佐久間闇子と奇妙な世界

アクセスカウンタ

zoom RSS 決闘迷宮 70   赫たる命の燃える刻

<<   作成日時 : 2014/06/28 00:00   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 4

◆ ◆ ◆



実はなァ 俺には昔

生き別れた妹がいてなァ




◆ ◆ ◆



「くひひ・・・あちしの勝ちだぜパラコン・・・・。」


安藤燈炉子:LP10、手札0

パラコンボーイ:LP0、手札0



「あちしのライフを1ターンで7990も削るたァ、また腕を上げたみてェだな・・・。」

「う・・・ぐ・・・・・」

「安心しろ、命は取らねぇ。闇のデュエルでもないしな。・・・だが―――」



◆ ◆ ◆



チェスの駒“キング”は、ダンジョンの奥深くで佇んでいた。

欲望に満ちた男の声が、肩を竦める。

「チェルシーも負けちまったか。・・・まァいいさ、元からドライな間柄だ。あんまし時間も無ェし、感傷に浸る義理も義務も無ェ。この世で信じられるのは・・・


「「カネだけだ。」」


「・・・だろ?」

「っ!?」

振り向くと、ハモった声の主が立っていた。
“キング”と双璧を成す駒、“クイーン”こと安藤燈炉子だ。


「そういう奴だよ、てめぇは。昔っから・・・。くひっ、でも、嫌いじゃないぜ。強欲で、前向きで、強いヤツ。」

「あァん? 知った風なクチ利きやがって・・・何様だ、お前。」



「生き別れの妹だよ、お兄ちゃん。」



「・・・・・・・・・・・・は?」

“キング”の目が点になった。

するとヒロコの唇が捻じ曲がり、そこから不気味な笑いが零れた。

「くひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! なァ〜んてな! あァ、でも、100パーセント嘘ってわけじゃねぇぜ!? あちしに生き別れた兄がいるのは本当だし、それが北条牙炎! てめぇでないってことは! 誰にも言えやしないんだ! だから、お兄ちゃん! あァ、お兄ちゃん! デュエルしようぜ、お兄ちゃん! 牙炎お兄ちゃん牙炎お兄ちゃん牙炎お兄ちゃん牙炎お兄ちゃんお兄ちゃんお兄様お兄様お兄様お兄様あんちゃん兄貴お兄ぃいいいいい、きひっ、あはっ、くひひひひひひひっ!? 牙炎にぃいいいいちゃあああああんんんん!!!」

既に闇の瘴気が展開されていた。

「は・・・・・・ははっ! 上等じゃねェか小娘がぁ! てめェ程度の実力で、俺様に勝てると思ってんのか、あァ!? あのときの俺と同じように、消し炭にしてやるよ、ひゃはははは!!」


「「デュエル!!」」


クイーン:LP8000
キング:LP8000



「くひひ、《先取り天使》で先攻は貰った! ドロー!」

安藤燈炉子とのデュエルで、先攻を奪われることは極めて危険な事態である。
マサキとて、先攻を奪われたばかりに呆気なく敗北してしまったのだ。


無限隕石群 (アステロイドベルト) レベル5+能力 (所有者:安藤燈炉子)
自分のメインフェイズに相手に1000ダメージを与えることが出来る。



「食らえ・・・燃やし尽くせぬ天よりの使者・・・アステロイドメテオ!!」


闇のゲーム効果で実体化した隕石が、北条牙炎に降り注ぐ。

「くひひひひ、確か、てめぇは“炎の神”の罰ゲームで焼け死んだんだよなァ!? あひゃひゃひゃひゃ、見たかったなァ! イイ男が焼かれていく光景は、是非とも見たかったなァ! どんな気分だよ“お兄ちゃん”!?」


だが、突如として、闇のデュエルに似つかわしくないほどの澄み渡った青空になり、隕石は消失。
代わりにお花畑が広がる。真に楽園というものがあれば、こういう場所なのだろうと思われる光景だ。




「くひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! 《霊使いパラダイス》の前に、そんな能力は通用しねェ!!」





霊使いパラダイス (フィールド魔法・デッキニャン)
「霊使い」と名のついたカードが15枚以上入っているデッキにのみ入れることが出来る。
このカードは効果を無効にされず、場から離れない。
このカードが場に表側表示で存在する限り、ライフポイントは「萌えポイント」になる。
(プレイヤーが萌えたとき、そのプレイヤーの持つ萌えポイントは消費される。また、萌えポイントが0になったとき、そのプレイヤーは決闘に敗北する)
「霊使い」と名のついたモンスターが攻撃するとき、そのモンスターの攻撃力分の萌えポイントを相手から消費させることが出来る。
また、「霊使い」と名のついたモンスターは戦闘で破壊されない。




