佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘祭!   Act 3 悪魔

<<   作成日時 : 2016/10/19 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



「貴女が先鋒であることは、小生にとっては光栄であり幸運です。」

鼻眼鏡のフレームを中指で押しながら、フェイシンは楽しげにデュエルディスクを構えた。
その動作の、ひとつひとつに育ちの良さが感じられた。

気品というならば天神美月も負けていない。
同じく楽しげな笑みを浮かべて、いつもの言葉を口にする。

「楽しいデュエルにしましょうね。」



- - - - - -




     チーム・北斗七星VSチーム・インターナショナル

                 <先鋒戦>

“門番”(ゲートキーパー)           “神使い”(ゴッドユーザー)
   天神美月          VS     フェイシン・ウェイブロッサム
 



- - - - - -



「デュエル開始ぃいいいい!!」

審判である磯野の声と共に、両者のデュエルディスクが軽快な起動音を放つ。


天神美月:LP8000
フェイシン・ウェイブロッサム:LP8000



「小生の先攻、ドロー! まずは早速、手札から魔法カード《おろかな埋葬》を発動します。この効果で小生は、デッキから《ヘルウェイ・パトロール》を墓地に送ります。」

ということは悪魔族デッキだろうか。
あるいはポリスモンスター使い。

観客の多くは、そのように考えた。それが自然な思考だ。

「・・・貴女のデュエリスト能力“ヘブンズゲート”は、モンスターバウンスだそうですね。問答無用の、強制効果。」

「ええ、そうですが何か?」


拒絶の神門(ヘブンズゲート) レベル5能力(所有者:天神美月)
相手の場にモンスターが現われたとき、一切の効果を発動させずに、
そのモンスターをそのまま持ち主の手札に戻す。



「大概の相手に強い・・・レベル5能力者の中でも最強に近いでしょう。ですが、そんな貴女にも苦手とするタイプのデュエリスト能力が存在する。ひとつは火力系。」

フェイシンの言ってることは的を外してはいない。
黒星こそ無いものの、朝比奈や見城に際どいところまで追い詰められたのは一度や二度ではないし、安藤燈炉子と戦えば10回に7回は負けるだろう。

「そして、もうひとつ・・・・・・小生は墓地の《ヘルウェイ・パトロール》をゲームから除外して、効果を発動します。手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚することが出来る・・・。」

「・・・・・・?」

天神は怪訝な顔をした。
“ヘブンズゲート”は、どこからモンスターが出てこようが、あらゆる効果を発動させずに手札に戻す。
どんなモンスターが出てこようが、フィールドに出てくる限りは問題ない。



はずだった。



天神美月:LP8000、手札5
場:
場:

フェイシン・ウェイブロッサム:LP8000、手札4
場:モリンフェン(攻∞)
場:




「レベル5能力“モリンフェン”。小生のフィールドに存在する《モリンフェン》は、絶対神となります。」



“絶対神”(モリンフェン) レベル5能力(所有者:フェイシン・ウェイブロッサム)
自分フィールド上の「モリンフェン」は、以下の効果が全て適用される。
●攻撃力と守備力が無限大になる。
●この能力以外の、あらゆる効果を受け付けない。
●相手によって自分のフィールドを離れず、このカードが存在するフィールドも消滅しない。
●守備モンスターに貫通ダメージを与える。
●このカードに攻撃するモンスターを破壊する。




言うに及ばず、《モリンフェン》をフィールドに出すのは、恐ろしいほどに簡単なことである。

レベル5の通常モンスターであることで、《召喚師スキル》によるサーチや、《古のルール》による手札からの特殊召喚など、様々なサポートに対応し、しかもデッキに3枚積むことが出来る。
闇属性であることで、同じく3枚積みが可能な《終末の騎士》や《ダーク・グレファー》によって墓地に落とすことも容易く、蘇生も帰還も難しくない。
そして悪魔族であることで、《ヘルウェイ・パトロール》にも対応する。

フィールドに出すことにかけて、《モリンフェン》は極めて恵まれた性質を持っているのだ!


「くひっ・・・こいつァ凄えや。むむたんも真っ青だぜ。」
「むむたんって誰だよ。・・いや、それより、何で天神の能力が通用しねえんだ?」
「“ロベルト・ハイドンの法則”ですね。彼の能力は、徹底的に《モリンフェン》を強化するものです。」
「フフ・・・・・特化した方が・・・・その領域では、優位である・・・・・・蛍と、朝比奈さんの、関係です・・・・。」

稲守蛍のデュエリスト能力“未熟な絶対防御”(プロテクション)は、『それぞれのターンで自分が2回目以降に受けるダメージを全て無効にする。』というものであり、レベル3である。
対する朝比奈翔子のデュエリスト能力“十連掃射”(ガトリングボム)は、『1ターンに10度まで、自分のメインフェイズに、プレイヤー1人に100ポイントのダメージを与える。』という、レベル4能力だ。
単純な能力の強さだけなら、レベル4能力である“十連掃射”の方が強力であるが、実際にかち合った場合、“未熟な絶対防御”が優先的に適用される。細かい理屈は省くが、「2回目以降のダメージという領域」において、“未熟な絶対防御”の方が特化した能力であるということである。

これと同じようなことが、“拒絶の神門”と“絶対神”の間にも起こっていた。
“拒絶の神門”が、あらゆるモンスターに対して問答無用のバウンスを行うとすれば、“絶対神”は《モリンフェン》のみに特化し、フィールドにおける“モリンフェン維持”の力が、拒絶の力を圧倒しているということである。

「・・・やべェんでないの?」
「そうだよな。天神のデッキに直接攻撃モンスターなんか入ってないだろ。特殊勝利とかも。」
「で、ですが、天神さんには《アテナ》による火力攻撃があります。無限ループも組めますし・・。」
「フフ・・・・・それが出来ればいいんですがね・・・・・・。」

波佐間の脳裏には、4試合目で再戦を約束している相手が使っていたカードが浮かんでいた。
それは他の3人も同じことだった。あの能力を有効的に使うならば、おのずと答えは見えてくる。見えてしまう。


「小生の能力は、徹底的に《モリンフェン》にこだわっています。貴女の能力によっても無効化されることはありません。カードを3枚伏せて、ターンエンドです。」



天神美月:LP8000、手札5
場:
場:

フェイシン・ウェイブロッサム:LP8000、手札1
場:モリンフェン(攻∞)
場:伏せ×3




「面白い能力ね。」

天神は微笑みを崩さない。
いつものように、慈愛の籠もった優しげな表情だ。

それに大河と呉星は戦慄を覚える。

「これを面白いの一言で済ませるのか・・・。」
「相変わらず、浮世離れしていますね・・・。」

「フフ・・・・・“掌握の力”や、“回帰の力”に、比べれば・・・・・・まだ常識的な、能力ですから・・・・・・。」
「翔武の奴らは、レベルマイナスとも戦ってきたんだろォ? 今更これくらいで驚かねェよ。」

「いや、そういうのとは非常識のベクトルが違うと思うんだが・・・。」

腑に落ちない大河だが、デュエルは進んでいく。


「私のターン、ドロー。手札から、《手札抹殺》を発動するわ。」

この効果で、天神は5枚のカードを墓地に捨てて、5枚をドロー。
フェイシンは《終末の騎士》を捨てて1枚ドローした。

「そして、魔法カード《死者蘇生》を発動。墓地から《堕天使スペルビア》を特殊召喚。《堕天使スペルビア》の効果で、《アテナ》を特殊召喚。《アテナ》の起動効果を発動するわ。《堕天使スペルビア》を墓地に送って再度蘇生、《アテナ》の効果で600ダメージを与え、《堕天使スペルビア》の効果で2体目の《アテナ》を特殊召喚。再び《アテナ》の効果で600ダメージを与えるわ。」


フェイシン・ウェイブロッサム:LP8000→7400→6800



そして天神はディスクに1枚のカードを追加した。1体のレベル4モンスターを召喚したのだ。
至極ありふれたカードではあるが、今この状況においては、相手プレイヤーに終焉をもたらす悪魔の兵器と言っても過言ではない。



天神美月:LP8000、手札3
場:アテナ(攻2600)、アテナ(攻2600)、堕天使スペルビア(攻2900)、キャノン・ソルジャー(攻1400)
場:

