佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS うろおぼえロシア革命

<<   作成日時 : 2014/07/10 00:00   >>

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※史実とは異なります
※怒らないでください



プリキュア的な何か

イイ男編



マルクス・エンゲルスが革命活動を繰り広げてから数十年。
物語はロシアで始まります。いいえ、既に始まっていたのです。

ソードマスター

ウラジミール 「やばい。ロシアに帰れない。どうしたものか。早くツァーリを倒さないといけないのになあ。」

アドルフ 「ナチス・ドイツの科学は世界一ぃいい! 封印列車に乗せてやってもいいぞ!」

ウラジミール 「封印列車だと? 途中下車できないアレか・・・。トイレ、どうしよう。」

アドルフ 「中にあるに決まってるだろ!」

ウラジミール 「ならば乗るとしよう。・・・だが、ひとついいか?」

アドルフ 「何だ。」

ウラジミール 「・・・時系列、おかしくね?」

アドルフ 「ハイル・ヒットラー!」

ウラジミール 「ヒットラーはお前だ。」

そんなわけで、ウラジミールは封印列車に乗り込むことにしました。
胸のワクワクが止まりません。

ウラジミール 『うわーっ!? 封印列車が飛び出した!?』

列車に乗っていくと、いつしか見知らぬ土地に着いていました。
不気味な空に、閑散とした風景。

ウラジミール 『何だ・・・ここは・・・・?』

ふらふらと列車を降りると、そこは異世界でした。
草木も何もかも、地球上ではありえないものでした。

ウラジミール 『少なくともロシアじゃない・・・。』

列車に戻ろうとした、そのときです。
扉が閉まり、列車は出発してしまいました。

ウラジミール 『ま、待てーっ!』

しかしウラジミールの素早さでは、封印列車に追いつくことは出来ません。
遠くへ消えていく封印列車を見つめながら、ウラジミールは叫びました。

ウラジミール 『クルプスカヤーっ! みんなーっ!』



- - - - - -



気が付くと、ウラジミールは列車の中で寝ていました。
そう、あれはリアルな妄想だったのです。
封印列車の形状が、あまりに前衛的だったので、ウラジミールは異世界に迷い込んだ心地になったのでした。

ウラジミール 「クルプスカヤ・・・!」

こうしてウラジミールは、列車の椅子に寝転んで、クルプスカヤの膝で寝転ぶ妄想を始めました。
あの恐ろしい異世界から戻ってこれて、ウラジミールは嬉しかったのです。
今は、ゆっくりお休み、ウラジミール。
やがて列車は、みんなが待っているロシアへ着くでしょう・・・。



第1章 封印列車がやってくる! 完





<第2章 小フーガ>


その頃、ロシアではウラジミールの仲間たちが戦っていました。

カウツキー 「ククク、クルプスカヤよ・・・貴様の命運も、ここで尽きたな。」(どもったわけではない)

クルプスカヤ 「再生怪人のくせに、何て強さ・・・! けれど、あなたは1回刺されただけで死ぬわ!」

カウツキー 「だが、刺されなければどうということはない! 食らえ、“背教の十字架”!」

ザ・背教者カウツキーは、祈りを込めて十字を斬りました。
強大な真空の刃がクルプスカヤを切り刻みます!

クルプスカヤ 「あああああっ!!」

カウツキー 「どうしたクルプスカヤ! まだオレは全力の半分も出してないぞおお!」

クルプスカヤ 「つ、強い・・・!」

カウツキー 「あの青二才に、みっともなく命乞いをしてみろ! 助けてレーニン、早く来て・・・ってな!」

クルプスカヤ 「青二才ですって・・・?」

青白い炎がクルプスカヤから発せられました。
そう、カウツキーは地雷を踏んでしまったのです。
夫が侮辱されたことで、クルプスカヤは怒りで革命レベルをアップさせたのでした。

クルプスカヤ 「シャイニングウィザード!」

カウツキー 「ぐはあっ!?」

強烈な膝蹴りがカウツキーの顎にヒットしました。
これにはカウツキーもたまりません。ワン、ツー、スリー、立てない!
カンカンカーン! クルプスカヤは一撃でカウツキーを倒したのです。

クルプスカヤ 「ハッ・・・、トロツキー! ブハーリン!」

そうです、戦いは始まったばかりでした。

ツァーリ 「皇帝の空気弾!」

トロツキー 「ぐああああ!」

ブハーリン 「ぐああああ!」

クルプスカヤ 「2人とも、しっかりして! ・・・よくもやったわね、ツァーリ!」

ツァーリ 「褒めてやるがいい、その2人はよく戦った。だが、わたしはクシャミをするだけでロシア経済アップアップに溺れさせる能力を有している! もはや貴様に勝ち目は無い!」