確かにフィールドのソリッドビジョンは《霊使いパラダイス》のものだった。
だが、牙炎のフィールドには1枚のカードも出ていない。


「くひひ・・・わかってるぜ、わかってたぜ。貴様のデュエリスト能力は“フィールド変換”・・・『フィールド魔法を任意に書き換える』って能力だ。たとえ相手が闇のフィールド魔法を発動していても、中和アイテムを持っているおかげで、能力を無効にされないどころか、相手のフィールド魔法まで除去してしまう!」


異界書式(トリップシーマ) レベル5能力(所有者:北条牙炎)
選択したフィールド魔法に書き換えることが出来る。



呉星十字とデュエルしたときも、タイヨウやアリアンとデュエルしたときも、波佐間京介とデュエルしたときも、全くライフポイントにダメージを受けなかった。
それもそのはず、ダメージを受ける一瞬だけフィールドを《霊使いパラダイス》に張り替えれば、ライフポイントは無傷。そして攻撃を凌いだら適当な別のフィールド魔法に張りかえればいい。
もちろんライフ回復カードも、《霊使いパラダイス》の前には無力であり、波佐間のデュエリスト能力もライフしか操作できない。MPを0にされたら敗北するしかない。

今の時代、この能力は極めて汎用性が高い。
《アンデットワールド》を張れば、《馬頭鬼》は召喚制限の無いモンスターを何でも蘇生できる。
《ハーピィ・レディ》を蘇生したときに《ハーピィの狩場》に張り替えることで、魔法・罠を破壊できる。
エンドフェイズに《ヴェノム・スワンプ》と適当なフィールド魔法を張り替え続けることで、可能な限りヴェノムカウンターを置いて、弱体化させることも出来る。
更には、《反乱の起こる闇の世界》と適当なフィールド魔法を張り替え続けることで、相手に手札があれば、1ターンでライフを0にしてしまうことも出来るのだ。

反乱の起こる闇の世界 (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
1ターンに1度、相手の手札の数×200ポイントダメージを相手ライフに与えることができる。



「くひゃひゃひゃひゃ! すっげぇ能力じゃねぇか! “炎の神”の罰ゲームで、永遠に焼死と再生を繰り返す中で、そんな能力を身に付けるたぁ・・・・くひひ、良かったなぁ北条牙炎! てめぇは何回死んだんだ!? くひひひひ、1回ごとのタイムリミット、そう長いはずはねぇよなァ!?」

「はっ! 何度死んだかなんて覚えてねェな! ンなことは今更どうでもいい・・・考えようによっちゃァ、不老不死と同じようなもンだろォ!? この罰ゲームを利用して、俺は邪神にでもなってやるさァ! ひゃはははは!!」

「・・・だから、あちしが闇のゲームで鎮めてやんよ。“お兄ちゃん”。この【ゴキブリ・ロック】でなァ!!



クイーン:手札13



「手札が13枚だとォ!?」

「くひひ、種明かしをして欲しいかァ!?」

そう言ってヒロコは、墓地から2枚のカードを拾い上げた。



ゴキブリ乱舞 (魔法カード)
このカードは「パラコンボーイ」と名の付くデュエリストしか発動できない。
手札のゴキブリカードを全て捨てる。捨てた枚数×700のダメージを相手のメンタルポイントに与える。
このカードが墓地に送られたとき、カードを6枚ドローすることが出来る。

ゴキブリ乱舞 (魔法カード)
このカードは「パラコンボーイ」と名の付くデュエリストしか発動できない。
手札のゴキブリカードを全て捨てる。捨てた枚数×700のダメージを相手のメンタルポイントに与える。
このカードが墓地に送られたとき、カードを6枚ドローすることが出来る。




「ちっ、役所コンボかよ!?」

「くひひひ、役所コンボくらいは知っていたか・・・。ならば、その恐ろしさも知っているだろ? ああン? あちしの今の名前には、この小説に登場した全てのデュエリストの名前を投入してある! 出来れば《エターナルフォースブリザード》を使いたかったが、氷魔法とは相性が悪くてなァ・・・だが、てめぇのデッキはフィールド書き換えを最大限利用した構築になっている! 手札誘発なんざ入ってねぇのは先刻承知の介だァ!」