フェイシン・ウェイブロッサム:LP6800、手札1
場:モリンフェン(攻∞)
場:伏せ×3




「これこそ鷹野さんから託された、魂のカード。目には眼鏡を、歯には歯ブラシを、悪魔には・・・悪魔を。」


どうやら製作事故が起きたようだ。番外編の天神美月は少し言動がおかしくなるときがある。それが今だ。
ちなみに《キャノン・ソルジャー》は翔武学園のカード保管庫にも3桁あるのだが、わざわざ鷹野麗子から借りたのには割と深い意味がある。そのことに誰が気付けただろうか。

それはさておき、天神のフィールドに揃えられたのは、有名なループコンボ“天使キャノン”だ。
《キャノン・ソルジャー》の効果で、起動効果を使用した《アテナ》を射出し、もう1体の《アテナ》の起動効果で《堕天使スペルビア》を墓地に送って蘇生させる。そして《堕天使スペルビア》の効果で《アテナ》を蘇生。
すると、相手のライフだけが減少し、他は変わらない。《アテナ》の起動効果は1ターンに1度しか使用できないが、フィールドを離れるとリセットされ、再びフィールドに出せば、また効果を発動できるのである。



「させませんよ・・・速攻魔法《神秘の中華なべ》!」

じゃあーんっ、とドラの音が鳴り響き、フェイシンはコックの姿に変貌する。
そしてフィールドに巨大な中華鍋が出現し、油が注がれ、下から大火力が放たれる。

絶対神となった《モリンフェン》は、あらゆる効果を受け付けず、相手によってフィールドを離れないが、フェイシンの使用した《神秘の中華なべ》は、コストとして《モリンフェン》を炒めることが出来る。


「私は、手札から《緑光の宣告者》と《光神テテュス》を墓地に送って、《神秘の中華なべ》を無効にするわ。」


巨大な鉄鍋に眩い光が降り注ぎ、真っ二つになる。

だが、それは即座に元に戻ってしまう。まさに神秘だ。


「2枚目の《神秘の中華なべ》を発動しました。無効にしますか?」

「・・・しないわ。」


達観した表情で、絶対神モリンフェン様は鍋へ鎮座する。
そして油を纏って、プレイヤーのライフポイントとして昇華させる。アガペーだ。これはアガペーなのだ。



フェイシン・ウェイブロッサム:LP6800→∞




「・・・・カードを1枚伏せて、ターンを終了よ。」


天神美月:LP8000、手札0
場:アテナ(攻2600)、アテナ(攻2600)、堕天使スペルビア(攻2900)、キャノン・ソルジャー(攻1400)
場:伏せ×1

フェイシン・ウェイブロッサム:LP∞、手札1
場:
場:伏せ×1



「おい、まずくねえか? 天神のデッキに、戦闘ダメージを防げるカードは入ってねえだろ?」
「《レインボー・ライフ》は入ってるはずですが、あれは手札コストが必要ですからね・・・。」

大河と呉星は冷汗だ。
もちろん理論的には防ぐ手段はあるが、天神の能力からしてデッキに入らないカードは思考から除外される。


「小生のターン、ドロー! 伏せておいた《リビングデッドの呼び声》を発動し、《モリンフェン》を蘇生させます。更に手札から《古のルール》を発動し、2体目の《モリンフェン》を降臨させます。」

2体の《モリンフェン》ここに降臨!

「・・・!」

「2体目が出てくるのは予想外でしたか? 《モリンフェン》で《キャノン・ソルジャー》に攻撃です!」


「その攻撃は受けてはいけない!」

思わず呉星が叫ぶ。

すかさず天神は伏せカードを開く。



ガード・ブロック (罠カード)
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。



《キャノン・ソルジャー》 (破壊)
天神美月:手札0→1



「やはり《ガード・ブロック》を伏せていましたか。しかし続けて2体目の《モリンフェン》で《堕天使スペルビア》を攻撃します!」

《堕天使スペルビア》 (破壊)


「私は手札から《クリボー》を捨てて、ダメージを0にするわ!」


「・・・なるほど。噂通り、大した引きの強さですね。ターンエンドです。」



天神美月:LP8000、手札0
場:アテナ(攻2600)、アテナ(攻2600)
場:

フェイシン・ウェイブロッサム:LP∞、手札0
場:モリンフェン(攻∞)、モリンフェン(攻∞)
場:リビングデッドの呼び声(永続罠)




「《ガード・ブロック》に《クリボー》! どうしてあんなカードを?」

マサキが疑問を抱いたのは、それらの性能に対してではない。
およそ天神のデッキに入るはずがないカードだったからだ。

「確かに・・・。しかし、そのおかげでギリギリ凌げましたが・・・。」

天神のレベル5能力“拒絶の神門”(ヘブンズゲート)は、相手フィールドに一切のモンスター展開を許さない。
《造反劇》や《邪竜カンサーカイズ》などの特殊な例外を除けば、戦闘ダメージを受けることなど皆無。
それらの例外の為だけに戦闘防御カードを入れるのは、いかにも効率が悪い。
普通に考えれば、《レインボー・ライフ》は入っても、《和睦の死者》などは入らないのだ。

「くひひ、何もおかしいことはねェよ。吉井からカードを借りたんだ。」
「そっか。まあ、考えてみれば、相手チームが天神の対策をしてないはずねえよな。それを予測して、戦闘防御も入れておいたのか。」
「おいおい、随分と現実主義者なンだな。愛しい男のカードと共に戦いたいってェ、けなげな乙女心がわかんねェのかよ? くひひひひ。」
「そ、そんな不埒な動機で、天神さんが・・」
「おやおや、呉星委員長は天神を神格化してらっしゃる? 引き籠もってたのは視野狭窄だ贅沢だとか言ってンのは、ひねくれた愛情表現ってヤツ? くひっ、女が好きならあちしが相手してやんぜ?」
「な、何を言ってるんですか、あなたは! 冗談でも言っていいことと悪いことがありますよ!」
「あちしは両刀だから、最後のァ本気だぜ。なァ、マサキ。」
「だから俺は両刀じゃねえっての。それよか、ここからどうするかって話だ。1ターンや2ターンを凌ぐことは出来ても、勝てる手段があるのかどうか。」

防御カードに関する推測こそ外れたものの、その他については大河の言ってることは間違っていない。
今の天神のデッキには、特殊勝利をもたらすカードは入っておらず、相手のデッキを減らせるカードは《手札抹殺》のみである。

「そ、そうです。それが問題です。オートコンボ加速システムでも、無限のライフはどうしようもありませんから・・・。あれに勝てるとしたら、私たちの中では波佐間さんと泣笠さんくらいでしょう。」
「あハん、流石は中国最強ってか? 5千年の重みは伊達じゃねーな。」

オートコンボ加速システムとは、将棋やチェスなどの千日手を元にして作られたシステムである。
例えば、ライフポイント以外の全ての状態が同じ局面が繰り返されるのなら、手順を繰り返したものとしてデュエルを進めることが出来る。
無限ループには、自動的に進むものと、手動で行うものがあるが、後者の場合には1ターンの制限時間によって途中でループが止まってしまう。それにより生じる揉め事を回避するべく、このシステムが考案されたのだ。

有限のライフポイントであれば、どれほど巨大な数値であっても、前述の“天使キャノン”によって一瞬で勝利できる。
しかし、フェイシンのライフポイントは無限である。天神の勝利は絶望的に思えた。

「・・・だがよ、委員長。そう簡単に諦めてほしかねーな。視野狭窄は、あんたも同じことだぜ?」

安藤は牙を剥くように笑みを浮かべる。

「あちしたち7人の中で、伊達に“最強”じゃねえンだ。・・・天神は、勝つぜ。」




天神美月:LP8000、手札0
場:アテナ(攻2600)、アテナ(攻2600)
場:

フェイシン・ウェイブロッサム:LP∞、手札0
場:モリンフェン(攻∞)、モリンフェン(攻∞)
場:リビングデッドの呼び声(永続罠)



「私のターン、ドロー。」


天神は最後のドローフェイズを行った。




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2016/10/19 00:01

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
今さら何をと思われるかもしれないがシャドールについて語ろう。皆知ってるかもしれないがあえて語ろう。
あれ、基本的にテンションがあがる遊戯王OCGの中でも、頭一つ抜けてカッコいいカテゴリだと思うんですよ。

(1)
シャドール。言わずもがなシャドー+ドール。これだけでもカッコいいが、日本語表記は「影依」。この漢字を当てるセンスがズバ抜けている。影は分かるが依がやばい。影形ではなく影依。この時点で「依代」とか「形代」とかの単語が自然と想起される仕組み。やばい。

(2)
これが融合モンスターになると「エルシャドール」になる。エルシャダイ+シャドー+ドール。全能の神ですよ奥さん。某ゲームのせいでエルシャダイって単語のかっこよさが崩壊した感あるけど、それでも本来はめちゃくちゃ中二力に溢れた御洒落ワードなんだよ!

(3)
これが魔法・罠カードになるとさらにかっこよくなる。

《影牢の呪縛(かげろうのじゅばく)》
《堕ち影の蠢き(おちかげのうごめき)》

特殊ルビに頼らずとも、ストレートにカッコいい。
「陽炎」のもじりであるとか、「堕ち影」って言葉のセンスとか。
豆戦士
2016/10/19 01:37
(4)
《影依融合(シャドール・フュージョン)》
《神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)》
《魂写しの同化(ネフェシャドール・フュージョン)》

同タイプのルビに、3タイプの親文字を合わせる。
なんというか……もう……たまらないよね!

(5)
《影依の原核(シャドールーツ)》

シャドールとルーツを重ねる言葉遊び。
ルーツの親文字は、素直に「根源」とかでも十分かっこいいのに、あえてそのチョイスを避けて「原核」を持ってくるあたりのセンスは流石シャドール。と思っていると……?

(6)
《魂源への影劫回帰(プルシャドール・アイオーン)》

ここで根源。

根源→魂源。永劫回帰+シャドール=影劫回帰。
プルシャは霊魂とか全ての基とかの意味。サンスクリット語。
アイオーンは永遠の神。ギリシャ語。
そしてシャドールは英語。
ルビの言語は統一すべしという常識をあえて破る。それも2つじゃなくて3つ混ぜる。それもカッコいい言語の代表みたいなのを3つも。

シャドールカテゴリの1つの到達点。極まりすぎていてとにかくやばい。1つのネーミングに何個ギミックぶちこんであるのか。もう……もうっ!
豆戦士
2016/10/19 01:38
ここまでの前置きと以降の感想は全く関係ありません(盛大なる前フリ)



 うおおおおおおおモリンフェン様! モリンフェン様じゃないか!?

(あれ……この能力ってすでに公開済みでしたっけ……? モリンフェン系の能力者多すぎて記憶が定かでない……)

 アッキーさん作の能力者って、意外と、激強の能力だけ明かして終わる、ラスボスサイドが勝ったまま終わる、あるいは能力すら不明のまま話が終わることが多いので(それはそれでワクワクしますが)、
 それが本編の「超強大な能力者を既知の力でいかに打破するか」ってテンプレに乗ってくれることの喜びたるやもう。

 これぞコラボの醍醐味! って感じがめっちゃします。アッキーさんの能力×本編の展開。
 これ五戦もあるんすか……? マジで……?
豆戦士
2016/10/19 01:38
 というわけで(勝手に)読者への挑戦状ですが、
 地の文で特殊勝利やデッキ破壊はするなよ感が出ている以上、真っ当な勝ち筋を考えますと。

 《アマゾネスの剣士》を召喚して殴る……は絶対神の第4の効果で露骨に封じられているので、
 《ディメンション・ウォール》か、あるいは《アマゾネスの剣士》をセットしておいてモリンフェンの貫通ダメージを反射、とかか。後者のほうが貫通能力も逆用してて綺麗ではある。

 ある意味ヒネりのない相当にストレートな発送ですし、∞引く∞が0になる保証はどこにもないし(かといって∞−∞=∞もおかしいので、マジでどうなるんだ……?)、「天神は最後のドローフェイズを行った。」ってあるので、このターンに決着をつけないといけない気がするしで、たぶん違うとは思いますが……。

