佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS デュエリストーク 〜教師編〜

<<   作成日時 : 2015/03/24 00:00   >>

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※本編とのリンクは曖昧です。
※時系列も不明です。
※ダラダラと会話するだけです。


教師決闘


◎秋野連珠・・・数学教師。

◎干支川火元・・・体育教師。




干支川 「なあ、秋野先生。女は外見でなく心やって意見、どない思う?」

秋野 「何とも思いませんね。」

干支川 「え、どういう意味や?」

秋野 「中身で女性を選ぶ男性も、美人を選びますから。」

干支川 「はあ、なるほど・・・。」

秋野 「外見で選ぶにしても、内面で選ぶにしても、結局は同じ人を選ぶのであれば、何を言おうと後付けです。遊びの域を出ない、思考実験の類ですよ。」

干支川 「思考実験? アインシュタインにケンカ売るとは、秋野先生も結構おてんばやな。」

秋野 (おしとやかに振舞うのも良し悪しね。ちょっと素を出せばこれだもの。)

秋野 「アインシュタインの天才性を疑うわけではないですが、私が彼を天才だと思うのは、当時は荒唐無稽だった仮説を、きちんと実証したところにあるんです。どんな奇想天外な説でも、言うだけなら簡単ですから。」

干支川 「わたしには説自体、思いつかんけどなー。秋野先生も、天才とか言われてるクチやろ。」

秋野 「お高くとまってるとは言われてきましたね。」

干支川 「ははっ、その子、秋野先生のこと好きやったんちゃう?」

秋野 (冗談じゃないわ。)

秋野 「人にモノを教える職業ですから、自分の知性に一定の自信は持っていますが、いずれにしても、歴史を代表するレベルの人間でないのは確かですよ。」

干支川 「そら、アインシュタインみたいな人間が大勢おったら恐いわ。社会がメチャクチャになる。」

秋野 「それには同意しますよ。誰も彼もが夢を追っていたら、社会は成り立たないですから。」

干支川 「でも、わたしは夢を追いかける子が好きやけどな。やっぱ、将来の目標をしっかり持ってる子は、顔つきが明るく輝いてるねんで。」

秋野 (どうせ私は根暗ですよ。)

干支川 「人間に生まれたからには、夢のひとつやふたつ、持っててほしいもんや。それが叶わなくても、夢を追いかけたことは無駄にはならへん。」

秋野 (夢が無ければ人間じゃないってか?)

干支川 「ほら、シュリーマンとかカーターとか、わたしああいう男たち、大っ好きやねん! ロマンを追いかける男って素敵やろ?」

秋野 「ええ、素敵ですね。ストイックですし。」

秋野 (2人ともロリコンだけどな。)

干支川 「はあぁ・・・あんな旦那様が欲しいわぁ。」

秋野 「想う人がいらっしゃるので?」

干支川 「え?」

秋野 「いえ、外見でなく心というのも、誰かが言ったことなのかと思いまして。」

干支川 「ちゃうちゃう、ふと思っただけや。わたしももう30やし、ええ人が見つからんかなと思ってな。」

秋野 「干支川先生なら、より取り見取りだと思いますよ。」

干支川 「秋野先生こそ結婚せえへんの?」

秋野 「さあ・・・ピートリー先生のような人がいれば、考えますが。」

干支川 「フリンダース・ピートリーかあ。渋いとこ突いてんなあ。」

秋野 「ハワード・カーターが苦境のときに励ましてくれた、数少ない本物の人物ですからね。」

干支川 「苦境って、例のアレ?」

秋野 「はい、ファラオの呪い騒動です。」

干支川 「呪い・・・。あれって本当なん?」

秋野 「カーナボン卿が死の間際、『鳥が顔を引っ掻くんだ!』と叫んでいたと言われていますし、カーターともども発掘の際に、不気味な振動を感じたことがあったそうですね。その振動を感じた墓では、よく作業員が体調を崩し、中にはポックリ亡くなられた方もいるそうです。ちなみにツタンカーメンの死因は暗殺だそうです・・・。」

