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zoom RSS 【とある】 第一位・御坂美琴 (十六) 【パラレル】

<<   作成日時 : 2016/05/01 00:09   >>

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◆ ◆ ◆



不明な点が多い未来予知だけど

僕の能力はあくまで三次元の枠内の演算の結果と推測されている


十一次元演算なら

三次元的に逃げ場の無い結末にも干渉できる



◆ ◆ ◆



御坂 「逃げられた、か・・・」

あらためて高次元演算の厄介さを思い知る。
レールガンがどれほど強力だろうと、三次元攻撃の範疇だ。

電磁バリアを量子空間十一次元レベルで展開しているので
自分は結標の攻撃を受けない・・・が、こちらの攻撃も当たらない。

向かってくるなら話は別だが、
逃げに徹されては互いにノーダメージ。
そしてそれは結標の勝利を意味している。

御坂 (黒子も向かってるはずだし、急がないと)

空間を歪めることによって、
自身は既に他の場所に移動したまま、
声と姿だけを残すことも出来る。

原理的には、音波と光波を
“座標移動”で飛ばしているのだが、
実際そうそうやれるものではない。

そんな相手と戦えば、
白井はどうなってしまうだろうか?

御坂 (黒子・・・無事でいて!)


- - - - - -


その頃、白井は既に結標と対決していた。

しかし御坂の懸念とは裏腹に
白井が勝負を有利に進めていた。

結標 「あ・・・ッ」

結標 「は・・・が・・・ッ」

黒子 「そのコルク抜きは、お返ししますわ。」

予知能力で、三次元的な危機は回避してきた。
しかし白井の能力は、結標と同じく十一次元演算である。

美山の能力にも引っかからず、
結標は完全に油断してしまっていたのだ。

黒子 「皮肉なものですわね。」

黒子 「おそらく予知能力か何かで、お姉さまの追跡を振り切っていたのでしょうけれども」

黒子 「それに頼りきってしまったのが、貴女の敗因でしてよ。」

結標 「ふふ・・・こういう子供みたいな仕返しは、嫌いじゃないわ。」

黒子 「あら、思ったより余裕ですわね。」

黒子 「こんな騒ぎにしてしまったら、お姉さまが駆けつけてくるのも時間の問題ですの。」

黒子 「わたくしが関与している今の状況は、三次元演算の予知には含まれていないはずでしょう?」

結標 「この・・・小娘ッッ」

黒子 「わたくしはここで貴女を足止めしていればいいわけですけど」

黒子 「大人しく捕まっては頂けません? お互いの為に。」

結標 「―――それはどう・・・かしら?」

結標 「本当に“超電磁砲”を巻き込むつもりなら、初めからここに連れてきたのではなくて?」

結標 「それにさっきの奇襲」

結標 「このコルク抜きで私の脳でも心臓でもぶち抜けば、とっくに勝敗は決していたのに・・・」

結標 「あの常盤台のエースに心酔しているとしたら、哀れだわ。」

結標 「貴女がそこまでして慕う彼女の正体は―――」

そのとき結標は、背後から抱きつかれた。

結標 「!?」

一方 「哀れなのはオマエだよ。」

一方 「こォして抱き締めたくなっちまうほど哀れだわ。」

結標 「――ッ」

結標 (しまった・・・白井さんの言葉は、ブラフ―――)

