「死刑宣告は自らの口で言わせるに限るわ。《クラッキング》発動。《ブラック・マジシャンズ・ナイト》特殊召喚。」


《クラッキング》 (破壊)


「・・・手札から《ハネワタ》を捨てて、ダメージを0にする!」

手札に《ハネワタ》が無ければ即死だったぜ・・・。
何つう攻撃能力だ。


「《おジャマ・ナイト》と《おジャマ・キング》を特殊召喚するわ。ターンエンド。」



タイガー:LP8000、手札3
場:
場:

チェルシー:LP8000、手札6
場:ブラック・マジシャンズ・ナイト(攻2500)、おジャマ・ナイト(守2500)、おジャマ・キング(守3000)
場:灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド(フィールド魔法)




おジャマ・ナイト レベル5 光属性・獣族・融合
攻撃力0 守備力2500 「おジャマ」と名のついたモンスター×2
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、使用していない相手のモンスターカードゾーンを2ヵ所まで指定して使用不可能にする。

おジャマ・キング レベル6 光属性・獣族・融合
攻撃力0 守備力3000 「おジャマ・グリーン」+「おジャマ・イエロー」+「おジャマ・ブラック」
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手のモンスターカードゾーンを3ヵ所まで使用不可能にする。




くそっ、これで俺はモンスターゾーンが使えなくなっちまったわけだ。
デュエリスト能力で破壊したところで意味が無い。すぐに同じモンスターが戻ってくる。



「俺のターン、ドロー!」


「ここで《ブラック・マジシャンズ・ナイト》を特殊召喚するわ。死ねえ。」

チェルシーが不気味に笑う。
ただならぬ敵意だ。

驚いてるわけではない。
この敵意は、放たれこそしてなくとも、最初からチェルシーの中に存在していた。

それが万人に対するものか、俺個人に対するものなのかはわからねぇが・・・。


「俺は《ハネワタ》を捨ててダメージを0にする!」

「チッ・・・流石だわ。引きが強いわ。」

そう、今のドローで引き当てたものだ。

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」



タイガー:LP8000、手札2
場:
場:伏せ×1

チェルシー:LP8000、手札6
場:ブラック・マジシャンズ・ナイト(攻2500)、おジャマ・ナイト(守2500)、おジャマ・キング(守3000)
場:灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド(フィールド魔法)




「わたしのターン、ドロー! 《ブラック・マジシャンズ・ナイト》を特殊召喚するわ。伏せカード1枚を破壊するわ。」

「チェーンして《レインボー・ライフ》を発動、手札1枚をコストに、全てのダメージを回復に変換する!」


タイガー:LP8000→8800


「・・・ターンエンド。手札を1枚捨てるわ。」


タイガー:LP8800、手札1
場:
場:

チェルシー:LP8000、手札6
場:ブラック・マジシャンズ・ナイト(攻2500)、ブラック・マジシャンズ・ナイト(攻2500)、おジャマ・ナイト(守2500)、おジャマ・キング(守3000)
場:灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド(フィールド魔法)



「俺のターン、ドロー!」

「《ブラック・マジシャンズ・ナイト》を特殊召喚するわ。《ブラック・マジシャンズ・ナイト》を破壊するわ。」

「これが最後の《ハネワタ》だ! 捨ててダメージを0にする!」


残る手札は1枚。
何もしなければ、無限ループの火力か、《アルカナナイトジョーカー》を出されて終わる。(しかもジャストキルだ)

「・・・やってみるか。」

「何を?」

チェルシーは、嘲笑うのではなく、形容しがたい表情をした。
困惑? 恐怖?



「・・・俺は、《命削りの宝札》を発動する!



麗子ちゃんから借り受けた、最強クラスのドローカード!
手札が5枚になるようにドローし、5ターン後に全ての手札を捨てる・・・!


「それで、それでエクゾディアでも揃えるつもりですか?」


「・・・何でわかったんだ。その通りだよ。」

俺は不敵に笑って、デッキに手をかけた。

チェルシーは怯えた目をしている。
そうだよな。なるほどな。
竜堂眸に挑もうって奴が、この程度のことが出来ないわけがないんだからよ!!

「・・・っ!」

来い!

「まず1枚目、ドロー! 《封印されし者の左足》!」

来いっ!

「2枚目ドロー! 《封印されし者の右腕》っ!」

来やがれ!

「3枚目ドロー! 《封印されし者の左腕》!」

あと2枚・・・!

「4枚目ドロー! 《封印されし者の右足》!!」

これで最後・・・



《封印されしエクゾディア》



「怒りの業火・・」


「・・・・・・それで勝ったとでも?」



灰塵に帰す闇の世界−ナイトメアワールド (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
フィールド上に存在するカードが破壊されたとき、1枚につき800ダメージを相手に与える。
相手の特殊勝利は無効になる。
???




