佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘倶楽部   第十八話 夏だ!デュエルだ!モリンフェンだ! (中編)

<<   作成日時 : 2015/06/02 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



ま、言ってしまえば俺はデュエリストだ・・・って、おお、俺の出番かよ。

風森は相手が悪すぎたとしか言いようがねえ。
それを言い訳にしないのが、あいつのいいとこだけどな。

ともかく、俺は俺で勝たねえと。
ここで俺が負けたら崖っぷち。
正直なとこ、リスティーじゃ勝ち目は薄い。
俺とアツシで勝ち星を2つ取って、楽にさせてやんねえと・・・。

月島センセから借りたカードでデッキも強化したし、ここは勝ちにいくぜ!



第2回戦   童実野高校 VS 都蘭布高校

1戦目 × 1年 風森無々 VS 殺霧敷衍 2年 ○
2戦目 1年 熊井次郎 VS 一寸日獲斗 2年
3戦目 1年 平田敦 VS 砂原志乃 1年
4戦目 1年 リスティー・N・ダーク VS 南城暦 2年
5戦目 1年 安藤比呂子 VS 黒須えみる 1年




◆ ◆ ◆



「よーう、お前が熊井次郎か。はっ、高校生にゃ見えねえな。」

鼻で笑いやがって、いけ好かねー野郎だ。
学ラン姿に赤いシャツのハンサム野郎。どこの番長だっての。

「てめーこそ生まれる時代を間違えてきたんじゃねえのかよ?」

「はは、そりゃあ褒め言葉だ。つくづくオレも思うぜ。・・・まあ、そろそろ始めようや。」

目つきと口元から笑みが消えた。
そうだったな、軽い野郎だが、油断しちゃなんねえ。


「「デュエル!」」


熊井次郎:LP8000
一寸日獲斗:LP8000



「俺の先攻だ、ドロー!」

よし、手札は悪くねえ。

「まずは《ビッグバンガール》を召喚だ。続いて永続魔法《魔法吸収》に、魔法カード《盗人ゴブリン》発動!」


魔法吸収 (永続魔法)
魔法カードが発動する度に、このカードのコントローラーは500ライフポイント回復する。

盗人ゴブリン (魔法カード)
相手ライフに500ポイントダメージを与え、自分は500ライフポイント回復する。



「ほう・・・!」

一寸日獲斗:LP8000→7500

熊井次郎:LP8000→8500→9000



「そして《ビッグバンガール》は、俺のライフが回復するごとに、相手に500ダメージを与えるぜ!」


一寸日獲斗:LP7500→7000→6500


「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ! この瞬間――」



「は、オレのデュエリスト能力、発動!」



「何だと・・・!?」



熊井次郎:LP9000、手札2
場:ビッグバンガール(1300)
場:魔法吸収(永続魔法)、伏せ×1

一寸日獲斗:LP6500、手札5
場:モリンフェン(攻1750)、モリンフェン(攻1750)、モリンフェン(攻1750)
場:




こ、こいつは・・・!

「てめーもモリンフェン使いかよ!」


「そうさ? これがオレのレベル3能力“猛臨飛燕”(モリンフェン)・・・1ターンに1度、自分の手札・デッキ・墓地・除外ゾーンから、《モリンフェン》ちゃんを可能な限り特殊召喚できるってわけだぜ! はっはあ! 更に、攻撃力と守備力を200ポイントアップさせる、オマケ付きよぉ! 《モリンフェン》ちゃんを強化できるのは、何も風森だけの専売特許じゃねえ! オレにだって、出来るのさぁ! はっはっはあ!」


攻撃力と守備力を200アップ・・・?
まさか、こいつ・・・!


「・・・だが、俺のデュエリスト能力も発動だ! 自分がライフを回復したターンのエンドフェイズに、相手に1000ポイントのダメージを与える、レベル2能力だぜ!」


一寸日獲斗:LP6500→5500


「ほー、なーるほど。顔に似合わず【キュアバーン】なんか使ってるのは、そーゆーことね。」

「顔に似合わずは余計だ! イチイチ癪に障る野郎だな!」

「わーりぃ。どうもオレって正直者だからよ。めんご、めんご。」

「ちっ・・・!」

わかってる、こいつは挑発だ。
俺の冷静さを奪おうとしているわけだ。癪に障るが、問題ねえ。


「オレのターン、ドロー! じゃっきーん! フィールドの3体のうち、2体の《モリンフェン》ちゃんでオーバーレイ・ネットワークの構築に移りまーっす、はっはあ! 出でよ、《終焉の守護者アドレウス》!