クルプスカヤ 「くっ・・・奴の間合いに入れない・・・! この男、隙が無さすぎるわ!」

ツァーリ 「皇帝の空気弾!」

クルプスカヤ 「きゃあああああっ!!」

まともに空気の塊を食らったクルプスカヤは、25メートルほど吹き飛ばされました。
しかしクルプスカヤは、パワーアップしていたのです。

クルプスカヤ 「あの人はロシアへ戻ってこれない・・・。わたしたちが何とかするのよ!」

ブハーリン 「そうだとも!」

トロツキー 「とろつキーック!」

ツァーリ 「何ぃいいい!?」

そうです、2人は死んでいたわけではありません。
ツァーリの空気弾に吹き飛ばされたと見せかけて、隙を窺っていたのです。
トロツキーの蹴りがツァーリの顔面に炸裂しました。

ツァーリ 「おのれ・・・ならば皇帝必殺技その2を見せてやる・・・!」

ブハーリン 「その2だと!?」

トロツキー 「馬鹿な・・・!」

クルプスカヤ 「来るわ! みんな伏せて!」

ツァーリ 「皇帝暗黒経済失墜原罪波!!!」

とても大きな闇のウェーブが広がっていきました。
木も、草も、大地も、闇の中に沈んでいきます。
この圧倒的な闇の力に、クルプスカヤたちは成す術がありませんでした。

クルプスカヤ 「ごめん・・・あなた・・・・・この世界を・・・・守れなかった・・・・・・・」

吹き荒れる凄い風の中で、クルプスカヤは涙を流しました。
その涙は突風によって運ばれ、そう、あの人のところへ流れ着いたのです。

ウラジミール 「よく頑張ったな、クルプスカヤ! みんな!」

これは奇跡ではありません。
封印列車の到着時刻まで、みんなが頑張った結果なのです。

クルプスカヤ 「あなた・・・・あなたなの!?」

ウラジミール 「そうだ。今こそ革命の時! 10年を1日に圧縮したような日々が、10日間も続くだろう!」

そう言ってウラジミールは、額を天にかざしました。

ウラジミール 「革命の閃光・エクゾードフラッシュ!!」

彼の額から怪光線が放たれました。
その光は、ツァーリが放った闇の風を吹き飛ばし、やがてロシア全土へ広がっていったのです・・・!

ツァーリ 「ぐああああああ馬鹿なあああああああああああああああああああああああああ!!!」





<第3章 さまよえるグルジア人>


ウラジミール 「グルジアには大変凄い革命家がいる!」

焼肉のハラミという大変うまい肉を食べながら、ウラジミールは言いました。

スターリン 「うわあ、めっちゃ嬉しいやん!」

褒められて、スターリンは喜びました。
そうです、グルジアの大変凄い革命家とは、スターリンのことだったのです。



- - - - - -



ところが、しばらくすると、ウラジミールはスターリンのやり方を批判するようになりました。
何故ならスターリンのやり方は乱暴すぎたのです。

ウラジミール 「民族差別やめい! この馬鹿たれが!」

スターリン 「何でやねん! 何で俺のこと、わかってくれへんねん!」

焦って、いたのでした。
20世紀最強の革命家ウラジミールは、あまりにも強すぎました。誰も及ばないほどに。
隣に並べる者が誰ひとりとして存在しない、孤高にして孤独の革命家。それがウラジミールだったのです。

スターリンは、自分こそがウラジミールの隣に立つべき人間なのだと思い、頑張ってきました。
けれども、それは所詮、ウラジミールの強さの前では賽の河原の石詰みにも等しい程度のものでした。

そしてスターリンは、赤いツァーリになっていくのです。

スターリン音頭

スターリン 「誰が貴様などを後継者にさせるものか・・・レーニンの後継者は俺だ! 粛清開始!」

トロツキー 「貴様・・・魂まで腐り果てたか! まさかレーニンを暗殺したのは・・・」

スターリン 「水掛け論に付き合ってる暇は無い・・・貴様は俺が直々に粛清してやる!」

トロツキー 「おのれええええ、とろつキーック!」

スターリン 「効かんなあ・・・貧弱貧弱! 俺の体は鉄で出来てるのだあ!」

トロツキー 「ビスマルクかテメーは!」

クルプスカヤ 「重力を利用した上空からのキック!」

スターリン 「ぐああ!? 何て説明的な技だ! だが、ほんの少しダメージを与えたに過ぎん・・・。貴様らのような貧弱な者どもでは、ソビエトを維持することなど出来ぬわああ! いてこましたるわボケナスどもがああ!!」



- - - - - -



クルプスカヤたちは負けました。
ウラジミールが率いてきたソビエトは、この先1991年12月まで持ちこたえますが、その革命性は今日このときに死んだのです。



- - - - - -



やがてスターリンも、年老いました。
彼はチューリップがたくさんある国へ行き、そこでチューリップを眺めて暮らすことにしました。

スターリン 「さいた・・・さいた・・・ちゅーりっぷの、はなが・・・」

しかし彼に安らぎの最期は与えられなかったのです。

ブハーリン 「見つけたぞ、スターリン! いや・・・“赤いツァーリ”!」

スターリン 「貴様はブハーリン!? 俺を赤いツァーリって呼ぶんじゃねえ!」

ブハーリン 「上等な返事だ・・・。戦いを始める前に、ひとつだけ言っておく。」

スターリン 「何だ。」

ブハーリン 「極東の島国で、わたしの名をパクって自分のペンネームにしてる奴がいるが・・・」

スターリン 「ふーん。」

ブハーリン 「わたしとは一切関係ない! ・・・って返事早っ!」

スターリン 「遺言として聞いておこう。粛清開始!」

ブハーリン 「くっ・・・強い!」

しかしスターリンの動きが突然2秒ほど止まりました。

スターリン 「ううっ・・・これはまさか・・・あのときクルプスカヤに蹴られたダメージが・・・まだ、残って・・・!?」

ブハーリン 「隙あり!」

たくさんのチューリップの球根が、スターリンに降り注ぎました。
どれほどの強さを誇ろうとも、大量のチューリップの球根を浴びせかけられれば、ひとたまりもないのです。
これこそ、ソビエト流チューリップ殺拳でした。

スターリン 「おああ・・・・・・・俺は・・・・・死ぬ、のか・・・・・・・?」

ブハーリン 「今まで貴様が弾圧・粛清してきた人々に、ごめんなさいしながら地獄へ行くがいい!」

スターリン 「レーニン・・・・・・レーニンは俺のことを、凄い革命家だと言ってくれたのに・・・・・・どうして俺を突き放したんだよお・・・・・・側にいてくれよ、レーニン・・・・・・・寂しいよお・・・・・・・・・・・」

ブハーリン 「・・・・・・。・・・安らかに眠れ、赤いツァーリ。チューリップの養分となって、大地に還れ。」

スターリン 「・・・・・・・・・・・・俺を・・・・赤いツァーリと・・・・・呼ぶな・・・・・・・・・・・・・」

ブハーリン 「・・・・・・・・・。」





<エピローグ いつかどこか>


そこは、薄暗く静寂な空間でした。
たくさんの骨が、うず高く積まれ、そこを1人の少年が歩きます。

それは多分、ウラジーミル・イリイチ・レーニンが、今際の際に見た光景―――

ウラジミール 『クルプスカヤ! みんな! どこだ! ・・・・・・』

歩けど歩けど、誰かに出会うことはありません。
もしも本当に地獄というものがあるのなら、それは、残酷な拷問や責め苦が待っているものではありません。
永遠に続く、代わり映えのしない世界。それが唯物論の地獄なのでしょう。

ウラジミール 『オレは・・・死んだのか・・・・・・』

ですが、それは冷たく歪んだ機械唯物論の話。

ウラジミール 『・・・・・・いや!』

闇の向こうに、ウラジミールは確かに光を見たのです。
遠い遠い、小さな国で、2人の男が手を取り合っていました。

ウラジミール 『・・・そうか・・・・・・お前らが・・・・・・オレの・・・・・・』

それはウラジミールが夢見た光景でした。
そうです、たとえウラジミールの肉体は朽ち果てても、その精神を受け継ぐ者はいるのです。

ウラジミール 『そうだよな、フィデル、エルネスト。どれほどの暗闇が世界を覆い尽くそうとも、明けない夜は無い。どれほどの絶望が世界を閉ざそうとも、出口の無い危機は・・・・・・無い!!」




   ウラジミールの奇妙な冒険   完




そして革命は次の時代へ


―――――ふたりなら、レーニンを超せる



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世界の名作など、をうろ覚えで書いてみました。 ...続きを見る
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