干支川 「や、やめてぇな・・・。そういう話、わたし苦手やねん・・・!」

秋野 「あら、デュエリストが呪いを恐れるのですか?」

干支川 「ペガサス・J・クロフォードやって、神の呪いを恐れてたやん・・・。王国の大会の後、しばらく昏睡状態になってたらしいし、あれも呪いちゃうの?」

秋野 「どうでしょう。企業の経済戦争が絡んでいたそうですし、ほとぼりが冷めるまで身を隠す為の偽装だったという見解もあります。」

干支川 「そうなん・・・?」

秋野 「わかりませんが、正直そちらの方が恐い気がします。死んだ人間の呪いよりも、生きてる人間の方が、よっぽど恐ろしいですよ。」

秋野 (お前とかな。)

干支川 「その理屈はわかるけど、せやかて、オカルトの恐さはそれとは違うやんか?」

秋野 「ペガサス前会長が呪い殺されているなら、トゥーン・・・トゥト・アンク(完全なる生命)を自分専用のカードとして創造した時点で死んでますよ。そこには幻神を製作したときのような敬意が、無いわけですから。」

干支川 「そ、そう言われれば、そうかなって気もしてくるけど、ツタンカーメン・・・トゥトアンクアメンの呪いは、実際に何十人も死んでるんやろ?」

秋野 「死んだのは主に、高齢の人々でした。」

干支川 「そうやったっけ?」

秋野 「ツタンカーメン・・・いえ、トゥトアンクアメンですか、彼の陵墓発見は、考古学史上最大の発見とも言われています。それに対する興奮は、凄まじいものがあったでしょう。」

干支川 「それは、つまり、年寄りを興奮させたらいかんってことか。そらそやな・・・。」

秋野 「何しろ大騒ぎでしたからね。激務の中で過労死する人間が出ない方が不思議ですよ。」

干支川 「なるほ・・・で、でも、ネクベトの鳥とか、確かカーナボン卿は知識に疎くて、知らなかったって聞いてるけど・・・それに、死ぬときに謎の停電があったとか・・・うわわ、思い出したらメッチャ恐なってきた!」

秋野 「幾ら素人でも、何年もカーターと付き合っていたら、そのくらいの知識はありますよ。停電も、当時はよくあることです。80年以上も前の話ですよ?」

干支川 「な、謎の振動は?」

秋野 「低周波公害、ご存知ですか。」

干支川 「ああ、耳には聞こえないけど、体に悪いってやつ?」

秋野 「発掘であちこち掘り返せば、地盤が緩んで、揺れたとしても不思議ではないです。」

干支川 「そっか。そもそも墓作るときに掘ってるもんな。」

秋野 「それだけでなく、発掘は砂埃との戦いです。炭鉱で働く人が、粉塵で咽をやられて大勢死んでいったことを考えれば、むしろ少ないですよ、死人。」

干支川 「確かにエジプトは砂だらけやしな・・・。口あけてると、舌がザラザラになったりするねん。」

秋野 「ですから謎の本質は、なぜ大勢が死んだかではなく、なぜカーターが生き残ったかということでしょう。」

干支川 「イイ男やから?」

秋野 「・・・・・・。」

干支川 「まあ、若くて体力があったからやろうな。まだ40前後やったんやろ?」

秋野 「あるいは、ファラオに対してきちんと敬意を払っていたからかもしれないですね。何も私は、無理やり全てを科学で説明しようとは思わないですよ。」

干支川 「オカルトやなくて、ロマンってわけか。」

秋野 「“人はこの世の最大の主の為に仕えなければならない。その主が、物質的進歩か、享楽か、科学か、芸術か、祖国か、神か。それは諸君みずから決定せよ”。」

干支川 「ヒンケルか? “眠れぬ夜の為に”やったっけ。大学の倫理で習ったなぁ。」

秋野 「密売人、マスコミ、野次馬・・・物質的進歩や享楽を主とする人々は、ファラオに敬意を払っているとは言えません。イギリス政府やエジプト考古学局も、ファラオに対する敬意など微塵も無いでしょう。」

