佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 天井 あとがき

<<   作成日時 : 2016/02/09 00:05   >>

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そんなわけで、天井だけで優しくない物語でした。

“甘いだけで優しくない”、これは芳川桔梗が自身を評した言葉ですが、天井のことでもあると思います。
しかし芳川と天井が違うのは、“強さ”の有無。

「―――ふん、やはりお前に“優しさ”は似合わない。それはもはや、“強さ”だよ。」

このセリフ好きなので、芳川桔梗との対決まで描いても良かったのですが、テーマ的に良いところで締めました。
その代わりに作中で変形させて使っています。


視点や切り口を変えると新鮮味が出るのは、作品の手法としては「史記」、作中劇の手法としては「ガラスの仮面」などで、お馴染みだと思われます。
「とある魔術の禁書目録」も、「とある科学の超電磁砲」で、同じ場面を御坂視点から描いたりしています。

というわけで今回は、禁書キャラでも個人的にベスト5に入るくらい好きな、天井亜雄にスポットを当てました。
この視点からだと、一方さんと美琴が「身内には極めて優しいが、敵には酷く容赦ない」という点で、よく似ていることがわかります。(上条は敵にも甘く、浜面は味方にも割と容赦ない。それぞれ近くの女性陣と類友)

一方さんや美琴が悪いわけではなく、そもそも万人に優しくなんて出来ねーよという話で。
でも、好きなキャラにスポットライトを当てるくらいは良いよね?という。この手の顔が好みなのもあり・・・。
他の4人? むぎのん、幻生、初期一方さん、初代上条さん、かなァ。心配なほどに頭がオールレッドだよ。


着想としては、「シャーマンキング」にあります。
少年マンガにしては、リアルに嫌な現実を織り込んでいることで有名ですが、そのあたりがワッキー先生と通じる部分なんだろうなァと、アッキーは思います。

私は特に「天井が見えた」経験は無いのですが、この感覚が理解できないわけでもないのです。
「モンキーターン」で古池さんの言ってたことの方が、私の感覚には近いのですが、「人生は有限で、残されたチャンスは半分より少ない」という思いを抱えながら生きています。
キナ臭い方面に手を染めようとは思わないのですが、天井の焦りや混乱はリアルなんだなぁ。

天井は研究者としては優秀だと評価されていますが、与し易いという評価の前置きみたいなもの。
それに、スタイルの良い美少女で友達も多い佐天涙子が、劣等感に苛まれる街であることを考えると、そこそこ優秀な程度では、いくらでも替えの利く部品みたいなものなんですねぇ。


大人と子供の違いは何かという問いには、それぞれに答えがあると思います。
私は、大人は大事なものが子供より多いのだと考えています。

子供は友情や愛情で動くことを尊び、利害や打算で動くことを軽蔑する。
あるいは逆に、友情や愛情を見下し、利害や打算で動くことが賢いと考える。

大人は友情や愛情と、利害や打算を、等価として扱うことが出来る。
冷酷な平等と限ったものではなく、どちらも大事にするという意味で、等価。

大人と子供、どちらが良いとは言えません。
どのタイプにも、尊敬できる人間と軽蔑する人間がいます。

大切なものが多い方が良いとも限りません。
あれもこれも大切にしたくて、苦しみ軋んでいます。
天井が見えたことはありませんが、私の天上は未だ真っ暗なままです。


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内 容 ニックネーム/日時
火剣「詩的な短編だ」
コング「佐天涙子の刺激的な短パン?」
火剣「言ってねえ」
ゴリーレッド「大人と子どもか」
火剣「世界の全てを知りたい。溢れる好奇心。いいじゃねえか」
コング「僕も好奇心や知りたい欲求は子どもにも負けない」
ゴリーレッド「サトリ世代という言葉は好きではないが、若い時から知ったかぶりでは成長にマイナスだ」
コング「火剣や激村の時代は新人類か」
ゴリーレッド「コングは?」
コング「ゆとり世代」
火剣「そんな若くないだろ」
ゴリーレッド「知識の旅か、いい言葉だ」
火剣「ユゴーもチャップリンも人間の心の中に宇宙よりも広大なものが広がっていると喝破した」
コング「♪かっぱっぱー、かっぱっぱー、きーざくらー」
火剣「バカのふりはよせ」
コング「ビックカンパニーのことをびっくりぽんな河童と言ってたあさ」
ゴリーレッド「どうして青空を見ていた子どもが天井を見る大人になったのか」
コング「添乗員が水着だったんだろう」
火剣「みんな替えの利かない存在だ。これだけは誰に対しても力説するだろう。地味な脇役もいくらでも替わりが利く人間も存在しねえ」
コング「ドウドウ」
ゴリーレッド「他人の都合を考えることは大人として当然だと思う。他人の都合を考えないのは良くない」
コング「深夜2時に電話して『何してる?』」
火剣「心が疲れてはいけない。変なことを考えてしまうからな」
ゴリーレッド「若い時の志を60歳70歳になっても忘れずに貫く。これが理想だと思うが」
コング「少年の心を持った大人か」
火剣「難しいテーマだが、無限の可能性を胸中に秘めているのが人間だ」
コング「オランウータンにもか?」
ゴリーレッド「コブラツイスト!」
コング「NO! 排除の論理、排斥のロリ・・・」
火剣獣三郎
2016/02/09 00:57
>火剣さん
子供の頃に抱いていた溢れんばかりの思いは、生きてる実感とイコールでした。懐古主義になってはいけないのですが、心が疲れているときは、ちょっと“大人”を休むことも大事だと思います。

佐久間「子供の頃に♪わかりかけてたことが♪大人になって♪わからないまま♪」
山田「わかってるのは胸のドキドキだけか。そんな時代があった。世紀末は混乱の時代でもあったが、21世紀への希望の時代でもあった。」
維澄「だけど実際21世紀になってみたら、閉塞の時代が訪れた。」
八武「悟り世代も、それの産物なのかねぃ。」
佐久間「いわゆるロスジェネ世代や、ゆとり世代と言われてきた人々は、もがき足掻いている。だが、それ以降に産まれた世代は、以前の社会を体感してないからな。今の状況が生まれたときからあるんだ。」
神邪「しかし、変に悟って偉そうな物言いをするよりは、もがき足掻く方が好感が持てます。」
佐久間「世代に限らず、そういう人々はいる。」
山田「もがき足掻く、か。」
佐久間「でも今じゃそんなことも忘れて♪何かに追われるように毎日生きてる♪」
山田「この唄も、そんな足掻きの中から生まれたのか。」
維澄「足掻くという言い方で悪ければ、懸命に生きると言い換えてもいいね。」
佐久間「今を懸命に生きていれば、思わぬ結果を残すこともある。事実として天井亜雄は、一方通行に与えたダメージは禁書界でも1,2位を争う。」
山田「喜べる話ではないが、それも成果なのか・・・。」
八武「私から見れば天井もまだ若い。凡百の研究者だろうと、60歳70歳まで続けたらどうなるか?」
佐久間「天井だけに青いと言いたいのか。」
山田「言ってない。」
アッキー
2016/02/09 10:51

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