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zoom RSS とある進撃の破壊天使 (その5)

<<   作成日時 : 2015/08/15 00:25   >>

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今から100年以上前

“天使”という天敵の出現により

絶滅寸前まで追い詰められた人類は

強固な都市を築くことで

安息の領域を手に入れた



しかし

全ての人類が壁の中の世界だけに妥協したわけではない



安息の領域から天使の領域に

踏み出した者たちがいる

調査兵団と呼ばれる組織である





<特別編 五和の手帳>


私は天草十字凄教所属の五和
第34回壁外調査に参加
帰還時、天使に遭遇
所属班の仲間を失い
学園都市を目指し走る

人間では天使から逃れられない
学園都市への帰還は絶望的
ただ・・・天使に遭遇せず学園都市まで辿り着くかもしれない
そう・・・今私が取るべき行動は恐怖に平伏すことではない
この状況も女教皇様に付いて行くと決めたときから覚悟していたものだ
武器は無いが私は戦える
この紙に今を記し今できることを全力でやる

私は屈しない


天使 「・・・」


五和 「ひっ・・・」

天使 「ふー、ふー、ふー」

五和 「わ・・・私は・・・屈しない・・・」

天使、遭遇
60メートル級
すぐに私を殺さない

奇行種か・・・

天使 「う・・・う〜・・・精霊・・・さま・・・・・・」

五和 「・・・今・・・」

天使 「大精霊・・・さま・・・・・・よくぞ・・・」

五和 「・・・・・・」

しゃべった・・・
天使が喋った
ありえない
意味のある言葉を発音した

「精霊さま」
「大精霊さま」
「よくぞ」

この天使は表情を変えた
私に敬意を示すような姿勢を取った
信じられない
恐らく人類史上はじめて私は天使と意思を通わせた

五和 「あ、あなたたちは何?」

この天使に存在を問う

天使 「う〜〜」

うめき声
言葉ではない

所在を問う

五和 「どこから来たの? 天国から?」

応答は無い

五和 「どうして私たちを殺すの?」

目的を問う

天使 「う〜」

五和 「・・・・・・」(ぷちっ

五和 「・・・人の話を聞く気が無いんですか? だったらお望みの暴力で応えてあげましょうか? さんざんさんざんさんざんさんざんさんざんグチャグチャのグチャにブチのめした後に! まだ顎が砕けていなかったらの話ですけどね!!」



- - - - - -



ヴェント 「これは・・・34回目の・・・」

テッラ 「とりあえず回収しておきましょう。」

アックア 「そうであるな。これ以上ここに留まるのは危険である。」

ヴェント 「・・・あんた何読んでんの?」

フィアンマ 「これは・・・五和とやらの成果だ。俺様に拾われたのはラッキーだったな。」





<第20話>


御坂美琴、インデックス、ヒューズ=カザキリetc・・・能力も性質も様々な人々が、上条当麻のもとへ集っている。
とても一言で説明できるものではないが、敢えて言い表すならば“上条勢力”。
実際のところは上条や御坂に、無闇に自分たちの力を誇示しようという意思は無く、むしろ逆だ。
ただ単に、周囲から見て得体の知れない集団である―――それだけで、勢力と“見なされる”。

そうした状況は、本人たちの想像を超えて深刻であり、学園都市では上条勢力を危険視する気運が高まった。
特に理事会などは、それを煽り立てる発言を繰り返し、殲滅白書なども巻き込んで、上条勢力に対する査問が開かれることとなった。
しかしそこで、十字教の三大派閥は(天草十字凄教のパフォーマンスのおかげもあり)ことごとく上条に味方。
木原幻生の意見もあり、理事会の思惑は潰える。御坂と風斬は“妹達”と共に冥土帰しに預けられ、上条とインデックスは、調査兵団精鋭部隊“神裂班”へ組み込まれることが決定した。(19話の粗筋)


フィアンマ 「ベツレヘムの星。元は俺様が建造したものを流用してるんで、趣だけは一人前だが、こんな空高くある要塞なんて本来、危険きわまりないものなんだ。」

フィアンマ 「しかし・・・このでかい塊が、上条、お前を囲っておくには最適な物件になる。」

仮に上条が“幻想殺し”を振るった場合、ベツレヘムの星は崩壊してしまうだろう。
そうなった場合、身体能力は常人の数倍に過ぎない上条は、空中へ放り出されて、まず生き残れない。

上条 (こうまでするほど恐いのか・・・俺の“幻想殺し”が・・・。)

上条 (まあ無理もないか・・・俺にもわけがわからないんだから・・・)