ヒロコは3枚目の《ゴキブリ乱舞》を天高く掲げた。

「魔法カード《ゴキブリ乱舞》発動! ・・・っと共に、あちしのデュエリスト能力を8回発動! さァどうする!? メテオ食らって焼け潰れ死ぬか、ゴキブリに群がられて萌えて死ぬか、お好きな方を選びやがれえええ!!」


これ以上ないほど楽しそうに笑うヒロコだったが、突然その手が止まった。


「・・・・・・っ!?」



「どォしたァ? ちったァ希望が持てたかァ?」




雲井も止める闇の世界 (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
「雲井忠雄」と名の付くプレイヤーはカードをプレイできない。




「馬鹿なっ・・・!」

このカードの存在は念頭に置いていた。
だが、このカードが張られたら《霊使いパラダイス》は消え失せ、“無限隕石群”で倒せるはずだった。

しかし今、《霊使いパラダイス》も同時に張られている。

「・・・まさか、てめぇの能力、相手フィールドにも張れるんだな?」

そう、タイヨウが発動した《オレイカルコス・テトラー》を破壊した通りだ。
フィールドを離れないはずのオレイカルコスシリーズが、フィールドを離れる。
そのことからタイヨウは、キングのデュエリスト能力を見抜いたのだ。

「ご名答だ。そしてデュエリスト能力で張ったフィールド魔法同士、どちらかが脱落するこたぁ無ェ! 脱落するのはクイーン・・・てめぇだけだ!」

「ちっ・・・!」

ヒロコは手札を下げて、目を伏せた。

「・・・・・・どうやら、このデュエルの結末は決まったようだな・・・。“お兄ちゃん”、最後にひとつ、いいか?」

「ひゃひゃひゃひゃひゃ! 何だァ〜? 命乞いなら可愛くオネダリするんだぜェ!?」

「くひひ、命乞いなんざ死んでもするかよ。まさか、あちしが本気で、てめぇの魂を鎮めに来たとでも思ってんのか? ガラじゃねえってんだ。あちしを動かすのは自由と好奇心だけだぜェ・・・・・・なァ、お兄ちゃん。あちしに教えてくれるか? 鳳蓮寺琴葉に拒絶されたとき、どう感じたのか。

「あぁん・・・?」

牙炎は怪訝な顔をする。
そんなことは、言われるまで忘れていた程度のことだ。

「あちしは生まれて7年も経ってねェ。どうにも人の心ってヤツが、わからなくて困る。人を傷つけることは平気でも、自覚なしに人を傷つけるのは気分が悪い。そして何より、人を喜ばせる方法ってヤツが、わからないまま死ぬのは嫌だ。だから教えてくれよ。どう感じた? 嫌な気分だったか? それとも幼女に嫌がられて興奮したか?」

「覚えてねェなぁ、そんなくだらねェことは。人を喜ばせたかったら、カネでも稼いでバラ撒いとけよ。」

「・・・じゃあ、質問を変えるぜ。あのとき鳳蓮寺琴葉に拒絶されなかったら、どうしてた?

「はっ! そんなこと―――」

何故か牙炎は、咽まで自然に出かかっていた言葉を飲み込んでしまった。
それは単なる気紛れ程度のものでしかなかったが、ヒロコが追撃する。

「あちしは“絶対悪”なんて概念には懐疑的な方でね。“生まれつき悪いヤツ”なんて言葉、疑わしいにも程がある。どんな人間でも、人から嫌われて育てば、ねじくれた魂になってもおかしくない。・・・お兄ちゃん、これが最後の会話なンだ、ちったァ本気で考えてくれよ。冥府に行ったときの楽しみは多い方がいい。」

「・・・・・・・・・。」

牙炎は、年に1度あるかないか程度の気紛れで、ふと思索を巡らせた。
やはり自分は、オリジナルの北条牙炎ではない、再生された偽者かもしれないと思いながら。


(―――俺は、計画を中止してただろうか?)

(いや)
(そんなはずは無ェな。)

(誰の為の計画だ?)

(あのアダムとかいうガキに踊らされてたのは癪だが)
(俺にとって利益のある計画だった。)

(やめる理由など)
(どこにも無ェな。)


「くひひ。もちろん、計画を止めることはないだろうよ・・・。あちしが知りたいのは、お兄ちゃんの気持ち。てめぇが何を思ってるかだ。てめぇがどうしようもない悪人だとしても、何も感じない虚無ってわけじゃねえんだろ?


「・・・・・・。」


(俺は―――)
(受け入れてほしかったのか?)

(もちろん)
(受け入れられたところで)
(バカなガキだとほくそ笑むだけだが)

(それでも)

(受け入れて欲しかったのか―――?)


(・・・・・・・・・)

(・・・・・・)




「けっ・・・馬鹿馬鹿しい。ごく稀に起こる精神疾患に、いつまでも付き合ってられるかよ。とっととターンエンドして、俺様に焼き尽くされろ!!」


「・・・・・・そいつは無理な相談だな。」


ヒロコの口元は

笑っていた。



そしてフィールドが白く輝いた。

闇を切り裂く光が、フィールド魔法を上書きした。




光の世界 (フィールド魔法)
このカードはデュエル開始時に、デッキまたは手札から発動する。
このカードはフィールドから離れない。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手は「闇」と名の付くフィールド魔法の効果を使用できない。





「なっ―――!!?」

「ざァんねん。お兄ちゃんの本心、ぁ、聞きたかったなァ・・・・・・・・・」

ヒロコは寂しそうだった。
双眼には涙さえ浮かんでいた。

「何で、てめぇが、そのカードを・・・・っ!?」

「このデュエルディスクは、雲井のを借りてきたんだよ。闇の世界シリーズには、おっとろしいのが多い。あちしのカードは知らんだろうが、それでも十分だ。だから今まで待ってたんだぜぇ? 薫の力を借りれる機会をよぉ! 常時データを転送してきてるから、てめぇの能力で張り替えても無駄だぜ。また張りなおすだけだ。」

「・・・・・・・・・。」

「どォした北条牙炎? 死に至る間際だ、みっともなく叫んでくれよ。」

だが、牙炎は笑みを浮かべながら闇を纏った。

「はっ! そンな見苦しい真似すんのは、死ぬのが恐いヤツだけだろォ? “大切な人と一緒に過ごす”なンていう、甘ったるいヤツのやることだ。今の俺には失うもンなんざ何も無ェ・・・もう何も恐くはない・・・喜んで闇へ行かせてもらうぜ・・・・てめぇが来るのを心待ちにしてなァ! 俺は“闇の世界”が大好きでねェ!!」

北条牙炎が、闇に沈んでいく。

高笑いを浮かべながら、楽しそうに。

その魂は鎮まることはない。

満たされることも、安らぎを得ることもない。

蹂躙し、貪り、視界を真っ赤に染めるほどの、熱く猛る欲望があるだけだ。

それが牙炎。

北条牙炎。

陳腐な幸福や改心こそが、真に理不尽な死である男。

暴虐の中で恍惚を得る、熱く燃え盛る悪徳の魂。

それは、暗く冷たい闇の世界でも、いつまでも赤々と燃え続けていた。






   PHASEY   END

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
決闘迷宮   目録
◆ ◆ ◆ ...続きを見る
佐久間闇子と奇妙な世界
2014/06/28 00:02

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「おおお! 我らがヒロイン安藤燈炉子! きょうの最強コスプレは、ヒロコの全裸だあああ!」
ゴリーレッド「ドラゴンスープレックス!」
コング「があああ!」
ゴリーレッド「コスプレじゃないじゃないか」
火剣「壮絶なバトルだな。キングVSクイーン」
コング「安心しな。命までは取らないから。ヒロインが磔にされた時、悪党がよく使う言葉だ」
火剣「この世で信じられるのはカネだけか。でも、大金があればたいがいのことが出来てしまうのも事実だ」
ゴリーレッド「心がしっかりしたあとに裕福になれば生きたお金の使い方ができる。心が欲望にまみれた餓鬼の命のままリッチになると、破滅の道を辿る。だから最初に心を磨く。遠回りのようで金持ちの最短距離は自己練磨だ」
コング「強欲で前向きで強いヤツ? 僕のことかな」
ゴリーレッド「褒めてない。嫌味の言葉だ」
コング「キングはヒロコの兄、北条司か」
火剣「牙炎だ」
コング「邪神。逆から読むと神邪」
ゴリーレッド「それにしても永遠に焼死と再生を繰り返すなんて究極の罰ゲームというか、生き地獄だ」
コング「最後は無傷で助かる設定にすれば、薫か彩也香に試したい。さすがの二人でも悲鳴上げるかな。やめて! 許しt」
ゴリーレッド「延髄斬り!」
コング「NO!」
火剣「琴葉?」
ゴリーレッド「大逆転か。悪党でもヒーローでも死に際は重要だ」
コング「ひゃひゃひゃ! 何だァ〜? 命乞いなら可愛くオネダリするんだぜェ!? このセリフ使える」
ゴリーレッド「使うな」
火剣「燈炉子はやっぱり凄いな」
火剣獣三郎
2014/06/28 12:57
>火剣さん
信じられるのはカネだけというのは、ある意味で正しい主張なのかもしれません。それに自分は賛同できなくても、誰かに気持ちよく言い切ってもらいたい、そんな感覚があります。
信じられるものはカネだけと言う牙炎と、信じられるものは自分だけ(ただし自分は2人いる)なヒロコ。予定していた展開より、シリアスでピカレスクになりました。

