佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 怪貌公がやってきた。

<<   作成日時 : 2016/11/13 00:00   >>

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ホラーだと思ったらラブコメだった・・・!


そんなわけで今回感想を書くのは「怪貌奇譚」という
あちこち書店を巡っても見つからなかったほどマイナーなマンガです。
・・・いいんだ別に、世間様から理解されなくたって(膝を丸めながら


“怪貌公”の設定が面白く、しかも
よくある「マイナス面を武器にする」に留まらない、
あくまでナルシズムであることが、心の深いところに響いてくる。

そう、これはイケメンと美女の話なんだよ!!

譚下せつりの言葉にも、それが現れている。
最初は綺人きゅんの言うような、お節介な善人かと思いきや、
とても私好みなヒロインだったよ!

私・・・ただの「憐れな人」には興味ないんです。
いつだって私の心が萌えるのは、
吹き荒ぶ嵐の中で血塗れの顔に笑顔を浮かべるナルシシズム。


ヤンデレでハート目な彼女は、積極的で不気味かわいい。
自分の武器(巨乳含む)を使いこなし、
綺人きゅんのハートをゲットするべく立ち回るぜ!

そんな彼女の名言。

私は綺人くんの
敵でもなく
味方でもなく

彼女です


この価値観、好きだわー。
「ARMS」でも「世界を敵味方に分けるのは疲れる」という
言葉が出てきますが、より私好みな言い方というかね。

せつりはヤンデレなんだけど、どこか無欲なところもあって
そういう意味でも親近感を覚えてしまう・・・。

私が他人の幸せを基本的に祝福するのは、
単純に見てて楽しいからだけど、それは結局
過去の自分が救われたいのと同じなのだろうか?


まあ、何といっても綺人きゅんの名言が心に残るわけですが。

・・・世界は結構いい加減に出来てるものでさあ。
人が幸福になるための方法に、王道とか邪道とか本当はないんだ。

例えば腐肉食動物の蛆虫は、
生態系の頂点に立つ熊や狼・・・それに人なんかと比べて
自分達のことを殊更憐れむことがあるだろうか?

僕らには自分の武器を選ぶ自由はないけれど、
自分の勝てる勝負を選ぶ自由ならあって、
それを利用することは生存戦略として間違っていないんだ。

そのやり方さえ、はき違えなければ、
行きたかった場所には行けなくても行くべき所へは辿り着けるはずだ。

「人は皆平等です」って話をしてるんじゃないぜ。

ただちょっと張られたレッテルを異端者気取りで裏切り続けていないと
人としてすら生きていけない人間もこの世にいるってことさ。


いやあ・・・この中二感、凄く共感するよなァ・・・!
中二病にも幾つか種類があって、中二病患者で括られた
その中でも合わないことの方が多いくらいなんですが、
ゆえに“合う”ときの喜びが増すという、まあ友人の受け売りですが、そういう。


悟桐兄妹や阿鞠鏡子など、準レギュラーも
なかなか良い味を出していて、
守秋くんとか最初ヤな奴かと思いきや、ツンデレで熱血だったよ。

気に食わねえ奴の顔をぶん殴るのに
テメーの手が痛いとか喚く馬鹿がどこにいるよ。


良いなあ、このセリフ。
「ぶっきらぼうだけど誠実」って意味が、よくわかる。

個人的に、「殴った方も痛い」論がヘドが出るほど嫌いなので、
このセリフは無骨ながら無神経ではないし、本当の意味で熱血だと思う。


ストーリーが、これまた捻っていて(ひねくれていて)
特殊能力を活かして怪異を解決する、
話自体はオーソドックスな構成かと思いきや、カルト編で、まさかの。
いやー、前半ラストも若干驚きましたが、結末が斬新すぎる・・・!
おそらく作者の味が最も出ている部分なのではないかと。

多くの作品でカルト宗教団体が登場するときって、だいたい
“悪”として描かれ、退治されるという、勧善懲悪なことが多いのよな。
それは別に構わないし、「アウターゾーン」とか面白いんだけど、
カルトを悪として描くのも、またカルトなのよな・・・。

自分の考え方と異なるものを、カルトだ、洗脳だ、信者だと、
執拗に非難する人々は、典型的なカルティストだなァと思う次第で。

「アウターゾーン」は全然そんな風には感じないですが、
様々な作品で、宗教に限らず、そういう事象は散見されます。
例えば、“優等生”を教師に洗脳された集団と見なす、とかね。

まァそういう意味では、私も結局、自分と近しいものばっかり好んでいるし、
普段から嫌いな考え方を執拗に非難していると思いますし、
ぶっちゃけ自分の中に「大衆は洗脳されている」という感覚がありますし、
よく考えると(よく考えなくても)カルティストな部分は色濃いですけどねぇ・・・。

とまあ、1巻を読んでたときに、こういうことを考えていたわけですが、
これが単発ではなくて、物語全体を包括する伏線の一環だったとはね!
そういうことだったのか! 全てが一本の線に繋がった!


ラブコメとしてもホラーバトルとしても哲学としても
実に面白く読めた話でした。
綺人・・・マジでキザ・・・素敵、結婚しt(波旬の君に幻覚を魅せられて死亡)

2巻で終わってしまうのが名残惜しくて、
でもまあ、綺麗に完結したことを喜びましょう。
エピローグを描いて、作者も未練は無いと言っておりますし。

色々と妄想は滾りますけどね!
鏡子さん、実は怪異なんじゃないの?とか、
せつりが綺人の母と似てるのは何故だろうとか、
嫁姑戦争じゃなくて三角関係じゃないのかとか、
ああ、やっぱりラブコメだ!


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