上条 「・・・・・・。」

ヴェント 「調子に乗るなよ上条当麻。」

上条 「はい!?」

ヴェント 「幻想殺しか何だか知らんが、てめぇのようなアンラッキーボーイに・・」(ガリッ

ピアスのせいで舌が出ているヴェントは、思わず噛んでしまった。

アックア 「そんな成りでペラペラ喋っていれば、舌も噛むのである。」

テッラ 「まー、ヴェントの術式は最初が肝心ですからねー。」

フィアンマ 「何にせよ、俺様の思惑通りだな。」

ヴェント 「ねえ・・・その無理して大物ぶるの、いいかげんウザいんだけど。」

フィアンマ 「フッ・・・ツンデレのつもりか、ヴェント? 俺様の伴侶を気取るには、まだ必要な手順を・・」

そこへハンマーが飛んできた。
しかしフィアンマは“第三の手”で軽く払う。

ヴェント 「チッ・・・惜しい・・・!」

フィアンマ 「ふ・・・戦友に向ける冗談としては笑えないな。」

ヴェント 「笑ってんじゃないの。」

上条 (この人たちが、調査兵団最精鋭部隊“神裂班”・・・通称、“神の右席”。)

上条 (詳しくは知らないが、まさに以前そういう名前の組織だったらしい。)

上条 (ローマ正教の、闇の闇の闇の闇の闇の闇の闇の闇の・・・・・・・・・底知れぬ闇。)



- - - - - -



アックア 「あと数日内には、大規模な壁外遠征を考えてると聞いてるのである。」

テッラ 「それは本当ですか、アックア? 随分と急な話じゃないですかねー?」

フィアンマ 「ガブリエルの出現で、新兵どもは腰を抜かしてるだろうに。」

ヴェント 「神裂ぃ・・・作戦立案は、あの女狐だったよな。どうなんだ?」

神裂 「最大主教のことです。私たちより、ずっと多くのことを考えているでしょう。」

アックア 「確かに、これまでとは状況が全く異なるのである。“幻想殺し”は業火の横の火薬庫であるが、同時に大きな希望にもなっているのである。」

フィアンマ 「リスクとリターンは紙一重。ままならねえな。」


そこへ白衣を着た女性が登場。
眼の下に隈を作っている。

木山 「お待たせしました。木山春生です。」

上条 「木山先生。」

木山 「早速だが、私と最高に滾る実験をしよう。」(服を脱ぎ始める

上条 「えっ!? か、上条さんは、会っていきなりそんな即物的なことはしない主義でありますよ!?」

木山 「何を勘違いしてるか知らないが、暑いから脱いだだけだ。」

インデックス 「男の人の目があるところで、度の過ぎた露出は慎むべきなんだよ!」

神裂 「奇行種ならここにもいるんですけどね・・・。」

ヴェント 「てめぇは人のこと言えた立場かよ! 前の格好から既に露出狂じゃねえか!」

神裂 「あ、あれは魔術的な意味のあることだと、説明したではないですか。この“堕天使エロメイド”も、好き好んで着ているわけではありません!」


“唯閃”は、完成された魔術だ。
その威力たるや、並みの天使を瞬殺し、大天使すら切り裂くことが可能。神裂火織の最強必殺技である。
しかし、肉体に相当の負担がかかる為に、極めて短い時間しか使用できないという、致命的な弱点があった。

だが、その弱点を克服できれば?

そこで開発されたのが、特殊霊装“堕天使エロメイド”である。
聖人としての力に、天使の力をプラスし、なおかつ天使を屠ることを可能にする。ゆえに“堕天使”。
言うまでもなく、エロスは生命力を意味し、天使の驚異的な再生能力を付加する。
これにより、肉体の負担を即座に回復することで、“唯閃”の連続使用を可能にしたのだ。

すなわち神裂は、自分の放つ一撃一撃を、全て“唯閃”とすることが出来る。
「完成した魔術による必殺の一撃を普通に放てる」・・・これが今の神裂なのだ。
更に、再生能力によって、より限界まで肉体を酷使できることで、“唯閃”そのものの威力も高くなっている。
今まで無意識のうちにセーブしていた部分を、全てリミッター解除の状態で放てるのだ。

しかし、この霊装の真骨頂は、“メイド”の部分にあるとも言える。
言うまでもないが、“メイド”は“冥土”のことだ。死んでいった仲間の意志を受け継ぎ、無限にパワーアップする。
それゆえに、およそ神裂でなければ使用できない・・・部下を使い捨てにしない彼女でなければ、使えない。
己のパワーアップの為に部下を犠牲にするような者には、意志が力を与えることなどありはしないからだ。





<第22話 新型天使>


数日後、壁外遠征開始。
調査兵団は、天使の領域へ出撃する。

上条 (あいつら・・・天使に勝てるかな・・・?)

