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zoom RSS 【とある】 第一位・御坂美琴 (十五) 【パラレル】

<<   作成日時 : 2016/05/01 00:06   >>

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◆ ◆ ◆



人間の代わりに超能力を扱える個体は存在するのか

私はそれを知りたいの



◆ ◆ ◆



木原数多の研究所。

一方 「はー、風呂はイイねェ」カポーン

一方通行は風呂に入っていた。

湯からあがって髪の毛を洗うときも、
大胆にもタオルを腰で巻いただけで、
そのユニセックスな肢体を晒していた。

しかし平穏は長くは続かない。

打ち止め 「やっほーってミサカはミサカは突撃してみる!」

一方 「入ってくンなァクソガキィ!」

全裸で突撃してくる打ち止めを、
一方通行はベクトル操作で追い出そうとした。

しかし次の瞬間、打ち止めは上位個体特権で、
演算能力を剥奪した。

一方 「stysdhtrsでえywxwywいぇるyrxh」

打ち止め 「わーいアナタとお風呂だーってミサカはミサカは裸の付き合いを強要してみる!」

一方 「yxyMwyz xrcbxryezykwuzxyweekurf」


- - - - - -


風呂からあがって後。

一方 「・・・オマエなァ、いくらなンでも全裸で突撃は無ェだろ。あけっぴろげすぎて凍りついたわ。」

打ち止め 「ミサカはミサカは幼女なんだから、あんまり意識すると逆にキツイぞってミサカはミサカは・・」

一方 「オイ」

打ち止め 「だけど演算能力ボッシュートしたのにアナタ生身で結構動けるんだねって」

打ち止め 「ミサカはミサカはアナタの脳機能が回復してる兆しに喜んでみたり!」

演算能力を剥奪されながらも、
一方通行は素手で打ち止めを抱え、
外へ放り出したのだ。

一方 「あンまり喜んでばかりもいられねェけどなァ。」

一方 「芳川はともかく、天井くンはミョーなこと考えてるっぽいし。」

打ち止め 「それってアナタをレベル6に進化させようとかって」

一方 「多分な。」

一方 「この件に関しては、木原くンも味方ってわけでもねェ。」

一方 「まァ、“樹形図の設計者”が壊れた今となっては、実験のプランを立てることも出来ねェけどよ。」

打ち止め 「うん、そうだねってミサカはミサカは知らないフリをして話を合わせてみる!」

一方 「・・・オイ、ちょっと待てコラ」

一方 「オマエ今なんつった?」

打ち止め 「しまった!ってミサカはミサカは心の内側を隠せない自分の性質を呪ってみる!」

一方 「・・・そォいやオマエ、ネットワークで他の“妹達”やオリジナルと記憶共有してンだよな?」

一方 「知ってることがあンなら全部話せ。」グイ

打ち止め 「いやん、これがいわゆる壁ドンなのねってミサカはミサカは大人の階段を・・」

一方 「・・・」ギロ

打ち止め 「あー・・・」

打ち止め 「冗談はさておき」

打ち止め 「“レムナント”って知ってる?ってミサカはミサカは―――」


- - - - - -


その翌日、夜。

??? 「言ったでしょう? 私の“座標移動”は貴女みたいに手を触れる必要なんてないって。」

一方 「・・・オイオイ、こりゃ一体どォいう状況なンですかァ?」

コンビニでコーヒーを買った帰りに、
路地裏が騒がしいので様子を見れば、
ツインテールの少女同士が戦っていた。

一方 「誰かと思えば」

一方 「ツインテジャッジメントに」

一方 「霧ヶ丘の結標じゃねェか。」

結標 (あ、一方通行!? 学園都市の第三位が何故ここに――!?)

相手が一方通行となれば、
分が悪いと判断した結標は、
すぐさまテレポートで逃げ去った。

一方 「チッ、逃げやがったか。」

一方 (確か自分をテレポートさせるのは苦手だったはずだが・・・)

一方 (どォやったのか、トラウマ克服してやがンな。)

黒子 「アナタは・・・」

一方 「話聞かせてもらうぜ。」

一方 「その前に治療が先だがな。」

黒子 「構いませんわ。この程度かすり傷ですの。」

一方 「無理すンな。」

ベクトル操作の応用力は広い。
傷口にかかっている力の向きを変えて、
閉じることも出来るのだ。

黒子 「ありがとうございます。便利な能力ですのね。」

黒子 「これで戦力外通告を受けずに済みますわ。」

一方 「まだ戦う気なのかよ。」

一方 「アイツはオマエの手に負えるような相手じゃねェ。」

黒子 「お気遣いは嬉しいですが、女には引けないときというものがありますのよ。」

黒子 「お姉さまの身の回りで、何かが起こりつつあるのですから。」

一方 「もしかしてソイツは、“レムナント”のことか?」

黒子 「何ですのそれは?」

一方 「・・・情報交換の必要があるなァ。ホテルの部屋でも借りるぞ。」

黒子 「不埒なマネは許しませんわよ?」

一方 「オーケー、そんな冗談ほざけるよォなら大丈夫だァ。」


- - - - - -


一方 「・・・なァるほど、風紀委員の仕事でキャリーケースを奪還したところで」

一方 「結標と出くわして戦闘になったってわけか。」

黒子 「そうですの。」

黒子 「最近お姉さまも付き合い悪いですし、何か隠していらっしゃるようですの。」

黒子 「この件と関係していると、わたくしの勘が告げていますわ。」

一方 「大当たりだァ。」

一方 「“樹形図の設計者”が破壊されたことは知ってるかァ?」

黒子 「!?」

黒子 「あれは今も衛星軌道上に浮かんでいるはず・・・」

一方 「ソイツはダミー映像だな。」つ写真

黒子 「・・・ッ」

一方 「話すと長くなるが、不幸な偶然が重なったンだ。」

一方 「ただし、偶然なのは破壊されたことまで。そこから先は人為的な利害が右往左往してる。」

黒子 「・・・“樹形図の設計者”は、並列演算処理。」

黒子 「破片であっても、そこらのスパコンとは比べ物にならない演算機能を有している・・・」

黒子 「あのキャリーケースの中身は、それですのね?」

一方 「十中八九そォだろォな。」

一方 「問題は、なンで結標が“残骸”なンか欲しがってるかってことだが・・・」

黒子 「そこまでは見当つかないですが、彼女が焦ってるのはわかりますわよ。」

一方 「どォしてそう思う?」

黒子 「結標は、『使えない連中だからキャリーケースの回収を任せた』と言っていましたわ。」

黒子 「信頼できる仲間がいれば、そちらに任せると思いませんこと?」

一方 「なるほどォ、いくら雑用っつっても、オマエひとりにのされちまうよォな連中を動員してる時点で」

一方 「相手は案外小規模か、組織だったとしても烏合の衆ってわけか。そりゃ焦るのも無理ねェ。」

一方 「あわきちゃン、友達少なそうだしなァ」ククク

黒子 「その結標って人について、もう少し詳しく教えていただけませんこと?」

一方 「おォ。・・・つっても、学校も違うし、あンま話したことはねェが」

一方 「いろンな意味で有名ではあるな。」

一方 「アイツの能力は“座標移動”。始点が固定されてねェから、触れてなくても移動させられる。」

一方 「最大で三トン以上も飛ばせるパワーの持ち主で、レベル4で最もレベル5に近いって言われてンな。」

黒子 「なるほど、凄まじい能力ですわね。」

一方 「その代わり、制御が難しいらしくてな。二年前に自分をテレポートしようとして事故ってンだ。」

一方 「確か、足が壁にめりこンで、引き抜こォとしてズタズタになったとか・・・。」

一方 「それ以降トラウマで、自分を飛ばすことは出来なくなってたンだが・・・克服したみてェだな。」

黒子 「・・・妙ですわね。」

一方 「あン?」

黒子 「トラウマというのは、そう簡単に克服できないからトラウマなのですわ。」

黒子 「わたくしも同じ空間移動系なので、その恐さはよくわかっております。」

黒子 「自分で克服できるようなら、最初からトラウマになったりなどしてませんわ。」

