佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS とある進撃の破壊天使 (その1)

<<   作成日時 : 2015/08/15 00:00   >>

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その日、学園都市の人々は思い出した

ヤツらに支配されていた恐怖を・・・

鳥籠の中に囚われていた屈辱を・・・



(その幻想を、ぶち殺す!)


OP:神撃の右腕





<第1話 学園都市の君たちへ>


アニェーゼ 「総員、戦闘用意しやがれですよ。」

ズン・・・ズン・・・
ヤツの足音が聞こえる中、アニェーゼ部隊は緊張の面持ちで散開していた。

ルチア 「目標は1体! 必ず仕留めますよ!」

アンジェレネ 「・・・! 目標との距離400! こ、こちらへ向かってきます!」

アニェーゼ 「人類の力を・・・・・・思い知りやがれ!!!」



- - - - - -



―――学園都市・自動販売機の前―――


御坂 「当麻・・・起きなさいよ、当麻!」

上条 「・・・・・・? あれ・・・? 御坂、お前・・・いつの間に着替えた・・・?」

夢の中で、御坂は常盤台中学の制服を着ていたが、目の前にいる彼女はボーイッシュな格好をしていた。

御坂 「アンタ・・・そんなに寝ぼけるまで熟睡してたの?」

上条 「いや、すっげえ長い夢を見てたような・・・思い出せねえけど・・・。」



- - - - - -



スキルアウトA 「どうしたバケモノ、悔しかったら殴り返してこいよ!」

インデックス 「そ、そんなことしないよ! 私は暴力は嫌いなんだよ!」

スキルアウトB 「ああ、ごるぁ!?」

インデックス 「わかってるよ、私が言ったことを正しいと認めているから、言い返せなくて殴ることしか出来ないんだよね。 それは、私に降参したってことじゃないのかな!?」

スキルアウトA 「う・・・うるせえぞバケモノ!」


上条 「やめろ! 何やってんだお前ら!」

スキルアウトC 「うおっ、疫病神だ!」

スキルアウトB 「あの野郎、今日こそぶちのめすぞ!」

スキルアウトA 「・・・ん?」

御坂 「・・・・・・」(ゴゴゴゴゴ・・・

スキルアウトA 「あっ!?」

スキルアウトB 「だ、駄目だ、超電磁砲がいるぞ!!」

スキルアウトC 「ひぃいいい!!」

不良たちは逃走した。
それを見て上条は一息つく。

上条 「おぉ・・・あいつら、上条さんを見て逃げましたよ・・・。良かった良かった。」

インデックス 「いや、とうま・・・短髪を見て逃げたんだと思うよ・・・?」



- - - - - -



平和ではないが、平穏ではある日々。
しかし、それは偽りの安寧でしかなかった。

これより地獄が始まる。

上条 「インデックス、一体、何が・・・?」

学園都市の外壁は、侵入者を阻む特殊技術が使われている。
たとえミサイルが飛んできても、学園都市の内部は無傷だ。

だが、それを嘲笑うかのように、“彼女”は笑っていた。
それを女と形容していいのかもわからない、能面のような無表情。


   「 天 使 だ 」



―――その日、学園都市の全ての人間は思い出した

ヤツらに支配されていた恐怖を・・・

鳥籠の中に囚われていた屈辱を・・・





<第2話 あの日>


人類の運命を変えてしまった日のことを思い出すと、痛ましい思いと共に、怒りで胸が熱くなるのを抑えられない。
上条当麻は、目の前で母親を天使の群れに惨殺され、その後に父親も行方不明となった。

この世に現存する全ての兵器を通さない、学園都市の第一障壁は、“ガブリエル”と名付けられた女型の天使によって、修復不可能なほどに粉砕された。
そして彼女の背後から、続々と天使たちが侵入し、街は大混乱に陥る。
この事態に統括理事会は、壁際の学区を大勢の人々と共に放棄し、第二障壁を起動させた。

上条 「いいぜ、クソ天使ども・・・お前らが人間を殺して平気だってんなら・・・その幻想を、1匹残らず・・・ぶち殺す!!! 殺してやる・・・・殺してやる!!!!」

母親を殺され、怒りと悲しみで涙を流しながら絶叫する上条を、側で御坂が見ていた。



- - - - - -



それから5年が過ぎた。

親船 「本日、あなた方は学生の身分を卒業します・・・その中で最も訓練成績の良かった10名は、前へ。」


第一位、御坂美琴

第二位、垣根帝督

第三位、藍花悦

第四位、麦野沈利

第五位、上条当麻

第六位、浜面仕上

第七位、削板軍覇

第八位、一方通行

第九位、食蜂操祈

第十位、滝壺理后


親船 「以上、10名―――」


上条 (やっとここまで辿り着いた。今度は俺たちの番だ。今度は俺たちが、天使なんて幻想を、ぶち殺す!)





<第3話 卒業生の夜>


浜面 「俺が頭のめでたい奴だと、そう言いたいのか、大将?」

飲み食いしながら談義に入る面々。
その中で、浜面は上条に食ってかかる。

浜面 「それは違うな・・・。俺は多分、この中の誰よりも、どうしようもない現実ってやつを知っている。」

ただひとり、10番以内で何の能力も持たない人間。
能力者に囲まれて、凡人であることで味わってきた労苦は、他の誰にも・・・上条でさえも、わからない。

浜面 「4年前、天使に奪われた学区を奪還すべく、230万人の2割、50万人を投入して、総攻撃を仕掛けた。」

浜面 「そして、その殆どが、そっくりそのまま天使に惨殺された。あと何割か足せば、奪還できたのか?」

浜面 「外よりも数十年は進んだ、科学技術の粋を駆使しても、天使を1体倒すまでに、平均で30人は死んだ。」

浜面 「だがよ大将、この地上を支配してる天使の数は、人類よりも多いんだぜ?」

浜面 「もう十分わかった・・・人類は、天使に勝てない・・・。」

静まり返る一同。
あらためて突きつけられた事実が、あまりにも重い。

しかし上条は、それがどうしたとばかりに反論する。
それは、あらゆる幻想を殺せる右手を持つ者の、傲慢なのかもしれない。
だったら、それでいい。傲慢でいい。
そう言わんばかりに上条は拳を握る。

上条 「俺には大層な夢なんて無い。小市民的な平穏の好きな、普通の人間だ。」

上条 「だがな、そんな俺でもわかることがある。目の前で苦しんでいる人がいるってことがな!」

上条 「人類の為じゃなく、守りたい人の為に、俺は戦う!」


上条 「いいぜ浜面・・・お前が天使に勝てないと思いこんでいるなら、まずはその幻想から、ぶち殺す!!」



- - - - - -



御坂 「まったく、アンタは昔から変わってないわね。熱くなると、すぐ説教するんだから。」

上条 「・・・・・・。お前・・・配属の希望は?」

御坂 「私は調査兵団にするわ。」

上条 「・・・・・・。」

正直なところ、御坂の戦力はありがたい。歴代の中でも破格の逸材と呼ばれる彼女だ。
しかし上条にとっては、御坂も“守りたい人間”の1人である。正直、前線へ行かせたくない。
浜面に啖呵を切っておきながら、どうにも矛盾した思いが、上条自身を悩ませていた。

御坂 「アンタが行くところに、私も行くわ。当麻は、私と一緒にいないと早死にしそうなのよ。」

上条 「不吉なこと言うなよ・・・。上条さんは、そう簡単には死にませんことよ。」

御坂 「・・・私の人生が続く限り、“絶対能力進化実験”の恩は忘れないわ。」


インデックス 「とうま、みさか、今日はもうお開きだって。寮に戻るよ。」

上条 「あぁ・・・。なあ、インデックス、お前は兵団の希望、どうするんだ?」

インデックス 「・・・・・・。私は調査兵団に入るよ!」

上条 「!! 本気で言ってんのか? お前は―――」

インデックス 「わかってるんだよ。私は魔術が使えない。卒業できたのも奇跡みたいなものだって。」

上条 「お前は記憶力は人類最強なんだから、技巧に進めって小萌先生も言ってたじゃねえか!」

インデックス 「死んでも足手纏いにはならないよ!」

上条 「・・・・・・。」



- - - - - -



静かな夜が明けて、再び戦慄の昼が来る。

父親の記憶を思い出しかけた上条当麻だが、すぐに忘れてしまう。
まだ、このときは平穏な状況が続いていた。

しかし、5年前の超大型天使・・・“ガブリエル”の出現によって、事態は急変。





<第4話>


月詠 「現在、明らかになっている天使の生態などは、調査兵団の最新の報告書によるものなのです。」

月詠 「天使には人間のような知性は確認されていません。」

月詠 「言語のようなものを話すこともありますが、内容は不明。」

月詠 「というわけで、我々との意思疎通は現在まで例がありません。」

月詠 「天使の体の構造は、他の生物と根本的に異なり・・・その、生殖器は存在せず、繁殖方法は不明。」

月詠 「そして、殆どが女性のような体つきです。」


(中略)


月詠 「ここまで人類が追い詰められた最大の原因は、天使の驚異的な生命力にあります。」

月詠 「昔から人類は、天使の頭を吹き飛ばす程度の科学技術は持っていました。」

月詠 「しかし、それだけでは対抗できませんでした。」

月詠 「個体差はありますが、粉々になっても、ものの数分の間には元通りになってしまうのですよ。」



- - - - - -



御坂 「死なないで、当麻・・・」

上条 「ああ、死なないさ。」




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