佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 67

<<   作成日時 : 2016/01/25 00:00   >>

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やって来た3人のうち、青年は奇妙なポーズで語り出した。
「当たりき車力の鬼くらげ! おまけにお客がホイサッサ! 影月X帝(えいげつかいてい)クラメーション! こ・こ・に・参上〜!! パラリラパラリラ、ピッピ〜!」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「イヴィルの親戚か?」
「どころなくイヴィル様に近いものを感じるわね。」
「ああん、プランクもピクチャーも空気読みすぎ! いじられキャラとしてのプライドが満たされちゃうなあ!」
自分の肩を抱きながら、クネクネと揺れる“イヴィル”。
そこへ青年の怒号が飛ぶ。
「くおらイヴィル! 俺が自己紹介してるってのに、クネってんじゃねーさん! 事件です!」
ボケが2人いると大変だ。
少女のうち、赤いショートヘアの方が、持っていた手錠で青年を殴った。
「あたあ!?」
「せっかく極上の狂気を前にして、話が進まない・・・。」
その少女の声は、狂気で澄んでいた。
残る1人の少女だけが、真っ直ぐな目をしている。黄色のショートヘアを揺らして、頷きながら同意した。
「そうですよ、蔵目さん・・・もとい、クラメーション。わたしたちの任務は、そこの“ε”を沈静化させ、身柄を拘束することです。くだらないギャグで時間を使わないでください。」
「く、くだらない? そんなバナナ! あがっ!」
再び手錠を顔面に食らって、蔵目と呼ばれた青年は涙目。
流石に鈍郎も呆れた顔で、溜息をついた。
「イヴィル。何なんだ、こいつらは。」
「ん・ん・んあっん〜、それは本人たちに名乗ってもらおうかな。何故なら、その方が場面が映えるから!」
「余裕ね、イヴィル様。」
「る・ら・ら・ら〜、正直そこそこ厳しいんだけど、プランクとピクチャーが協力してくれれば楽勝だよ。」
「なにっ、お前ら“ε”の味方なのか?」
蔵目が冗談なのか本気なのかつかない顔で訊く。
「当然だろう? これから妻と中出しセックスを楽しもうと思っていたのに、お前らの登場で、おあずけ食らった犬の気分だ。」
「あなた、さっさと片付けて、私の中に欲望を解き放って。子供が出来ても、あなたの能力で始末して、私の能力で体の調子を整えられるわ。エッチな共同作業しましょうよ。」
「任せろ。子供なんか殺してやる。」
「お、お前ら・・・正気に戻れ! その考えは人格を“ε”に支配されてるんだ!」
「馬鹿だろ、お前。俺たちが人格を支配されてるなら、正気とやらに戻るわけない。」
「この世に正気なんてものがあることすら疑わしいのにね。」
「悪魔に負けるなあっ! 正義の心を取り戻すんだ! 俺の声よ、お前らのハートに届けーーっ!!」
「生憎だが、やたらと大声で正義を口にする者は信用しない主義なんでね。お前の正義など、イヴィルの前では霞んで見えるカスに過ぎない。」
「あなたまでボケる?」
「おっと、ついノリで。まあ別に邪戦士だからって、シリアスでなくてもいいし。楽しくセックスして、出来た子供は無造作に殺そう。」
「お前らに・・・俺の魂は届かねえのかよ・・・!」
「さあな。少なくとも、3人とも名乗ってくれないと話しにならないのは確かだ・・・いや、悪かった。名乗るなら俺が先だな? ミュージック、スタート!」
照明と音響が出現し、ぎんぎんのロックミュージックが流れた。
「イヤッホオオオ! 世界の萌えキャラ救う為〜、邪悪の海から舞い降りた〜、ちょっと悪めなイイ男〜、邪悪なる第十一の戦士、“イヴィル・プランク”!!」
「そして、その妻にして、朽ちることなき肉奴隷! 第十二の邪戦士“イヴィル・ピクチャー”!」
「いいわあ、いい狂気よ・・・私は“焦熱美帝”(しょうねつびてい)ユイファ・テスタロッサ!」
赤いショートヘアの少女が、双眸まで赤く染めて宣言した。
黄色のショートヘアも続く。
「・・・わたしは、“鉄鬼雷帝”(てっきらいてい)入流小松(いりる・こまつ)。知ってますよね、“ε”・・・“イヴィル”は・・・よく知ってますよね、“姉さん”!!」
「あは☆なるほど確かに、こまっちゃんは私の妹ってことになるのかな? ん・ん・んあっん〜、我らが母にカンパーイ!」



つづく

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内 容 ニックネーム/日時
コング「鈍郎のキャラが違う。ぐひひひ」
火剣「キャラ崩壊というより鈍郎のセリフが危な過ぎる」
ゴリーレッド「目を覚ますんだ」
コング「いんや、これが本来の姿だ」
火剣「正気と狂気か。誰にもわからねえ」
コング「クラメーション? たぶん知らない」
火剣「二人ともショートヘアか」
コング「赤の美少女がユイファ・テスタロッサ」
火剣「黄色の美少女が入流小松」
ゴリーレッド「美少女?」
コング「少女といえば美少女だ」
火剣「場が映えるからって、そういう問題なのか」
ゴリーレッド「どうやら敵のようだ」
コング「僕も真っ青の鈍郎の自己紹介」
ゴリーレッド「駄洒落合戦か」
コング「クネってんじゃねーさん事件です。駄洒落なら僕も負けない」
ゴリーレッド「負けていい」
火剣「朽ちることなき肉奴隷って・・・」
ゴリーレッド「二人ともこのまま戻らないのか」
コング「それより3人はイヴィルが目的か」
火剣「バトルは避けられないのか?」
ゴリーレッド「不穏というか、不毛というか」
コング「鈍郎と茶倉の早く犯りたいパワーはきっと凄い」
火剣獣三郎
2016/01/25 17:31
>火剣さん
これぞ悪堕ち状態! 鈍郎、茶倉、ともにセリフが危ないです。普段なら決して口にしないようなことを、平気で言ってのける。
対するは、クラメーション、ユイファ、そして小松。いよいよ話が繋がってきました。

山田「このメンバーが出てくるとは。小松は初登場か?」
佐久間「男キャラは覚えないコング・・・というわけでもないか。」
八武「うろーい! ジャスティス!」
維澄「流石に覚えてなくても仕方ないし、前とキャラも違う。キャラを作っているのかな。」
佐久間「こっちが本性かもしれない。小松は初登場だが、厳密には登場が予告されていた。」
神邪「姉とは、どういうことですか。萌えてしまうじゃないですか。」
山田「そこなのか。」
神邪「美女・美少女が4人もいる戦場・・・イイ・・・。」
山田「場が映えるのは確かにそうだが。」
佐久間「そこは山田も賛同するんだな。」
山田「俺は枯れているわけじゃない。これが本来の鈍郎というのも、否定できない。」
維澄「そういえば学生時代の鈍郎に近いのかも。ここまで邪悪ではなかったけれども。」
八武「いやいや、男子高校生の妄想パワーを舐めてはいけない。」
神邪「むしろ茶倉さんにM属性が付与されているような。」
佐久間「それが“人格付与”の効果。」
八武「鈍郎限定で、元からではないのかね?」
佐久間「そうかもしれない。」
山田「クラメーションは強いが、しかし戦い自体が不毛。どうする?」
佐久間「なに、茶倉と鈍郎を信じればいい。人が人を信じることは、素晴らしいことだろう?」
アッキー
2016/01/25 22:57

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