一方 「ふーン」

一方 「となると精神系の能力者にでも頼ったか?」

黒子 「その可能性も無くはないですが、違うと思いますわよ。」

黒子 「彼女の人格的な部分について、何か知ってることはありませんの?」

一方 「あァ、それも有名だァ。」

一方 「ショタコン・・・ちっちゃい男の子が好きなンだと。」

黒子 「 」

一方 「ひょっとして男が出来たのかもしれねェな」ククク

一方 「しばらく見ねェうちに、随分と愉快な格好するよォになったし」

一方 「付き合ってる彼氏の影響ですってかァ?」

黒子 「・・・まあ、あのはしたない格好はともかく、恋人という線は捨て置けないですわね。」

黒子 「わたくしもお姉さまを想いながら自慰などに興じていると、演算能力の精度が上がりますから。」

一方 「 」

一方 (テレポーターは変態ばっかだなァ・・・)


- - - - - -


その頃、フレンダはアジトで自慰に興じていた。

フレンダ 「あっ、あっ、ダメっ、麦野、ちぎれるッ! 麦野のメルトダウナーで私ちぎれりゅッ! 内臓プチプチって破られてっ、上半身と下半身に分かれちゃうアアアン! フレとンダにされちゃう、フレンダじゃなくなっちゃう、やめて麦野、そんな強いの撃たれたら死んじゃう死んじゃうダメぁあああああんん!!!」

フレンダ 「 」

フレンダ 「・・・・・・ふぅ」

フレンダ 「今日のオナニーも最高だったって訳よ。」

フレンダ 「敵に捕まって、精神系の能力者に情報を吐かされて」

フレンダ 「怒り狂った麦野に嬲られ、最後には真っ二つにされる」

フレンダ 「これが最近のマイブームって訳よ。」

フレンダ 「結局、私は麦野に殺される為に生まれてきたんだって思うと」

フレンダ 「まさにその瞬間、身の心も麦野のモノになった気分になれるってね♪」


この光景から考えても、
テレポーターが変態ばかりだという、
一方通行の推測は、間違っていない。

しかし、それには理由がある。

空間移動系は、ある程度レベルが高くなければ
能力として発揮されないカテゴリだ。

ゆえに必然的に数は少なく、
それも高レベルに偏ることになる。

言うに及ばず、高レベル能力者ほど
人格が破綻している傾向にあり、
ゆえに「テレポーターは変態ばかり」になってしまう。

すなわち、「空間移動系だから変態」なのではなく、
「空間移動系は高レベルが多いから変態」なのである。


- - - - - -


そして「変態である」ということは、
それだけ「“自分だけの現実”が強力である」ことを意味している。

結標 「ふふ」

御坂 「チョコマカと・・・」

結標 「私の能力では、逆立ちしても貴女には勝てない。」

結標 「けれど逃げるだけなら十分。」

御坂 「・・・事故の後遺症は克服したのかしら?」

結標 「してないわ。」

結標 「でも、自分を移動できないのは、演算が組めないわけではなくて、恐怖のせい。」

結標 「だったら、恐怖を上回るだけの“理由”があればいい。」

御坂 「・・・“理由”って何?」

結標 「貴女こそ、私を追う“理由”はあるのかしら。」

結標 「結局貴女は私と同じでしょ?」

御坂 「ええ、そうよ。」

御坂 「自分の為・・・」

御坂 「自分と身の周りの世界を守る為・・・」

御坂 「だから」

御坂 「黒子を傷つけたアンタを、許すわけにはいかない。」

最も信頼する後輩の帰りが遅いので、
“妹達”も動員して捜索していたら、
一方通行とホテルに入ったという目撃情報をキャッチ。

そこから先は芋づる式だった。

御坂 「殺しはしないけど」

御坂 「黒子の味わった痛み分は、キッチリお返しさせてもらうわよ。」

周囲の鉄骨がメキメキと音を立てて変形する。
核力を除けば最強の力である電磁気力に、
耐えられる物質など存在しない。

程よく細かくなった鉄塊が、結標へ放たれる。
御坂美琴の通り名のでもある、“レールガン”だ。

結標 「・・・」

結標 「さて問題です」

結標 「“座標移動”は果たして、何をやってるでしょうか?」

無数の鉄塊は、結標の体を
すり抜けて飛んでいった。

御坂 「・・・・・・」


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