佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘倶楽部   第二十一話 闇晦ましへの招待状

<<   作成日時 : 2015/06/09 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



ま、言ってしまえばリスティーはデュエリストなのだ。はう。
この紹介は何度目だって? 2度目だよ?

1戦目の無々くんと殺霧さんのデュエルは、惜しいところで負けてしまった。
惜しかった、よね?

2戦目の、次郎くんと一寸日さんは、混沌幻魔まで出てきて大混乱。
しかも一寸日さんが女の子だったなんて。胸を触らせて、エッチ。

3戦目は敦くんと砂原さん。
ライフが回復したり削られたりと、大忙しのスペクタクル。

うーん、リスティーも負けてらんない。
これからリスティーは、デュエルのフィールドへ向かうのだ。
今のところ2勝1敗でリーチかけてるから、ここでリスティーが勝って、チームの勝ちを決めちゃうぞ!




第2回戦   童実野高校 VS 都蘭布高校

1戦目 × 1年 風森無々 VS 殺霧敷衍 2年 ○
2戦目 ○ 1年 熊井次郎 VS 一寸日獲斗 2年 ×
3戦目 ○ 1年 平田敦 VS 砂原志乃 1年 ×
4戦目 1年 リスティー・N・ダーク VS 南城暦 2年
5戦目 1年 安藤比呂子 VS 黒須えみる 1年




◆ ◆ ◆



「リスティー・N・ダークです! よろしくお願いしまふ! はう・・・噛んじったよ・・・。」

しょっぱながら、つまづき加減。守備表示になっちゃうよう。
対戦相手の南城さんも、くすくす笑っている。はうう。

「うふふ、ダークだなんて、霊使いなのかしら? 本当は男の子ってオチはないわよね?」
「はう!? この立派なオッパイが見え・・・・見え・・・・・三重県の県庁所在地は、つつつつつ。」

はうう、負けている・・・。
リスティーは胸を押さえながら涙ぐんでしまった。
ち、小さくはないもん。

・・・あっ、いけない、これは巧妙な心理作戦だ!
危うく引っかかるところだったよ。はう。

「うふふ、ご存知かしら。この様子は全て撮影されて、DVDに記録されるのよ。あなたのセリフもね。」
「・・・・・・・・・は、はうう!!?」

あわわわわ、うっかり言ったセリフを思い出して、顔面蒼白!
オッパイって、オッパイって、リスティーは何を言ってるのかな!? はうううう!

「あ、ち、違うよ! リスティーはオッパイなんて言ってないもん! 違うんだからね!」

ふう、何とか取り繕うことが出来た。一安心だよ、はう。
あらためてデュエルディスクを構えるのだ。


「「デュエル!」」


リスティー:LP8000
南城暦:LP8000



「よーし、リスティーが先攻を貰ったぞ! ドローカード!」


来たー!


「リスティーは手札から、《独奏の第1楽章》を発動! セレナを特殊召喚だ! はう!」


独奏の第1楽章 (魔法カード)
「独奏の第1楽章」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「幻奏」モンスターしか特殊召喚できない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
手札・デッキからレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。


幻奏の音女セレナ レベル4 光属性・天使族
攻撃力400 守備力1900
天使族モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。
このカードが特殊召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「幻奏」モンスター1体を召喚できる。



「ガンガン行くよ! セレナを生贄に《アテナ》を召喚! 更にセレナの効果で、アリアを召喚できる!」


アテナ レベル7 光属性・天使族
攻撃力2600 守備力800
1ターンに1度、「アテナ」以外の自分フィールド上に表側表示で存在する天使族モンスター1体を墓地へ送る事で、「アテナ」以外の自分の墓地に存在する天使族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
フィールド上に天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、相手ライフに600ポイントダメージを与える。

幻奏の音女アリア レベル4 光属性・天使族
攻撃力1600 守備力1200
特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「幻奏」モンスターは効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。



「うふふ、わたしに600ダメージね。」


南城暦:LP8000→7400


「そして手札からソナタを守備表示で特殊召喚する! 《アテナ》の効果で、更に600ダメージ!」


幻奏の音女ソナタ レベル3 光属性・天使族
攻撃力1200 守備力1000
自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。



南城暦:LP7400→6800


「ふっふーん、《アテナ》のもう1つの効果! アリアを墓地に送って、そのまま特殊召喚!」

「あら、あら、あららら。」


南城暦:LP6800→6200


「ターンエンドだよ! はう!」

リスティーだって成長してるのだ。
いきなり手札を使い果たすなんてことはしないんだよ!


リスティー:LP8000、手札2
場:アテナ(攻3100)、アリア(攻2100)、ソナタ(守1500)
場:

南城暦:LP6200、手札?
場:
場:



あれ、手札に何だか黒い靄みたいなものが・・・?
何だろう、はう。


「うふふ、わたしのターン、ドロー。」


その途端、南城さんのフィールドに闇が溢れ出した。何これ!?