能力者の強さを肌で知っている上条でさえも、不安と心配が渦巻いていた。
それほどまでに天使の力は圧倒的だ。

インデックス 「大丈夫だよ、とうま。みんなは強い。それぞれが生き抜く力を持っているんだよ。」



- - - - - -



その頃、大量の奇行種の出現により、右翼側の陣形は崩壊。
浜面は独り、車を運転して逃げていた。

それを追っているのは、全身がバチバチと火花を散らしている、おかしな天使。

浜面 「・・・違うぞ」

浜面 「違う」

浜面 「ただの奇行種じゃない」

浜面 「ヤツは、天使であって天使じゃない」

浜面 「人間!? 誰が!? ど、どうすればいい、このままじゃ殺される! 俺が殺される! 誰・・・か・・・」










<おまけ 見ろよ木山先生ご乱心だ>


木山 『私が教師に? 何かの冗談ですか?』

幻生 『んー、いやいや。君は確か教員免許を持っていたよね? ならば教鞭を取っても何もおかしくはないじゃないか。木山君。』

木山 『あれは・・・取得単位で取れたから、ついでに・・・・・・』


それは、木山春生にとって、忘れられない過去。
子供たちとの交流と、“置き去り”を使った実験。

いつからだっただろう。
最初は渋々だったのに、情が芽生えたのは。

そのときが来るまで、彼女は自分を、もっと乾いた人間だと思っていた。
震えながら汗を流し、手のひらに湿った感触を覚えながら、彼女は自分を知った。


木山 『君に何がわかるっ!! あんな悲劇、二度と繰り返させはしない! その為なら私は何だってする!』

木山 『この街の全てを敵に回しても、止まるわけにはいかないんだっ!!!』


かつて、彼女は子供たちの為に暴走した。
災いは雪だるま式に膨れ上がっていった。

属性の切り替わっていた御坂の不在、他の超能力者も事情を抱えていて間に合わない。
1万人ものネットワークを支配する木山を、もはや誰も止められないと思われた。

しかし、である。


8251号 『むふぅ〜〜、ありぇがAIMばーしゅとでしゅか〜〜。すごいでふ。正直みしゃかたちでは敵いそうにないでふ。赤いきつねうめぇ〜〜。はふはふ。』

10032号 『木山春生先生ですね。あなたにメッセージがありますと、ミサカは単刀直入に話を切り出しつつ、パスワードのかかったファイルを電気を介した回線で送り込みます。』


木山の支配する1万のネットワークには、当然ながら発電能力者も含まれている。
それにより10032号は、希望の詰まったファイルを、木山の脳内に送り届けた。

パンドラの箱には、災厄が詰め込まれている。
だが、希望も詰め込まれている。

生徒A 『やーい、ひっかかったー』

生徒B 『木山センセーの、ご乱心だー』

生徒C 『なーんてね。』

生徒D 『わたしたちなら大丈夫。だって・・・』

生徒一同 『『『センセーのこと、信じて(るもん)(っからよ)!!』』』

意識を失いながらも、子供たちは生きていた。
生きて、先生が自分たちの為に頑張っていることを、心が知っていた。

パンドラの箱に残っていたのは、希望と、前兆。

10032号 『ミサカたちの限りなく絶望に近い運命は、とある少年によって打ち砕かれましたと、ミサカは彼の近くにいたという事実を誇らしげに主張します。』



20000号 『悪いけど、“自分だけの妄想”を他人に委ねるような人たちに、負ける気はしないわ・・・と、ミサカはお姉さまの口真似をしつつ、他の固体から受け取った力を束ねます。』

“幻想御手”と同じく、“妹達”はネットワークで繋がっている。
一方通行との戦闘を想定して作られたうちの最終固体20000号は、自分の役割が“経験値の蓄積”であることを認識しており、その役割を免除された後でも、培った性質は衰えていない。

単独で100万ボルトしか出せなくても、1万人の電圧を直列で束ねれば、ゆうに100億ボルト!
そこまでは負担の大きさから不可能だが、最終的には一方通行ですら苦戦すると想定されるほどの力は出る。
比ぶれば、AIMビースト程度は、敵ではない。



そしてミサカネットワークは、パンドラの箱に残った“予知”でもあった。
より正確には、演算による未来予測。
昏睡状態の子供たちの恢復手段を探る目的ならば、“幻想御手”などより遥かに優れた統一的な演算機構。

それにより、木山の生徒たちは、多少の後遺症が残った者もいたが、全員が目覚め、元気になることが出来た。
後遺症については、8251号が同じ目線でサポートすることで、子供たちが過剰に負い目を感じることもなく、むしろ木山センセーの実験に参加したことによる“勲章としての傷”なのだと、前向きに捉えるようになっていった。




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