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zoom RSS 【とある】 第一位・御坂美琴 (47) 【パラレル】

<<   作成日時 : 2017/07/28 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



黒子 (御坂美琴の顔がまともに見れませんの・・・)///

夢での睦み合いは、日を追うごとにエスカレートしていた。
目隠しされて縛られたり、猿轡を咬まされて犬のように歩かされたり、
水を飲まされて放置され、耐えきれずに漏らしてしまったり、
淫らなセリフを言わされて、それを撮影されてしまったり、
その他、もはや言うのも憚られるようなことが繰り返された。

黒子 (わたくしは、どうかしてしまったのですわ・・・)

気が付けば御坂を目で追ってしまう。
まるで熱烈な恋愛のようだ。

黒子 (わたくしにそんな趣味はありませんの・・・)

くだあんと机に頭を預ける彼女は、
もはや否定の意思も惰性でしかなくなっていた。

元より彼女は、自分が異性愛者であるという認識こそあれ、
同性愛を忌避する感情は、ほとんど無いといっていい。

黒子 (がさつな殿方なんかよりも、御坂美琴の凛々し・・・・・・)

黒子 「違いますわあ!」

脳裏に浮かぶ御坂の笑顔を振り切ろうと、がばっと身を起こす。
だが、それは周囲からすれば奇行でしかない・・・。

やがて黒子は、教師から呼び出しを受けることになる。


教師 「白井さん、最近の貴女は・・」

黒子 「わかっておりますの。申し訳ございません。」

教師 「・・・・・・」

礼儀正しく頭を下げられると、教師としても叱りづらい。
相変わらず学業も能力開発も優秀なのだし、
そこまで致命的な状況というわけではないことも事実だ。

教師 (レベル4ともなれば、悩みも大きいでしょうし)

教師 (“自分だけの現実”の壁に突き当たっているのでしょうねぇ。)

こういうときに頼りになるのは、木原数多のような指導者であるが、
しかし出来るだけ外部に頼りたくない教師は一計を案じた。



御坂 「よろしくね、白井さん。」

黒子 「 」

すなわち、より高位の能力者たる御坂美琴とルームメイトにするということ。
レベル4の悩みも、レベル5からすれば紐解けるだろうという計らいであったが、
黒子にとってはオーバーヒートも甚だしい。

黒子 「な、何故わたくしが御坂さんとルームメイトなのですか?」///

顔の火照りを感じながら、黒子は食ってかかる。
だがそれは弱々しい抵抗であり、しかも暖簾に腕押しでしかない。

御坂 「んー、何でも近々レベル4の空力使いが編入してくるらしくて」

御坂 「余分なスペースを詰めておこうってことらしいわよ。」

これまで御坂と黒子は、二人部屋を1人で使っていた。
資格なき者は容赦なく退学させる常盤台では、決して珍しい光景ではない。

黒子 「そういうことですの・・・。」

同じ部屋で過ごしていれば、どうしても優劣を意識してしまいがちだ。
以前の黒子のルームメイトも、自分が伸び悩んだ横で
順調に能力を伸ばしていく黒子を見て、焦りが募り、
いっそう低迷し、やがて退学を余儀なくされた。

そんなことに罪悪感などは覚えないが、
自分が“優れている”と同時に
“外れている”ことは意識せざるを得なかった。

後に結標淡希との対決で手心を加えたのは、
やはり幾許かの仲間意識はあっただろう。

なればこそ、同じ孤独を知っている御坂を
むげに追い出すようなことは出来なかった。

御坂 「まだ部屋数に余裕はあるのに、せっかちよねー。」フゥ

御坂 「アンタも優雅な一人暮らしだったのに、残念だったかしら。」

黒子 「そ、そんなことはありませんの!」///

反射的に否定してしまう。
そして同じく、反射的に・・・

黒子 「お姉さまと共同生活できるのは光栄ですの!」///

御坂 「・・・“お姉さま”?」

黒子 「 」

やってしまった。
夢と現実の区別がつかなくなっているのか。

しかし蒼白になる黒子に、御坂はフッと笑って言った。

御坂 「そうね、“白井さん”、“御坂さん”じゃ、ちょっと他人行儀だし」

御坂 「よろしくね、黒子。」

黒子 「よろしくですの!」

御坂 「じゃあ黒子、さっそく服を脱いで準備して。」

黒子 「ふぇ!?」///

御坂 「どうしたの?」

黒子 「い、いえ・・・」///

黒子 (こ、これは夢? いつの間に眠ってしまったんですの?)

御坂 「着たままがいいの? アンタも好きよね。」

黒子 「好き・・・ですの・・・」

黒子 「白井黒子は、お姉さまのことが好きですの・・・・・・」

とろりと垂れる目は、もはや彼女が
完全に御坂に支配されていることを意味していた。

自らスカートをたくしあげ、大人びた黒いレースが露わになる。
少し前まで清楚な純白の下着を身に付けていたのに、
この短期間で性的な意識が大幅に変わったことが見受けられた。

濡れたところへ御坂の舌が這う。

黒子 「駄目ですの! そんなところ、汚いですの!」

御坂 「黒子の体に汚いとこなんて無いわよ。」

御坂 「ほら、いつも通りイっちゃいなさい。」

黒子 「ふあああああん!!」///

そう、いつも通り。

夢ではもっと凄いこともしているのに、
どうして今更こんなにも恥ずかしがっているのだろう。

黒子 「いつも通り・・・いつも通りですの・・・」

黒子 「電撃を・・・」///

黒子 「お願いしますの!」

御坂 「いいわよ。」

黒子 「あ・・・ふあ・・・・・・気持ちイイですの・・・お姉さまの電撃・・・・・・」

黒子 「はあん! イきますの・・・イきますのぉ・・・!」

黒子 「お姉さま大好きぃーーーっ!!」

御坂 「ほら、いつものセリフを忘れてるわよ。」

黒子 「は、はい!」///

黒子 「白井黒子は、身も心もすべてお姉さまに捧げますのぉ

蕩けきった顔で、黒子は腕を揃えて差出した。
奴隷のツインテールが、淫らにひらりと撥ねた。



◆ ◆ ◆



御坂 「黒子、黒子?」

黒子 「うへへへ・・・お姉さま・・・・・・」

御坂 「アンタ、何の夢みてんの?」

黒子 「ハッ!? わたくしとお姉さまの蜜月は!?」

御坂 「・・・・・・黒子アンタ、百合だったの?」

黒子 「わたくしにそのような趣味はありませんわ!」キリッ

黒子 「ただ、黒子はお姉さまに全てを捧げているというだけのことです。」

御坂 「そ、そう・・・」

御坂 「どっちかというと嫌われてる気がしてたけど・・・」

黒子 「そんなことはありませんの!」

黒子 「これまで、わたくしは素直になれなかっただけですの。」

黒子 「群れるのは好きではないですが」

黒子 「それは孤高を気取ることとは違うはず。」

黒子 「いつの間にか、そんなことも忘れて壁を作っておりました。」

黒子 「思えば恥ずかしい真似をしてしまいましたわ。」

黒子 「これからは全身全霊で、お姉さまにぶつかっていく所存ですの!」

御坂 「お・・・お手柔らかに・・・。」



◆ ◆ ◆



それから数日後、
昼食を摂っている御坂のもとへ、再び食蜂が話しかけていた。

食蜂 「御坂さぁん♪」

御坂 「げっ・・・」

食蜂 「そんな顔しなくたっていいじゃないのよぉ。」

御坂 「アンタを見てると食欲失せるのよ。」

御坂 「ただでさえ黒子のせいで、迂闊に食事も・・・」

食蜂 「・・・・・・」

御坂 「・・・・・・」

御坂 「・・・まさかとは思うけど、アンタ黒子に何かした?」

食蜂 「アハハハぁ、どうかしらねぇ・・・」

食蜂 「たしかに私の洗脳力なら」

食蜂 「人ひとりの人格を破壊して思うままに操ることも」

食蜂 「容易いことだけど?」

御坂 「アンタ・・・」

食蜂 「冗談よぉ。私は何もしてないわ。」ケラケラ



食蜂 「何かしたのは御坂さんの方でしょう?」



御坂 「・・・・・・」

御坂 「・・・やっぱアンタは誤魔化せないか。」

食蜂 「やけに素直に認めたわねぇ。」

御坂 「“心理掌握”相手に、無意味な駆け引きなんかしないわよ。」

食蜂 「つまらないわぁ。」

御坂 「お互い様よ。」

御坂 「いつから気付いてたの?」

食蜂 「“妹達”」

御坂 「ああ、なるほどね。あれは我ながら迂闊だったわ。」

御坂 「とぼけるリアリティを出そうとしたのが失敗ね。」

御坂 「でも、あの場にアンタはいなかったはずだけど、黒子の記憶を覗いたの?」

食蜂 「目撃した生徒の記憶よ。」

食蜂 「“妹達”に関するかもしれない情報は、優先的に報告するようにしてあるわ。」

御坂 「そういえばアンタにはドリーが世話になったわね。」

食蜂 「・・・・・・」

御坂 「“絶対能力進化実験”のことも知ってるの?」アム

食蜂 「御坂さんが、食事をするようにあの子たちを殺しまくっていることくらいはね。」

御坂 「皮肉にしては的を射てるじゃない。」

食蜂 「・・・純粋な疑問なんだけどぉ、どうして進化力に拘るの?」

食蜂 「御坂さんは最強の“電磁気力使い”で」

食蜂 「今のままでも学園都市すべての電子機器を支配できる掌握力があるわ。」

食蜂 「それ以上を目指す必要力があるのかしらぁ?」

御坂 「最強ね・・・。」

御坂 「確かに私は“この街で”一番強い能力者よ。」

御坂 「だけど“その程度”で満足なんてしない。それだけの話。」

御坂 「限界なんて知らない。意味ない。」

御坂 「この手が光を散らす未来を導く為に」

御坂 「“妹達”が何百何千・・・何万と死のうと」

御坂 「知ったことじゃないわ。」

食蜂 「・・・・・・」

御坂 「それとも食蜂、『そんなことは許さない』って」

御坂 「限りなく絶望に近い運命を打ち砕こうとしてみる?」

食蜂 「それも悪くないけどぉ」

食蜂 「私のガラじゃないのよねぇ。」

食蜂 「女の子にとって“運命”というのは」

食蜂 「絶望力をもたらす悪しき障害なんかじゃなくて」

食蜂 「もっと甘酸っぱいクランベリーソースなんだゾ♪」

御坂 「それは同感ね。」


御坂 「もしも“アンタ”が運命を、ふざけた幻想と断じて」

御坂 「ぶち殺そうとするなら・・・」

御坂 「そのふざけた思い上がりを」

御坂 「この指先ひとつで撃ち抜いてやるわ。」

御坂 「かかってこい、男の子。」


食蜂 「誰に向かって言ってるのかしらぁ?」

御坂 「未来の誰かさんよ。」


上条当麻と一方通行が、
限りなく絶望に近い運命を打ち砕きに現れるのは、
もう少し先の話である。



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