佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 闇に祈る   あとがき

<<   作成日時 : 2015/09/15 00:05   >>

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◆ ◆ ◆



というわけで、長らく封印していた闇星の三次(惨事?)創作、ダークの使うモンスター萌え〜な小説でした。
扱っているテーマは重いですが、執筆動機は不純です。萌えこそ全て。
これ単独でも読めなくはないですが、闇星1巻を既読であることで面白さ倍増を約束します。未読の人は今すぐ。

遊戯王原作HP

個人的には2巻の北条牙炎が凄く好きだったりするのですが、ラスボスとしての風格では、やはりダーク様。
彼の使うモンスターで、《闇に祈る神父》と《墓の装飾女》がストライク。名前、デザイン、効果、全て好きです。
というわけで今回、ライガーを差し置いて《闇に祈る神父》が主人公な、非デュエル小説。


扱っているテーマは、闇星1巻を読んだときから、ずっと心に引っかかっていたものでした。
もっと正確には、大学時代から常に付き纏っていたテーマで、サークルでも議論していました。
ゆえにスターの皆さんには特別な親近感を抱いていたりするわけですが・・・。

ダークが提示したテーマは重すぎて、未だに自分でも納得いく答えは出せていません。
作中で色々と語っているのは、私の心情こそ入り込んでいるものの、私の公式見解というわけでもないです。
ただ、テロルを非難することを全く躊躇わない人は、恐いなァと感じます。(嫌いかどうかは別として。)

個人的には、人の痛みや苦しみを知るのに、同じ経験をする必要は無いと思っています。
「転んだことのない人には、転んだ人の痛さはわからない」ですが、痛みを理解する為に自ら転ぶよりも、転んだ痛みで叫び声をあげている人に、「うるさい」と言わずにいる優しさの方が好きです。

世界に蔓延する理不尽や不条理を味わいすぎると、傷だらけで身動き出来なくなります。
幸福や充実感を味わう為にも、傷の痛みを忘れるか耐えるかしなければなりません。
誰もかれもがそうなってしまった世界など、それこそ何をしなくても滅んでしまうでしょう。
そうでなくても、他人を思いやりすぎてシリアス一辺倒になった人々しかいない世界は、私は嫌いなのです。


ダークが闇の神に侵食されたように、私も《闇に祈る神父》やテーマに入り込まれて、境界が危うかった今回。
どのあたりが作中人物の考えていることで、どのあたりから私の思っていることなのか、区別が困難でした。
境界性人格障害も影響してるのだろうと思いますが、自己と非自己の境界線など誰にも引けないということで。




◎闇に祈る神父

墓地に送られたとき、デッキからカード1枚を選択して除外する、不気味な神父さん。
擬似《封印の黄金櫃》として機能し、《終末の騎士》などで墓地に落とせるなど色々と有用。
ただし本人の戦闘能力は殆ど皆無であり、コンボ向けのカード。天に向かって祈りを捧げると何かが起こる。



◎終焉の黒騎士

贅沢な効果を持っている戦士。アドバンス召喚したときの効果は《おろかな埋葬》を凌駕する。
疎外もとい除外されたら、自ら死を選んでデッキを回転させる。戦闘力も高い。
除外効果は《邪帝ガイウス》にやや劣るが、総合力で上回ることは間違いないだろう。



◎墓の装飾女

モンスター版は容姿端麗。ただし、やってることは変わらない。狩人を被るのがマイブーム。
《機皇帝ワイゼル∞》を装備したときの攻撃力は4100となり、《マスター・オブ・OZ》に匹敵する。
きっとワイゼルも、山中よりダークに使われたいと思っているはずだ。間違いないだろう。



◎闇の使い−ダークウルフ

デッキから除外されると特殊召喚することが出来る。一見すると闇ウォルフだが、割と別物。
《封印の黄金櫃》、《闇に祈る神父》の他、後に登場する《デステニーブレイク》と好相性。
ライガーとウルフで、イメージ的にも悪くない絵だ。



◎闇の格闘家

1ターンに1度だけ戦闘破壊されない、ステータスは貧弱ながら頑強な格闘家。
《ダブルコストン》と同じ能力も持っており、やや上位互換。
ステータスの低さから《キラー・トマト》で呼び出せる。ハッピーハロウィン。



◎フィールドボム

墓地が肥えた人生のデュエルの終盤に引きたいカード。やや発動条件は厳しいが、強力。
フレアはユベル第2形態を自爆テロに喩えていたが、むしろダークの使っていたカード的には、これと《デス・ブラスト》あたりがテロルなイメージ。



◎闇の神−デスクリエイト

犠牲者が多いほどパワーアップする神様。
強力ではあるが、過酷な召喚条件を持っているので、使いこなせる者は限られてくる。
ダークはデスクリエイトの強さよりも、そこに至るまでのプレイングの方が強者たる印象です。



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やばいやばいやばいあばばばば!!
まさかの闇星三次創作がこんな作品だとは!! やばい! 感動しました!!(挨拶)

タイトルの「闇に祈る」あたりで「もしや?」とは思って読み始め、最初らへんで「私の勘違いだったか」と思い、教会での会話で「あれ? まさかこれ……」となり、墓場で女性と話したあたりで「うわっ! すげぇ! ダークの使うモンスターや!! アッキーさんすげー!! うぉぉぉ!!」となり、一気に読み切ってしまいました。

 ダークは生まれた時から世界を滅ぼすつもりなんてなかった。
 自爆テロという不条理な世界の犠牲に家族が巻き込まれ、1人残った彼には悲しみと世界への怒りしかなかった。
 そこから色々あって闇の組織のボスになったダーク。積極的に世界を滅ぼすために行動していた彼も、やがて自爆テロを引き起こした人物と同様に自己矛盾に気づいてしまう……とまぁ作者の私も感嘆するほどの物語を展開してくれてありがとうございました。
 結局、闇星本編でも大助は明確な答えをダークにぶつけていません。香奈がいなくなり、あの場では「お前と同じにはならない」と言いましたが年月が経てばどうなったか分かりません。
 なんだかんだで闇星シリーズ本編も次回がFINALになり、忙しい中執筆も頑張っている身ですが、今作でさらに創作意欲が増しました。
 デュエル小説でもアッキーさんには闇星キャラを登場させていただいているのですが、今回のは一味違って、なによりとても私好みの作品だったので、本当にありがとうございました。



P.S

 というか今作を見てちょっとした過去編書きたくなってしまったんですが、ここらへんの設定を逆輸入してもよろしいでしょうか。
クローバー
2015/09/15 00:49
>クローバーさん

発表して良かった! 本当に良かった!
テーマがテーマだけに、怒られるのではと思って封印していましたが、蓋を開けてみれば真逆! ありがとうございます!
しかも逆輸入までしてもらえるとは・・・! もちろんOKです、こちらからも是非お願いします!

そんなわけで、《闇に祈る神父》から始まる【フルモンスター】でした。
タイトルから闇星を連想させて、内容は徐々に本編へ近付けていくという試み、大成功!
狙い通りの反応が返ってきて、本当に嬉しいです。
ここまで描けたのは、闇星ならでは。

ここから物語はダークへ引き継がれるわけですが、ダークも強い“想い”を抱えていて、それを力にしているから強いんですね。タミユク10話で、あらためてそれを感じました。
この話は「ポケモンカードになったワケ」が発想元の1つですが、むしろ本編のダーク戦において、ダークは強いカードを使っているのに、むしろ本人の方が強いと感じるあたりに、カード群が単なるチートオリカではなくワケアリっぽいと感じたあたりに、着想があります。(それを一言で“萌え”と表現する)

ダークの重厚さは、“時間”というのも1つのキーワードですね。
カウントダウンで見抜かれましたが、早々に大きなことを決めない。
かといって優柔不断ではなく、むしろ決断は早く正確。
「目の前のことは素早く、大局はゆったりと」を地で行く人。
そして、年月が経つほど、失った悲しみは深くなることを経験してきたのですね・・・。

とにもかくにも、執筆の助けになれたことも幸いです。
闇星FINAL、楽しみにしています!!
アッキー
2015/09/15 09:54
火剣「深い」
コング「深いに手を出してはならん」
ゴリーレッド「戦争と平和。軍備増強と対話外交。抑止力と核兵器全廃。これは簡単に答えが出る問題ではない」
火剣「軍人は戦場で極限状態だから女を求めるのは仕方ないと失言して国際的な非難を浴びた政治屋がいたが、戦時中威張り散らして庶民を見下していた軍人も、同じ考えだったかもしれねえ」
ゴリーレッド「僕の絶望を理解できるわけがないから話したくない、か」
火剣「気持ちわかるな。絶望ではないが、自分の未来構想を熱く語ったあと、ポカンとされたり、嘲笑されたりが続くと、もう人に話すのはよそうと心に固く誓うようになる」
ゴリーレッド「神も悪魔も人間が作り出したもの。ある意味そうかもしれない。悪魔も神も人間語だし、実際は神も悪魔も、もっと違う概念かもしれない」
コング「138億歳の宇宙人なら答えを知っているのでは?」
ゴリーレッド「言葉で説明できないものもある。悪魔と神というより、悪魔の命、神というより、菩薩の命と、命を付けるとしっくり来る」
火剣「命?」
ゴリーレッド「悪魔がその辺を彷徨っていたり、実際に出没したら、それはアニメの世界。実在する悪魔も菩薩も善神も鬼神も、人の生命(心)の中に宿っている」
コング「邪神(神邪)と鬼神(麒麟)は界隈にいるな」




火剣獣三郎
2015/09/15 23:44
火剣「ニュースで聴く不幸を全部心に深く受け止めたらきつかもしれねえ」
ゴリーレッド「その人にとっての不幸や地獄は比較できない。借金地獄で苦しんでいる人は、世界が滅んでほしいと思っているかもしれない」
火剣「知らない人を責められないか」
コング「自粛という考えもおかしい。大災害があったから飲み会やイベントは中止」
火剣「人が死ぬほど絶望していても、無名の一人の不幸だからあちこちでどんちゃん騒ぎ」
ゴリーレッド「命の重さに人数は関係ない」
コング「もっと明るい話をしよう」
火剣「地球人として今の地球の危機的状況から目をそらすのは良くねえ。作家が自分の主張を世に問うことは決して無駄ではない」
コング「ワンブック! ワンペン!」
ゴリーレッド「無理に答えを出す必要はない。自分の頭で考える人は、いざという時強いと思う」
火剣「いざという時なんか来ないでほしいが」




コング
2015/09/15 23:47
>火剣さん
実戦経験の乏しい者ほど、軍事に諸手を挙げて賛成する傾向にあると聞きます。あるマンガで、「自分の男らしさを証明する為に戦争する気じゃないだろうね?」というツッコミがありましたが、的を射ていると思いました。
そして同時に、経験乏しい者は、人の語ることをよく嘲笑しますね。話にピンとこないから、ピントのズレたことしか言えないのでしょう。

佐久間「反戦論者を名乗りながら、軍備を必要だと言う奴がいるが、どっちかにしろと常に思う。」
維澄「その手の人間は右にも左にも昔からいるね。小賢しい理屈で、“平和の為の戦争”を口にする。」
佐久間「大西巨人が、中々いいことを言ってたな。非暴力を妥協したら物事は全部ダメなんだと。それなんだよな。妥協した時点で、平和主義者を名乗る価値は無い。」
神邪「現実に妥協しているのに平和主義者を名乗ることが、最も駄目な妥協ということですね。」
佐久間「言い換えれば、欺瞞ってやつだ。本質は妥協なのに、現実を見ている風に振舞う。・・・それは何だろうな、男が童貞と見られたくない心理と近いのかもね。」
八武「あたかも経験があるように振舞う心理は、性体験も戦争体験も同じということかね?」
佐久間「それ自体が悪いってわけでもないがな。自覚的でありさえすれば、それは想像力と呼ばれるものだ。」
山田「自覚なしに、自分の男らしさを誇示しようという心理が、魔に絡め取られるところか。」
佐久間「単純に男が悪いってわけでもない。『はだしのゲン』で、女も悪いんよってセリフがあったが、広く言えば、女が強い男を求めてきたことは無関係ではない。」
アッキー
2015/09/16 00:28
こんにちは、たぶんこちらでは始めまして、ラギです。

いつものアッキーさんの小説は(色々な意味で)レベルが高すぎてマトモなコメント残せないんで、rom専だったのですが、今回の「闇に祈る」は琴線に触れてしまったので書かせていただきやす。

いや、ダークの使うモンスターがどこかの絶望を味わった“名もなき者達”の過去……というより、怨念とリンク(って言い方で良いのか、コレ)していくストーリー運びは、現実と妄想、心の外と中、現象と心情が融けて流れ出る様な、不思議で不気味で切ない、見事な物語に消化されておりました。

「ポケモンカードになったワケ」見た覚えがあるなぁ……可愛らしい絵柄だったけど、どうにも腑に落ちない、なにかひっかかるエピソードがあった様な記憶がある……(もううろ覚えで、出てくるポケモンもあらすじも思いだせないけど)

では、短いですが、これで。
ラギ
2015/09/16 00:38
>コングさん
最近とみに自粛ムードが高まってきたように感じますが、世の中の息苦しさの1つですね。不審者狩りや、ポルノ規制、戦争の出来る国作りと、無関係ではないと思います。
明るさ、前向きな態度は、こうした息苦しさを吹き飛ばす為に必要ですね。どうしても自分では明るく出来ない人もいて、絶望までのカウントダウンを指折り数えているかもしれません。

佐久間「自分が楽しんでいるときにも、嘆いている者はいる・・・が、嘆いている者は、自分が楽しんでいることを具体的に知らない。だから自粛など、くだらないんだ。」
山田「配慮はしても、遠慮はするなってことだな。嘆いている人の側で楽しむのは不謹慎だが、一般的に楽しみを禁じるのは違う。」
維澄「祭りを中止しても、苦しみが減るわけでもないからね。」
神邪「むしろ、自分たちが嘆くことでイベントが中止になったりするのが申し訳なくて、肩身の狭い思いをしそうですね、僕なら・・。」
佐久間「そのあたりからも、嘆く者を非難する心理が生まれてくる。」
八武「そもそも祭りは、災害があったときこそやるべきなんだがね。洪水が起こったときには、水神に供物を捧げて祭りを行うわけだが、安心感と復興の気力は大事なものだ。」
佐久間「まあ、不参加者に対してつべこべ言わないことは絶対条件なんだが。」
神邪「そこは配慮ですね。」
アッキー
2015/09/16 00:40
>ラギさん
そういえば初めて・・? はじめましてという気が全然しないです(当たり前だ)が、ありがとうございます!
以前のチャットで、読んでくれていることは告げられていたので、こうしてコメントもらえて嬉しいです。

私自身が怨念とリンクしやすい性質なので、こうした描き方は得意分野ですが、なかなか出来ない会心でもありますね。
本来はっきり区切られているものの境界が危うくなる、そんな性質を最大限に活かせたと自負しています。
2巻3巻のボスたちが、徒党を組んでいても結局は“独り”だと感じるのに対して、ダークは1人でも独りじゃないように思えるという・・・それは自分の外側と繋がっているということでもありますね。

「ポケモンカードになったワケ」は、私も以前に従弟の家で読んだきりなので、うろ覚えなのですが、確かに引っかかるエピソードがあったような?
設定だけでなく、心の琴線に触れたからこそ今でも覚えているわけですが、あたらめて買い揃えてみようかな・・・。

それでは、また。
アッキー
2015/09/16 01:08

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