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タイトル 日 時
【重要】 田宮行方の世界 【管理者交代について】
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2017/04/25 00:00
第一位・御坂美琴 〜暗部抗争編〜 あとがき
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2017/04/24 00:30
【とある】 第一位・御坂美琴 (四五) 【パラレル】
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2017/04/24 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (四四) 【パラレル】
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2017/04/23 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (四三) 【パラレル】
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2017/04/22 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (四二) 【パラレル】
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2017/04/21 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (四一) 【パラレル】
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2017/04/20 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (四○) 【パラレル】
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2017/04/19 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三九) 【パラレル】
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2017/04/18 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三八) 【パラレル】
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2017/04/17 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三七) 【パラレル】
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2017/04/16 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三六) 【パラレル】
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2017/04/15 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三五) 【パラレル】
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2017/04/14 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三四) 【パラレル】
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2017/04/13 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三三) 【パラレル】
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2017/04/12 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三二) 【パラレル】
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2017/04/11 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三一) 【パラレル】
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2017/04/10 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (三○) 【パラレル】
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2017/04/09 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (二九) 【パラレル】
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2017/04/08 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (二八) 【パラレル】
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2017/04/07 00:00
【告知】 田宮行方の世界
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2017/03/25 00:10
決闘祭!   第5章あとがき
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2017/03/24 00:00
決闘祭!   Act 61 無明
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2017/03/23 00:00
決闘祭!   Act 60 未来
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2017/03/22 00:00
決闘祭!   Act 59 演説
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2017/03/21 00:00
決闘祭!   Act 58 心眼
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2017/03/20 00:00
決闘祭!   Act 57 美味
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2017/03/19 00:00
決闘祭!   Act 56 最悪
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2017/03/18 00:00
決闘祭!   Act 55 機械
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2017/03/17 00:00
決闘祭!   Act 54 蠱惑
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2017/03/16 00:00
決闘祭!   Act 53 残滓
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2017/03/15 00:00
決闘祭!   Act 52 宿命
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2017/03/14 00:00
決闘祭!   Act 51 創造
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2017/03/13 00:00
決闘祭!   Act 50 火球
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2017/03/12 00:00
決闘祭!   Act 49 青天
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2017/03/11 00:00
決闘祭!   Act 48 時戒
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2017/03/10 00:00
決闘祭!   Act 47 呪縛
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2017/03/09 00:00
決闘祭!   Act 46 煉獄
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2017/03/08 00:00
決闘祭!   Act 45 死姦
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2017/03/07 00:00
決闘祭!   Act 44 霊魂
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2017/03/06 00:00
決闘祭!   Act 43 火車
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2017/03/05 00:00
決闘祭!   インターバルまたは一家団欒 (後編)
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2017/03/04 00:00
決闘祭!   インターバルまたは一家団欒 (中編)
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2017/03/03 00:00
決闘祭!   インターバルまたは一家団欒 (前編)
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2017/03/02 00:00
決闘祭!   インターミッション 黒の決闘
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2017/03/01 00:00
決闘祭!   番外編 ペンシルバニアの銀の槍(後編)
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2017/02/11 00:00
決闘祭!   番外編 ペンシルバニアの銀の槍(中編)
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2017/02/10 00:00
決闘祭!   番外編 ペンシルバニアの銀の槍(前編)
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2017/02/09 00:00
決闘祭!   番外編 確定死刑の摩天楼(後編)
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2017/02/05 00:00
決闘祭!   番外編 確定死刑の摩天楼(中編)
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2017/02/04 00:00
決闘祭!   番外編 確定死刑の摩天楼(前編)
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2017/02/03 00:00
決闘祭!   第4章あとがき
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2017/01/29 00:00
決闘祭!   Act 42 虚数
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2017/01/28 00:00
決闘祭!   Act 41 受容
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2017/01/27 00:00
決闘祭!   Act 40 魔王
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2017/01/26 00:00
決闘祭!   Act 39 即死
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2017/01/25 00:00
決闘祭!   Act 38 兄妹
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2017/01/24 00:00
決闘祭!   Act 37 教師
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2017/01/23 00:00
決闘祭!   インターバルまたは同窓会 (後編)
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2017/01/22 00:00
決闘祭!   インターバルまたは同窓会 (中編)
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2017/01/21 00:00
決闘祭!   インターバルまたは同窓会 (前編)
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2017/01/20 00:00
不思議な世界で遊戯王〜導かれし五人の勇者達〜   あとがき
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2017/01/15 00:00
不思議な世界で遊戯王〜導かれし五人の勇者達〜 (後編)
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2017/01/14 00:05
不思議な世界で遊戯王〜導かれし五人の勇者達〜 (前編)
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2017/01/14 00:00
決闘祭!   第3章あとがき
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2017/01/12 00:00
決闘祭!   Act 36 結束
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2017/01/11 00:00
決闘祭!   Act 35 十段
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2017/01/10 00:00
決闘祭!   Act 34 距離
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2017/01/09 00:00
決闘祭!   Act 33 交錯
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2017/01/08 00:00
決闘祭!   Act 32 追跡
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2017/01/07 00:00
決闘祭!   Act 31 凶報
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2017/01/06 00:00
決闘祭!   Act 30 無双
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2017/01/05 00:00
決闘祭!   Act 29 吹雪
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2017/01/04 00:00
決闘祭!   Act 28 再会
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2017/01/03 00:00
決闘祭!   Act 27 旋風
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2017/01/02 00:00
決闘祭!   インターバルまたは温故知新
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2017/01/01 00:00
デュエル小説目録 (Ver.3)
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2016/12/30 00:00
デュエル小説 (短編集目録)
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2016/12/25 00:00
決闘祭!   番外編 イシュタールの末裔 (後編)
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2016/12/24 00:00
決闘祭!   番外編 イシュタールの末裔 (前編)
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2016/12/23 00:00
決闘祭!   番外編 キマシタワー建設会社
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2016/12/21 00:00
決闘祭!   第2章あとがき
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2016/12/01 00:00
決闘祭!   Act 26 虚無
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2016/11/30 00:00
決闘祭!   Act 25 無味
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2016/11/29 00:00
決闘祭!   Act 24 服従
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2016/11/28 00:00
決闘祭!   Act 23 現実
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2016/11/27 00:00
決闘祭!   Act 22 収束
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2016/11/26 00:00
決闘祭!   Act 21 最強
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2016/11/25 00:00
決闘祭!   Act 20 夢幻
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2016/11/24 00:00
決闘祭!   Act 19 相対
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2016/11/23 00:00
決闘祭!   Act 18 粘着
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2016/11/22 00:00
決闘祭!   Act 17 準備
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2016/11/21 00:00
決闘祭!   Act 16 鼓動
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2016/11/20 00:00
決闘祭!   Act 15 無限
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2016/11/19 00:00
決闘祭!   Act 14 平等
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2016/11/18 00:00
決闘祭!   Act 13 絶対
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2016/11/17 00:00
決闘祭!   インターバルまたは昼食休憩 (後編)
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2016/11/16 00:10
決闘祭!   インターバルまたは昼食休憩 (中編)
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2016/11/16 00:05
決闘祭!   インターバルまたは昼食休憩 (前編)
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2016/11/16 00:00
決闘祭!   第1章あとがき
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2016/10/29 00:00
決闘祭!   Act 12 正午
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2016/10/28 00:00
決闘祭!   Act 11 神女
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2016/10/27 00:00
決闘祭!   Act 10 冥界
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2016/10/26 00:00
決闘祭!   Act 9 紅炎
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2016/10/25 00:00
決闘祭!   Act 8 太陽
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2016/10/24 00:00
決闘祭!   Act 7 死相
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2016/10/23 00:00
決闘祭!   Act 6 死神
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2016/10/22 00:00
決闘祭!   Act 5 正義
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2016/10/21 00:00
決闘祭!   Act 4 零和
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2016/10/20 00:00
決闘祭!   Act 3 悪魔
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2016/10/19 00:00
決闘祭!   Act 2 波花
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2016/10/18 00:00
決闘祭!   Act 1 開会
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2016/10/17 00:00
決闘祭!   プロローグまたは前夜祭 (後編)
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2016/10/16 00:10
決闘祭!   プロローグまたは前夜祭 (前編)
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2016/10/16 00:05
決闘祭!   目録
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2016/10/16 00:00
「サトリン」第二部まとめ読み
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2016/10/01 01:05
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使
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2016/10/01 01:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架
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2016/10/01 00:58
サトリン」 第十六話 十戦士集結! (W)
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2016/10/01 00:56
サトリン」 第十六話 十戦士集結! (V)
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2016/10/01 00:54
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! (U)
■■■■■ ...続きを見る

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2016/10/01 00:52
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! (T)
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2016/10/01 00:50
シータあるいは入流小松
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2016/10/01 00:48
ユイファあるいは火頭結花
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2016/10/01 00:46
クラメーションあるいは蔵目翔
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2016/10/01 00:44
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (エピローグ)
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2016/10/01 00:42
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (戦闘U)
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2016/10/01 00:40
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (戦闘T)
■■■■■ ...続きを見る

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2016/10/01 00:38
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (夫婦U)
■■■■■ ...続きを見る

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2016/10/01 00:36
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (夫婦T)
■■■■■ ...続きを見る

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2016/10/01 00:34
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (茶倉)
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2016/10/01 00:32
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス (鈍郎)
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2016/10/01 00:30
「サトリン」 番外編 秋の空
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2016/10/01 00:28
「サトリン」 番外編 水火の夏
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2016/10/01 00:26
「サトリン」 第十四話 白羽の矢 (結)
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2016/10/01 00:24
「サトリン」 第十四話 白羽の矢 (転)
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2016/10/01 00:22
「サトリン」 第十四話 白羽の矢 (承)
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2016/10/01 00:20
「サトリン」 第十四話 白羽の矢 (起)
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2016/10/01 00:18
「サトリン」 第十三話 光が繋ぐ道の先 (下)
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2016/10/01 00:16
「サトリン」 第十三話 光が繋ぐ道の先 (上)
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2016/10/01 00:14
「サトリン」 第十二話 狂戦士 (下)
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2016/10/01 00:12
「サトリン」 第十二話 狂戦士 (上)
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2016/10/01 00:10
「サトリン」 第十一話 丸十字の選択
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2016/10/01 00:08
「サトリン」 第十話 縦の破壊 (下)
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2016/10/01 00:06
「サトリン」 第十話 縦の破壊 (上)
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2016/10/01 00:04
「サトリン」 第九話 人の子
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2016/10/01 00:02
「サトリン」 第八話 かしましく、たくましく
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2016/10/01 00:00
傀儡師は夜に眠らない あとがき
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2016/09/30 00:00
傀儡師は夜に眠らない 7
「超能力の中には、それ自体が理そのものであるような能力が存在する。」 3体の人形を宙に浮かべながら、ギルは不気味な笑みを浮かべていました。 「封じることも、惑わすことも、奪うことも出来ない、そんな能力がある。」 「俺の能力が、それだってのか。」 それは、後に“神化系能力”と呼ばれる概念でした。当時のわたくしは、そんな知識はありませんでした。 「認めたね、アナタも超能力者だって。」 「隠していたつもりは無えよ。言わなかっただけでな。」 わたくしの能力は、人に怯えるような類のものではあ... ...続きを見る

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2016/09/29 00:00
傀儡師は夜に眠らない 6
「何故、だって?」 ギルは肩を竦めて笑いました。わたくしに向けられた気さくな笑顔は、まさに友人への情愛以外の何物でもありませんでした。 しかし彼の言葉は、怒りと、憎しみと、殺意に満ち溢れていました。 「大声で、飲んだくれて、女を見下し、弱い男を蔑み、それらを正当化して暴力を振るう・・・そんな、下品で野蛮な連中に、これ以上の“殺される理由”が必要なのかい?」 「ギル・・・。だが、だがな、ギル。」 「待ってよアモン。今はボクが喋ってるんだ。ボクが喋りたいんだ。」 「・・・わかった。」 ... ...続きを見る

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2016/09/28 00:00
傀儡師は夜に眠らない 5
それから1週間ほどは何も起きませんでした。 わたくしは浮かない気分を吹き飛ばそうとするように、酒を飲みました。 「なあアモン、例の事件・・」 「その話はよせ。」 「わ、悪い。」 どこへ行っても、あの事件の話が付いて回っていました。まざまざと見てしまったせいか、事件の話を聞くと、あの凄惨な光景が蘇ってくるのです。 「ギル・・・。いや、まさかな。」 この期に及んでも、わたくしは口では否定していました。何も行動を起こさなかったわたくしは、何も知ることは出来ませんでした。 そのとき既に、... ...続きを見る

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2016/09/27 00:00
傀儡師は夜に眠らない 4
それから3日が過ぎた日の朝、わたくしが仕事場へ向かう途中のことでした。 知り合いの1人が血相を変えて走っているのが視界に入ってきました。 「おい、どうした。」 「おお、アモン。やべえことが起きた。人が死んでる、いや、殺されてるって。」 「なにっ?」 治安の悪いところです。人が死んだり殺されたりするのは珍しくありません。 けれど、重大事であることには変わりありません。それに、どうも単なる殺人とは違うニュアンスを感じました。 ...続きを見る

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2016/09/26 00:00
傀儡師は夜に眠らない 3
「では、遠慮なく。」 彼はグイッとジョッキを傾け、一気に半分ほども飲んでしまいました。その豪快な飲みっぷりに、わたくしはますます彼が気に入りました。 「名前、なんていうんだ?」 「ギル・パイアー。人形師です。」 そう言って彼は、黒い箱を開けました。何の箱だろうと思っていましたが、中に入っていたのは3体の人形でした。 道化師を模したような姿で、服の色はバラバラでした。 赤い人形は目つきが鋭く、歯も尖っています。 青い人形は垂れ目がちで、何だか哀しそう。 黄色の人形は丸々とした目で遠... ...続きを見る

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2016/09/25 00:00
傀儡師は夜に眠らない 2
「おい、立てるか?」 わたくしは彼に手を差し出しましたが、彼は余計なお世話だと言わんばかりに、自分で立ち上がって埃を払いました。 少々ムッとしましたが、それ以上に、興味が湧いてきました。わたくしは彼の横に座って、酒をもう一杯注文しました。 「そんな上等なナリで、こんなとこ来て、今みたいな目に遭うって予想できなかったのか?」 正直に言うと、わたくしも3人の方を応援していました。ここは貧しい労働者が端金で飲む場所であって、彼のような値の張る恰好をした人間が来るべき場所ではないのです。豊かさを... ...続きを見る

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2016/09/24 00:00
傀儡師は夜に眠らない 1
その日、わたくしは酒場で1人の男と出会いました。全くの偶然です。 30代に差し掛かったくらいの痩せ気味の青年で、男としては少し長めの髪と、窪みに黒水晶をはめ込んだような瞳が印象的でした。身なりからして、普通の仕事をしている人ではないな、と思いました。 それというのも、着ている服が場に不釣合いなほど上等なものだったからです。 ...続きを見る

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2016/09/23 00:00
屍の街   あとがき
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2016/09/19 00:05
屍の街 10
突如として竜巻が巻き起こった。 それを皮切りに次々と爆炎が噴き出し、こちらへ向かってくる。 「ぬああああ!?」 八武は驚き、いきり立った逸物を両手で抱えながら走り出した。危険なので真似してはいけない。 「あれは何だ!?」 山田も逃げながら、その中心を見据えようとする。誰かがいるようだが、はっきりとは確認できない。 すると、一緒に逃げている円窓が言った。 「筒子さん、暴走してる・・・!」 「なんだと!?」 「筒子さんを泣かせたら駄目なのよ。」 撃針も走りながら言う。 円窓とも... ...続きを見る

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2016/09/19 00:00
屍の街 9
闇の支配者ミクモウが死んだのは、ある世界軸で1億年も前のことだった。 魂を持たないミクモウの精神は粉々に分かれ、世界すら超えて散っていった。もう元には戻らない。 しかし、精神の大部分は、ひとつの世界に散らばっていた。それらは再び元に戻ろうとした。それが起源。 佐久間という苗字すら無かった頃からの、佐久間一族の悲願。ミクモウの復活。 その為に、ミクモウの精神を宿す者同士は近付き、婚姻を結んだ。親から子へ、精神は受け継がれていった。 ミクモウの精神が色濃くなるほどに、それは加速する。同朋の... ...続きを見る

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2016/09/18 00:00
屍の街 8
「それで、これから私をどうするって?」 あちこち引き裂かれた服に身を包んで、ポニーテールの美女が磔になっていた。 豊かな胸や、くびれた腰、すらりと伸びた脚などが、血に塗れている。 しかし眼光だけは極めて鋭く、目の前の少女―――実際は少女という年齢でもないのだが、優しい顔をした悪魔を捉えて離さなかった。 「ん〜、それは〜、どうしよっかな〜。」 少女は緑色のカーディガンとロングスカートという出で立ちで、唇に手を当てて首をかしげていた。 「とりあえず闇子(やみこ)の名を騙って、山田と八武を... ...続きを見る

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2016/09/17 00:00
屍の街 7
もくもくと燻る煙が、夕暮れの空を舞うカラスへ向かって流れていく。 季節を感じさせない、うっそうとした街。薄暗い街。 公害を撒き散らしそうな雰囲気の工場に、ネオンサインのけばけばしい歓楽施設。 のどかな田畑に、倒れそうな案山子、藁づくりの屋根、木造家屋。 都会と田舎がごった返したような、鵺のような一帯。 そこへ現れたのは、屈強な体格の男。簡素なシャツと、ズボン。 「佐久間め、何でこんな場所に来いとか・・・。」 山田太郎(やまだ・たろう)という、八武とは逆の意味で冗談みたいな名前の彼は... ...続きを見る

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2016/09/16 00:00
屍の街 6
その瞬間だった。 少女の全身から無数のトゲが乱射され、八武に降り注いだ。 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!??」 天高く聳えるバベルの塔に、稲妻が降り注いだ。 バベルの塔からは人々が飛び散り、泣き叫んだ。 「美しいわ。」 壊れたテープレコーダーのように、佐久間は同じ言葉を繰り返した。 「ぬおおおおおお!!」 八武は気合一発、全身に深々と刺さったトゲは、ぴゅぴゅっと音を立てて抜け落ち、からんころんと床に転がった。 全身... ...続きを見る

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2016/09/15 00:00
屍の街 5
少女は八武の膝に抱かれながら、泣き叫んでいた。 人生で初めて味わう快楽に、頭がついていかない。 「おや、触診でこれだけ痛みを感じているとは、やはり良からぬ事態が起こっているようだ。」 痛みではなく快楽。医者という立場を利用して良からぬことに興じる八武は、触診に剄を使っていた。 人間の体に流れる生命エネルギーを操り、苦痛も快楽も思いのまま。それが彼の身につけた超常技術の1つだ。 「ひぎいいい! やめてええ!」 「おや、ここからこんなに大量の汗が・・・。ふうむ、やはり病巣は、この中にあり... ...続きを見る

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2016/09/14 00:00
屍の街 4
「綺麗な体をしているね。」 少女は下着を身につけていなかった。こんな街だから当たり前なのだが、服を脱いだらスッポンポンである。 これまで体を拭くのは佐久間が担当していたので、男性に体を晒すのは初めてだ。 「え、あ・・」 「さあ、四つんばいになって。」 戸惑う少女に、八武は追い討ちをかける。 どうして四つんばいにならないといけないのか、疑問だったが訊けなかった。 「わ、わかりました・・・。」 ぷるぷると震えながら、少女は四つんばいになった。 「それでは治療を開始する。」 八武は... ...続きを見る

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2016/09/13 00:00
屍の街 3
それから数日、少女L・Bは、だいぶ血色が良くなっていた。 つやつやした肌は、その年齢の少女そのものである瑞々しさを放っており、表情にも生気が戻っていた。 「あなたの開発した栄養剤は、大したものですね。」 「無認可だけどねぃ。」 成分を明かせば、百年後にも認可されることはないだろう。 かつて異世界で暮らしていた八武は、そこで地球には存在しないものを採集していた。 そのことを佐久間は知ってるはずだが、まるで知らないような口ぶりだった。 訝しくは思ったが、それよりも八武は目の前の少女に関... ...続きを見る

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2016/09/12 00:00
屍の街 2
少女の名は―――プライバシーの観点から本名は明かせないが、イニシャルをL・Bといった。 「ふむ、まずは何を置いても栄養だ。」 医療の基本は、病気を治すことではなく、健康な肉体を維持することだ。 怪我や病気の治療というのは、その延長線上にあるものであり、本質はQOL・・・クオリティ・オブ・ライフである。 すなわち、生活の質。“体が資本”という古めかしい表現を、現代風に言い直したようなものだろう。 「病気は後回しですか?」 「君らしくもない質問だね、佐久間。ふむ、それとも、そういうキャラ... ...続きを見る

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2016/09/11 00:00
屍の街 1
もくもくと燻る煙が、夕暮れの空を舞うカラスへ向かって流れていく。 季節を感じさせない、うっそうとした街。薄暗い街。 公害を撒き散らしそうな雰囲気の工場に、ネオンサインのけばけばしい歓楽施設。 のどかな田畑に、倒れそうな案山子、藁づくりの屋根、木造家屋。 都会と田舎がごった返したような、鵺のような一帯。 そこへ鞄ひとつ、細身の男が現れた。 ...続きを見る

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2016/09/10 00:00
「サトリン」第一部まとめ読み
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2016/09/09 01:00
「サトリン」 番外編 不思議のメール
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2016/09/09 00:55
「サトリン」 番外編 豹の駆ける庭
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2016/09/09 00:50
「サトリン」 番外編 トランジスター
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2016/09/09 00:45
「サトリン」 第七話 ダッシュ
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2016/09/09 00:40
「サトリン」 第六話 七美の神
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2016/09/09 00:35
「サトリン」 第五話 虎の最後 (下)
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2016/09/09 00:30
「サトリン」 第五話 虎の最後 (中)
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2016/09/09 00:25
「サトリン」 第五話 虎の最後 (上)
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2016/09/09 00:20
サトリン」 第四話 サ・ト・リ・ン?
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2016/09/09 00:15
「サトリン」 第三話 エイミー
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2016/09/09 00:10
「サトリン」 第二話 少女と丸十字
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2016/09/09 00:05
「サトリン」 第一話 サトリン〜都市伝説〜
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2016/09/09 00:00
第一位・御坂美琴 〜大覇星祭編〜 あとがき
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2016/09/02 00:10
【とある】 第一位・御坂美琴 (27) 【パラレル】
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2016/09/02 00:05
【とある】 第一位・御坂美琴 (26) 【パラレル】
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2016/09/02 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (25) 【パラレル】
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2016/09/01 00:10
【とある】 第一位・御坂美琴 (24) 【パラレル】
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2016/09/01 00:05
【とある】 第一位・御坂美琴 (23) 【パラレル】
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2016/09/01 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (22) 【パラレル】
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2016/08/31 00:10
【とある】 第一位・御坂美琴 (21) 【パラレル】
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2016/08/31 00:05
【とある】 第一位・御坂美琴 (20) 【パラレル】
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2016/08/31 00:00
【とある】 第一位・御坂美琴 (19) 【パラレル】
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2016/08/30 00:10
【とある】 第一位・御坂美琴 (18) 【パラレル】
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2016/08/30 00:05
【とある】 第一位・御坂美琴 (17) 【パラレル】
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2016/08/30 00:00
クロス・アバター   あとがき
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2016/08/28 00:05
クロス・アバター   第五話・後編
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2016/08/28 00:00
クロス・アバター   第五話・中編
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2016/08/27 00:00
クロス・アバター   第五話・前編
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2016/08/26 00:00
クロス・アバター   第四話・後編
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2016/08/25 00:00
クロス・アバター   第四話・前編
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2016/08/24 00:00
クロス・アバター   幕間
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2016/08/23 00:00
クロス・アバター   第三話
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2016/08/21 00:00
クロス・アバター   第二話・後編
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2016/08/20 00:00
クロス・アバター   第二話・前編
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2016/08/19 00:00
クロス・アバター   第一話
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2016/08/18 00:00
呪われた森   あとがき
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2016/08/15 00:00
呪われた森 10
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2016/08/14 00:00
呪われた森 9
1ヶ月が過ぎた。 ...続きを見る

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2016/08/13 00:00
呪われた森 8
「やめて・・・あの子の前で・・・」 「ほほう?」 八武は乳房から口を離して、濁った目を酋長に向けた。 「娘さんは、ぐっすり寝ていますよ。ほら、こんなに近付いても起きない。」 「ああっ!」 どろどろと渦巻く瞳で、八武は酋長を娘の側へ横たえる。 「娘の見ている前で、女になりなさい。」 「い、いやっ・・・!」 「いいねぇ、その抵抗。薬が効いているのに、んん〜♪ 抗えないとわかっていても嫌がる。イイ・・・!」 白衣を脱ぎ捨て、逞しい裸身を外気に晒す。 割れた腹筋の下には、屹立した逸物... ...続きを見る

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2016/08/12 00:00
呪われた森 7
「とりあえずは小康を保っているようだねぃ。」 「ですが先生、これってやっぱり・・・呪い、なんですか?」 「遺伝病の可能性が最も高いが、その可能性も無視できないねぃ。」 「・・・・・・。」 竜太郎は不安でたまらなかった。 どっしりと構えている八武の存在が救いだった。 「あの凛々しい彼女を連れて試してみたけれど、しばらく歩くと元の場所に戻ってきてしまう。磁場の乱れか何かで方向感覚を狂わされてるのでなければ、この森そのものが巨大なトーラスかもしれないね。」 「閉鎖空間ってことですか。」 ... ...続きを見る

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2016/08/11 00:00
呪われた森 6
「先生、大変です!」 「どうした。」 青い顔で駆けてきた弟子を見て、八武の顔は真顔に戻った。 「酋長の娘が、急変・・」 「すぐ行こう。」 意識朦朧とした彼女を置いて、八武は翻して集落へ戻った。 ...続きを見る

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2016/08/10 00:00
呪われた森 5
コトン、と器が床に転がった。 凛々しい女は、褐色の肉体を横たえて、寝息を立て始めた。 「・・・。」 八武は妖しい目で笑うと、彼女を抱きかかえて歩き出した。 ...続きを見る

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2016/08/09 00:00
呪われた森 4
酋長の娘は、やはり注射は初めてなのだろう。 ほぼ痛みのない針を使っているが、チクッとした感触に、少女は目を瞑る。 (その表情いただきました!) 真顔ではあるが、八武の心は楽園だった。 いや、この集落が彼の楽園に違いない。 ほぼ全員が並み以上の容姿とスタイルを備えており、中でも酋長は、とびっきりの美人だ。 (だが、私に気配を気付かせないとは、只者ではない。是非とも犯したい。) 強い美女を見ると犯したくなるのは、八武の性癖だった。 自分より弱い者と戦っても、どこか心が冷えている。どう... ...続きを見る

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2016/08/08 00:00
呪われた森 3
「呪い、ねぇ・・・。」 八武は首をかしげた。 自然に近い文明では、しばしば医者は呪術師と同一である。医者に解呪を求めるのは不自然ではない。 しかし問題は、これが本当に“呪い”の類だとしたら、八武には歯が立たないということだ。 「まあ、とにかく診せてもらいましょう。」 呪いとされている現象の大部分は、未知の病気である。 この集落においては“呪い”でも、医学の力で治療できる可能性はある。 「竜太郎くん、助手を頼むよ。」 「はい先生!」 ...続きを見る

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2016/08/07 00:00
呪われた森 2
さかのぼること数日前、八武は製薬会社の社長と会っていた。 「率直に申しますが、この森から薬の材料を採集してほしいのです。」 野座間茅菜(のざま・ちな)は、健康的な雰囲気の、明るい笑顔が特徴的な女で、30代の若さにして会社を中堅どころまで成長させている。いわゆるヤングエグゼクティブだ。 学生時代はアーチェリーをやっていたという彼女は、引き締まった肉体をしており、八武は劣情を催した。 「引き受けましょう。」 八武は躊躇いもせずに、二つ返事で承諾した。 「しかし何故、私に依頼を?」 「“... ...続きを見る

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2016/08/06 00:00
呪われた森 1
うっそうと茂る原生林は、風や虫たちの奏でる自然音で満ちている。 都会では無神論者の人も、雄大な自然の中には精霊を見る。 蒸し暑い空の下で、ひとりの若い男が両手を後ろで縛られていた。 ナイロンのロープや手錠などの、現代文明が漂う道具ではなく、草の蔓を編んだ古代文明の技巧。 「放してください!」 「そういうわけにはいかない。」 褐色の、凛々しい顔立ちの女が言った。 優秀な翻訳機は、言語の橋渡しをするには十分だったが、意思を通せる機能は無い。 周囲を取り囲む女たちは、言葉が通じることに... ...続きを見る

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2016/08/05 00:00
ネガティブ・デュエル!   あとがき
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2016/07/24 00:05
ネガティブ・デュエル! (後編)
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2016/07/24 00:00
ネガティブ・デュエル! (中編)
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/07/23 00:00
ネガティブ・デュエル! (前編)
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/07/22 00:05
ドクター八武のやらしいデュエル 〜笑顔編〜
※いろんな意味で閲覧注意 ...続きを見る

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2016/07/20 00:00
「NEKTAR」 あとがき
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/07/09 00:10
「NEKTAR」 フィナーレ
ダンツォルティ・アビリュステロスは、いかなる人物だったか? ...続きを見る

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2016/07/09 00:05
「NEKTAR」 エピローグ]U
?????????? ...続きを見る

