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zoom RSS 【とある】 第一位・御坂美琴 (24) 【パラレル】

<<   作成日時 : 2016/09/01 00:05   >>

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◆ ◆ ◆



さぁ 実験を始めよう

鈴科君は天上の意思に辿り着けるかな?



◆ ◆ ◆



削板 「いよいよ根性入れねーとヤベェぞ。」

削板 「さっきまでとは感じる力の桁が七つは違う。」

それは上条も感じていた。

上条 「ああ。」

かろうじて曲げることが出来た“黒翼”と違って、
あの“白翼”は薄皮一枚を剥がすだけで精一杯な気がする。

上条 (あのときの力)

上条 (“ドラゴンストライク”さえ使えれば―――)

自分の“右手”には、もう一段階ある。
だがそれは、発現できるかどうかは賭けだ。

上条 (一か八かで特攻かますより)

上条 (力の元栓を締めてくれることを信じて)

上条 (泥臭く粘ってみるか・・・)



- - - - - -



御坂 「リミッター解除コード?」

食蜂 「そうよぉ」

食蜂 「鈴科さんを“縫いとめて”おく為には、現在の出力では足りないからぁ」

食蜂 「十中八九、幻生は私を狙ってくるはず。」

“外装代脳”のコードのうち、最重要の3つ。
すなわち、ブーストコード、自壊コード、
そしてリミッター解除コード。

これらは食蜂の脳内にのみ記録されており、
他の記録には全く残されていない。

食蜂 「だからぁ」

食蜂 「御坂さんの野蛮力で私を守ってほしいというかぁ?」

御坂 「いいわよ。」

食蜂 「・・・・・・」

食蜂 「・・・自分で言ってて何だけど、やけに承諾力が良いわねぇ?」

食蜂 「今すぐ自分も駆けつけたいって顔してるくせに。」

御坂 「ええ、そうよ。今すぐにだって、当麻の背中を預かりたい。」

御坂 「だけど私では、“一方通行”を殺すことは出来ても救うことは出来ない。」

御坂 「それ以前に、“白翼”相手なら“ガルダ”でも勝てない。フェイズ5.3まで進めないと・・・」

しかし、フェイズを進めることは、諸刃の剣だ。
火力を数十倍に高めたフェイズ5.1や、
更にエネルギー密度を高めたフェイズ5.2は、
まだ“自分が理解できる力”だ。

それより先にフェイズを進めれば、
少なくとも今の自分では理解不能な、
“別の世界から来た力”を扱うことになる。

理解不能な力は、制御不能でもある。
“一方通行”を止めるどころか、
御坂が学園都市を消し飛ばしてしまいかねない。


食蜂 「その判断力は正しいけれど」

食蜂 「上条さんたちが危険であることに変わりはないわぁ。」

食蜂 「手は打ってあるんでしょうねぇ?」

御坂 「当たり前よ。当麻は絶対に死なせない。」

御坂 「私たちは、力の“元栓”を締めにいくわよ。」

食蜂 「足は引っ張らないでよ御坂さぁん?」

御坂 「こっちのセリフよ。」

互いに軽口を叩いて、余計な緊張を解した。
御坂と食蜂は、あらためて気合を入れる。



- - - - - -



削板 「超っ・・・すごい根性パァァンチ!!」

一方 「cれんぁぜtzrんgでfdkzwqzをzwくぃxb」

解析不能と呼ばれた“最大原石”削板軍覇は、
通常のサイコキネシスとは別の力を扱っている。
自分でも理解不能な力を制御できる・・・ゆえに“原石”。
何ら開発を受けることなく、レベル5の末席に座っている。

