佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS アークV 143話

<<   作成日時 : 2017/02/20 00:00   >>

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※引き続き閲覧注意


「みんなズァークが悪いんだ」で済ませようとしてないだろうか。


覇王ズァークを生み出した背景には、人々の熱狂があり、
エンターテイメント追求に纏わりつく危険性に警鐘を鳴らす、
興味深い掘り下げが出来るテーマのはずだ。

戦争は、頭のイカれた一部の大人が行うものではない。
自分を中立者、現実主義者、無辜の市民と称する、
大勢の人々の総意として、行き着く形態のひとつだ。


一例として、確かにテロリズムは忌むべきものだ。
しかしテロリストに対して「争いはやめよう」などと言うのは
果たして公正な物言いであるだろうか?

テロに至る背景を無視して、噴出した部分だけを非難し
“悪の枢軸”呼ばわりして切り捨てようとするのは、
パックス・アメリカーナの思想そのままでではないだろうか?


ガチで頭のイカれたテロリストは、あまり多くない。
実際にイスラムのテロ組織に捕まった人の話を聞いたことがあるが、
「拉致されたのは許せないが、礼儀正しい人たちではあった」と述べていた。

自爆テロに至るのは、日本風にわかりやすく言えば、
武士的な思想から発せられているという。

米兵に家族を人質に取られたり、あるいは苛烈な拷問を受けて、
仲間を裏切ってしまった人が、“実行者”になることが多いようだ。

仲間に対して、どう顔向けすればいいのか。そんな武士的な感覚。
恥を晒して生きるくらいなら、いっそ敵軍を道連れに死ぬ。そんな動機だ。

そうでなくとも、米帝(アメリカ帝国主義)の経済攻撃、軍事介入を受けて、
家族を殺されたり、多くの屈辱的な目に遭っており、
それに対して“平和的な手段”で訴える程度では“恥”だと考えるのは
完全に同意することは出来なくとも、十分に共感することは出来る。


「争いはやめよう」という言葉は、向ける相手が違うのではないだろうか?


社会の矛盾軋轢の、センセーショナルな噴出点のみに注目し、
それを塞いで万々歳という思想は、どうにも保守的で場当たり的だ。

保守的な伝統に対しては、革新ぶって反抗しながら、
根本的な部分へは切り込まず、最後には保守的な結論に至るのは、
俗に言う“中二病の終焉”みたいで、かなり苛々する。


保守的な思想の主人公が悪いわけではない。
「アクマゲーム」の主人公などは、保守的な思想だが魅力的な人物だ。

私とは相容れない思想ではあるが、しかし力強い説得力があり、
どのような相手に対しても敬意を忘れない。
いい子ぶってない善人とは、彼のような者をいうのだろう。
やはり中二力が漲っていることが大きいのかもしれない。


やはり中二病的性質は、真剣な意味で重要である。


母と妹を交えて、リンク召喚のことも併せて議論したが、
対象年齢が下がっているという指摘があった。

私も以前に、榊エンタメは対象年齢が低い“子供だまし”ではないかと
書いたことがあった(111話感想)が、あらためて頷いた。

143話の今回、盛り上がっているのは低年齢の子供だけで、
大人たちは「本気を出してこの程度かよ」と冷ややかな態度だったが、
それこそが“子供だまし”であることの証左だと思う。

その大人たちが、態度を翻して
ベタ褒めに転じたのは、全く説得力を感じなかった。
穿った見方をすれば、
アークVに対して批判的な視聴者を揶揄した演出とも取れる。


レイラが赤子になった理由は得心いったが、
しかし“笑わない赤ん坊”を問題視する演出は、
子供に純粋さ無垢さを求める大人のエゴを感じてしまう・・・。

併せて考えると、スレた大人を切り捨てて、
“純粋な子供”を獲得しようという、
現在を切り捨てて未来に期待する思想が見える。

しかしながら未来とは、現在の積み重ねで構築されるので、
過去や現在を切り捨てて作る未来など、空疎な観念でしかない。


海馬は「未来とは無限!過去は一筋の足跡でしかない!」と、
過ぎ去った過去など何の意味も持たないと言っているが、
それは過去に束縛されている彼だからこそ、
過去から解放されようと、もがき足掻く意味の言葉になっている。

そして現在絶賛再放送中のノア編では、
彼を過去と向き合わせる演出が成されており、丁寧だ。
デッキマスター能力のセンス・オブ・ワンダーといい、
やっぱりノア編は好きだなァ・・・。


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