干支川 「そうなん?」

秋野 「自分たちのメンツや、ファラオの権威、希少価値・・・そういったものには敬意を払っているかもしれませんけれど、それはファラオ個人への敬意ではないですから。武藤遊戯や結城十代と比較すれば一目瞭然です。」

干支川 「せやな・・・。カーターにとってファラオは、友達みたいなものやったんかもしれんな。」

秋野 「トゥトアンクアメンの魂に導かれたという逸話も残っていますよ。」

干支川 「墓場で生まれた少年の話やったっけ? 墓で生まれたって、何か不気味やけど・・・。」

秋野 「ファラオの墓は住居ですよ。」

干支川 「あ、そっか。日本の常識で考えたらあかんな。コプト教徒なんて、まさにエジプトならではやね。」

秋野 「カーターは、トゥトアンクアメンを、ひとりの人間として敬意を払ったからこそ、発掘する権利があるのだと思います。カーナボン卿は残念ながら、俗物としての枠から抜け出ることが出来ませんでした。悪い人ではないですが、資格が無かったんですね。」

干支川 「そう言えば、カーターとカーナボン卿は仲が悪かったって話やな。実際そんな仲が悪かったわけちゃうと思うけどな・・・。タッグ組んでたわけやしさ。」

秋野 「ええ、仲は良かったと思いますよ。ただ、心の中で何を思っていたかは別ですが。」

干支川 「え?」

秋野 「私は“ファラオの呪い”は恐くないですが、生きている人間は恐いです。」

干支川 「・・・どういう意味や?」

秋野 「カーターが、カーナボン卿の娘と想い合っていたのは、ご存知ですか?」

干支川 「イーヴリンか? まあ、歳は離れてるけど、シュリーマンとソフィアも20以上離れてたしな・・・ん?」

秋野 「ええ、カーナボン卿は、それを良しとしませんでした。」

干支川 「・・・実際、イーヴリンは別の男と結婚させられている・・・・・。」

秋野 「カーナボン卿の邪推を解いて、引き続き発掘費用を出させる為に、イーヴリンがはたらきかけたそうです。」

干支川 「しかし邪推やなかったわけやな・・・。」

秋野 「イーヴリンの夫が呪いを恐れたせいで、彼女は二度とエジプトに来ることは無かったそうですし、カーナボン卿が亡くなっていなければ、その後イーヴリンとの交流すら続いたかどうか。」

干支川 「ま、まさか、秋野先生? カーターが呪いに見せかけて、カーナボン卿を死なせたなんて・・・?」

秋野 「ふふ、流石にそれはないでしょう。ただ、病気がちのカーナボン卿を引っ張りまわしたあたり、未必の故意はあったかもしれないですね。当時はイギリスからエジプトまで2週間の強行軍ですし・・・。」

干支川 「・・・・・・。」

秋野 「少なくとも、カーナボン卿が亡くなったことで、板ばさみだったカーターは楽になりました。また、誰も得られないような栄誉を手にしたのも彼です。そのあたりの心理を考えると、呪いよりよっぽど恐くなりますよ。」

干支川 「確かにゾッとしない話やな・・・。」

秋野 「もっとも、それは当然の栄誉だと思いますがね。」

干支川 「そうやな。むしろ地位や報酬に固執せえへんかった、立派な人や。」

秋野 「カーターは最大の主を神と定めた者ですからね。この世界の神、すなわちデュエルモンスターズに。」

干支川 「ん? 当時はM&Wも無かった頃やで? 石版使ってたん?」

秋野 「敬意を払うという意味で、エゴイストやナショナリストではなく、デュエリストだったという話ですよ。ファラオだけに頭を下げるような連中とは違い、ルールに対して敬意を払う者なんですね。武藤双六が挑んだ陵墓も、ルールに従えば抜けられる罠ばかりだったと聞いています。」

干支川 「カードを使わなくてもデュエリストか・・・。」

秋野 「概念としてのデュエリストですね。契約的性質に基づいて、国益やメンツに囚われることなく、ストイックに仕事をこなした人です。」

干支川 「トゥトアンクアメンの魂に選ばれたのも納得やな。確か、闇アイテムを授けられたとか・・・?」

秋野 「小さなウジャト眼だったそうですが、効力は確かだったようですね。」

干支川 「山椒は小粒でピリリと辛いってわけやな・・・ちょい違うか。」

秋野 「まあ、デュエリスト能力を無効化されない闇アイテムも小さなものですし、千年アイテムもパズルのピースひとつひとつは小さなものですから、リングや天秤が大きすぎるのかもしれないです。」

干支川 「ま、とにかくカーターも“闇の番人”ってわけやな。わたしらの大先輩や。」

秋野 「そうなりますね。噂が正しければ、ですが。」

干支川 「ロマンを信じるのに資格はいらんで? 結局、何が真相かなんてわからんことばっかりやけど、夢見るのは個人の自由や。」

秋野 「ふふ、少なくとも“闇の番人”が悪運に強いには確かですけれども。」



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
賢吾「ダラダラどころか、かなり哲学的な対談やないか」
コング「賢者の心をくすぐる。お礼に二人にはくすぐりの刑をしてあげよう」
ゴリーレッド「ではコングにはブレーンバスターを」
コング「待て」
賢吾「女は外見ではなく心か?」
ゴリーレッド「女はハート」
コング「外見は二の次と言う男は嘘つきだ。僕は美脚美ボディ、キュートなスマイルを求める。美乳も理想だが、胸の大きさはさほど問わない。完璧を求めたら行き着くところはアニメのヒロインしかいなくなるからな」
賢吾「誰も彼も夢を追いかけたら社会が成り立たんか?」
ゴリーレッド「最初はみんな夢を見ると思う。でも青少年期に見た夢を、ずっと追いかけるのは難しい。多くの人が途中で夢を諦める」
賢吾「なるほど、どのみち誰も彼も夢を追いかける状態にはならんゆうわけか」
ゴリーレッド「もちろん夢や目標に向かって歩む一歩一歩が大事で、夢を追いかけたことは無駄にはならない。まさにその通り」
コング「年寄りを興奮させると腹上死か」
賢吾「事故に見せかけてわざとそれを狙ったミステリーもあったな」
コング「寝ている老人の布団に若い美女が全裸で潜り込んで抱き締めたんだ。むごいいい」
ゴリーレッド「呪いを科学的に考えることは大事だと思う」
賢吾「オカルトよりもロマンか。なるほど、ヘタに怖がると柳もお化けや」
コング「死人の呪いよりも生きてる人間のほうが怖いか」
賢吾「そうかもしれんな」
コング「闇の番人ゴリーレッド」
ゴリーレッド「はい?」

コング
2015/03/24 10:16
>コングさん
おそらく、これまでのデュエリストークの中で、最も高尚な会話になった気がします。
ホラーやオカルトに対しては、次第に敬意が恐怖を打ち消していきました。生きてる人間の方が恐いというのもありますが・・・。

山田「翔武学園の教師は、雑談でもハイレベルか。」
佐久間「成績トップクラスは人外とか言われる高校だからな。それなりに教師も賢くないと務まらない。」
維澄「干支川が博識なのは意外だった。」
佐久間「デュエリストだからな。」
山田「何て汎用性のある言葉。」
八武「私はエロリストだ。」
山田「何て酷い主張。」
八武「外見を気にしない男も、見目麗しい女を選ぶか。なるほどねぃ、それは正しい気がする。」
佐久間「そうだろう、そうだろう。」
山田「2人とも、何で俺を見る?」
神邪「若い美女が全裸で・・・。しかし老人だと思って舐めていたら、たちまち逆襲されて虜にされてしまった。そんな官能サスペンスが浮かびました。」
山田「神邪の言うことが死根也そっくりになってる。責任を感じろ。」
八武「弟子の成長に感動を禁じえない。」
神邪「もとい、生きてる人間が恐いというのは確かですね。」
山田「今は神邪が恐い。」
佐久間「夢を応援することは美しいが、夢を持たない人間や、夢を諦めた人間も、充実した人生を送れる世の中にしたい・・・と栞が言ってた。」
維澄「思ってるけど、言ったことあったっけ?」
神邪「僕も闇の番人として、成すべきことを成さないと・・。」
アッキー
2015/03/24 23:20

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