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zoom RSS ねじまきカギュー 15巻 〜正体〜

<<   作成日時 : 2014/07/08 00:05   >>

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「我々ひとりひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家・時代においては日常茶飯事なのだ。」





※これまでの感想
1、2巻 (初期パート〜風紀編)
3〜5巻 (風紀編決着、夏休み編〜修行・告白編)
6巻 (生徒会編・アンチキャライズム)
7巻 (生徒会編・野外戦@)
8巻 (生徒会編・野外戦A)
9、10巻 (生徒会編・パブリックビューイング)
11巻 (生徒会編決着、選挙編)
12巻 (選挙編〜過去編)
13巻 (赤ヶ島編@)
14巻 (赤ヶ島編A)




◎第百三十九話 VS楽しみのガガリ(決着編)

マブルゥ姐さんとガガリの過去エピソードが気になるが、ふらっと立ち寄ったところで偶然の邂逅っぽい雰囲気。
確かに雰囲気だいぶ変わったなぁ。

いとも容易く行われる“おぞましい”苦行。
しかしそれよりもマルマンの感情殲滅の方が恐ろしくないですかね。
それも含めて姐さんはご立腹なのでは。

激突!!!
・・・した後のマルマンの顔がwwwwwwwwww
ここで例のドリルみたいな穴の意味が明かされた・・・だと・・・?
ブラックホールを思い浮かべる理屈だけど、なるほど、求心力・・・。

本日の名言:愛が無ければ勝てない

ここで言う「愛」とは、恋愛的な意味だけでないことは自明だろう。
姐さんが「だいだい合ってる」と言った意味は、「愛が人を弱くする」というセリフだけに向けたわけではない。
もしも“感情殲滅”など行わず、自ら“楽しみ”を愛していれば、また違った勝負になっていたかもしれないのだ。




◎第百四十話 VS姉としての正解

ううっ・・・姐さん・・・わかる・・・・・わかるよ、その気持ち・・・! あんたは私じゃあ・・・!
私も未だに弟離れできないもんなぁ。そんな自分は高校生のままで時間が止まってると思う。
あの子はもう、独立したひとりの大人なんだって・・・・わかってる・・・・頭ではわかってるんだ・・・・・

しかし、十兵衛ちゃんが第一話から変わってない部分があって、凄く安心したよ!
パッと明るくなる姐さんと、たぶん同じ顔してる。
というわけでカモ先生は私がペロペロしておきますね。
↑「頭大丈夫!?」・・・そんな具合の感想です。

さらば、赤ヶ島!!

考えてみれば、走も小鹿も平穏な高校生なんだなぁ・・・・・・うん、凄まじく説得力に欠けるのは知ってる。
帰ってくるなり鎖ダルマだし、やっぱり学園も恐いとこだ。・・・それでも赤ヶ島よりは随分と平穏だけど。

嫉妬心を受け入れたカギューたんは、風蘭先生とも仲良し。
風蘭先生、段々と正気に戻っていってる?
そして元に戻っていくのは彼女だけではなくて・・・。




◎第百四十一話 VSカモ先生(デート編)

ついに森先生の正体が明かされるのかと思いきや、えええええ!!??

いやまあ確かに、カギューちゃんとのデートの方が大事なのは言うまでもないけどさぁ!
これが焦らしプレイってやつか・・・。すっかりSが板についてきたなァ。

思い通りにいかないプランwwwあるあるwwwもはや安定と言っても過言じゃないね!
仕事にしろ趣味にしろ、「こんなはずじゃ・・・」ってことは山ほどあるね!泣きたいね!

レギュラー陣も出てきて、なかなか楽しい。特に姐さんが楽しい。
カモ鍋って・・・誰もが言わないでおいたことを、あっさりと・・・しかもネギ持ってるしwwww

そして衿沙たん、完・全・復・活!!
・・・いや、多分まだ完全ではないんだろうなぁ。こういうのは、揺れ戻しを繰り返すものだから。
それでも「元に戻った」と言えるレベルには回復している模様。

夫婦の条件は、お互いに歳を取っても会話できるかどうかだと、ニーチェも言ってた!(ような気がする)
この感想を書くときにニーチェの名言とか読み齧ったけど、意外と素朴な発言が多いね。そりゃそうだ。
何だかんだで私も、日常的には素朴な発言の方が多いわけだし。

しかしこのラストである。
カモ先生の発言が心臓に悪いよぉ・・・。




◎第百四十二話 VSカモ先生(告白編)

人を殺せば以前の自分には戻れない。これが人殺しのリスクの、もう半分だ。
法的な処罰はリスクの半分に過ぎない。法的な処罰を受けないとしても、人殺しに相応の人格になる。
二千恵を殺傷する現場を見せるわけでなし、「汚れた世界を見せたくない」というのは、人殺しに相応の人格から発せられる悪影響を慮った言葉だろう。

別に綺麗事を述べたいわけではなく、私の理解で言えば、「ねじくれた人格は、たとえ人を殺傷していなくても、リスクを負って生きることになる。」・・・ということでもある。

そんな悲痛な思いを背負ってだけれども、伝えたい思いは伝えた。

・・・で、やっぱり例によって見られているという。姐さんいねぇな。
衿沙さん、さては照れてますね?
そして紫乃ちゃん・・・あのときに、カモ兄ちゃんの隣にいるのは自分じゃないと思ったんだろうなぁ。
交際の動向を見守ると言いながら、なかなか吹っ切れてはいない様子。そうだよなぁ。

去っていくカモキュン先生マジいい男。結婚してください(殴
・・・すいません、つらいんです。このシーン。




◎第百四十三話 VS森先生

森先生の正体が予想外すぎたーーーーーっ!!
えええ・・・何か超あっさりした正体というか、予想外であっても意外性が無いというか。
あるいは、意外性が無いせいで予想外だったというか。

というより今回、二千恵パパンよりも国家の方がよっぽど危険だと思ったし。
危険思想を持ってるから消してしまえって、何それ恐い。
冒頭にニーチェの言葉を引用してるのは、この回のせい。

これが何で恐いかって、人殺しのリスクの話と通じるんだけど、人を殺した人間が相応の人格を持つように、人殺しが多い社会は相応の社会になっていく・・・あらゆるところで、見えないところでも、意識しないところでも。
簡単に言うと、殺しが罷り通る社会では、殺される危険性が高まるという。
逆に言えば、死にそうな人が多い社会は同様に危ない。ここでは自殺も過労死も、殺人と別に違わない。

ちなみに、ここで森先生が失望するのは、なるほどと思う。
泥臭い方法で戦ってきたカモ先生が、結局は「破天荒な教師のスタンドプレー」で終わらせるのかと思うと、やりきれない気持ちになってくる。
しかし、まだどうなるかわからない場面だった。
ドキドキしながら往くと、葬儀会場・・・・うわぁ・・・・・理人さん・・・・・・ああ・・・・・何というか、悲しいとも微妙に違うんだけど、胸が痛い・・・・・




◎第百四十四話 VS二千恵理人(告白!)

何だかもう最初から何もかも予想できなかったし、こんな展開になるとか思わなかったよ!(錯乱)
愛莉州さんでなくとも吹くわコレ☆☆☆♪♪♪

本日の読者代弁:「ハァッ!!!? な、ななっ・・・何ッ・・・それ、どういう・・・!!? どういう!?」

「BL展開!?」とか思った私の腐った頭はさておき、ヤバいほどに面白くなってきたなぁ!!
ヤンデレなカモ先生とか、いや確かにヤンデレの素質はあったかもしれないけど・・・・・・何これ素敵。

「進撃の巨人」の感想で、憎む相手が人間的に立派なのは羨ましいとか書いたことあるけど、ニーチェ名言とか読んでたら似たようなこと書いてあった。

>「軽蔑すべき者を敵として選ぶな。汝の敵について誇りを感じなければならない。」

私なら、「憎悪する相手を尊敬できる者は幸福である」と言ってみようか。

ろくでもないゴミどもを憎み続けていると、時間を無駄にするどころか、古傷が膿んで腐ってくる。
まぁ、私が誰かの敵になったわけではなく、勝手に私の敵になる奴らが多いわけだが・・・。(これと似たセリフが「ユーベルブラット」で出てきて共感した覚えがある)

カモ先生は、二千恵理人を憎悪すると共に、尊敬しているのだ。
少なくとも、敬意を払う相手・・・同じテーブルを囲むに値する相手だと認めているのだ。

何気に愛莉州さんが乙女というか、ワイン飲んでるときから可愛いんだけど、すっごい空気読んだというか相手の気持ちを汲んだというか、そのときに引き下がったのが凄い。
たぶん初めてこの人を凄いと思った。

そしてもうラストとか、感動するしかない。
何この後光・・・・・やだ・・・・抱きつきたい・・・・・・




◎第百四十五話 VS二千恵理人(死闘!)

ヤバい
ヤバすぎる

しょっぱなから何だろう謎の笑いが込み上げてきて、ああこれは神聖な場面への敬意が顔の肉を動かしているのか、真性の人間を前にして頭がブッ飛んでるのか。

そして愛莉州さん株が上がって仕方ない、森先生との死闘。
森先生も強キャラだし、私、こいつら、好き。

カモ先生と理人さんは、もっと好き。
顔芸やばいやばいやばい恐い恐い恐い
この対戦は、どこへ向かうか予測不可能だ!

何か森先生が不穏な発言・・・?
しかし考える時間も無く、ついにカモ先生が凶刃を振るう・・・!?




◎第百四十六話 VS二千恵理人(ガラス玉)

いやいやいやいやいやいやいやいや、森先生あんたここで乙女とか、それ何て衝撃の事実!!?!?
美化パパンが腹筋に悪すぎるwwwwwwwwwwwww
あんた理事長のこと嫌ってたわけじゃなかったんや! ぜんぜん気付けなかったよ!!

あー、でも、わからないではないかなぁ・・・。
「マジで!?」とは思っても、「何故だ!?」とは思わないという。

そんでもって、こっからがカモ先生の本領発揮!!!
森先生も、驚くと共に見直したんじゃないかなこれは!

あのとき見つけたものは、思い出のガラス玉・・・。
世の中には、子供が見つけてきたものを、「こんなゴミ拾ってきて! 掃除が大変だろ!」と言うような親がいるわけだが、理人さんは絶対そうはならないんだね。

カモ先生の猛反撃が始まったというか、ラストの理人さんの表情が何とも言えない。




◎第百四十七話 VS二千恵理人(求愛)

これにて完全決着・・・・・・濃密な戦いだった・・・・・・・!
愛莉州の言ってることもひとつの真理かもしれないし、理人の苦悩もわかるんだけれども、たとえわかりきった結論であろうが、そこへ至るまでの過程が大事なんだね。
意外性のある結論なんて、そうそう出せるものではないし、意外性があれば優れた結論とも思わない。
結末を知りたいだけならば、同じ物語を二度と読まないだろう。

再びニーチェの言葉を引用するけれども、他人の思想や意見を否定するのは、その“言い方”や“伝え方”を嫌ってるに過ぎないのだと。
ニーチェの言うことには「それはどうかなぁ?」と首をひねるものも少なくないのだけれど、この記事で取り上げているものには大きな共感を寄せている。
森先生の言ってることが結構重要で、理人へ向ける愛の強さが膨大でなければ、何を言ったところで響かないだろうし、強い愛を持っているカモ先生であれば、他の方法で同じ結果へ辿り着くことも出来たのだろう。