「そいつが第2の効果か。・・・・・・第3の効果を見れなくて残念だぜ。デュエリスト能力発動!!」



黒薔薇煉獄 (ブラックローズガーデン) レベル5+能力 (所有者:大河柾)
任意のタイミングで、フィールド上のカードを全て破壊することが出来る。




「なっ・・・!!? 手札コストが消えて・・・・! それは・・・!!」

「知らなかったのか、忘れてるのか。俺の能力も、竜堂眸によってパワーアップしているんだよ。そして今では、自由に切り替えが出来るようになってるのさ!」



勝っ・・





タイガー:LP8800、手札5
場:
場:

チェルシー:LP×、手札×
場:
場:
除外:ダークネス・エイジ−残骸悪夢の邪鬼(攻28000)








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内 容 ニックネーム/日時
今日の最強カードは《封印されしエクゾディア》!
怒りの業火が、あらゆる敵を打ち砕くZE!
ひとりで辛いときがあったら、ピースの輪を―――
アテム
2014/06/26 00:00
コング「今夜の最強コスプレは、麗子のバスタオル一枚!」
ゴリーレッド「ブレーンバスター!」
コング「なぜえええ!?」
火剣「戦いの中でしか味わえない戦慄、あるいは旋律」
ゴリーレッド「いい言葉だ」
コング「それは僕も凄くよくわかる」
ゴリーレッド「喋らなくていい」
コング「誇り高きヒロインは敵に降参も哀願もできない。だから逆エビ固めやキャメルクラッチなど、2秒と耐えられない技が決まってしまった時の胸のドキドキ、戦慄は興奮を誘う。美しきヒロインの困り果てる表情は、まさに旋律を奏でる・・・」
ゴリーレッド「キャメルクラッチ!」
コング「NO!」
火剣「タイガーVSチェルシー。闇のデュエルか」
ゴリーレッド「正解を当てたマサキ」
コング「おジャマナイトとは夜這いプレイのことか?」
ゴリーレッド「違う」
火剣「マサキも竜堂眸によってパワーアップしている?」
ゴリーレッド「LP× 手札×」
火剣「どうなったんだ?」
コング「旋律を奏でる戦慄バトル」
火剣獣三郎
2014/06/26 14:33
>火剣さん
囲碁や将棋でも、周りで見ているのと実際に自分が対局するのとでは、全然違うと感じます。プロのタイトル戦などで新聞に評価が載ったりもしますが、やはり本当のところは対局者、それも対局している間の2人にしかわからないのでしょう。
鷹野麗子から託された《命削りの宝札》で、エクゾディアを揃えたマサキ。エディ相手に、手札コストがある状態でデュエルしたことが効いています。あのデュエルはモニターされていましたが、それを逆手に取りました。しかし、まだチェルシーには奥の手が・・・!

山田「あの状況で、マサキはそこまで考えていたのか。」
佐久間「そこがマサキの優れたところ。」
八武「ふぅむ。人情味が深くても、情に流されないのがデュエリストだ・・・と、言うのは容易いが、成すのは難しい。私も何度劣情に流されたことか。」
佐久間「それ情とはちょっと違う。」
山田「しかしマサキは、タニア戦でレベル5+を使ってなかったか?」
佐久間「月島泰斗が、人形の館を潰そうとしていたのを覚えているか。タニアのチームはベーター・アンが監視カメラや盗聴器を全て除去していたから、内部の様子が全くわからなかったんだ。闇の力も、ベーター・アンの体内の3枚のカードが阻むしな。」
山田「あれが伏線だったのか・・・。確かに、何でタニアを叩こうとしてたのかだけ、今ひとつ理由が謎だったが。」
佐久間「マサキとチェルシーのデュエルは、いよいよ最終局面だ。ついに出てきただーくねぇーす・・」
アッキー
2014/06/26 23:03
チェルシーのデュエリスト能力も時代との戦い。後になればなるほど出せるカードが増える訳ですから。既に今の状態でもワンターンキルが出来る恐ろしさ。ハネワタだけが命綱。それでも、すり抜け切り抜け、ギリギリの戦いをしながらついにエクゾディア…!と、ここで終わるはずがない。ラスボスがここで終わるはずがない…!激しい戦いの末にダークネス・エイジがデュエルに乱入してきた…!
千花白龍
2014/06/29 12:25
>千花白龍さん
OCGを調べていると、カード名を参照する効果が思わぬところで威力を発揮したりするのが面白くて、そのあたりが発想の起点だったと思います。チェルシーの能力は「ナイト」が突出して強力だったり・・・確かにチェスでもトリッキーな動きで活躍してくれる駒ですが。
マサキはギリギリの戦いをしているようでいて、けっこう平常運転かも? 引きが強すぎて、5枚ドローでエクゾディアを揃えてしまいましたが、それで終わってはブーイング必至。ついにダークネス・エイジ登場です!
アッキー
2014/06/29 18:45

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