佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘倶楽部PX   インターローグ 悪魔の片鱗

<<   作成日時 : 2015/10/31 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



白いブラウスと、黒いミニスカート。

「みゅ〜、どうしたの?」

たゆんと胸を揺らして、金髪美少女・・・の形をした何かが小首をかしげる。
学ラン姿の一寸日獲斗は、思わず自分のサラシを意識するが、すぐに目の前の可愛らしい“何か”に目を戻す。

「獲斗ちゃん・・・準決勝、観なくていいの?」
「のらりくらりはテメーの得意技だな。ここに呼び出した意味、わかってんだろ。」

獲斗は険しい目つきで、対照的な愛らしい笑顔を睨む。

「みゅううっ、猟奇くんのせいで、すっかり疑心暗鬼になっちゃって。」
「次郎のデッキにエクゾディアを入れたのは、テメーか?」

困った顔のカノンに、獲斗は切り込む。

「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないね。」
「はっ、とぼけんなよ。次郎に聞いたら、エクゾディアなんて入れてねえって言うじゃねえか。オレがどっちを信じるか、言うまでもないだろ。」
「みゅ〜、シャイニングドローという可能性だってあるんだよ?」

あくまでもカノンは、とぼけた返答をする。
頑として否定するわけでもなく、のらりくらりだ。

「・・・はっ、だったら次の質問だぜ。クリムゾン・ドラグーンとは、どういう関係だ?」
「みゅふふ、前世での恋人ってところかな。」
「真面目に答えろ。テメーは“カンサー”の一員じゃねえのか。」
「違うよ。」
「・・・・・・。」

即答するカノンを、獲斗は訝しむ目で見つめる。

「みゅう、やだな、嘘なんか言ってないよ。」
「だが本当のことも言ってない。詐欺師ってのは、事実だけ述べて嘘をつくんだぜ。」

獲斗はデュエルディスクを構えて、いよいよ眼光を鋭くした。

「構えろ。」
「みゅう〜、デュエルすることは吝かではないけども♪」


「「デュエル!」」


一寸日獲斗:LP8000
月島カノン:LP8000




- - - - - -



一寸日獲斗:LP8000、手札4
場:モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)
場:伏せ×2

月島カノン:LP8000、手札6
場:モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、異国の剣士(攻250)
場:モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)、モリンフェン(攻1550)




「てめっ・・・その能力・・・!?」

「みゃはは、どうしたの。見慣れたモンスターでしょう。」

「どういうことだよ!? いや・・・攻撃力は増えてねえ、が・・・カードゾーンおかしいだろ!」

「みゅ〜、確かなことは、このまま総攻撃を受ければ、獲斗ちゃんのライフは0になってしまうってことかな。」

「っ・・・!」

「みゅふ、バトルフェイズ突入〜!」

「しゃらくせえ! 永続罠、グラビティ―――



- - - - - -



「・・・・・・あれ?」

気が付くと、獲斗はベッドで寝ていた。
側には次郎がいて、「起きたか」と声をかけた。

「あれ、次郎・・・。オレ、どうしてたんだっけ?」
「俺が聞きたいって。緊張と熱気で倒れたって聞いたぞ、大丈夫か?」
「あ、ああ・・・。何か記憶が飛んでるような・・・。」
「おいおいおい、マジで大丈夫かよ。これから決勝戦だってのに。」
「そうだ、決勝戦!」

獲斗は慌てて起きたが、サラシが外れていて、豊かな胸を次郎の目の前に晒してしまった。
それどころか、生乳を次郎の顔に押し付けてしまう格好になった。

「うわわっわ!?」
「むぐ、あおあああ!?」

慌てて距離を取る2人だったが、感触が生々しく残っている。
赤い顔で獲斗はサラシを巻き直し、ボーイッシュな体型に戻った。
しかし、ゴツゴツした体格の次郎と比べれば、女らしい曲線が隠せない。

(何で男だって勘違いしてたんだ、俺ってやつは・・・。)

かつての不明を恥じながら、次郎は前を見ることを躊躇していた。
衣擦れの音は、純情な男子には耳の毒だった。

「よーし、行ってくるぜ!」

元気よく歩いていく獲斗を見送りながら、次郎は、ふと妙な不安を覚えた。

(・・・まさか、闇のデュエリストと戦って、記憶を消されたなんてことはねえよな?)

しかし、その不安もすぐに薄れて、彼は獲斗を追って歩き出した。



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「悪魔の片鱗?」
火剣「白いブラウスに黒のミニスカートといえば」
ゴリーレッド「眸と思ったら金髪美少女」
コング「なぜ『何か』と表現を?」
火剣「前世で恋人。カノンが言うと冗談に聞こえない」
ゴリーレッド「まさかのデュエル。カノンとデュエルして大丈夫なのか」
コング「ぐふふふ、美しきヒロインは皆獲斗の度胸を見習おう」
火剣「次の場面はベッドか」
コング「しかも裸!」
ゴリーレッド「次郎も一応少年か。衣擦れの音にロマンを感じる年齢」
コング「あとはシャワーの音も健全な男子には毒だ。『今、シャワーを浴びているということは、スッポンポン!』」
ゴリーレッド「目が危な過ぎる」
火剣「上級者小悪魔は男と電話で話す時、『今お風呂上がったばかりだから、ちょっと待ってて』と言う」
コング「想像力を刺激する手ですね旦那」
ゴリーレッド「衣擦れから横道にそれた。次郎の心配は危惧に終わるか」
コング「カノンは闇のデュエリストか」
火剣「一部記憶を奪った?」
コング「乙女の純情を奪ったのかも」
ゴリーレッド「シャイニングウィーザード!」
コング「があああ!」

火剣獣三郎
2015/10/31 10:26
>火剣さん
ここで再びカノンのデュエル、その片鱗を見せています。
次郎にとってはラッキーなイベントだったでしょうか?

八武「闇のデュエルと思いきや、ラッキースケベだった。」
山田「どういうことなんだ。」
佐久間「よくあることだ。」
維澄「眸はロングスカートだったかな。」
佐久間「そうとも限らない。まあ、跳躍してもスカートの中を見られない技術は会得しているが。」
神邪「恐るべき技術です。青少年のムラムラを増幅してやまない、鉄壁スカート。どのような風圧にも翻ることなき漆黒の布。」
山田「何故だろう、凄いけど褒めたくない。」
佐久間「なるほど、山田は生乳に顔を埋めたいと。」
山田「言ってない。」
維澄「それで、獲斗は大丈夫なんだろうか。」
佐久間「まあ一応。」
八武「気絶した、あられもない姿を写真撮影されている可能性は、否めないよねぃ?」
山田「相手がお前ならな。」
八武「見損なうな、私ならレイプしている!」
山田「今ので更に見損なった。」
アッキー
2015/10/31 22:30
白龍「カノン先生の暗躍が止まらない!次郎君、自分の勘を信じるんだ!その可能性をもっと追求するんだ…!」
ツヲ「しかし、全ては豊満な感触によって思考は光の彼方へと掻き消される!マシュマロンは光属性!」
白龍「セクハラはいかんですよ。」
ツヲ「ふっ。この二人のやり取りは見ていてどこか落ち着く。そう、昔に自分が失った純情を思い出させてくれる…。」
白龍「さて、いよいよ決勝か…。」
千花白龍
2016/01/06 22:29
>千花白龍さん
闇坂猟奇に言われたことを念頭に、カノンを追求しにかかる獲斗ですが、闇のデュエルで記憶を消されてしまいました。彼女にとっては《ネタバレ封じの仮面》を被されたようなものですね。

佐久間「となると次郎は《マシュマロンの眼鏡》を装着されたようなものか。」
山田「上手いこと言ったつもりか?」
八武「隠せないほど豊かなメロン♪サラシを破り果実を晒け出す♪」
山田「おい。」
八武「激しく揺れる大きな果実♪たわわに実り顔にぶつけ合う♪」
山田「こいつには純情の欠片も無い・・・。」
アッキー
2016/01/06 23:12

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