「愛が無ければ届かない」
「愛が無ければ響かない」

愛さえあれば思いは伝わるのだとは言わないが、愛なき言葉に何も変える力は無いのだろう。
作家仲間の言葉で、「上手い文章はプロに書かせておけばいい、私が読みたいのは心の闇を晒け出した小説だ」というのがありますが、今それを思い出した・・・。
ここでマブルゥ姐さんとマルマンの討論が浮かんでくるわけですが、愛に限らず様々な感情は、人に“伝える”為に、人の心に響かせる為に、欠かせないものなんだろうなぁと。

風蘭先生の一件が、本当に事故だった説。
言われてみれば、本当に邪魔なら生かしておく必然性は無いよなぁと。
あるいはアンチ二千恵の仕業とか。事故でないにしろ、パパンの仕業ではないという。

それにしても、理人さん流石の記憶力。
今まで自分が犠牲にしてきた人間のこと、全て覚えてんだなぁ。
誰にも懺悔しなかったからこそ、忘却することもなく生きてきた。
一歩も前進しなかったかもしれないが、高潔な人生だった・・・。
愛莉州さんの「はいっ」が切ねぇよ・・・。

・・・・・・
・・・・・・・・・

嫌ああああああリオン・エプスタイン現象!!!???
・・・・・・ってなくらい心臓に悪かった。
最後の最後で、こんな仕掛けをしてたとは!!
「OZ」を読んでるせいで、こっちが本物だと思ったが、バックアップか。
まあ、理人にとっては本物もバックアップも大差ないかもなぁ。

落ち着いてページをめくると・・・・・・・おお・・・・・・えええええ、デ・ジ・マ!?
ううっ・・・・・こんなっ・・・・嬉しいことはない・・・・・!!

「会社でも立ち上げようかな」
「もっと知りたいな、トラウマのこと」
「探しにいこう、僕のシャングリラを」

本当に「トラウマイスタ」と繋がっていたぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

唯物論ってそういうんじゃないよ・・・とか言うのは野暮。
アートマンの原型だね、これ!

感動のあまり「トラウマイスタ」読み返したところ、ダヴィンチがカモ先生の思想を(歪んだ形で)受け継いでいた。
「究極の愛・・・究極の憎しみ・・・その光と影の融合こそ、人間の極みであり、我輩の悟った永遠の美であり、筋肉を持った真理!!!」

こうなってくると、ダヴィンチ中村説も凄く気になってくるわけですが。
でも年代的にはダヴィンチが若すぎるかなぁ。絵描きという共通項だけでは判断できないし・・・。




◎第百四十八話 VS葱沢理事長!?

餓死寸前の人間にパンを恵んであげるのは、たとえ急な食事で死を早めたとしても、優しいことだろう。
二千恵理人は、愛に飢えて死にかけていた。乾いて罅割れた器は、人から潤いを奪い続けながら朽ちていく。
罅割れた器に清らかな水を注ぐことで、その器が壊れてしまっても、最後に咽を潤すことは出来るだろう。

自分の命を大切にすることの意義をわかっているはずのカモ先生が、「今さら自分を守って何になりますか」と言い出すあたり、どれだけ理人さんを愛していたかわかるなぁ。
注いだだけ、自分はカラカラに乾いてしまっている。そこに再び潤いをもたらすのは・・・!

ああ・・・ついに最終回かぁ・・・・・・・・

次巻予告が物凄く不穏なんですが、7月18日まで待つしかねええええ!!!




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ねじまきカギュー最終巻! 〜死を想って生きる〜
読むとき、ずっしりと重かった。傑作のラストを読むときは、心に心地良い重みを感じるものだ。 「本の重さが好き」という意見と通じるものがあるのかもしれない。 ...続きを見る
佐久間闇子と奇妙な世界
2014/07/21 00:00

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