 あとはまあ、遊戯王は手札1枚からいくらでも増やしまくれるので(造反劇について言及されている以上、非OCG使ってもよさそうだし)、ドローしまくってライフチェンジャーや大逆転クイズ、ってのもありますが、流石にそれはヒネりがなさすぎるしなぁ……。

 このあたり、「ドラえもんの道具で何か1つもらえるなら?」「ソノウソホント」とか、「妖怪メダルを1つもらえるなら?」「ガッテンマイヤー」的な、とりあえず万能回答すぎて毎回それでいいじゃん的なやつなのですが、まあ初戦ですので、様子見でこれで。

ではまた。
豆戦士
2016/10/19 01:39
>豆戦士さん

いきなり何が始まったのかと思ったwww
・・・って、関係ないのかよ!?
いや、面白かったですけどね!

シャドールの中二感は実に良いなァと私も前々から思っていたわけですが、こうして解説まとめられると、シャドールを描いてみたくなるほどだ!
まあ、最近のデッキは動きが複雑なので、小説で描きにくいわけですが、カッコいいカード名が出てくるだけでもテンション上がるので、このセンスを見習いたい。

《魂源への影劫回帰》とか、シャドールじゃないけど《不知火流輪廻の陣》とか、レイジング・テンペストを眺めてると、ところどころに世界を創った神様の影が見え隠れするように感じるのは私だけではないですよね!


そんなわけで、モリンフェン様ふたたびの巻ですが、正確なテキストが出てきたのは今回が初ですね。
いちおう初出は「決闘の箱」Act3で、「決闘倶楽部PX」の第十五.五零話で無々と戦ったときにも出ています。

http://3966-4001.at.webry.info/201403/article_38.html
http://3966-4001.at.webry.info/201511/article_12.html

>激強の能力だけ明かして終わる
>ラスボスサイドが勝ったまま終わる
>能力すら不明のまま話が終わる
我ながらこれは酷いwww特に最後wwww
もちろん狙ってやってる部分は多いですが、ワクワク感を損なわないうちに原点回帰、原作回帰。
これが・・・“回帰の力”か(違
アッキー
2016/10/19 03:07
例によって、挑戦状にするには隙が多い(というかOCGが何でも出来るようになりすぎて、隙を詰めようとしたら複雑すぎて読みにくい)のですが、スタイリッシュな勝ち方を追求していきます!
ドローしまくれば何でも出来るけど、レグナフォースとかの裏付けが無いと説得力が出ない罠。

そもそも本編が、雑な力技ではない、スタイリッシュな解答を毎回やってくれたので、こちらでもシンプルに。
天神さんがデッキから手札に加えるのは、ドローフェイズを含めて3枚です。

とりあえず、∞−∞は不定形になりますね。
0になるかもしれませんが、必ず0になる保証は無いので、そのあたりは今回は避けておきます。(だいぶ後で描く予定ではあります)
有限のライフが残ってアテナの火力で勝つとかも考えましたが、若干ご都合主義めいてるかと思い、別の案を採用しました。

《造反劇》に言及したのは、まさしく非OCGの示唆です。
天神さんが使うかどうか微妙なカードが入りますが、そのあたりは伏線を張っておいたので、きっと大丈夫だと信じてる(震え声

それでは次回、お楽しみに!
アッキー
2016/10/19 03:07
あー。ディメンション・ウォールもアマゾネスの剣士も、すでに別のデュエリストが試して失敗した手でしたか。こりゃ駄目だ。

「天神は最後のドローフェイズを行った。」は、次のドローフェイズをスキップすれば矛盾しない! つまり強欲で貪欲な壺からの刻の封印+上記カードのどちらかをセットしてダメージを反射すれば3枚のカードで勝てる! と思いましたが、刻の封印は禁止カードか……。他にお手軽にドローフェイズをスキップできるカードはなかったよな……。

とりあえず非OCGを使うらしく、難易度はハネ上がる……、が、伏線もあるとのこと……?
豆戦士
2016/10/19 09:19
あと、遊戯王においては(たぶん一般のTCGにおいては?)、肯定よりも否定のほうが優先されるという暗黙のルール的なものがあるというか、
具体的には「モンスターを破壊する」と「このモンスターは破壊されない」って実は普通に矛盾しているんですが、上記の暗黙のルールによって破壊されない方が優先される、という話はあるので、
朝比奈の能力が稲守に無力化されるのは、上記の一般的なルールによるものです。デュエリスト能力はカード効果に優先するが、能力どうしならカードどうしと同じような優先度決定が行われるはず。それでも矛盾した場合はOCGでもおなじみのケースバイケースで裁定が下るぜ!

……という裏事情でしたが、まあ本編で明言したわけでもないので、
「デュエリスト能力にも……ランク(レベル)があるんだよ!」的なやつでも大丈夫です。たぶん。
そっちの方が、レベル5〜6能力者の絶対性が増すので、本編のコンセプトによりふさわしい気もしてきましたし。
豆戦士
2016/10/19 09:25
>豆戦士さん

というわけで、貫通ダメージ自体が能力を帯びてるので、アマゾネス伏せでは攻略できませんでした。
とはいえ《臥龍》《鳳雛》の効果を発動するには手札コスト3枚が必要なので、通常の戦闘ダメージ反射は有効です。(フェイシンが攻撃するとは限らないですが)

>次のドローフェイズをスキップ
その手があったwww
いや、もちろん挑戦状よろしく、このターンで決着しますよ。
挑戦状ほど詰めてはいませんが、作法は守りたい(震え声

OCG1枚(禁止カードではない)+原作漫画に登場した非OCG2枚を使う流れです。

>肯定よりも否定のほうが優先される
そういえばそうだった!
“神器維持”も、植木レベル2の「無効化する」と、ロベルトレベル1の「無効化されない」の、肯定・否定の関係になってましたね。
うん、そういう意味では、同じことを言ってるようなものだ(殴

苦しい冗談はさておき、原作ラーの不死鳥も肯定形なのに耐性を突破してましたし、難しいことは神様♪に任せて、我々人類はイデアの影を言語化することに力を尽くしましょう!(逃げ

いやその、以前に「タイヨウが天神さん相手に墓地シンクロしたらどうなる?」という質問に対して「無限ループが発生する」という回答があったので、天神さんがレベル6になれば絶対性が増してループが解決するはずだと思ったとか、そういう。
アッキー
2016/10/19 21:13
出たー!スペルビアテナ!天神さんの天使族デッキが火を噴くぜ!よし、いつもの天神さんだと思った瞬間、酷い製作事故…。これは事故で済まされるレベルだろうか(反語)。(褒め言葉)
しかし、酷さで言えばフェイシンの方が上だ!ライフポイントが無限とか…これは酷い…。(褒め言葉二回目)
神秘の中華なべで回復に選択出来るのは数値だけなので概念である∞は本来選択出来ないけれども、元を正せばモリンフェン様の攻撃力は1550である。デュエリスト能力が絡んだ特殊裁定によってライフが∞に!誰かエクゾディアを持って来い!
圧倒的に天神さん不利なこの状況で勝つ…?やはり吉井君との思い出のカード、エクゾディアか?いや、アマゾネスの剣士かもしれない。
千花白龍
2016/11/04 22:54
>千花白龍さん

天神さんが変になっているのは、間違いなく番外プロジェクトの影響ですね!(責任転嫁)
スペルビアの時点から若干おかしいとか闇堕ちという説もあるとかないとか。(本編では使ってない)

とりあえず無限とか言っておくと凄そうに聞こえる法則。無限の手札とか。しかし代償も小さくない・・・やっべえ、テキスト見直したら確かに「数値」と書いてある! これは言い訳できない!
・・・まあ、Rではアテムが∞を「加減算の不可能な“数値”」と言ってますし、遊戯王的にはセーフということで。

会話の合間に書いてますが、特殊勝利系のカードは入ってないのでエクゾディアは揃いません。そしてアマゾネスの剣士も攻撃した瞬間に“絶対神”の効果で破壊されます。(貫通ダメージも能力によるものなのでセットしても反射できません)
こんな状況の中、果たして天神さんは、どうやって勝つというのでしょうか? 次回、常識の覆るとき! デュエル・スタンバイ!
アッキー
2016/11/05 03:08

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