佐久間闇子と奇妙な世界

アクセスカウンタ

zoom RSS 「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 4

<<   作成日時 : 2016/04/25 00:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

7年間を無為に過ごしました。

「こんばんは、二葉くん。やっと見つけたわ。」
車椅子の女性が現れたのは、1981年のことでした。
当時20代後半の彼女は、顔に大きな傷跡があり、右足がありませんでした。
三日月海月(みかづき・みつき)と名乗った彼女は、そのときは初対面のはずでした。
「人違いじゃないですか?」
汗を拭きながら、僕は答えました。
二葉という苗字は、そこまで珍しいわけでもないでしょう。
「ああ、ごめんなさい。説明の順序を間違ったわ。二葉蒼志くん、あなたの助けが欲しいのよ。」
「助け・・・。」
そのとき僕は、男性は女性を守るべきだという信念を思い起こしました。
女性から助けを求められているのなら、話だけでも聞かなくてはいけません。
(率直に言うわ。ワタシと一緒に来て欲しい。)
「!?」
それは音声言語ではなく、頭に直接響いてくる言葉でした。
超能力というものの存在を、否応なく突きつけられたのです。

彼女に案内されて向かった先は、太平洋の島でした。
そこで僕は、信じられないものを目にしたのです。
「聖美!? さとみ、が・・・何故ここに!? 生き・・・て・・・」
「彼女は聖美ではない。死者は蘇らんよ。」
背後から暗く静かな声が聞こえてきましたが、僕には信じられませんでした。
眠っている彼女は、義妹の聖美そっくりに見えたのです。
「彼女は入流聡子。君の義妹とは、腹違いの姉ということになる。」
「聖美の・・・姉・・・!?」
それは、ありえない話ではありませんでした。義母は前の夫と死に別れたのではなく、離婚したので、前の夫が他の女性との間に子供を設けている可能性はあったのです。
「挨拶が遅れたな、私は三日月千里。“電脳計画”の最高責任者であり、アルカディアのNo.4だ。」

この日から僕の止まっていた時間は、再び秒針を刻み始めました。




つづく

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「サトリン」 第二部目録 (2)
■■■■■ ...続きを見る
佐久間闇子と奇妙な世界
2016/04/28 00:03

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
火剣「7年間も無為に過ごしたらきついな」
コング「7年間を無為に過ごしてしまったと反省している犬を見たことがない。人間だけの特権」
ゴリーレッド「・・・」
火剣「三日月海月」
コング「男は女を守るべき。この信念に火をつけたか。僕にも似たポリシーがある。男は女を犯すべき」
ゴリーレッド「全然似てないというか、180度違う」
火剣「助けが必要と言われたらとりあえず話を聞くな」
コング「美女・美少女に限る」
ゴリーレッド「延髄斬り!」
コング「NO!」
火剣「神邪は無事か?」
ゴリーレッド「テレパシー」
コング「オクトパエスのような」
火剣「姉妹か。似ているどころか瓜二つ」
コング「入流聡子。ピンクのビキニが似合っている」
ゴリーレッド「服を着ている」
火剣「ここで三日月千里登場」
コング「存在感が段違い平行棒だ」
ゴリーレッド「何かが始まろうとしているのか」
コング「ん? 聡子は寝ているのか。ということは全裸だ」
ゴリーレッド「そういうことしか頭にないのか?」
コング「なーい! 今週もなーい!」
火剣「これからの生き方で7年間が無為じゃなくなることもある」
火剣獣三郎
2016/04/25 16:23
>火剣さん
精神疾患を発症してから、半年を無為に過ごしていましたが、それで人格がメチャクチャに歪むほど苦しかったです。まして7年ともなれば・・・。
苦しみは比べようがないですが、二葉の苦しみは段違い。それだけに再び始まったエネルギーは爆発的です。

佐久間「ここで詐欺を疑って腰が引けると、チャンスを逃す。」
山田「リスクとチャンスは紙一重か。詐欺が無くならないわけだ。」
八武「世の中うまい話は転がってないものだが、ここまで苦しんだのなら救いがあっていいと思うね。」
佐久間「うまい話ではないんだけどな。」
維澄「むしろ危険な領域に踏み込んだね。それが救いになっているのだけれども。」
八武「話を聞いたのは、海月が美人だから。」
山田「話を下げるな。」
八武「で、聡子は全裸かね?」
佐久間「全裸ではない。呼吸器やチューブが接続されている。」
山田「ほぼ全裸じゃねえか!」
八武「素晴らしい。アルカディアは素晴らしいよ。」
維澄「室温など環境を保っていれば、むしろ服は邪魔になるということなのかな?」
佐久間「それだけではない。布と擦れるのを防ぐ為に、サイコキネシスで浮かせてある。」
八武「ふぅむ、80年代で寝たきり治療がどこまで出来るかと思っていたが、なるほど超能力か。」
佐久間「この頃になると千里もPKを使えるからな。」
維澄「ところで神邪はまだ戻らないの?」
佐久間「映画でも観てるんじゃないかな。」
アッキー
2016/04/25 18:25

コメントする help

ニックネーム
本 文
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 4 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる