佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘祭!   Act 55 機械

<<   作成日時 : 2017/03/17 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



絶望しろ



◆ ◆ ◆



風堂深泥:LP4000、手札1、SC4
場:ウイングトータス(攻1500)、キメラテック・フォートレス・ドラゴン(攻3000)、精霊王ルクランバ(攻1000)
場:うずまき(永続魔法)、伏せ×1

ドーレ:LP4000、手札5、SC4
場:
場:伏せ×2



「むざむざカシエルを失ってしまうとは、まったく情けない子供たちだよ。わたしのターン、ドロー!」


風堂深泥:SC4→5
ドーレ:SC4→5



「ぬん、スピード・ワールドの効果発動! わたしの手札に魔法カードは5枚、4000ダメージを受けろ!」

「あわわ、罠カード《レインボー・ライフ》で回復に変えます!」


ドーレ:SC5→1
風堂深泥:LP4000→8000




「ふん・・・だが、これで貴様の手札は尽きた。わたしのデュエリスト能力を発動!」



風堂深泥:LP8000、手札0、SC5
場:ウイングトータス(攻800)、キメラテック・フォートレス・ドラゴン(攻2300)、精霊王ルクランバ(攻300)
場:うずまき(永続魔法)

ドーレ:LP4000、手札1、SC1
場:カシエルM(守500)、カシエルW29(守5200)、カシエルA235(攻3950)、カシエルG99(守900)
場:伏せ×2




「え、まさか・・・」

「そう、わたしのデュエリスト能力は、レベルがプラスだ。」

荘厳な声が事実を告げる。


“呪われた復活”(セルフサービス) レベル1能力(所有者:ドーレ)
自分以外のデュエリストが「カシエル」モンスターを5種類以上フィールドに出してなければ発動できない。
1ターンに1度、自分のメインフェイズに手札4枚をデッキに戻すことで、墓地・除外ゾーンから
これまでにフィールドに出たことのある「カシエル」モンスター4種類を1体ずつ特殊召喚する。



あまりに満たすのが困難な条件に、コストの大きな能力。
それゆえにドーラは、最終走者を務めている。

「装備魔法《団結の力》を発動。少女よ、これが絶望だ。ターンエンド。」


《カシエルG99》 (攻900・守900→攻4100・守4100)
《カシエルW29》 (守5200→8400)
《カシエルA235》 (攻3950→7150)


たとえライフが8000あろうとも、《カシエルA235》は直接攻撃が可能で、2倍の戦闘ダメージを与える。
風堂は受けたダメージをフィールドと相手に振り撒くレベル4能力を持っているが、それは生き残ってこそだ。


「わ、私のターン、ドロー。」

風堂深泥:SC5→6
ドーレ:SC1→2


「スタンバイフェイズに、《エアジャチ》が戻ってきます・・・!」


風堂深泥:LP8000、手札1、SC6
場:ウイングトータス(攻800)、キメラテック・フォートレス・ドラゴン(攻2300)、精霊王ルクランバ(攻300)、
エアジャチ(攻700)
場:うずまき(永続魔法)

ドーレ:LP4000、手札0、SC2
場:カシエルM(守500)、カシエルW29(守8400)、カシエルA235(攻7150)、カシエルG99(守4100)
場:団結の力(装備魔法)、伏せ×2



「た、確かに絶望するときってあります。配られた手札が悪ければ駄目なんだって、そういう逃げ道、そっとしておいてほしい。そんなの言い訳だってわかってるけど、でも・・」


「ノロシちゃん頑張れ!」
「大丈夫だよ!」
「ゆっくりでいいから!」

客席から応援が聴こえる。
地下デュエルのファンに釣られて、他の観客たちも声援を送る。

「可愛いよノロシちゃん!」
「まだ手はあるんでしょ!」


「あ、あります! 《ウイングトータス》と《エアジャチ》でオーバーレイ!

「・・・っ!」


《ど、どういうことだーーー!? カースド・ニードルの効果で、ノロシちゃんの全てのモンスターはレベルがマイナスになっているはず! まさかライクがマイナスのエクシーズモンスターが存在するというのか!?》


「あ、あの、えっと、私、勘違いしてたんです。ドーラさんたち、まるでドラマ5Dsのイリアステル三皇帝みたいだから、きっとカースド・ニードルも、何かを封じてるって。だけどレベルを反転させるならシンクロ召喚は封じられない。だったらエクシーズ召喚を封じてるんだって、勝手に思い込んでて、その・・・でも、レベルがマイナスになっているなら、ランクもマイナスになっていて然るべきですよね?


《そういうことかーーー!! 明言はされていなかったが、スーパーエキスパートルールに則って言えば、通用するかどうかのラインまで漕ぎつけている! ノロシちゃんの提言いかがしましょう海馬社長!?》

《ふぅん、素材の条件のこともあり、ルール上は微妙だが・・・デュエルにおいて重要なのは、未来を見据えた限りない想像力! よって、エクシーズ召喚は有効とする!》

《うわァーッ! ノロシちゃんの強弁が通ってしまった! 出るぞ出るぞエクシーズ召喚!》


「ランク3、もといマイナス3、《虚空海竜リヴァイエール》! その効果で、除外されている《フライファング》を特殊召喚・・・!」


虚空海竜リヴァイエール ランク3 風属性・水族・エクシーズ
攻撃力1800 守備力1600 レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
除外されている自分または相手のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。



「そして、《アマゾネスの剣士》召喚です!」


アマゾネスの剣士 レベル4 地属性・戦士族
攻撃力1500 守備力1600
このカードが戦闘を行う事によって受ける
コントローラーの戦闘ダメージは相手が受ける。



風堂深泥:LP8000、手札0、SC6
場:虚空海竜リヴァイエール(攻1100)、フライファング(攻900)、アマゾネスの剣士(攻800)、キメラテック・フォートレス・ドラゴン(攻2300)、精霊王ルクランバ(攻300)
場:うずまき(永続魔法)

ドーレ:LP4000、手札0、SC2
場:カシエルM(守500)、カシエルW29(守8400)、カシエルA235(攻7150)、カシエルG99(守4100)
場:団結の力(装備魔法)、伏せ×2



「ふん、そんなモンスターを入れていたのかい。」

「そ、その・・・私のデッキコンセプトは、【除外海産物】じゃなくて、【ダメージ反射】というか・・・」

気まずそうに声が細くなる風堂だが、ハッとしてプレイを続ける。

「こ、攻撃です! 《アマゾネスの剣士》で、《カシエルW29》を・・・!」

この攻撃が決まれば、反射ダメージで風堂の勝ちだ。
観客たちは固唾を飲んで見守る。


そこでドーレは伏せカード1枚を開いた。

「罠カード《カースド・マイナーチェンジ》発動だよ。」


カースド・マイナーチェンジ (罠カード)
「カースド」カードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1300ライフ支払って発動する。
自分フィールド上の、特殊召喚されてから1ターン以上が経過した
「カシエル Minus」1体を墓地へ送り、手札・デッキから「カシエル Minus13」1体を特殊召喚する。



ドーレ:LP4000→2700



「出でよ、カシエル・マイナス13!」


カシエル Minus13 レベル−5 闇属性・機械族
攻撃力1300 守備力1300
このカードは通常召喚できない。「カースド」カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):相手フィールド上のモンスターのレベルは−13倍になり、
攻撃力と守備力はレベル×100ポイントアップする。
(2):このカードは攻撃できない。



《アマゾネスの剣士》 (攻800→6700)
《フライファング》 (攻900→5500)
《精霊王ルクランバ》 (攻300→11400)
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》 (攻2300→13400)



「なっ・・・!」

「もひとつオマケに《団結の力》!」


《アマゾネスの剣士》 (攻6700→9900)
《カシエルW29》 (破壊)
ドーレ:手札0→2



カシエル Gift99 レベル−2 闇属性・機械族
攻撃力900 守備力900
このカードは通常召喚できない。「カースド」カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールド上の「カシエル」モンスターは、相手のカードの効果を受けず、対象にならない。
(2):「カシエル」モンスターが戦闘で破壊されたとき、デッキからカードを2枚ドローする。



風堂深泥:LP8000、手札0、SC6
場:虚空海竜リヴァイエール(攻1800)、フライファング(攻5500)、アマゾネスの剣士(攻9100)、キメラテック・フォートレス・ドラゴン(攻13400)、精霊王ルクランバ(攻11400)
場:うずまき(永続魔法)

ドーレ:LP2700、手札2、SC2
場:カシエルM13(守1300)、カシエルA235(攻7750)、カシエルG99(守4100)
場:団結の力(装備魔法)、団結の力(装備魔法)



「こ、こんなこともあろうかと、《フライファング》を出したんだよ・・・!」


フライファング レベル3 風属性・魚族
攻撃力1600 守備力300
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

(1):このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えたバトルフェイズ終了時、
このカードを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。



《そういうことかーーー!! あらかじめ予期できていたはずもないが、これぞデュエリストセンス! デュエリストとしての直感が、見事に勝利を掴んだーーー!!》





風堂深泥:LP8000→6700



「―――っ!?」

「ふん、カースド・ニードルを破壊したのさ。


「・・・っ、だけど、私のデュエリスト能力が発動!」


“反社/攻星”(ディスコミュニケーション) レベル4能力(所有者:風堂深泥)
自分がダメージを受けたとき、同じダメージを相手とフィールドの全てのモンスターに与える。



光の筋が、嵐のようにフィールドを駆け巡り、モンスターとドーラに降り注いだ。

“反社/攻星”のダメージは、守備力にもダメージを与える。
フィールドに残ったモンスターは、2体だけだった。



風堂深泥:LP6700、手札0、SC6
場:虚空海竜リヴァイエール(攻300)
場:うずまき(永続魔法)

ドーレ:LP1400、手札2、SC2
場:カシエルG99(守400)
場:団結の力(装備魔法)




「これが絶望だと言ったはずだが?」


重く深く響く声が、風堂に突き刺さる。
彼女の墓地には《レインボー・ライフ》のコストで送ったカードが存在しているが、それは使えない。
《カシエルW29》で直接攻撃が阻まれるからと思って捨てた、《スカイオニヒトクイエイ》だ。

「・・・っ、ターンエンド・・・。」

それでもサレンダーはしない。
このデュエルが終わるまで戦い続ける。


「わたしのターン、ドロー! 《オーバーロード・フュージョン》で、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を融合召喚する・・・この融合魔法は速攻効果付きでね!」


《キメラテック・オーバー・ドラゴン》 (攻?・守?→攻8000・守8000)



「くたばりな、“エヴォリューション・レザルト・バースト”!!」



「・・・・・・」

何故なら。





ドーレ:LP1400→0




もう、勝っているのだから。



「ありがとう、鳳円寺さん。」


スーパーエキスパートルールでは、マスタールールと効果分類が異なる。
起動効果という概念が無く、マスタールールでは自分のターンにしか発動できない効果でも、相手ターンに発動できるということがある。《虚空海竜リヴァイエール》の素材は、1つ残っていた。

鳳円寺が初手、《闇の誘惑》で除外したカードを、風堂は大切な宝物のように、優しく胸に抱いた。



G・コザッキー レベル4 闇属性・悪魔族
攻撃力2500 守備力2400
フィールド上に「コザッキー」が表側表示で存在していない場合、このカードを破壊する。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊された場合、
その時のコントローラーにこのカードの元々の攻撃力分のダメージを与える。




《これは何という大逆転劇ーーー!! まさか鳳円寺選手、ここまで計算していたのかーーー!? しょっぱい負け方をしたように見せかけて、凄いや! なんてエンターテイナーだ!》

「そうだったのか!」
「鳳円寺すげえ!」
「よくやったぞー!」
「ノロシちゃん最高!」

観客の歓声が響き渡る中、風堂は晴れやかな気持ちでコースを回っていた。
もはやデュエルは終わったのだ。のんびり走ろう。





「ふ、ふ、ふふふふ」

ドーラが不気味な笑みを発していた。

「・・・!?」

「こうなったら最後、お待ちかねの合体タイムと行こうじゃないか! 30秒で追いつきな!」

Dホイールから降りたドーラは、そのまま自分の脚で走り出した。
躍動する脚が地面を蹴り、その後をDホイールがオートパイロットシステムで追いかける。

チームメンバーのソラシドとミーファも、デュエルボードに乗って疾走開始。

「この機会だから叫ぶ! 下っ端って言うなああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「ミーファちゃんも叫ぶ! オジサマはおカネ持ちのヒト! それ以外はオッサンですううううううううううう!!!」

ドーレに並んだミーファとソラシドは、シンクロした動きで激しく両手を振った。
もはやDホイールは不要。己の脚力だけで、チーム・レトセリーは疾走決闘に臨む。


《こーー!? これは何が起こっているんだァーーー!!? まさかこれが、ドラマ5Dsの伝説、ランニングデュエルなのかーーー!! いったい何者なんだーーー!?》



「「「決闘疾走(ライディングデュエル)変形合体(アクセラレーション)!!!」



まず、ドーレの頭が分離して空中へ飛翔し、体は左右に真っ二つに分かれ、内臓の代わりに歯車が駆動。
そこへミーファが胴体を5分割180度回転し、背中からアームが出てきて、ドーレの中へ納まる。
ソラシドは派手に爆散し、部品がドーレとミーファに吸い寄せられて、あちこちに接着していった。

がしゃん、がしゃん、ぱきぃん、がりがりがり・・・と、勇壮な機械音が響く中、観客たちは唖然とする。

「どうなってるんだ・・・」
「に、人間じゃない・・・?」
「きっと未来からやって来たんだ!」
「愚かなる人類に裁きが下されるんだ!」

なおも変形を続けるチーム・レトセリーに、背後からDホイールが∞の形になって迫ってくる。
それは3体を包み込み、素早く閉じるように変形して立方体となった。

立方体は、下から車輪が出てきてコースを走り、またも素早い変形でスタイリッシュな流線型に。
ぱっくりと中央が割れて、そこから何かが、せりあがってきた。

会場の全ての人間が、言葉を失った。

13,4歳ほどの、年端もいかない少女が、全裸で、逆さに固定されて、大きく脚を開いていた。
目を閉じていた彼女は、外気に触れて双眸を開き、思いっきり気持ち良く叫んだ。

「きゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

そして、ビル群を見下ろす巨大な白い機体が、絶望の魔人が、出現していた。
今まで登場した大型モンスターの数々が小さく見えるような、果てしない巨大さを誇っていた。
ドラマ5Dsに登場したときは、ここまで大きくなかった。オフィシャル・カード版でも同じくだ。
ソリッド・ビジョンが展開されている範囲の、完全に外まで、“マシニクル”は存在していた。

「この私、リアちゃんの辞書に敗北の文字は無い! ここからが本当の勝負だよ! きゅ〜〜〜!!」


“詰ましにくる機皇神”(インフィニティ・キュービック) レベル3+4 i 能力(所有者:リアライズ・アポトーシス)
自分が敗北したとき、手札・デッキ・墓地・除外ゾーンから「機皇神マシニクル∞^3」を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚した「機皇神マシニクル∞^3」は攻撃力と守備力が∞になる。
自分フィールドに「機皇神マシニクル∞^3」が存在する限り、自分の敗北は無効になる。



「駄目だよノロシちゃん、下手に希望を持つと、ますます生きるのが辛くなっていくよ! 声援を貰って喜んでいるみたいだけど、他人の評価に振り回されている現実は何も変わっちゃいないんだ!」

「・・・っ、そんなこと・・・・・・」

“そんなことない”と、言い切れない。
浮上して呼吸が出来たとしても、風堂は未だ深い泥濘の中に身を沈めている。

「ねえねえ、どんな気持ち? 勝ったと思ったら、まだ先があって! 確定した敗北を見つめるのって、どんな気持ちなんだろう! 敗北を知らないリアちゃんに、教えてほしいなキュービック!」

全裸で逆さ釣りにされた少女が、向かってくる。
絶望の魔人マシニクルが、拳を振り下ろす。


リアライズ・アポトーシスは、凶悪に舌を出して、馬鹿丁寧に言った。

「お絶望なさいましたか!!? きゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」



風堂深泥:LP4200→0




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