佐久間闇子と奇妙な世界

アクセスカウンタ

zoom RSS シータあるいは入流小松 2

<<   作成日時 : 2016/03/04 00:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

「念力出力110万PKPか・・・。書類を見ても信じられなかったが。」
訓練に用意された広い平原で、カタストロは髪をなびかせて感想を述べていた。
「こうして実際に見ると、確かに超能力で、確かにA1級だ。」
近くで小松は、へたばっていた。その様子は人間にしか見えない。
カタストロは小松を、もはや“ロボット”と見てはいない。れっきとした弟子だ。
「強い・・・。」
起き上がった小松は、ハァハァと息をして、両手で砂埃を払った。
彼女の放った雷撃は、サイコキネシスで散らされ続け、小松の電力は限界が訪れたのだった。
「あのっ、確か出力15万PKPって聞いてますけど、どうしてわたしの雷撃を散らせるんでしょうか?」
「確かに私は衰えた。しかし元から、出力に頼った戦い方をしてないのでね。サイコキネシスで空中に帯電させ、人体よりも電気が通りやすい場所を作り出したのさ。」
「あ、そうか。それに師匠は水分少なそうですし・・・あわわ、すいません!」
水分が少ないというのは、それだけ年老いているという意味になる。
もっとも、今更そんなことを気にするカタストロではないが・・・。
「資料には、充電すれば戦い続けられると書いてあるが。」
「はい、そうです。・・・でも、出来れば自家発電で済ませたいんですが、駄目ですか?」
「理由を聞こうか。」
「え・・・あ、その・・・充電って、恥ずかしいですし・・・」
言ってることはロボットらしいが、顔を赤らめて俯く様子は、ウブな少女そのものだった。
やや製作陣の男性たちの趣味が入ってるような気はするが、あざとい印象はあっても不気味ではない。
「では充電しよう。」
「えええ!? 師匠のドS!」
事も無げに言うカタストロに、小松は驚いて叫んだ。・・・が、充電は免れない。

場所を移して、コードだらけの部屋。“電脳計画”のスタッフたちが、充電の準備に取り掛かる。
110万PKPという念力出力は、2600万ボルトの電気によって生み出されている。電気がある限り超能力を使えるのは強みだが、コストパフォーマンスを考えれば、No.7の存在なしには成り立たないだろう。
「あの・・・優しくしてくださいね?」
涙目で訴えながら、小松は頭部を開放した。そこへプラグが繋がれていく。
「んっ・・・・んんっ・・・・・」
プラグを嵌めるたびに、小松の唇から喘ぎが漏れる。
随分と悪趣味な設計をするものだと、カタストロは思った。
(確かに恥ずかしいかもしれない。)
どことなくスタッフたちの表情に、いやらしいものを感じるのは、気のせいではないだろう。男性スタッフだけでなく、女性スタッフも、見世物を見るような目をしている。
「ああん! あぐ・・・来る・・・来ちゃう!」
充電が開始されると、小松は紅潮した顔で苦しげに声をあげた。
「入って・・・くるう・・・嫌っ、嫌っ、あああああん!!」


- - - - - -


「なるほど、だから恥ずかしいと言ったわけか。」
「はい・・・。わたし、充電中は、ああなっちゃうんです。乱れてしまうって言いますか・・・。」
「悪かった。今後は出来るだけ充電は控えよう。マゾが2人に増えても困るしな。」
「2人?」
「“闘衣”を習得するなら、同じ目標の者と切磋琢磨するのがいい。近いうちにクラメーションとユイファを呼ぶ。」





つづく

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「サトリン」 第二部目録 (2)
■■■■■ ...続きを見る
佐久間闇子と奇妙な世界
2016/03/12 00:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「人間にしか見えない。ここ重要」
ゴリーレッド「コングも充電の男性スタッフと同じか」
コング「健全な男子にはしょうがない」
火剣「100%の力を出し切る訓練というのはある意味幸福なことだ。全力を出してしまったら潰れてしまう先輩。そんな職場では常に力や発言をセーブしなきゃならねえ。全力を出し切ってぶつかっても受け止められる先輩や師匠がいるというのは本当にありがたいことなんだ」
コング「まじめかっ」
ゴリーレッド「入流小松もユイファもクラメーションも幸福な環境というわけか」
コング「水分が少ない。潤いがないか。潤いは大事だ」
火剣「充電が恥ずかしいとはそういうことか」
コング「もしかして全裸か?」
ゴリーレッド「そういう物語ではない」
コング「充電されると乱れてしまうか。新しい!」
火剣「マゾが2人?」
コング「気が合うかも」
ゴリーレッド「カタストロは優しい」
コング「優しいドS」
火剣「入流小松は一応異色か」
コング「美女及び美少女に衣食住の衣はいらない」
ゴリーレッド「遺言は終わったか?」
コング「待とう」
火剣獣三郎
2016/03/04 17:48
>火剣さん
やはりカタストロは、師匠として優れていますね。クラメーションとユイファに続いて、またしても異色のエスパーを弟子に抱えました。

八武「うひひひ、まるで電撃陵辱。」
山田「悪趣味だ。」
八武「違う、不気味の谷を越えたのだよ。もはや人間と同じ。」
維澄「なるほど、アルカディアだからこそエネルギー問題を気にしないでいられる。全力を出し切れる環境あってこその小松か。」
八武「優れた者をサポートする者も、優れていなければならない。そこに多少の趣味が入り込んでも、誰が責められようか。」
神邪「こんな可愛いロボットを作りたかったものです。」
佐久間「神邪の作ったロボットは、反抗的だったな。」
八武「それはそれで良かった。」
神邪「僕に反抗的なのは構わないのですが、マサキに危害を加えようとしたのは許せません。」
佐久間「ロボット三原則も、実際は法律のようなものだしな。」
山田「プログラムではなく法律か。」
八武「充電で悶える経験を積み重ねると、小松もマゾになる?」
維澄「ユイファほど突き抜けはしないだろうけどね。」
神邪「カタストロ師匠は、やはりSですか。」
佐久間「嬉しそうだな。」
山田「クラメーションとユイファ。小松と会って起こる化学反応は?」
佐久間「それは次回にて。」
アッキー
2016/03/05 00:21

コメントする help

ニックネーム
本 文
シータあるいは入流小松 2 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる