佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 40

<<   作成日時 : 2015/12/28 00:00   >>

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どこへ行っても同じことだが、人が群れるところには必ずといっていいほどセクハラが存在する。
しかしそもそもセクハラとは、セクシャル・ハラスメント、すなわち性的な“嫌がらせ”のことである。
より悪質なのは、嫌がらせのつもりでも何でもなく、自然な流れで人に不快な思いをさせる、暴言や行為なのだ。
茶倉は自衛隊時代に、散々そういった嫌な目に遭ってきたが、しかし自衛隊が殊更そうした面が強いとも言えないのだろう。体育会系ゆえに多めではあろうが、他と有意な差があるかどうかは疑問だ。
後に鈍郎の話を聞いたとき、左翼の中でも下卑たものが罷り通ってると知ったとき、まさに“どこへ行っても同じことだ”と思ったものだ。良い人の知り合い全てが良い人ではない。集団が大きくなるほど嫌な塊が大きくなる。
そして同時に、吉岡との出会いは、そうしたことへの対策としてもありがたかった。
彼女が教えてくれたストレス解消法、それがBLである。女を見下すような発言をしてくる男どもを、「そんなに女が嫌いなら男同士で乳繰り合ってろ」とばかりに、脳内で濃密に絡ませるのだ。
それは単なるストレス解消の域に留まらず、茶倉の嗜好は明らかに、そういう方向へと偏っていった。吉岡と妄想を語り合ったり、WAC内部で小説を書いて回したりした。
ちなみに筆者も、実在の人物をネタにしてのカップリングを考えることがある。
いつだったか、新聞の一面にアップで映し出された小○と鳩○の2人に、「顔近い近い近いwww」と萌えたとき、“ナマモノ”へ開眼したと言えるだろう。
他には、「前から憧れてました」発言の、橋○攻め石○受けの下克上カップルが熱い。

「男性の同性愛者は“ゲイ”と呼ばれるけど、私は“ホモ”の方が音の響きが柔らかくて好きなの。」
いつだったか、吉岡一曹が言っていた。
分子科学でも出てくるが、“ホモ”というのは“同じ”という意味であり、本来そこに差別的な意味は無い。
しかし“チョーセン”と同じく、差別的な意味で使われてるうちに、差別用語となってしまった。ゆえに使うときには注意が必要だろう。
「ゲイの中にも、気にする人、気にしない人、好んで使う人もいるわ。しゃかりきに差別用語だって言葉狩りをするのではなく、いろんな考えの人がいることを認め合わなければいけないわね。」
そのとき確か、“マイノリティーの中のマイノリティー問題”についても話題になったのだった。
例えば同性愛者のスポーツマンがいるとして、彼は自分のことを、まず同性愛者として見てほしいだろうか?
それとも、スポーツマンとして見てほしいだろうか? あるいは両方かもしれないし、両方とも違うかもしれない。
すなわち、同性愛者だからといって、同性愛者として見てほしいとは限らないし、まして“マイノリティーの自覚”を持つ義務があるわけでもない。権利を主張しなければ、課せられる義務など、ありはしないのだ。
同性愛というのは、世間的にはインパクトの強い“属性”(カテゴリ)だが、それが当事者の望む“個性”(パーソナル)と必ずしも一致しないのである。




つづく

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内 容 ニックネーム/日時
火剣「セクハラか否かの境界線は不愉快に思うか否かだ」
コング「頭ポンポンされて喜ぶ女子もいれば、ちょっと触っただけでセクハラと怒る女子もいる」
火剣「基本触らないことだ」
ゴリーレッド「言葉のセクハラも心を傷つけるし、不愉快な行為もそう。これはよく女性の意見を聞いていれば起きないと思う」
火剣「実在の人物をカップリング? そんな遊びがあるのか」
コング「ぜひ佐久間んにはかごめを拷問してもらいたい」
ゴリーレッド「正月を待たずに逝くか?」
コング「待ちなさい」
火剣「LGBTには注意が必要だと思う。言葉は怖い。一番は始めから使わないことか」
ゴリーレッド「そこには触れないというか、まっすぐに人間性を見る」
火剣「万人がOKの言葉はないと思う。その気がなくても差別用語と取られる危険性がある」
コング「とある女優が『オカマという言葉は絶対に許さない』と真剣に語っていた。片や『うちらオカマは・・・』と普通に喋る。でも『絶対に許さない』という一人がいたら、その一人を選んで使わないかな」
火剣「どうしたんだコング?」
ゴリーレッド「テレビを見ている分にはいいが、身近に起きてくると簡単な問題ではない気がする。たとえば自分の子がそうだったと気づいた時、どうするか」
コング「その点、僕は子どもがいないから安心」
ゴリーレッド「革命家なら全体観に立って発言しよう」
コング「僕は官能レボリューション。基本的に美女及び美少女にしか興味はなーい」
ゴリーレッド「ダメだ」
火剣「少なくともそういうことを全く考えていないで悪ノリで無神経なことを言う人間は危ない」
ゴリーレッド「世間の偏見に耐えきれずついに自殺という話を聞いた。それは絶対にあってはいけない」
火剣「テレビの悪ふざけも危ねえな」

火剣獣三郎
2015/12/28 23:25
>火剣さん
無自覚なセクハラには、真っ向から対決することに限界を感じます。やはり楽しむことは大事だと思っています。
よく考えるほど楽しい。これが基本ですね。

山田「俺も無意識でセクハラがあるかも。」
佐久間「ある程度は許容する。」
八武「君たちは逆だだ。」
佐久間「そう、男へのセクハラも忘れてはならない。励ますつもりで『男の子なんだから』と言うのも、相手によっては信頼を永遠に失う。」
神邪「ありますね、それは。」
維澄「マイノリティーへの配慮が、ただの負担と思われているうちは進んでない。マジョリティーにとって有益である事柄と結びつくことで、アウフヘーベンする。」
佐久間「横文字わかんない。」
山田「お前は知ってるだろ。」
八武「マイノリティーの側からすれば、ある程度は許容しちゃうというか、このくらい許さないと、やっていけないって感覚はあるねぃ。」
山田「やっぱそうなのか。在日コリアの人たちも・・」
八武「いや、在日どうこうというか、もっと広く世の中、尖る程しんどいからねぃ。偏見に耐え切れず自殺というのは、あながち私も他人事ではない。」
神邪「ドクターは丸くなったんですか?」
八武「でも内部には棘を秘めてるかもよん。美女・美少女をトゲトゲで貫いてみたいものだ。」
佐久間「デビルマンサーガか?」
維澄「差別されている少数者は、憤りを顕せば死に直結するという現実がある。それが精神に作用する。だから、差別されてない人の中から、憤る人がいると心強い。」
神邪「僕にとって、マサキもそういう位置づけかもしれないです。」
アッキー
2015/12/29 00:07

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