「アドレウス・・・?」

聞いたことがねえモンスターだ。

「アドレウスのモンスター効果は、ユニット1つを取り除くことで、表側表示のカードを破壊する!」

「何だとお!」


終焉の守護者アドレウス ランク5 闇属性・悪魔族
攻撃力2600 守備力1700 レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。



《ビッグバンガール》 (破壊)


「くっ・・・!」


「それだけじゃねえぜ、オレは通常召喚を終えていない。手札からレベル3のチューナー、《ダーク・リゾネーター》を召喚するぜ。」

「チューナーだと・・・まさか!」

「おうよ、レベル5の《モリンフェン》ちゃんにぃ〜、レベル3の《ダーク・リゾネーター》をチューニング!」

「くっ・・・!」



「脈動せよ、《ブラッド・メフィスト》!!」



ブラッド・メフィスト レベル8 闇属性・悪魔族・シンクロ
攻撃力2800 守備力1300 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
相手のスタンバイフェイズ時、相手フィールド上に存在するカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える事ができる。
また、相手が魔法・罠カードをセットした時、相手ライフに300ポイントダメージを与える。




「メフィスト・・・! そいつぁ、まさか殺霧から・・・!」

「おおう、察しがイイじゃねえか。カードを共有しちゃなんねえってルールは無えからな。何しろ貴重で希少なシンクロモンスターだ、仲間同士、使いまわさねーとな。はっはあ!」

風森を追い詰めたモンスター!
やっぱし、シンクロは強ぇな・・・。


「更に追撃のデュエリスト能力! 2体の《モリンフェン》ちゃんを蘇らせて、オーバーレイ! 2体目のアドレウスだ!」



熊井次郎:LP9000、手札2
場:
場:魔法吸収(永続魔法)、伏せ×1

一寸日獲斗:LP5500、手札5
場:終焉の守護者アドレウス(攻2800)、ブラッド・メフィスト(攻3000)、終焉の守護者アドレウス(攻2800)
場:




《モリンフェン》だけでなく、メフィストとアドレウスまで攻守が上がってんぞ・・・!
やっぱり、こいつ、闇坂一族か!?


継承される闇(クレジット) レベル1能力(所有者:闇坂)
自分フィールド上の闇属性モンスターの攻守は200ポイントアップする。



「メフィストでダイレクトアタックだ!」

「・・・っ、永続罠《グラビティ・バインド−超重力の網−》発動だ! レベル4以上のモンスターは攻撃できねえぜ!」

「はっはあ、だが、レベルを持たないエクシーズモンスターには何の関係もない! アドレウスで直接攻撃!」


熊井次郎:LP9000→6200→3400


「くそっ・・・!」

「うーん、2体目のアドレウスの効果で永続罠を破壊。カードを1枚伏せて、ターンエンドだ! はっはあ!」



熊井次郎:LP3400、手札2
場:
場:魔法吸収(永続魔法)

一寸日獲斗:LP5500、手札4
場:終焉の守護者アドレウス(攻2800)、ブラッド・メフィスト(攻3000)、終焉の守護者アドレウス(攻2800)
場:伏せ×1




「くそったれ・・・俺のターン、ドロー!」

「スタンバイフェイズにメフィストの効果で300ダメージを受けてもらうぜ?」


熊井次郎:LP3400→3100


奴のフィールドのアドレウスは、それぞれオーバーレイ・ユニットを1つずつ持ってやがる。
つまり、俺がフィールドに表側表示で出したカードは、2枚まで破壊されちまうって寸法だ。

しかもメフィストには、風森とのデュエルでは使わなかった、第二のバーン効果がある。
俺が魔法・罠を伏せるたびに300ダメージ。今の状況じゃ、けっこうキツいぜ。


手札は、《白魔導士ピケル》に《レインボー・ライフ》、そして今引いた《時の飛躍》・・・。
1ターンを凌ぐだけなら出来そうだが、後が続かねえ。くそっ、どうすりゃいい?


