佐久間闇子と奇妙な世界

アクセスカウンタ

zoom RSS 呪われた森 5

<<   作成日時 : 2016/08/09 00:00   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

コトン、と器が床に転がった。
凛々しい女は、褐色の肉体を横たえて、寝息を立て始めた。
「・・・。」
八武は妖しい目で笑うと、彼女を抱きかかえて歩き出した。

彼女の瞼が開いていく。
「お目覚めかね。」
「・・・?」
「うむ、芸術的だ。」
手足を蔓で縛られた肉体を見て、八武は満足気に笑った。
最低限の衣服すら、既に八武の手によって取っ払われていた。
「な、何の真似だ?」
「何の? 君たちは私の子種を求めていたのではないのかね。」
「こんなときに、子作りなんてしてる場合ではない!」
「してる場合ではないからこそ燃えるのではないか。」
そう言った口から、長い舌が出てきた。
「ひっ・・・何それ・・・」
「おや、男の逸物を見慣れていても、“コレ”は見たことがない?」
いったん舌を引っ込めて、八武は笑顔で聞き返した。
「いや何、人間の舌は本来、これくらい伸びるものなのさ。首を吊った人間を見たことはあるかね?」
再び出てきた赤く長い舌は、まるで毒蛇のように、気味の悪い動きを繰り返した。
「れろ〜ん、れろ〜ん、さくらんぼ、れろ〜ん♪」
「あっ・・・あっあっあっ・・・」
突起を突くように舐められて、凛々しい顔が不安に彩られる。
「クリをクリクリクリクリ♪」
同時に、丁寧な仕草で秘所に指を這わせる。
「ああっ、あっあっあっ」
ますます不安になる彼女に、八武は優しく囁く。
「恐がることはないよ。体の中から湧いてくる感覚があるだろう? 意識を集中するんだ。」
「あ・・・いや・・・」
「良いね。やはり、嫌がってくれる方が燃える。れろ〜ん、れろ〜ん♪」
「いや・・・何、あっあっあっ、いやあああっ!?」
びくびくと全身が震え、その瞬間に八武は秘所へ口をつけた。
「ごくっ、ごくっ、ごくっ! 美味い! 美女の体液は何よりだ!」
「あ・・・・・・ぁ・・・・・・」
「おやおやあ、エクスタシーは初体験かね?」
蜘蛛の糸を引いて、八武の口が裂かれたように広がる。
「えくす、たしー・・・?」
「これは子供を作るだけの行為ではない。生きる為の活力だ。」
「生きる・・・ため・・・」
「女は子供を産むだけの存在ではない。この鍛え抜かれた肉体を、子作りだけにしか使わないのは、もったいないことだよ。そうは思わないかね?」
言いながら八武は、優しい指遣いで余韻を楽しむ。
「あんっ・・・」
「この幸せを、酋長にも分けてあげたいと思わないか。」
「あっ・・・酋長にも・・・・・・」
「そうだ。」
八武の双眸は邪悪で濁っていた。



つづく

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
八武死根也シリーズ小説目録
<収録作品> ...続きを見る
佐久間闇子と奇妙な世界
2016/08/15 00:06

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
呪われた森 5 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる