佐久間闇子と奇妙な世界

アクセスカウンタ

zoom RSS 「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 66

<<   作成日時 : 2016/01/24 00:00   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 4

「ん・ん・んあっん〜、世の中は楽しいことが多いけど、嫌なことが多くて多くて、どうしようもない世界なんだよね。いつの時代でも、どうしようもなく嫌なことを引っ被る者が出てくる。狂気は無くならないし、偉大なる狂気は無くならない。そして邪悪も無くならない。私は“イヴィル”。狂ってる者の味方だよ。おふたりさん、もう善人ゴッコは疲れたろ? おしまいにしようよ。そして始めよ? 私は歓迎するよ。」
いそいそと服を着てから、“イヴィル”は両手を広げて優しく笑った。
鈍郎と茶倉は、黒色の電子力場に包まれながら、虚ろな目で黙っている。
「ようこそ狂った世界へ。ん・ん・んあっん〜、“イヴィル・プランク”に“イヴィル・ピクチャー”。十一と十二の邪戦士よ。」
ビシッと何かが割れるような、あるいは孵化するような音を立てて、2人の双眸に不気味な光が宿った。
「・・・何だか、清々しい気分だな、茶倉。」
「・・・ええ、あなた。これから邪戦士として、イヴィル様の為に働きましょう。」
「そうだな・・・その前に、茶倉の処女をいただこうか。」
「喜んで。あ、ちょっと待って。私の能力“魔道絵筆”(ペンタブレット)で、性感の設定を高めておくわ。痛いのは無駄だもの。」
「ついでに俺の精力も回復させてくれ。」
「OK、設定完了よ。」
「流石、早いな。俺の能力は戦闘面にしか使えないから、羨ましいぜ。」
「その能力で私を守ってくれればいいわ。」
「そうだな。茶倉は俺が守るぜ。」
茶倉と鈍郎は、互いに邪悪に微笑み合った。
「ん・ん・んあっん〜、麗しき夫婦愛だね。感動のあまり涙が出そうだよ。うん。」
「ありがとう、イヴィル。お前のおかげで吹っ切れた。そうだ茶倉、ただ性感を高めるだけじゃ芸が無い。俺が茶倉の名を呼んで、愛してると告げるたびに、性感が高まるってのはどうだ?」
「いいわね! 邪戦士になったおかげで、素晴らしいアイデアが湧いてくるわ!」
「しかし初夜が路上ってのも味気ないな。イヴィル、どっかイイ場所あるか?」
「ん・ん・んあっん〜、そうだね〜、幾つか候補を検索してみるよ。」
「ほお、脳に直接画像が入ってくる。こりゃ便利だ。」
「どの場所も素敵だけど、それだけに迷うわ。」
「ゆっくり選びたいところだが、茶倉の能力でギンギンなんだよな。今すぐナマで中出ししたい。」
「それよ! 私の能力なら、ちょっと時間はかかるけど、いいとこ取りの場所を構築できるわ! この為にあるみたいな能力ね!」
「その手があったか・・・。よし、イヴィルは邪魔が入らないように見張っ・・・・・・あ?」
「え?」
「る・ら・ら・ら〜、うん、残念だよ、おふたりさん。どうやら邪魔者が来ちゃったみたいだね。空気の読めない奴らにヘドが出そうだよ。」
“イヴィル”の睨む先に、2人の少女と、1人の青年がいた。
それらの顔に茶倉も鈍郎も、見覚えは無かった。



つづく

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「サトリン」 第二部目録 (2)
■■■■■ ...続きを見る
佐久間闇子と奇妙な世界
2016/01/27 00:23

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「善人ゴッコでは本当に苦悩している民衆は救えない。狂ってる者の味方か。世の中イヴィルのような美少女がいない」
火剣「具体的には子どもの命が理不尽に葬られてるのに信じ難い軽い刑の裁判。善良な市民が殺し屋を雇いたくなる瞬間だ」
ゴリーレッド「心の隙間に魔が入る」
コング「イヴィルがやっていることは善意だ」
ゴリーレッド「賛同はできない」
コング「正論しか吐けない輩はサンドイッチでも食ってろ」
ゴリーレッド「サンドイッチラリアット!」
コング「NO!」
火剣「イヴィル・ブランクとイヴィル・ピクチャー? このまま本当に第十一、十二邪戦士になってしまうのか」
コング「服を着るのが早いイヴィル」
火剣「凄い設定だな」
コング「魔道絵筆、欲っしい!」
火剣「脳に画像を送信。さすがはエスパー」
コング「邪悪な心でアイデアも豊富。さあ、存分に浪漫飛行を楽しもう。茶倉が『やめて』というたびに感度が高まるのもいい。おお、アイデアが泉のごとく湧くな。♪オモチャの茶茶茶、オモチャのt」
ゴリーレッド「ネックブリーカー!」
コング「ごっ・・・」
火剣「鈍郎と茶倉が見覚えがないということは七美や瑠璃子たちではないのか」
火剣獣三郎
2016/01/24 10:25
コング「イヴィル・ブランクじゃなくてプランクか。鈍郎がプランクか? しかし初夜を邪魔するなんてどこの悪党だ?」
ゴリーレッド「そういうすり替えには騙されない」
火剣「2人の少女と1人の青年? 楽しみだ。たぶん知っているメンバーだと思うが」
コング「うろーい」
ゴリーレッド「ないない」
コング
2016/01/24 10:31
>火剣さん
理不尽な世の中に疲弊した人にとっては、イヴィルのような存在が救いになることもありそうです。鈍郎と茶倉、新たなる名前を与えられて清々しそうではありますが、このまま邪戦士になってしまうのでしょうか?

八武「何だこの素晴らしい能力は!」
佐久間「“魔道絵筆”のことか?」
八武「どれもだ。トレビアン!」
山田「能力よりも、人格の変貌が恐ろしい。これが“人格付与”の力なのか・・・。」
神邪「変貌したというよりは、我慢の鎖から解き放たれたようにも思えます。」
八武「そうだとも! これから2人は、これまで耐えてきた分だけ、互いの肉体を貪るように愛し合い、エク・エク・エク・エクスタシー!!」
維澄「おや、誰か来たようだ。」
神邪「見覚えが無い?」
八武「イヴィルたんは、もう少し全裸でいるべきではないかね?」
神邪「生身で冬の寒さは堪えるでしょう。」
八武「そんなもの、電子力場でポッカポカだよ!」
佐久間「夫婦の営みを邪魔してはならないという、イヴィルの配慮だ。」
山田「楽しんでるようにしか見えないが。」
佐久間「欺瞞を剥がすのは楽しいものだろう?」
アッキー
2016/01/24 20:47
>コングさん
イヴィル・プランクとなった九古鈍郎は、能力もパワーアップしていたりします。お目にかけるのは先のことになりますが・・・。
現れた3人は何者でしょうか。

山田「救援・・・なのか?」
維澄「見覚えが無いなら、イヴィル側の可能性もあるね。」
八武「にゃるほど、『何だ君たちか』展開?」
佐久間「3名のうち2名は、別の話で登場したことがある。」
神邪「ということは、邪戦士の側でもないのですか?」
佐久間「それは見てのお楽しみ。」
アッキー
2016/01/24 20:53

コメントする help

ニックネーム
本 文
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 66 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる