佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘祭!   Act 149 色恋連邦(Z)

<<   作成日時 : 2018/05/12 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



それは彼女たちにとって、地獄のような光景だった。

「どうしてこうなった・・・。私はどこで選択を間違えた・・・?」
「何も仰らないでくださいませ・・・。」

飛白と一美は、眼下で展開される地獄を見守るしかなかった。
始まってしまった闇のゲームは、もはや誰にも止められない。
求められるままに300秒の、ラブリー1号が進行する。

「これが“愛笑顔双平和”(アヘがおダブルピース)のダークサイドか・・・。モリン・モリンは俺に、大切なことを教えてくれようとしている。おぞましいが、目を逸らしてはならないな。」

脳髄が侵攻されるような、おぞましい感覚を、鈴昌は味わっていた。
自分そっくりの、筋骨隆々の男が、無有にペニスを扱かれて、だらしない蕩け顔を晒している。
外道にも置けない兄だが、それでも複雑な思いで胸が痛む。

「おぞましい? むしろ最高じゃないか。僕は好きだな、こういうの。」

「・・・」
「・・・」
「・・・」

霧崎深亜のセリフに、3人は真顔で彼女を見据えた。
しかし彼女の信念は揺らがない。不気味に優しく微笑みながら、解説を投与する。

「彼らは世界に不服を唱えているんだ。恋愛やセックスといえば男女と決めてかかる、この息苦しい社会にね。この世界というのは本来、もっと自由でいいんだ。いつでも社会は平均的な声が最も大きくなる構造だし、異端者は凡人の何十倍も抑圧される。“女を愛せないなら男をやめる”なんてのは、徹頭徹尾、弾圧者側の価値観なんだね。」

霧崎深亜は、竜堂錐亜と竜堂御崎の複合人格だ。
竜堂眸はエンゲルスやゲバラを忌み嫌っているが、それは専ら錐亜の感情に基づいている。
無自覚な変態は始末に悪いが、無自覚な差別は笑うことすら出来ない。


「でもまあ、このゲームも抵抗も、歴史の前では泡沫に過ぎない。そろそろタイムリミットだ。」



◆ ◆ ◆



素晴らしい。
やはり泰斗さんを選んで正解だった。

「おうっ、どぴゅっ!!」

開始早々、泰斗さんは白濁を空高く飛翔させた。
まるで飛行機雲のようだ。

モリン・モリン:PX0→1


バケツ一杯に溜まるような白濁を撃ちながら、泰斗さんの屹立は硬度を保っていた。
血管が浮き出て、赤黒く曲がるビール瓶に、僕は再び指を這わせる。
意外と平気なのは、新☆生☆元☆帥のおかげだろう。妹言葉のマッカーサーと過ごした4年間は伊達じゃない。

「おうっ、どぶっ! 私は月島泰斗で候! これは候と早漏を掛けてるんだよ!?」

最低のダジャレだった。
しかしこれも戦術の一環だ。これで相手が萎えてくれれば、しめたもの。

「俺も負けてはいられないな。さあ朋樹、俺を咥え込んで、可愛く腰を振ってごらん?」

「くぅ・・・入って、くるぅ・・・・・・」

流石にS級、泰斗さんの会話フェイズは通じないか。

しかし僕の勝利は揺るがない。
今この状況においては、泰斗さんの白濁は無尽蔵と同義だ。



「朋樹の精液には限りがあると思ったか?」



「・・・っ!?」

「安心しろ、その推測は正しい。いや、それどころか朋樹は精通すら来ていない。」

「だ・・・だったら、この勝負、僕の勝ちじゃないですか!」

本気で言ってるわけではない。
勝ち目が無い勝負を、間山さんが選ぶわけがない。

「だから貴様は童貞だというのだ! 尻穴でイけっ、朋樹!」

「あうっ!! はあうう!!」

間山月人:PX0→1→2


「これは・・・“ドライオーガズム”!?」

「ほう、“メスイキ”を知ってたか。」

いやらしい言葉を・・・。
間山さんは普段は紳士なのに、デュエルとなると人が変わったように言葉攻めが得意になる。

となると僕を余計者と呼んだのも、スピーチではなくプレイだったのか。
危ない危ない。もう少しで資本主義の萌え豚として調教されるところだった。
だけど、モリンフェン様の鉤爪を磨く用の布としての誇りが、僕を踏みとどまらせてくれたんだ。

ありがとうございますモリンフェン様!
この戦いが終わったら、僕はモリンフェン様の美しい鉤爪を磨かせていただきます!


モリン・モリン:PX2→3→4→・・・



「おうっ、おうっ、おうおうおおう、おうおおう!! この手扱きはっ!? 激しくも気持ち良くて不覚にも涅槃へ誘われそうだあああ!! 年端もいかない少年の顔して、百戦錬磨の人妻のような手捌きは何なんだーーー!!?」

「4年間、毎日オナニーを欠かさなかった成果です!」

僕が鍛えていたのは妄想力だけではない。
自分の肉体で竜堂眸の性技巧を練習し、技術力も同時に高めていた。


「無有さまもオナニストなのですわね。心・技・体、その全てを備えてこそ、一流のオナニストですわ!」

一美さんに言われて気付いた。
いつの間にか僕もオナニストの領域に達していたというのか。美しい。

「お世辞でも嬉しいです。この勝負、勝ちに行きます!」


モリン・モリン:PX13→14→15→16→17→・・・



「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」



そして5分が経過し、ラブリー1号は終了した。



モリン・モリン:PX99
間山月人:PX99




「引き分け・・・か・・・!」

「いい勝負でした・・・。」

凄いな。平均すると3秒で1回ほどエクスタシーに達している。
もはや人間の域を超えてしまった。(泰斗さんと朋樹くんが)

「・・・いい勝負でしたが、これで2勝2敗1引き分け、延長戦です。」



「いいや、延長戦は無いね。」



「深亜さん?」

「何故ならモリン・モリン、いや、無堂無有、良いニュースと悪いニュースがある。どちらから聞きたい?」

可愛く片足を曲げながら、深亜さんは不気味に優しく微笑んでいた。
散らばりかけていた集中力が、焦げつくような緊張感になって全身を覆ってくる。

「・・・よ、良いニュースからで。」



「暗堂妃路子が見つかった。」



「・・・・・・・・・・・・」

時間にして、ほんの数秒だったかもしれない。
だけど僕は、途方もなく長く、呆けて固まっていた心地だった。

それは僕にとって、僕にとって・・・・・・

「この肉体が、過去と未来も含めて、魂魄の通り道となっているのは知っているよな。メメント・モリンは、暗堂妃路子を探す為に、この性質を獲得したと言える。」

「ヒロコちゃんを、探す為に・・・?」

「どこに飛んだか、時代も場所も定かでない人を探すのに、宗教における空間的支配だけで足りるとでも思っていたなら、すぐに認識を訂正するんだね。運命の赤い糸は、自力で手繰り寄せなければ結ばれない。」

ああ、そうか、不甲斐ない僕に代わって、メメントは・・・!
どうしてだ? どうして僕の為に、そこまで献身的になれる?
君を二度も助けられなかった、矮小で凡庸な僕なんかの為に!

「だから、悪いニュースはわかるだろう? 無堂無有、お前には2つの選択肢と、いずれか1つを必ず選ばなければならない義務がある。ひとりの女を放棄するか、この革命を放棄するか、さあ選べ。」

「・・・っ」

本音を言えば、今すぐヒロコちゃんのところへ駆けつけたい。
だけど、みんなを見捨てるなんて出来るわけがない!

「ふん、答えなど1つしかないわ。」
「そうですわね。無有さま、行ってくださいませ。」

「・・・・・・飛白さん、一美さん。」

「元々、わたくしの志に付き合わせたのですもの。本来わたくしが指導者になるべきなのに、無有さまに押し付けて楽をしていた。それが元に戻るだけですわ。」

「ふん、深亜は言うことが大袈裟なんだよ。無有はヒロコとやらを放棄しない。私らは革命を放棄しない。」

「デュエルに負けた俺が言うことでもないが、革命は任せてくれ。だから心置きなく行ってくれ!」

「鈴昌さん・・・。」

「ククク、いい仲間を持ったよね。それは君の人徳だ。この先、何があっても、それを大切にな?」

深亜さんは、優しく不気味に笑いながら、僕の手を取った。




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