佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 63

<<   作成日時 : 2016/01/21 00:00   >>

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目の前の少女は何を言ってるのだろう。
サトリンそっくりな顔で、サトリンではない邪悪な目つきで。
「“暗黒顆粒”(チャームウイルス)の効果で、君の肉体から自由は奪われた。そして“電子防御”(プロテクト)の効果で、周囲に結界を張ってある。邪魔者はいない。」
淫らな笑みを浮かべながら、少女は服を脱いでいく。
自分より少し背の低い、極めてスレンダーな肢体。それでいて、出るとこは出ている、均整の取れたボディライン。
白く滑らかな肉体は、少女らしい瑞々しさに溢れているばかりか、成熟した色香も備えていた。
まるでアニメのヒロインのような、不自然なほどにパーフェクトな肉体。
この骨格で人間は生きていられない。普通の人間ならば、だが。
「ん、ん、んあっん〜、どうかな、私の体は。ずっと寝たきりだったから骨と皮だけになっていたんだけど、“揺体変化”(オクトパイレン)を使えば、ほれこの通り、ここ掘れワンワン、ニャンニャンニャ〜♪」
電子力場で作成した猫耳と肉球を付けて、“イヴィル”はポーズと鳴き真似をする。
(こいつの能力は、コピー能力?)
死んだ者の能力まで使っているということからしても、裏切りよりは可能性のある推論だ。
しかし違和感は他にもある。
(こいつ・・・服を、“脱いだ”?)
サトリンよろしく電子力場で作った肉体だとしたら、服など自在に消せるはずだ。
そして、ずっと寝たきりだったというセリフ。
まさか。
まさか。
「実体・・・なのか・・・?」
「そうだよん。だから言ったでしょ、子作りするってえ。」
「・・・!」
鈍郎は青くなった。
相手が電子力場の幻影であれば、不可抗力であることも加味して、オナニーのようなものだと自分を納得させることも、ギリギリ出来たかもしれない。
だが、実体なら話は別だ。
それが不可抗力であれ、他の女とセックスするなど、妻に対する裏切り行為以外の何物でもない。
「ん、ん、んあっん〜、おっきくなってるう♪」
“イヴィル”は嬉しそうに唇を舐めた。
「くっ・・・!」
「る・ら・ら・ら〜、悔しがることないじゃない。オトコノコとして正常な反応でしょ? 自信ついちゃうな〜♪」
鈍郎の服が、見えざる刃で切り裂かれ(それも器用に服だけを!)、素肌が顕わになった。
正直あまり体に自信は無い。“ガーディアン”の指導で鍛えたといっても、常人程度だ。
しかし“イヴィル”は、お気に召したようで、邪悪な目を輝かせて唇を舐めている。
「ん・ん・んあっん〜、やっぱオトコノコの体ってイイなあ・・・。私も男に生まれたかったくらいだよ。」
「くあっ・・・!」
触れられてないのに、性感が高まる。“暗黒顆粒”の効果だろうか。
「君って童貞なんだって?」
「それがどうした!?」
「る・ら・ら・ら〜、馬鹿にしてるわけじゃないよ。むしろ楽しくなってきたよね? これから君の初めて、いただいちゃいまーす☆」



つづく

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「イヴィルの裸! 貴重なシーンですよ皆さん」
ゴリーレッド「騒ぐな」
コング「少女らしい瑞々しさに溢れているばかりか、成熟した色香も備えていた・・・いいね、いいね」
ゴリーレッド「目が危ない」
コング「まるでアニメのヒロインのような不自然なほどにパーフェクトな肉体。確かにかごめや電影少女はそうだな」
火剣「イヴィルの能力はコピーか」
ゴリーレッド「ずっと寝たきり?」
コング「服が消えるのではなく服を脱いだのはサービス精神か」
ゴリーレッド「実体の体」
火剣「いきなり服が消えるよりも一枚一枚目の前で脱ぐほうが男を興奮させる」
コング「深き洞察力」
火剣「不可抗力でも妻への裏切り行為か」
コング「鈍郎はまじめだな」
ゴリーレッド「まじめとかいう話ではない」
火剣「触れられてないのに性感が高まる?」
コング「神上禁千も西尾雅架も、この暗黒顆粒みたいな能力を持っているのかも。僕も欲しい」
ゴリーレッド「本当に何をする気なんだイヴィル」
コング「佐久間んや神邪が好きそうな逆レイプ」
火剣「自信ついちゃう」
コング「皆さん、ここ重要。女の子が裸になっただけで、男が心身ともにエキサイトした証拠を見せるのは女にとっての喜び」
ゴリーレッド「よく口が回る」
コング「鈍郎の次の一手は意表をついてイヴィルを押し倒して犯すこと」
ゴリーレッド「だから裏切り行為だ」


火剣獣三郎
2016/01/21 10:33
>火剣さん
服を脱いでいくイヴィル! いよいよ貞操の危機が高まります。
パーフェクトボディの美少女に襲われ、強い恐怖を感じながらも欲情してしまっている鈍郎。ゆえに裏切り行為だと考えています。

佐久間「ここで真面目な思考をする男だからこそ、犯し甲斐があるというものだ。」
神邪「なるほど、ここでオイシイと思うのが普通ですが、それではイヴィルさんの好みではないと?」
八武「ふむ。確かに私も、貞操観念の強い女の方が、犯して楽しい。」
佐久間「そうだろう。」
山田「酷い会話だ・・・。」
維澄「茶倉は裏切りだと責めはしないだろうけど、鈍郎は自分を責めてしまうか。」
佐久間「欲情しているからな。」
神邪「たとえ体が反応しても、それだけでは生理現象ですが、心が反応すれば浮気になりますね。」
佐久間「心と体の両方が反応し、そして体を重ねたら、それを浮気と言わずして何を浮気と言うのか。」
山田「その笑顔は何なんだ!?」
八武「アニメの如きパーフェクトボディ。テンタクルの能力は、こんな使い方もあるとはね。やはり素晴らしい能力だ! セーラーム〜ン♪」
神邪「しかし、コピー能力なんでしょうか?」
佐久間「実は違う。ヒントは第十二話。」
山田「ともかく鈍郎を助けなくては。」
八武「茶倉が来てくれるよん。」
維澄「イヴィルの思う壺な気がする。」
佐久間「イヴィルの肉壺?」
山田「黙れ。」
佐久間「ちなみに服を切り裂いたのは、“黒煙斬手”だ。」
アッキー
2016/01/21 21:55

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