学園都市第三位“一方通行”は、ベクトルを操作する。
言うまでもなくベクトルは何次元であろうと定義可能であり、
たとえ十一次元であろうと問題なく演算できる。

自分の座標を高次元演算で向きを変えてやれば
こうして自身をテレポートすることも出来るし、
結標に触れていれば、テレポートを封じることも出来る。

座標を移動すれば、そこに“向き”が生じる。
その“向き”を、三次元での座標を固定したまま操作すれば、
結標は動くことも、他のものを動かすことも出来ない。

一方 「愉快な格好しやがって、誘ってンのかァ?」

一方 「とりあえず寝てろ。」

結標 「――ァ」

生体電流を操作された結標は、
びくびくと痙攣しながら泡を吹いて気絶した。


- - - - - -


それから1時間後。

上条 「えーと・・・」

上条 「その、どうして上条さんは、綺麗なお姉さんの手を掴んでいるのでせうか?」

一方 「保険だ、保険。こいつが逃げねェ為のな。」

結標 「 」///

左手を上条に、右手を一方通行に掴まれながら、
個室サロンで結標淡希は椅子に座らされていた。

御坂 「・・・・・・」

思わず御坂は、自分の右手を上条の左手に繋ぐ。

上条 「みみみ美琴さん?」

御坂 「あ、いや、何となく」///

黒子 「・・・・・・」

すると黒子も御坂の左手を取り、
最後に一方通行とも手を繋いで、
妙な光景が完成した。

黒子 「・・・それで、貴女の目的を聞かせてもらってよろしいでしょうか。」

ベクトル操作の応用で、
応急措置は済ませている。

仲良く手を繋いでいるように見えるが、
これはれっきとした尋問なのだ。

結標 「・・・・・・あなたたちは初めて能力を手に入れたとき、どんな気分がした?」

結標 「私は正直、恐ろしかったわ。他愛無い空想で人すら殺せてしまう、この力が・・・。」

結標 「学園都市にはね、自分の能力になじめずに苦しんでいる子達がたくさんいるのよ。」

結標 「あの外部の黒服なんかとは違う、本当の仲間。」

結標 「能力ゆえに傷つき、今もトラウマを抱えている子達。」

結標 「・・・」

結標 「どんな可能性を示されたところで、能力が消えてなくなるわけじゃない。」

結標 「だったらせめて、能力が暴走しないようにしたい。」

黒子 「その為に、“レムナント”を?」

結標 「23回」

結標 「私達の能力を安定させる為のシミュレーションを行うために」

結標 「“樹形図の設計者”の使用を申請して却下された回数よ。」

結標 「能力の安定も、トラウマの克服も、あくまで通常のカリキュラムでやりなさいって。」

結標 「ふざけないでよ」

結標 「そのカリキュラムで起こった暴走じゃない」

結標 「“素養格付”で下に見られた能力者には、ろくな対処が為されない。」

結標 「それがこの街の現実。」

結標 「だけど、そんなクソッタレな現実に、絶望なんてしない。限界なんて知らない、意味が無い。」

結標 「自分がレベル5になりきれない半端者であっても、立ち止まり妥協すれば、そこで負けだから。」

結標 「私は、あの子たちを助けるまで永遠に進み続けるの。」


- - - - - -


翌日、ファミレス。

麦野 「・・・で」

麦野 「滝壺の力を頼りたいというわけね。」

御坂 「そうよ。滝壺さんの能力なら、能力を安定させることも可能かもしれない。」

御坂 「演算は私とミサカネットワークで補助するわ。」

滝壺 「やってもいいよ。」

絹旗 「そうですね。こちらにメリットも十分ありますし、超受けてもいいんじゃないかと。」

麦野 「そうだな。」

麦野 (高レベルの演算を経験すれば、滝壺の能力も向上するかもしれない。)

麦野 (上手くすれば、体晶なしで“能力追跡”が使えるようになる。滝壺の負担を減らせる。)

麦野 「精神的な問題の方は、低周波振動治療器を使うか。」

結標 「そんなので解決になるの?」

麦野 「マシにはなる。私も目と腕が吹っ飛んでから、しばらくトラウマで能力使えなかったが」

結標 「 」

麦野 「アイテムに頼ることで、こうして復帰できてる。」

麦野 「トラウマ抱えてんのがテメェだけだと思うなよ」ケラケラ

結標 「・・・・・・ありがとう」


上条 「良かった良かった・・・・・・のかな。上条さん的には、今ひとつスッキリしないっていうか」

一方 「何だオマエ、そンなに説教しながらあわきちゃンを殴りたかったのかァ?」

黒夜 「うわァ・・・・・・」

フレンダ 「うわあ・・・・・・」

上条 「ヤメテ!そんな目で上条さんを見ないで!」

上条 「そういうアレじゃなくて、途中経過を全く説明してもらってないんですが!」

一方 「あァ」ウッカリ

御坂 「そういえばそうだったわね。」ゴメンゴメン

上条 「それに何やら、ヒジョ〜に気まずい空気が流れているような・・・。」

上条 「美琴だけでなく、この綺麗なお姉さんたちと何かあったんでせうか、鈴科さん・・・?」

一方 「・・・・・・」

アイテム 「・・・・・・」

御坂 「・・・えーと、どこまで話したものかしらね」アハハ

麦野 「・・・初めまして上条当麻。お前の親友と殺し合いをやった女です。」

上条 「 」

一方 「もォいい、気にすンなァ。」コーヒーウメエ

上条 「いやいやいやいや、そこスルーしちゃうんですか鈴科さん!?スルーしていいんですか!?」

一方 「説明めンどくせェ。こォして俺はピンピンしてるし、麦野さンたちも無事だァ。問題ねェ。」

上条 「うう、スッキリしない・・・。」

インデックス 「とうま、少しは私の気持ちがわかった?」

インデックス 「毎回毎回、私に黙っていなくなって」

インデックス 「傷だらけで帰ってきて説明もしない」

インデックス 「どれだけ私が心配してるのかわかってるのかな?」ジト

上条 「言い返す言葉もありませぬ・・・。」

一方 「まァいずれ話す機会もあンだろ。それよか腹ごしらえだ。何でも頼めェ。」

インデックス 「いいの!?」キラキラ

一方 「俺を誰だと思ってやがる。学園都市第三位、“一方通行”だ。カネなら幾らでもあンだよ。」

打ち止め 「わあ、アナタってば太っ腹!ってミサカはミサカは早速メニューを開いてみる!」

黒子 「お姉さま、黒子とカップルコースを頼みましょう!」

御坂 「えー、私こっちのAセットの方が」

結標 「美山くんは何食べたい?」ハァハァ

美山 「・・・えーと、じゃあ、お子様ランチで。」

一方 「オイ、獣みてェな目線で誘導すンなショタコン」

結標 「あらロリコンが何か言ってるわ」

一方 「俺はロリコンじゃねェって言ってンだろォが・・・どいつもこいつも・・・」

打ち止め 「あれそうなのってミサカはミサカはアナタと過ごした熱い夜は何だったのかなって首をかしげ」

御坂 「ちょっとアンタ・・・」ゴゴゴゴゴ

一方 「待て誤解だ! あとテメェだけは怒る資格無ェぞ!」

上条 「そうそう、それ。前から気になってたんだけど、鈴科って御坂のこと苦手なのか?」

一方 「イヤ・・・」

打ち止め 「まだ気持ちの切り替えが出来てないのって、ミサカはミサカはフォローを入れてみる!」

御坂 (演算補助だけでなく、ネットワークにアクセス出来るデバイスを作った方がいいかもね。)


一方 (スッキリしねェのは俺もだよ、クソッタレ・・・・・・)

一方 (でもまァ、今回の結末は悪くねェか)






   第一位・御坂美琴 〜レムナント編〜   了

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