山田「壮絶なんだが、ツッコミどころも満載だ・・・!」
佐久間「最初はギャグ10割の予定だったからな。」
八武「ヒロコに嫌がられてみたいものだ。」
山田「言うと思った。」
佐久間「信じられるものはカネだけと言いつつ、しかしデュエリストだ。デュエルを信じてるというか、疑うべくもない公理なんだ。」
山田「カネ以外にも信じられるものがあるのは幸せだな。ある男が、信じられるのはカネだけだと、死んだ魚みたいな目つきで言ってたが、数年後に変わっていた。カネで手に入らないものは一握りだと言うようになった。それは逆に言えば、カネで手に入らないものは確実に存在するということ。」
八武「そう考えると牙炎は幸せなのかもしれない。幼女に嫌がられ、ヒロコに兄と呼ばれ・・」
山田「そこじゃない。多分そこじゃない。」
佐久間「プロメテウスも次第に気持ちよくなってきたかもしれない。」
山田「ならない。絶対ならない。」
八武「焼き尽くされ、再生する・・・ヒロコの、やっておかなくてはならないことは、そのループから牙炎を救うことだったのか。」
佐久間「救いたかったわけではないけどね。救いを必要としているわけでもないし。」
山田「それでこそピカレスクか。」
佐久間「悪党の最後は、戦って散るが華・・・。」
アッキー
2014/06/28 22:40
これがキングの能力…!数値をいじるとかそっちの方で考えてたからさっぱり分からなかった!今作では闇の世界系でフィールド魔法がガンガン出ていましたが、それが伏線だったのか!こっちもまた時代が進むほどに
強力になっていく能力。昔は闇とかシャインスパークで頑張っていたのを思い出して懐かしくなりました。
…で、やっぱりゴキブリ乱舞?

ツヲ「出た!役所コンボ!」
白龍「最初に役所コンボなるふざけたものを考案したのはツヲさんでしたっけ?」
ツヲ「そうだったかな?」
白龍「しかし、ヒロコさんも小説に出てきた…とか言い出してる…!色々危険なデュエルだ!」
ツヲ「勝負に危険は付き物さ。」
白龍「…。」
ツヲ「最後にキングは炎の中、か…。炎に包まれるよりヒロコちゃんに包まれて死にたい。」
白龍「………。」


ルビデ「悪人の改心など心が腐る。今まで散々悪事を重ねていた奴が改心なんてしたら、それこそバッドエンドだ…。北条牙炎、それでいい。どこまでも深い闇がお前を歓迎するさ…。」
千花白龍
2014/06/29 12:57
>千花白龍さん
まさにタイヨウの言う通り、時代との戦いというわけです。
OCGだけならレベル5相当ではあってもここまで凶悪ではない・・・という意味がおわかりでしょうか。反乱とパラダイスが凶悪化の原因だな、うん。(責任転嫁)
安定の役所コンボ、そして何やらメタ発言が飛び出していたりしますが、最後はいい感じで締め括れたと思います。改心する牙炎とか想像したくない!

佐久間「役所コンボの初出は、鷹野VSマリー戦じゃなかったか?」
アッキー「はい、私のオリジナルだったと記憶していますが。」
八武「ツヲの役所コンボは、気に入った女子と結婚するという意味だ。」
山田「ああ、確かにふざけてるな・・・。」
佐久間「ヒロコに包まれて死ぬというのは、おっぱい窒息死という意味か? だが、そこまでヒロコの胸は大きくない。」
維澄「え、何だって?」
佐久間「何でもない。」
八武「ヒロコは小説法則の“外側”にいるのかね?」
佐久間「そのあたりは曖昧にしておこう。」
アッキー
2014/06/29 20:00

コメントする help

ニックネーム
本 文
決闘迷宮 70   赫たる命の燃える刻 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる