佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘祭!   インターバルまたは同窓会 (後編)

<<   作成日時 : 2017/01/22 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



目が覚めて、エルスは胸に違和感を覚えた。
そこには一対のピアスが、桜色の突起を挟んでいた。

「あッ・・・・・・」

意識がハッキリしてくると共に、昨夜の情事が鮮明に蘇る。
朝の日差しを浴びながら、エルスは頭から爪先まで全身が火照った。
下半身が熱くなり、蜜が垂れてきてしまう。

「よぉ、お目覚めかい。」
「っ!」

エルスは思わずシーツで体を隠した。
だがレッドラムの前に、そんな抵抗は無いも同然だ。

「クックック、恥ずかしがらなくてもいいじゃねえか。お前はオレの女になったんだぜ?」
「違うわ! あれは、あなたが無理やり・・・!」
「無理やり犯して、中に精液たっぷり注ぎ込んで、イかせまくった?」
「・・・っ、そうよ! 許さない・・・訴えてやりますから・・・!」
「おいおい、まだ自分の立場をわかってねえのか?」

ゆらりと大きな手が動く。
銀色に輝くエルスのロングヘアが、なびいてベッドに広がる。

「きゃっ・・・いや・・・」
「大人しくしやがれ肉便器が!」
「うっ・・・あっ・・・」

平手打ちをされて、エルスは動けなくなってしまう。
暴力の恐怖は、抵抗の意思を容易く奪ってしまう。

「ひと眠りしたら溜まっちまうんだ。まずは一発ヤらせてもらうぜっ!」
「嫌っ―――ぁ――っ!」

“重刻”によって、レッドラムは数時間で睾丸が満杯になる。
そそり立つ逸物が、エルスに突っ込まれる。

「あぁ―――――っ!!」
「おおうっ、出る、出るっ!」

腕力で押さえつけられたまま、熱い精を注ぎ込まれる。
エルスは自分の無力さが情けなくて、泣き出してしまった。

「ううっ・・・ひっく、ひっく・・・・・・」
「わりぃ、一発目が早漏なのはオレの欠点だ。」
「あっ・・・」

たっぷり出した直後なのに、レッドラムの逸物は準備万端。
挿れたままエルスの体を抱きあげて、レッドラムは深く奥まで突っ込んだ。

「あっ・・・・うううっ・・・・」

密着されながら、いいように動かされる。
開発された肉体は反応するが、心は悲しさで濡れていた。

(こんなの・・・いや・・・・・・)

力ずくで押さえ込まれて、犯される屈辱。
愛されず、性欲の処理だけに使われる悲しみ。

卓越したテクニックによって、愛無き絶頂へと導かれる。
それと同時に欲望を吐き出され、子宮を白く染められる。

「ひっく・・・・・ひっ・・・う・・・・・・いや・・・こんなの、いやあ・・・・」

シーツを握り締めて、エルスは悲しみで体を震わせた。

「へぇ・・・そんなにオレが嫌なら、別に逃げても構わないぜ?」
「・・・っ!?」

思わぬ言葉に、エルスはハッとなって起き上がった。

「元々そっちから食われに来たんだ。逃げるのもそっちの勝手だ。」
「・・・っ、こんなピアス付けられて、逃げられるわけ・・・」

じくじくと甘い痛みを与える、一対の黒。
魔術師の端くれであるエルスは、そこに宿る闇の力を感じ取る。

「あァ、お察しの通り、そいつは確かに闇アイテムの一種だ。葉継のチョーカーや美宇の耳ピアスと同じく、オレの女である証だぜ。」

普段からレッドラムは、それを見て興奮している。
女に自分の印が付いているのが、楽しくてたまらない。

「だがよ、それに拘束の効果は無え。外して捨てるのは、お前の自由だ。」
「・・・っ、本当に・・・・・・」
「レッドラム嘘言わない。そのニップルピアスは外しても構わねえ。外せば、二度とお前には触れない。」
「二度と・・・」
「ああ、二度とだ。犯さないだけでなく、指一本触れねえし、口も利かねえ。完全に赤の他人だぜ。」
「・・・・・・」

願ってもない話だ。
こんな鬼畜のような男から逃げられる、絶好の機会だ。
愛されないセックスなど、何度達しても心が虚しい。

そのはずなのに、何故かエルスは迷っていた。
迷っていること自体が信じられなかった。

(違う、わたしは迷ってなんかいません。この男の話が本当だなんて信じてないから・・・!)

困惑の表情は、容易に内心を晒していた。
レッドラムは勝ち誇った笑みを浮かべて言う。

「別に今すぐ決めなくていいんだぜ。逃げたくなったら、いつでも外せばいい。」

ピアスは何かの拍子に外れない程度の仕組みにはなっているが、自力で外せる構造をしている。

「だが、それまではエルス、お前はオレの精液処理奴隷だ。」

レッドラムの逸物が眼前にあった。
頭を掴まれ、エルスは濡れた肉棒を咥えさせられた。

「んぐっ・・・」



◆ ◆ ◆



それから1時間後、エルスは1人で目的もなく歩いていた。
まだ胸のピアスは外していない。

「どうして・・・わたしは・・・」

身につけている服は、下着も含めてレッドラムが買い与えたものだ。
ピアスが目立たないように、フリルのついた服とスカート。

憎らしい男から貰ったものだと思うと、すぐにでも脱ぎ捨ててしまいたかった。
しかし悔しいことに、エルスの憧れていた可愛らしい格好。

「どうして・・・」

そこへ、すれ違った男女から声をかけられた。

「あれっ、もしかしてエルス?」
「ホロォオウ、お久しぶりございます!」

黄色いジャケットの軽妙そうな青年と、タンクトップにショートパンツの少女。

「チャルア? それにリル!?」

エルスと対照的なショートヘアの少女は、以前の職場では軍服だった。
それがすっかり普通の少女らしい健康的な服装をしているので、エルスは新鮮だった。

「随分と可愛いカッコしちゃって。さては彼氏待ち。」
「違いますよ。彼氏なんて・・」
「ホロォウ、今でもフリーですか?」
「え、ええ・・・。そうよ。」

脳裏にレッドラムの姿がよぎるが、それを否定してエルスは頷いた。

「そちらこそ2人で、もしかして・・・?」
「ん? さては俺に惚れていた。」
「それはありません。」
「おっとう。」

ずっこけるチャルアに、笑みを浮かべるリル。
それを見ているとエルスも、つられて笑顔になる。

チャルア・ブランドーと、リル・クロスナイトは、以前の職場“迷宮都市”における同僚だった。
都市が落とされてからは、それぞれ次の仕事に就くことになったのだ。

「そうだ、ハイジーンのやつも来てるぜ。」
「そうですか。」

素っ気ないエルスだが、チャルアはデュエルディスクの電話機能でコールを始めた。

「もしもしハイジーン? そうそう、俺、チャルア。聞いて驚くなよ、エルスと再会したんだ。ああ、同窓会みたいだろ? お前も来いよ、きっと驚くぜ〜。ん? いやいや、遠慮すんなって。さては緊張してるな。いいから来いって。」

肩を竦めて通話を終えると、チャルアは笑った。

「あいつ相変わらず、あがり性だぜ。」
「ホロォウ、それはそうでしょう。」
「?」


少しして、こざっぱりした青年が息を切らして走ってきた。
以前は伸びっぱなしだった髭も髪も切り揃えられて、そこらを普通に歩いていておかしくない。

「ハイジーン? 随分と変わりましたね・・・。」
「あ、あう・・・はい。」

しげしげとエルスに見つめられて、ハイジーンは照れながら頷いた。

「ホロォウ、ところでチャルア。朝食がまだなのですが?」
「おっと、忘れてたぜ。さては腹ペコ。」
「ホロォオウ、エルスとハイジーンもいかがです?」
「わたしは・・・」

既にレッドラムが呼んだルームサービスで満腹になっている。

「さてはもう食べた。」
「はい・・・。」
「ハイジーンも?」
「あ、あう・・・はい。」
「ホロォウ、それでは後でシュラインホテルのロビーで集合しましょうか。」



- - - - - -



エルスは静かな公園で、遊具に背中を預けていた。
まだ朝靄の残る中、しっとりした空気が咽に心地よい。

「ふぅ・・・。」

成り行きで2人になったが、正直ハイジーンとは、あまり喋ったことがない。

(わたしだけじゃないですよね。ハイジーンは誰とも親しくなさそうでした。)

先程から落ち着かない様子だが、以前の職場でも同じだった。
身なりを整えても、性格は変わらないらしい。

「それにしても、こざっぱりしましたね、ハイジーン。」
「あ、あう・・・はい。・・・はい。」
「緊張しなくてもいいじゃないですか。一応は戦友なのですから。」
「あ・・・エルスも、可愛くなった・・・。」
「そうですか?」