「うふ、うふ、うふふふ。わたしのレベル3能力“見えざる敵”(ダークアブソリュート)よ。うふふふ、わたしの手札とフィールドを、あなたは確認できないわ。」

「はうう、そんなあ。・・・で、でも、こっちには3体のモンスターが並んでるもん!」

攻撃力3100に、攻撃力2100、守備力1500だ。
しかも効果の対象にはならず、戦闘で破壊されない!



《アテナ》 (破壊)

リスティー:LP8000→6400→3800→3400




「は、はうううう!!?」

な、何が起こったの!?
えーと、えーと、あ、そうか、《アテナ》には破壊耐性を付与できないんだっけ。ふよよよよ・・・。

3回攻撃ってことは、全体攻撃モンスターだよね?
えーと、えーと、確か《阿修羅》に《オネスト》って有名なコンボが・・・あれ、《阿修羅》の攻撃力って1600だっけ?
うろ覚えだけど、何か違うような・・・?

「うふ、うふ、うふふふ、わたしが何をしようとも、その一切がわからない。あなたには、何も、わからない。うふふ、うふ、うふふふふふふ。ターン終了よ。」



リスティー:LP3400、手札2
場:アリア(攻2100)、ソナタ(守1500)
場:

南城暦:LP6200、手札?




「うう・・・リスティーのターン! リスティー・ディスティニー・ドロー!」


来たー!


「はう、リスティーはアリアとソナタを生贄に、《アテナ》を召喚だよ! そしてそして、リスティーのデュエリスト能力はっつどー! 自分フィールドのモンスターと同名モンスター1体を、墓地から特殊召喚できる!」



リスティー:LP3400、手札2
場:アテナ(攻2600)、アテナ(攻2600)
場:

南城暦:LP6200、手札?




「さーらーにー、手札から2体のソナタを特殊召喚! 《アテナ》の効果で墓地に送って蘇生、墓地に送って蘇生、これで・・・・・・あ・・・あれ・・・・?」



リスティー:LP3400、手札2
場:アテナ(攻3600)、アテナ(攻3600)、ソナタ(守2000)、ソナタ(守2000)
場:

南城暦:LP6200、手札?




「あのー、つかぬことをお聞きしますが、どうしてライフが減ってないんでしょうか? はう・・・」

「うふふ、教えてあーげない。」

「はう〜、意地悪!」


えーと、効果ダメージを受けないようにするのは、《デス・ウォンバット》!
あれっ、そう言えば《デス・ウォンバット》の攻撃力って、1600だったような・・・。
属性を変更できる魔法カードが発動されていたとすれば、さっきのは!

・・・あ、違う。それじゃあ全体攻撃できない。
な、何で、どうして? リスティーはアホの子だから、わかんないよう!

はうう、はう、えーと、えーと、えーと、でも、攻撃力3600で攻めたら、勝てるよね?
だって、《オネスト》の効果は1ターンのみだもん!


「あ、《アテナ》で、えーと、わかんない、適当に攻撃!」



《アテナ》 (破壊)

リスティー:LP3400→1500




「はうううう!? ななな何で!? 3600に、1900・・・・攻撃力5500!?」

まさか《F・G・D》!? それとも《究極竜騎士》!?
どうなってるの〜〜!???



リスティー:LP1500、手札0
場:アテナ(攻3600)、ソナタ(守2000)、ソナタ(守2000)
場:

南城暦:LP6200、手札?




「たた、ターンエンドだよぅ〜。」

「うふふ、わたしのターンね。ドロー。」


リスティー:LP1500→900


「はわっ!?」

「うふふ、ターンエンドよ。」

攻撃しなかった!? 何で・・・?
もしかして、南城さんにもこっちのフィールドが見えてないとか? それは無いか。

と、とにかくチャンスだよう!


「リスティー・ディスティニー・ドロー!」


来た、《オネスト》! これで相手が、どれほどの攻撃力を有していても勝てる!
ううん、それだけじゃない。リスティーのデュエリスト能力で《アテナ》を蘇生すれば、600ダメージ。
更に、《アテナ》の効果で墓地送りと蘇生が2回できるから、えーと、2400ダメージだ!
それに《オネスト》の召喚とバウンスを加えたら、またまた1200ダメージ・・・!
また効果ダメージを防がれるかもだけど、やってみる価値はある!




リスティー:LP900→0




ふぇ・・・・・・?


「うふふ、わたしの勝ち。」

「え、何? 何が起こったの?」

「ふふ、最後だけ教えてあげる。《ブラッド・メフィスト》の効果でジャストキルよ。」


ブラッド・メフィスト レベル8 闇属性・悪魔族・シンクロ
攻撃力2800 守備力1300 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
相手のスタンバイフェイズ時、相手フィールド上に存在するカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える事ができる。
また、相手が魔法・罠カードをセットした時、相手ライフに300ポイントダメージを与える。



「うふ、ふふ、ふふふふふふふ。罰ゲームよ。」

「はう!? え、えーと、優しくしてくださいっ・・・!」

リスティーは思わずギュッと目を瞑った。



◆ ◆ ◆



控え室から見ていた、童実野高校のメンバーたちは、信じられないものを目にすることになる。

南城から出てきた闇が、リスティーを覆って、呑み込んだ。
そして闇が晴れたとき、そこには誰もいなかった。



◆ ◆ ◆



「どういう・・・ことなんだ・・・・?」
「リスティーちゃんが・・・消えた・・・?」

風森無々は、普段は控え目な双眸を大きく見開いていた。
安藤比呂子は、可愛らしい顔立ちを険しく歪めていた。


「あの南城って奴が、何かやったのか!?」
「・・・・・・。」

熊井次郎は、半信半疑だが正鵠を射ていた。
平田敦は、同じ結論に達して沈黙で同意した。


(燈炉子ちゃん、大変だよ!)
『あァ・・・? なンかあったのかよぉ・・・?』

比呂子がデュエルする際、燈炉子はノータッチという約束が、このときばかりは裏目に出た。
第5戦が間近になり、外界とのチャンネルを閉じていた燈炉子は、起こったことを知らなかった。



「はあっ、はあっ、あ・・・・」



血相を変えて駆け込んできたのは、都蘭布高校チームの大将、黒須えみるだった。
その目には、涙さえ浮かんでいる。

「どうしたァ!?」

交代した燈炉子が問いかける。

「みんなが、いなくなって、南城さんだけで、なくて、砂原さん、一寸日さん、殺霧さん、古賀先生も・・・・」

えみるは散々探し回った後なのだろう、靴の紐が解けていた。

「チッ、あちしとしたことがボケてたなァ・・・南城暦ィ、いや、弓堂らむねェ!!」

燈炉子の視線の先に、髑髏の仮面を被った女がいた。
客席で、その腕に気を失ったリスティーを抱えている。


「うふ、うふ、うふふふふ。」


「リスティーちゃんを放せっ!」

敦の声を皮切りに、次郎と無々が走り出す。
だが、客席に辿り着いた瞬間に、その姿が消えた。

「・・・ソリッドビジョンだぁ。」

走り出さなかった燈炉子が、歯を軋りながら言う。


「うふ、うふ、うふふふ、あなたたちにも招待状を送りましょうか? クリムゾン・ドラグーン様の庭で待ってるわ。」


それっきり、ソリッドビジョンは消えてしまった。





   決闘倶楽部   第二十一話 了

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「ま、言ってしまえば僕は千香の彼氏だ」
ゴリーレッド「大嘘」
火剣「リスティーは天然か演技か」
コング「天然だ。はう。独りHの時もはうはう言ってる」
ゴリーレッド「プライバシーの侵害はやめなさい」
火剣「暦は余裕だ。強過ぎる」
コング「負けた。リスティーが負けた。罰ゲームだ。優しくしてと言われたら、余計に意地悪したくなるのがSだ」
火剣「消えた?」
ゴリーレッド「クリムゾン・ドラグーン。招待状。高校同士の単なる対抗戦ではなかったのか」
コング「私の推理は外れた。信じられないものを目にしたというから、てっきり闇がリスティーを覆って呑み込み、闇が晴れた時、リスティーがスッポンポンで空中に十字磔と期待したが、違った」
ゴリーレッド「そういうジャンルの物語ではない」
火剣「気を失ったリスティー」
コング「可憐なヒロインが敵の腕の中で首も腕も脚もだらーんとして敵に身を任せてしまっているお姫様抱っこシーンに、次の場面を想像してエキサイトするヒロピンファンは私だけではあるまい」
ゴリーレッド「長い」
火剣「燈炉子を先頭に行くしかないか。招待状の場へ」
コング「ムーに期待」
ゴリーレッド「そうなのか?」


火剣獣三郎
2015/06/09 12:44
>火剣さん
天然少女リスティーのデュエル! 大方の予想通り、負けてしまいましたが、ここからが急展開です。
攫われてしまったリスティー、そしてトランプ高校のメンバー。行き先は竜王の庭、もとい・・・?

佐久間「ま、言ってしまえば私は山田の妻だ。」
山田「それも大嘘だな。」
神邪「殆ど本当な気がしますが・・・。」
八武「ま、言ってしまえば私はミガロスの夫であり・・・変態だ。」
山田「後半は嘘であってほしかった。」
佐久間「何を今更。」
八武「ゆえに変態である私は、リスティーのしなだれ姿に激しく萌えてしまうのだよ。」
山田「まあ、その程度なら変態でもないが。」
佐久間「着実に染まってきている山田。」
維澄「佐久間の豊かな胸に頭を埋めたいと思うのは、私だけではないはずだ。」
佐久間「お前は何を言ってるんだ。」
維澄「南城は女の子ばかり攫っている。私と気が合うかもしれない。」
佐久間「睦月を忘れんな!」
八武「誰だっけ?」
山田「女子キャラしか覚えてないのか? 比呂子の弟だ。」
佐久間「無々と睦月のムームーコンビが大活躍!」
山田「無々には活躍してほしい。」
アッキー
2015/06/09 21:53

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