佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘迷宮 53.2   キャサリン・チェックの事情

<<   作成日時 : 2014/06/05 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



キャサリンは幼い頃から家庭に違和感があった。
その正体が、家出した姉に関するものだと知ったのは、小学生の頃だった。
両親はキャサリンを可愛がり、それこそ過保護の域で可愛がった。
それがキャサリンにとっては息苦しかった。

家出した姉は、デュエルモンスターズを嗜んでいたという。
それが両親とケンカした理由だったのだと、中学生になる頃には薄々わかっていた。
本当はアカデミア中等部に入りたかったのだが、普通校に入学した。
それからは辛抱の時期だった。

キャサリンは中学時代に努力を重ね、好成績を維持した。
そして中学3年生、進路を希望するとき、意を決して両親に告げた。
アカデミアへ入学したいと、堂々と背筋を伸ばして、言ったのだ。

最初は困惑していた両親だったが、キャサリンは諦めなかった。
彼女は「やれば出来る」という言葉が好きだった。大概のことは、やらないから出来ないのだと考えていた。
やらないのは意気地が無いから。自分はそういうのとは違う。だから諦めない。

とうとう両親を説得したキャサリンは、達成感で胸がいっぱいになった。
努力した甲斐があったと、ぬいぐるみを抱えてベッドで転がった。

しかし、その喜びも次第に薄れていく。
アカデミア高等部で半年も経てば、その実情がわかってきた。
やる気も実力も無い、挑戦しない、意欲に欠ける、そんな人間が大半だとわかってきた。

キャサリンは苛立ち、次々とデュエルを挑んだ。
しかし事態を改善するには至らず、彼女とデュエルした生徒は意欲を失う一方だった。

やる気が無い人間を、キャサリンは憎悪した。
冷めた人は、まるで生ける屍だと思った。
生き返らせる為には、厳しさが必要だと考えた。

(こいつらは死んだ豚。)
(容赦なんて必要ないわ。)

そして時は過ぎていった。

憎悪が溜まっていった。
嫌悪が溜まっていった。



◆ ◆ ◆



気持ち悪いのよね。

理由なんて無い。とにかくムカツク。生理的に無理。視界に入るだけでイライラする。近くにいるのが嫌。
こっち見んな。きもい。

この前、「そんなに構うなんて、実はエディのことが好きなんじゃないの」とか言われたけど、冗談・・・っ!
ツンデレとか言ってる奴ってマジでキモい。そういう奴がストーカーになるのよね。あー、やだやだ。

うわあ、エディがツンデレとか思ってたらどうしよう。吐き気がしてきたわ。
何か暗いしオタクっぽいし、そういう勘違い系っぽいし。
勝手にツンデレ認定とかして、オタク丸出しの妄想とか繰り広げてそう。うわっ、最悪!

というか、何で学校来てんのかしら。
家に引き籠もってテレビゲームでもやってりゃいいのに。
あ〜あ、エディみたいな社会の負け組とは早く縁を切りたいわ。
卒業したら二度と会いたくない。ああいう劣等人種は一生へこへこして惨めな人生まっしぐらって感じ?

そういう奴が逆らってくるとか、ありえないんですけど〜!
ダンジョンまで追ってくるとか、ストーカーかっ! ホントにストーカーかっ!
さっさと駆除して、忘れたいわ・・・。




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決闘迷宮 53   Rabbit−Y 奪われたプライド (中編)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「キャサリンの情事か。過激なタイトルだな」
火剣「事情だ」
ゴリーレッド「使い古したギャグ」
コング「やれば出来るが好きな言葉か。不可能と思ったら、可能なことまで不可能に思えてくる」
火剣「無理と思えば全てが無理だ」
コング「腹パンチ連打される時、言葉を発せないヒロインが『無理無理無理』と哀願に満ちた目で訴える泣き顔がかわい過ぎて、リョナはやめられませーん」
ゴリーレッド「全然違う話になってる」
火剣「キャサリンの弱点見たりだ」
コング「弱点? 胸か、股か、それともお尻?」
ゴリーレッド「浴びせ蹴り!」
コング「NO!」
火剣「人一倍努力し、負けず嫌い剥き出しで頑張ることは良いことだが、こういうタイプは人が止まって見えるんだ」
コング「にのまえか?」
ゴリーレッド「向上心を燃やして自分だけを見つめて驀進することが出来ない。人が意気地なしに見える」
コング「子どもを産んだら育児は大事だ」
火剣「冷めてるかどうかは一面だけ見ただけじゃわからないし、やる気がないというのも決めつけかもしれねえ。そもそも人の生き方に口出しはできない」
ゴリーレッド「無視することができずにイライラして攻撃してしまう。でも悪口はマイナスだし、その暴言の内容が度を越している」
コング「ではスッポンポンにして手足を縛り、砂浜に転がし、キャサリンが最も嫌いなタイプの男子が30人迫ってくる。どう? どう?」
ゴリーレッド「ドロップキック!」
コング「どおおお!」
火剣「複雑な生い立ちだけは理由にできねえ。テレビは好きだな。犯人が不幸な生い立ちだと今とばかりだ。でも生い立ちは関係ねえ。というか、理由にしちゃいけない」
ゴリーレッド「キャサリンの心はどうすれば晴れる?」

火剣獣三郎
2014/06/05 14:01
>火剣さん
まさにそれですね。他人が足を止めているように見える。なまじ活気に満ちていると、陥りがちな罠。
私の場合は、自分や大人を見ていたので、邁進できたのかもしれません。誰を見るかで、生き方は違ってくる・・・。

佐久間「やれば出来るという言葉は、鼓舞する為に使うもの。」
山田「攻撃に使ったら駄目だってことだな。出来なかったことを出来た人に、やれば出来るじゃないかと褒めるならOK。」
佐久間「そういうことだな。やる気の無い他人を攻撃する奴も、やる気が薄い。」
山田「なるほど。もっと広いスケールで世の中を見ることを、無意識のうちに放棄しているわけだ。」
八武「キャサリンは私のもとへ来るべきだったねぃ。」
山田「それは別の意味で危ないが。」
佐久間「やる気の無い奴を攻撃するのは、別の意味でも危険なんだ。いつの間にか、自分が攻撃する奴はやる気が無いんだ、という意識になっていく。そんな奴を見てきたよ。」
山田「シンヤがいたら、攻撃の的になっていただろうな・・。キャサリンの生い立ちには同情するが、度が過ぎている。」
佐久間「生い立ちに同情することと、それで容赦することは、全くの別物だ。同情までならしてもいい。だが、大目に見ろと言うのは許せん。結構いるんだなぁ、そういう連中。」
八武「やはりキャサリンは引き離して、私とコングで情事。それで心を晴らさねば。」
山田「いつにない真顔だが、内容の破綻は隠せないぞ。」
アッキー
2014/06/05 18:53

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