佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 呪われた森 9

<<   作成日時 : 2016/08/13 00:00   >>

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1ヶ月が過ぎた。

今や、この村は完全に八武に支配されていた。
酋長と名だたる戦士たちが、揃って媚薬に冒され、八武に犯されて奴隷となり、それから後は簡単だった。
昼も夜も、八武は好みの子を選んでは、好きな体位で犯し、好きなときに子種を注ぎ込んだ。
「最高だな、この村は。」
「先生・・・。」
「どうしたのかね竜太郎くん。これも君が襲われない為の仕事なんだ。」
「いえ、そういう建前はいいですから。それより、もう1ヶ月ですよ。」
「そうだねぃ。」
「やっぱり佐久間さん、助けに来ないのでは・・・。」
「・・・あるいは、助けに来れないか。」
「え?」
「男を阻む魔の森、女しか生まれない村、酋長の娘を蝕む呪い、脱出できない空間、助けに来ない佐久間。」
つらつらと状況を列記した八武は、額を掻きながら目を閉じた。
「この状況を説明できる現象がある。同時に、解決策もな。」
「あ、あるんですか?」
「こういう考え方に慣れてないと、推断しにくいかもしれないが。」
「見当すらつきませんよ・・・。」
「発端は、美人すぎる社長、他でもない私への依頼。」
「・・・・わかりませんが、解決策はあるんですね?」
「ああ、それを待っていたのさ。思っていたより遅れてきたがね。」
「遅れてきた・・・何がです?」
「決まってるだろう。」
八武は笑って言った。
「危険日さ。」

その夜、小康を保っている酋長の娘に、忍び寄る影があった。
布が床に落ちる音がして、少女へ降り注ぐ月光が遮られる。
「・・・んん。」
目を擦りながら醒めた少女は、目の前に歪んだ笑顔を見た。
「ひっ!?」
「やあ、親子だねぃ。驚いたときの反応が一緒だ。」
「な、なにをするんです、か・・」
「何って、君も子供を産めるようになったではないか。子供を作れるようになったら、もう子供ではない。」
「―――っ!!」

褐色の幼き肢体を、赤い毒蛇が這いずり回り、黒い毒蛇が滅茶苦茶に穿ち抜いた。



つづく

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八武死根也シリーズ小説目録
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