佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 18

<<   作成日時 : 2016/03/30 00:00   >>

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流石にショックを隠しきれないという顔だな。自分たちの微力さに、意気が萎えるだろう? だから出力の話は曖昧にクラスで語り、ぼかしていたのだが・・・言い出したからには続けよう。
A級出力は5万弱がA3級の標準であり、万全の七美(77000)はA3級の強い方だ。蒼志が万全になれば、A2級の標準に近い20万、そしてA1級の標準100万に近いのが、黒月真由85万。イワンが125万で、小松が110万、ユイファが120万、クラメーションが150万、参考までにアルカディアのナンバーKはA1級の最高200万だ。

オールド:・・・わたしの数百倍、ですか・・・・・・
舜平:凜でさえ1万、あのテンタクルが1万8千で・・・敵のヤバい奴は100万と170万・・・・
ジャスミン:わ、私なんか何の役にも立たないんじゃないの・・・?
オールド:同感です・・・。我々は人助けの戦士であって、悪と戦うヒーローにはなれません・・・。
トランジスター:それに、イヴィルはもっと強いんでしょう?
千里:だからこそだ。
アインストール:ええ、イヴィルの恐ろしさは、そんなものじゃないのよ・・・!
千里:良くも悪くも、出力だけで強さは測れない。
X!:確かに、カタストロ師匠は15万ですけど、俺とユイファと小松の3人がかりで、手も足も出ないっすからね。
千里:カタストロの場合は技術で出力の不足を補っているが、電脳戦士に関してはフィールドの問題だ。

そもそもイヴィルを殺すだけならば、入流聡子を殺せばいい。超能力すら必要なく、ナイフで心臓を刺せば事足りるのはもちろんのこと、栄養点滴を止めるだけでも緩やかに餓死する。簡単なものさ。しかしイヴィル“だけ”を攻略するならば、イヴィルのいる場所、電脳世界へ行かねばならない。そこで対決しなければならないのだ。
完全復活したイヴィルは現時点で出力300万PKP、数値だけ見れば決して倒せなくはない・・・だが、それは物質世界での話に過ぎない。イヴィルという深海魚にとって、物質世界は陸の如し。深海魚が本領を発揮するのは当然、深海に決まっている。物質世界で力を0まで消耗させても、殆ど痛くない。物質世界では、サトリンもろとも“殺す”か、“わずかに力を削る”の2択であって、中間が無いのさ。あれば8年前の段階で試している。
そして深海では、虎やライオンも生きられない。No.6やNo.7であっても、電脳世界ではイヴィルに手も足も出ない・・・物質世界で圧倒していようともな。何しろ電脳世界では、出力が10万分の1になってしまうのだから、数百倍の力の差など問題にもならないんだよ。

オールド:10万っ・・・!?
X!:100万オーバーでも、C級くらいになっちまうのかよ・・・。
千里:それと、周囲を自然に囲まれていないから、“自然の力”も発揮できない。とことんアウェイなのさ。

いかに電脳戦士が貴重な存在かわかるだろう? 電脳世界では極端に出力が低下する他の能力者と異なり、むしろホームグラウンドとばかりにパワーアップが見込まれる。
それにな、出力以前の問題なんだよ。出力だけが問題なら、幾らでも対処しようがある。サトリンシリーズは全て、認証されていない者を電脳世界から排除できる権限を持っているんだ。認証されている者というのは、正規のプログラムを課せられている者という意味で、正直これが最も厄介な障壁だよ。これはサトリン側にとってもイヴィルの11番以降のプログラムをシャットアウトできるメリットになっているのだがね。
“β−サトリン”の認証を受けられるのは、超能力の因子を持っていない者に限られる。そして他のサトリンにしても、自分の力を超える者には認証を与えられない。与えようがない。コンピューターが自らの容量より大きなデータを取り込めないように、具現化そのものが不可能なのさ。そうでなくても神化系能力でエラーが出るし、ことイヴィル攻略においては、私は無力なスピーカーでしかない。まったく、惨めなものだ。
だから電脳戦士諸君らにも、戦いを強要しない。ここに集まってもらった理由は、諸君らが“少数者”であるからだが、集まってもらった目的は、選択をしてもらう為。ここまでの話を聞いて、戦うか否か・・・そして、今度は十戦士全員に、この問いに答えてもらおう。

―――“イヴィル”を、“サトリン”もろとも殺すか?

α:覚悟は出来ています。
ガーディアン:僕の答えは言わずもがなです。姫様と共にあります。
アインストール:わたしの答えは8年前に出ているわ。あらためて言う必要はあるかしら?
アプリケイション:オラは・・・戦います。それが罪悪感に過ぎないとしても。
トランジスター:私は戦う! サトリンを死なせない! ・・・だけど、意見が割れたらどうなるの?
ジャスミン:・・・正直、どう答えていいかわからないわ。だけど私は、殺すのではなく戦いたい。
インビンス:乗りかかった船です。逃げるつもりなら、話を聞いていません・・・しかし、意見が割れたらどうします?
ファイバー:はっ、老い先短い命だもの。ここで散るのも一興ね。
オールド:意見が分かれることが心配ですか? わたしは逃げるつもりは今更ありませんよ。
オネスト:戦う。心からそう思う。自分に正直でありたいから。
千里:覚悟は決まったな。ちなみに意見が割れた場合は、少数意見を採用しようと思っていた。
レックス:嘘つけ。こうなることは予知してたんだろ?
千里:さあ、どうかな。何度も言ったはずだぞ、私とて全てを予知しているというわけではない。


◎第一の戦士サトリン
姓名:入流聡子(いりる・さとこ)
能力:電脳海遊(マルチサイバー)
出力:300万PKP
生年月日:1963年1月1日(永遠の17歳)

◎第二の戦士ガーディアン
姓名:二葉蒼志(ふたば・そうし)
能力:電子防御(プロテクト)
出力:12万PKP
生年月日:1959年2月8日(45歳)

◎第三の戦士アインストール
姓名:七村七美(ななむら・ななみ)
能力:人格消去(マインドデリート)
出力:4500PKP
生年月日:1966年7月7日(38歳)

◎第四の戦士アプリケイション
姓名:五留吾永須(ごるご・えいしゅ)
能力:損傷引受(ダメージシフト)
出力:5500PKP
生年月日:1970年5月5日(34歳)

◎第五の戦士トランジスター
姓名:十島瑠璃子(じゅうじま・るりこ)
能力:正否聖痕(マルバツスティグマ)
出力:10500PKP
生年月日:1986年10月4日(18歳)

◎第六の戦士ジャスミン
姓名:四方髪凜(よもがみ・りん)
能力:力場補整(エナジーギミック)
出力:10000PKP
生年月日:1984年4月3日(20歳)

◎第七の戦士インビンス
姓名:九古鈍郎(くこ・どんろう)
能力:偶石握殺(サークルファイア)
出力:15000PKP
生年月日:1971年9月5日(33歳)

◎第八の戦士ファイバー
姓名:六道櫃(りくどう・ひつ)
能力:雷撃雷化(トゥールアクセル)
出力:17500PKP
生年月日:1900年6月1日(104歳)

◎第九の戦士オールド
姓名:三角龍馬(みすみ・りょうま)
能力:老化現象(タイムオールド)
出力:3000PKP
生年月日:1969年3月3日(35歳)

◎第十の戦士オネスト
姓名:八谷和真(はちや・かずま)
能力:電子保護(マインドガード)
出力:1000PKP
生年月日:1971年8月8日(33歳)


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「十島瑠璃子18歳。脱げー!」
ゴリーレッド「延髄斬り!」
コング「早いいい!」
火剣「おお、みんな負けてねえ。真由85万」
コング(高い)
火剣「ユイファもクラメーションも120万、150万」
ゴリーレッド「でも15万対110万、120万、150万でも15万が勝つ。出力だけではないのは当然だ」
コング「ナイフ1本か。確かにどんな強気の女刑事でも裸の股にナイフを突きつけられたら降参だ」
ゴリーレッド「やはり宇宙に棄てよう」
コング「待ちたまえ」
火剣「300万PKPの深海魚か」
コング「戦うか否か。皆戦うと」
ゴリーレッド「十戦士が揃った」
コング「この中では◎トランジスター○ジャスミン▲アインストール△サトリン
火剣「一人だけ抜かしてるぞ」
ゴリーレッド「競馬ではない」
コング「でも本当にイヴィルを葬るのが正しいのであろうか?」
ゴリーレッド「戦いは定めか」
コング「さだめならね。仕方ないんだよ」
火剣「複雑な思いはある」
コング「どうせ血塗られた道だ。電脳戦士。(頑張れイヴィル)」
ゴリーレッド「千里には聞こえてる」
火剣「10人のセリフを聞くと微妙に違う」

火剣獣三郎
2016/03/30 16:46
>火剣さん
アイシーやバトラーに負けず劣らず、高出力のエスパーが揃っています。コムザインの100万がA1級スタンダードだった頃から、随分とインフレが進みました。
これから更に高出力が出てくる予定ですが、しかし出力だけでないのも確か。電脳戦士たちの役割は重大です。

佐久間「参考までに、コムザインが101万、キアラが124万、第一部の頃の千里が120万だ。」
八武「ふーむ、千里はか弱い少女だったが。」
佐久間「PKに比べてESPは戦闘面では不利だ。アクティブな能力を備えていれば、話は別なんだがな。」
神邪「ああ、それで出力の単位はPKPなんですね。」
山田「今の千里はPKも備えているはずだが、どれほどの実力なのか。」
佐久間「計り知れない上に、どんぶり勘定。」
山田「冥土へ行きたい?」
佐久間「言ってない。」
維澄「ここまで来たら、後には引けないか。内心では迷いもあると思うけれども。」
佐久間「内心ね。女の中だとコングが挙げた順に、邪戦士の素質が高い。櫃は素質が最も低い。」
八武「流石はイヴィルを応援する男。」
神邪「七美さんが標準ですか。」
維澄「それぞれに個性が出ているのは安心できるね。画一的な返事では、流されているだけだから。」
アッキー
2016/03/30 22:41

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