「・・・・・・カードを2枚伏せて、ターンエンドだ。」

「そうかよ? だが、メフィストの効果で600ダメージを受けてもらうぜ。」


熊井次郎:LP3100→2500


「エンドフェイズにオレの能力で《モリンフェン》ちゃん1体を特殊召喚。そんでオレのターン、ドロー!」


熊井次郎:LP2500、手札1
場:
場:魔法吸収(永続魔法)、伏せ×2

一寸日獲斗:LP5500、手札5
場:終焉の守護者アドレウス(攻2800)、ブラッド・メフィスト(攻3000)、終焉の守護者アドレウス(攻2800)、モリンフェン(攻1750)
場:伏せ×1



「アドレウスの効果で・・」

「させねえぜ、速攻魔法《時の飛躍》発動!」

「お?」

「魔法カードを発動したことで俺は500ライフを回復、そしてターンをブッ飛ばして、てめーに1000ダメージだ!」


一寸日獲斗:LP5500→4500


本来ならピケルを出しておいて、更に3000ダメージを与える予定だったが、そうなると総攻撃で俺のライフが尽きてしまう。苦汁だぜ。


「バトルフェイズか・・・・やーな予感するけど、とりあえず《モリンフェン》ちゃんで攻撃しとくか。」


「かかったな、手札を1枚捨てて《レインボー・ライフ》発動だ! このターンに受けるダメージは回復へ変わるぜ!」


熊井次郎:LP3000→4750


「はっ、バトルフェイズ終了だ。仕方ねえなあ、アドレウスの効果で《魔法吸収》を破壊しといてっと、デュエリスト能力で墓地から《モリンフェン》ちゃんを特殊召喚。」


熊井次郎:LP4750、手札0
場:
場:

一寸日獲斗:LP4500、手札5
場:終焉の守護者アドレウス(攻2800)、ブラッド・メフィスト(攻3000)、終焉の守護者アドレウス(攻2800)、モリンフェン(攻1750)
場:伏せ×1



「伏せカード、オープンってな。」


闇霊術−「欲」 (罠カード)
自分フィールド上の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手は手札から魔法カード1枚を見せてこのカードの効果を無効にできる。
見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。



「ユニットを使い果たしたアドレウスを生贄に、2枚ドローだ。」

「俺の手札が尽きるのを待ってやがったのか・・・!」

「はっ、これで欲しいカードは全て揃ったぜ。」

一寸日は、パンパンパンと3枚のカードをフィールドに並べた。
《デーモンの宣告》、《カードトレーダー》、《天変地異》・・・3枚の永続魔法!?

「まさか・・・」


「はっ、そのまさかだよ。降る神鳴りで海が荒れ、地は万物を吸い寄せる・・・《降雷皇ハモン》!!


金色の羽を持つ、禍々しい怪物。
間違いねえ、アカデミアに伝わる伝説のカード、幻魔!

まさか本物なわけねえが、レプリカだって世界に10枚あるかないかって話だぞ・・・。
何で一介の高校生が、んなもん持ってやがんだ!


「驚くのは早いぜ、手札から《E・HEROプリズマー》を召喚し、ウリアを墓地に送る。さあ、我が身を竜と変えよ、プリズマー! 神の炎は空を焼き、神の咆哮は地を壊す・・・《神炎皇ウリア》!!


巨大な赤色のドラゴン!
攻撃力はプリズマーのままなのに、この威圧感・・・!


「そして、メフィスト、アドレウス、そして《モリンフェン》ちゃんを生贄に、出でよ・・・命が生まれ、命が沈む。王者は兵士の血を啜る・・・《幻魔皇ラビエル》!!


蒼き巨体の魔王!
1ターンで三幻魔を揃えちまった・・・!
こいつ、何者だ!


「そして最後の手札を使わせてもらうぜ! 世界を滅殺せよ、愚かな女よ・・・《次元融合殺》!!



混沌幻魔アーミタイル レベル12 闇属性・悪魔族・融合
攻撃力0 守備力0 「神炎皇ウリア」+「降雷皇ハモン」+「幻魔皇ラビエル」
????????????????????????????????




「はっはあ、《次元融合殺》で融合したアーミタイルは、本来の力を発揮する!」

一寸日の目ん玉は、ぎょろぎょろぎょろぎょろ、さっきまでの軽いハンサムが別人だ。


「ひとつ、戦闘・効果に関わりなくフィールドを離れない不死の能力!」

効果でも離れないのかよ・・・!

「ひとつ、あらゆる魔法・罠・モンスター効果を受け付けず、対象にもならない究極の耐性!」

何だよ・・・それ・・・!

「ひとつ、1ターンに1度、相手モンスターに10000ポイントの戦闘ダメージを与える能力!」

食らったら即死か・・・!

「ひとつ、エンドフェイズまでコントロールを移し、コントローラーのフィールドを一掃する能力!」

もう一掃されてるけどな!



熊井次郎:LP4750、手札0
場:
場:

一寸日獲斗:LP4500、手札0
場:混沌幻魔アーミタイル(攻200)
場:




「何故、と思ってるな? 何故このオレが、伝説の幻魔ばかりかアーミタイルまで所持しているのか? ははっ、そいつは簡単さ、簡単なことなんだよ! アーミタイルの属性と種族を、よく見てみるといい・・・! そう、闇属性であり悪魔族! わかるか!? 《モリンフェン》ちゃんと同じということなんだよ! これが偶然か何かだと本気で思ってるのか!? だったら勉強不足だぞ・・・・・・そう、アーミタイルはモリンフェン様の一形態なんだよ!!!


何・・・・・・だっ・・・・・て・・・・・・・?





   つづく

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2015/06/03 00:04

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「ネットで『小島瑠璃子ノーパン始球式』と見て即クリックしたら、『ノーバン』(ノーバウンド)だった。騙された」
火剣「誰も騙していない」
ゴリーレッド「関係ない話をするのを荒らしと習わなかったか?」
コング「いっぱい! おっぱい! ぼく元気!」
ゴリーレッド「延髄斬り!」
コング「何故えええ!」
火剣「モリンフェミニストは230万人という話をきのうしたが、界隈は@アッキー監督A佐久間んB八武医者C栞んD神邪EコングFゴリーレッドG俺様火剣H賢吾も入れてI山田太郎。10人だ。この中でヒロピンファンは暴力皇帝コンビを除いた8人。80%の確率は凄い」
ゴリーレッド「界隈を参考にして計算することがすでに間違っている・・・って何の話をしている?」
火剣「そうだ、デュエルだ。熊井次郎VS一寸日獲斗」
コング「ムーはモリンフェン様。殺霧はモリンフェンさん。一寸日はモリンフェンちゃん。崇拝度がわかる」
火剣「デュエルのテレビアニメを見ていても言葉の挑発合戦はつきものだ」
コング「僕もバトル中挑発はよくする。チミには女刑事としての意地や誇りはないのう?」
ゴリーレッド「三幻魔? 伝説のカード?」
コング「オーバーレイプって何だ?」
ゴリーレッド「オーバーレイだ」
火剣「ムーの専売特許ではないか。ムーと初対決の相手がみんなムーの戦法に驚くから今まではそんなイメージがあったな」
火剣獣三郎
2015/06/02 13:36
>火剣さん
界隈で誰かに遭遇したら、十中八九ヒロピンファン!
そしてこの小説では、登場キャラクターのほぼ100パーセントがデュエリスト! それも能力者だらけですね。
今まではモリンフェンデッキで度肝を抜くのは無々に限られていましたが、世界にはまだまだ想像を超えたデュエリストたちが存在します。

八武「ノーパンとノーバン。確かに似ている。術中に嵌まった!」
佐久間「ありもしない罠を、罠と見せかけるのも、デュエリストとしての才能だ。」
山田「それとこれとは何かが違う気が・・・。」
佐久間「8割を世界人口に当てはめると、56億か57億あたりか。」
山田「だから当てはめるなと。」
佐久間「個性は偏りからしか生まれないって知ってるか?」
山田「偏見が悲劇を生み出してきたことは知っている。」
佐久間「偏りと偏見は違う。」
神邪「呼び方は崇拝度の差だったんですか。」
佐久間「なるほど、そんな気がする。」
維澄「アーミタイルを出したあたりで呼び方が様になっているのは、崇拝度が高まったことを示しているのかな。」
佐久間「その場のノリかも。」
山田「そのうち闇属性悪魔族は、全てモリンフェンの分身になりそうだな・・・。」
八武「ゾークも?」
神邪「そこに通じているわけですか。」
佐久間「よし、マイナスのエクシーズ召喚は、オーバーレイプだ。わかったなアッキー?」
アッキー「その手がありましたか。」
山田「おいやめろ。」
アッキー
2015/06/02 22:47

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