この可愛い服は、レッドラムの買ったものだ。
そう思うと複雑だったが、ハイジーンに悪気は無い。

「そういえばハイジーンは、今どうしてます? わたしは新しい仕事も失敗してしまって、今や無職ですよ。」

それどころか、悪い男に引っかかってしまった。

「あ・・・あう、就職活動中で・・・すいません・・・。」
「どうして謝るのですか? 就職活動は立派な行いです。」
「あ、あう・・・。」

身なりを整えているということは、合法的な就職活動なのだろう。
そう思うとエルスは、ハイジーンが眩しく見えた。



「おいおい、イイ女じゃねえか。」

突然、柄の悪い男たちが現れた。

「「!?」」

「やっちゃう?」
「そうだな、新しい女が欲しかったとこだ。」
「昨日の女は使い物にならなくなっちまったしな。」

3人の男たちは、せせら笑いながらデュエルディスクを展開した。

「あ、あう・・・エルス、守る・・・!」
「わたしも戦います!」


「「「「「デュエル!」」」」」


「あ、あう・・・《邪神機−獄炎》、召喚。ターンエンド・・・。」

慌ててモンスターを出したハイジーンは、そのままターンエンド。
獄炎には自壊効果があるが、ハイジーンのレベル1能力は『互いのエンドフェイズをスキップする』というものだ。

「わたしのターン、ドロー! 出でよ、《時械神サンダイオン》!!」

エルスの召喚したのは、ゾーンの遺産が1つ、時械神。
レベル10だが、自分フィールドにモンスターがいないときにはノーコストで召喚できる。
そして、戦闘でも効果でも破壊されず、表側攻撃表示だと戦闘ダメージも0に出来る。

自分のスタンバイフェイズにデッキに戻ってしまうが、エルスにとってはデメリットにならない。
エルスのレベル1能力は『互いのスタンバイフェイズをスキップする』であり、時械神は君臨し続ける。

すなわち。


「速攻魔法《時の飛躍》!!」


このようなカードとも併用できるのである。


「「「!!」」」


サンダイオンは時械神の中でも強力で、4000の攻撃力と、戦闘時に4000のバーン効果を備えている。
ダイレクトアタックを決めれば、合計8000ライフを、一撃でロストしてしまえるのだ。


「だがっ、《バトルフェーダー》!」
「やったぜ!」
「あぶねー!」


「・・・っ、ターンエンドです。」

サンダイオンを出せたはいいが、伏せられるカードが無い。
手札にモンスターが偏りすぎている。

エルスはエンド宣言をした。


「行くぜ、マジックカード《融合》で、手札の《サイバー・ドラゴン》、《メカ・ハンター》、《王室前のガーディアン》、《機械王》を融合し、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》融合召喚だあ!」


《キメラテック・オーバー・ドラゴン》 (攻?→3200)



「そして《ハーフ・シャット》! 破壊されねえから、逃げられねえ!」


《邪神機−獄炎》 (攻2400→1200)



「あ、あう・・・ああああう!」

「はい、さようなら! キメラで獄炎を4回攻撃!」


ハイジーン:LP8000→6000→4000→2000→0



「ハイジーンっ!」

「次はお前の番だぜー。《千眼の邪教神》を召喚し、《強制転移》でサンダイオンいただきい!」

「あっ・・・!」

「戦闘ダメージとバーンダメージ、合わせて8000だあ!」


エルス:LP8000→4000→0



「あっけなかったな!」
「俺の出る幕もなしかよ!」
「やっちゃう? やっちゃう?」

「いや・・・っ」

エルスは弱々しく抵抗するが、腕を掴まれて逃げられない。

「あ・・・・・・あ、う・・・・・・」

ハイジーンもオロオロするばかりで、助けに入ろうとしない。

「おおっ、この子こんなとこにピアス付けてんぜ!?」
「清楚な顔してド淫乱ってか!? たまんねえぜ!」
「やっちゃう!? やっちゃう!?」

「いやぁ・・・たす、誰か・・・たすけっ・・・・・・」

言い終わる前に口を塞がれて、エルスは動きを封じられた。
スカートを捲くられ、下着を脱がされた。

「おっしゃあ、一番乗り!」
「〜〜〜〜!!」

泣きじゃくるエルスに、男は容赦なく突っ込もうとする。




「どけ!! 速攻魔法《時の飛躍》!!!」


「「「うわあぁぁ・・・!?」」」




颯爽と現れたのはレッドラムだった。
彼はデュエリスト能力と《時の飛躍》のコンボで、男たちを一掃した。

「何だこりゃ、どういう状況だ?」

倒れた男を蹴りながら、レッドラムは肩を竦めた。

「まァ、オレの女に悪さしてる時点で、死刑決定だがな。」

殺意の光がレッドラムの目に宿る。
しかしその胸にエルスが泣きながら飛び込んだ。

「ひっく・・・ひっく・・・こわかったぁ・・・・・・!」
「おお、わりぃ。」

エルスを抱き寄せる手は、鬼畜さが信じられないくらい優しかった。
もはやエルスの目に、ハイジーンは映っていなかった。



◆ ◆ ◆



「・・・殺せなかったか。」

宙に浮かぶ本を読みながら、竜堂は肩を竦めた。
その横で泣笠が首をかしげる。

「斑に依存させるのが目的じゃなかったの?」
「それは次善だね。エルスには死んでもらうのが最善だった。」

ゾッとするようなことを、淡々と述べる。
泣笠は、恐れはしないが眉を顰めた。

「エルスの態度が演技だとでも言うつもり?」
「それはないさ。彼女は本気で淵乃井くんに惚れている。彼は歪んでるけど女好きだからね。」

薄ら笑いを浮かべる竜堂は、自分は違うとでも言いたげだ。

「淵乃井くんは、サディストであるだけで、ちゃんと女を愛している。それは君が誰よりも知ってるだろう。」
「ええ、そうよ。自分が愛されているかどうか、女は敏感に察知するわ。斑は女を欲望の捌け口にしているつもりでも、いつの間にか愛してしまう。だから女たちは彼を愛してしまう。」

泣笠は、いつもの妖艶な吸血鬼ではなく、恋する乙女の顔になっていた。
それを見ながら竜堂は、表情を変えずに感想を述べる。

「なるほど。逆に言えば、女が振り向かないのは、男の側に愛が無い証拠なんだね。愛しているつもりでも、自分本位の感情でしかなければ、どうしても言葉や態度に顕れる。好意の皮を被った敵意こそ、地獄への敷石だ。」

男の「好き」は信用できないねー、と竜堂は笑って言う。
その薄ら笑いに寒気を覚えながら、泣笠は冷徹な決闘者の顔に戻った。

「持論の展開は別のところでやって頂戴。斑に堕ちたエルスを危険視する理由は何?」
「簡単に堕ちる奴は、簡単に裏切る。」

爽やかな顔で、竜堂は吐き捨てる。

「彼女の能力が淵乃井くんのアキレス腱になっているのは事実なんだ。“カンサー”のA級上位クラスとタッグを組まれたら、けっこう危ないんだぜ?」
「・・・あなたは本当に、猜疑の秤しか持たないのね。」
「そんなに褒めるなよ、照れるじゃないか。」

全く表情を変えずに、竜堂は言う。
こいつに感情なんてものがあるのだろうかと思いながら、泣笠は溜息を吐いた。



◆ ◆ ◆



「あっ、葉継っ、そこはっ、あっあっあっ・・・!」

程なくして、泣笠に襲われるレッドラムの姿があった。
吸血鬼の怪力で押し倒され、そのまま犯されている。

「イイ声で啼きなさい、踊りなさい♪」
「おうっ・・・あ・・・・・・吸わ、れ・・・・・・る・・・・・・」

まるで別の生き物のように、泣笠の中は蠢いてくる。
締まりが良いなどというレベルではない。

「―――っっ、出るっっっ!! くあっ――・・・搾りっ・・・取られる―――おおおおおっ!!」
「あはっ♪」

出すのではなく、吸い尽くされる快感。
これは泣笠との情交でしか味わえない。

(やっぱ葉継の中は最高だぜっ・・・!)

ビクビクと震える、まだ敏感な逸物を、泣笠は冷たい手で掴みながら、口で咥える。
紅潮した顔で目を閉じながら、ねぶり尽くしていく。

「お・・・おうっ・・・!」

もう片方の手で睾丸を揉まれ、残る精も一滴残らず泣笠に注がれる。
逸物が柔らかくなるまで出し切れるのも、彼女が相手のときだけだ。

「お昼になったら、また来るわ。」

口から糸を垂らしながら、泣笠は妖艶に告げる。
レッドラムは虚脱状態でそれを聞いていた。




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