その攻撃力は凄まじく、
音速を超える速さで格闘戦を行い、
謎の爆発で周囲を吹き飛ばす。

だが・・・“白翼”相手には分が悪い。
純白の羽に包まれた領域には、届かない。

削板 「俺の攻撃が全く通じねえ。根性あるな!」

上条 「できれば直接この手で触れて、どこまで抑えられるか試したいんだけど・・・」

上条 「近付くのもままならないな。」

上条は思い出していた。
“ヨハネのペン”と戦ったときの、“光の羽”を。

ひらひらと舞い落ちる、あの凶悪な羽が、
凄まじいスピードで、広範囲で襲ってくる。
今、そんな状態だ。

一方 「zwqむnyぇbcrrtcんxぜtywxbrr」

削板 「カミジョー!」

上条 「・・・っ」

あらゆる異能を打ち消す“幻想殺し”も、
決して無敵ではない。
“前兆の予知”も、万能ではない。

ホーミングミサイルのように、光の槍が
上条めがけて四方八方から迫る。

削板 「根性お姫様抱っこ!」

上条 「削板!?」

間一髪のところで削板の救援が間に合った。
音速の2倍で動いたので、
上条はあちこち骨が折れたり脱臼していた。

そして削板は、全身に酷い掠り傷を負った。

上条 「あれで掠り傷!?」

上条 (なんだコイツ!?)

削板の真骨頂は、攻撃力よりも、
耐久力と回復力にある。

“一方通行”の絶対防御にこそ及ばないが、
体力的なアドバンテージ、そして
ヒーリング効果は地味ながら強力だ。

上条 (わけはわからないが、頼もしいぜ。)

削板 「ヤッベェな、意識はハッキリしてなくても、キッチリ知能はあるみてえだ。根性あるな。」

きっちり知能があるというのは、
そのまま削板自身を指してもいる。

よく“根性馬鹿”と言われる削板だが、
決して知能が低いわけではない。
今の状況が冷静に見えている。

上条 「なまじ距離を取れば、“光の羽”を撒き散らされて消耗させられる。」

上条 「危険でも、近くで戦うべきだ。」

削板 「いい根性だカミジョー。ひとつ作戦を思いついたぜ。」

そう言うなり削板は、上条を抱きかかえて空を飛んだ。

上条 「ちょっ」///

いや、飛んだのではない。
空中を走っている。

削板 「根性ぉおおおおおおお!!」

空中を走るコツは、跳躍に近い。
高速で空気を蹴ることで、
空中を自由自在に駆け回ることが可能になる。

当然ながら光の槍が飛んでくるが、
それを上条の右手が払っていく。

打ち消す必要など無い。
払いのけるだけでいい。


一方 「ywぇrbtcb死zqqrpyvmkvctyr」


その赤き目が、黒く濁ったように見えた。

払いのけられない、質量。
電磁気力で操作された瓦礫の山が、
削板と上条を襲う。

削板 「ハイパー・エキセントリック・ウルトラグレート・ギガ・エクストリーム・もっかいハイパー・根性・・・」

削板 「すごいパーンチ!!」

瓦礫の山は、たちまちのうちに粉々になった。

だが、そのとき既に周囲360度を
光の槍に囲まれていた。

削板 「 」

上条 「 」

更に正面からは翼そのものが飛んできた。

翼に乗って、死が飛んでくる。





??? 「ゼロにする」





一面を覆っていた光の絶望は
またたく間に消え去った。

視界に片翼を失った“一方通行”の姿がある。

上条 「鈴科ぁーーー!!」

“幻想殺し”が鈴科の肩に触れる。
表面が剥がれ落ちるが、すぐに元に戻ってしまう。

ならば何度でも触ればいい。
削板に抱きかかえられながら、上条は
“一方通行”の胸や腰など、体中あちこちを触りまくる。

そのうち翼が再生してきたので、
薙ぎ払われる前に離脱した。

上条 「触れた箇所に一瞬効果があっても、すぐ戻っちまうか。」

上条 「・・・そうだ、あの声は。」

“白翼”の攻撃を消し去ってくれたのは。



麦野 「ちっ、ガラでもねえな。」



上条 「麦野さん!!」

気まずそうに照れながら、レベル5の第四位、
麦野沈利が立っていた。



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