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2016/07/09 00:00
「NEKTAR」 三十、悪魔
真夜中の空。 ...続きを見る

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2016/07/08 00:00
「NEKTAR」 二十九、重奏
太陽の輝きが赤みを増していく。 ...続きを見る

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2016/07/07 00:00
「NEKTAR」 二十八、幸福
5番目の神化系能力者ダンツォルティ・アビリュステロスは、“神酒”を搾り取られるだけの家畜として生涯を終えた。 彼が搾り取られたのは、血や肉片だけではない。良い家畜は増やしてこそだという、飼い主の言葉によって、彼は数え切れないほどの女と交わらされた。その多くが奴隷か、そうでなくとも身分の低い女だった。 ダンツォルティの子孫は多く生まれたが、誰も彼の能力を受け継がなかった。それどころか、超能力が目覚める者さえ少数だった。神化系能力が遺伝しないということは、当時の知識には存在していなかった。 ... ...続きを見る

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2016/07/06 00:00
「NEKTAR」 エピローグ]T
アンティローグ神殿は大騒ぎになっていた。 ...続きを見る

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2016/07/05 00:00
「NEKTAR」 エピローグ]
フィー、幸せか? お前は今・・・幸せか? 元気か? 痛いところは無いか? ...続きを見る

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2016/07/03 00:00
「NEKTAR」 エピローグ\
神様、わたしは罪深い女です。 ...続きを見る

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2016/07/02 00:00
「NEKTAR」 エピローグ[
オレとデュース兄は、いつも仲良し。 ...続きを見る

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2016/07/01 00:00
「NEKTAR」 エピローグZ
何も好き好んで、こんな人生を送ってやしない。 ...続きを見る

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2016/06/30 00:00
「NEKTAR」 エピローグY
はいはいは〜、オスカー・ダブリンと申します〜。 僕ほど親孝行な人間はいませんよ。 ...続きを見る

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2016/06/29 00:00
「NEKTAR」 エピローグX
オレの残虐な性質ってのは、生まれつきのもんだったのかね。 ...続きを見る

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2016/06/28 00:00
「NEKTAR」 エピローグW
何でこんなに自分は性欲が強いのかって悩んだことはありますか。 ...続きを見る

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2016/06/27 00:00
「NEKTAR」 エピローグV
力ずくで奪うってことは、しちゃいけないことなんだよね。 ...続きを見る

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2016/06/26 00:00
「NEKTAR」 エピローグU
嘘は、いけないことだ。 ...続きを見る

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2016/06/25 00:00
「NEKTAR」 エピローグT
いつだって、欲しいものは手に入らない。 ...続きを見る

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2016/06/24 00:00
「NEKTAR」 二十七、アンティローグ
アルカディア本部。 ...続きを見る

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2016/06/22 00:00
「NEKTAR」 二十六、唯一神
今やすっかりアンティローグの本拠地と化している、ニューヨーク・シティ。 神殿では十戒上位陣の敗死で、さぞかし動揺していると思いきや、クリエ・ソゥルの存在がそれを抑えていた。 「皆の者、恐れるな。私がいる。」 クリエは白い法衣をはためかせて、人々の前に姿を現した。 テレパシーと二重になっている声なので、大きくなくてもよく通る。 「十戒も私以外は全て敗れた。しかしそれが何だというのか。彼らは私や君たちの心の中に生き続けている。後は私に任せたまえ。私が1人で10人分戦ってくる。まずは、1人で... ...続きを見る

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2016/06/21 00:00
「NEKTAR」 インターローグ]V
暗い暗い地の底にいる。 俺の心は、いつでも暗い。 雨の日も、晴れの日も、昼でも夜でも、冷たい水滴の下垂る洞窟の中は、冷たい闇が支配している。 ...続きを見る

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2016/06/20 00:00
「NEKTAR」 インターローグ]U
ああ〜、なんだかな。 終わりが近付くと物悲しくなってしまうのは、僕だって普通の人間と変わらないんだよ。 ...続きを見る

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2016/06/19 00:00
「NEKTAR」 二十五、E級
コムザインがアイドを撃破した頃、アルカディア本部では夜明けが来ていた。 光が差し込むと同時にクレアの目がカッと開き、朝日を反射した。 「クレア!」 「レックス・・・。」 クレアは顔を強張らせたまま、歯を軋りつつ起き上がった。 「・・・・・・。」 己の不甲斐なさに腹が立って仕方ない。 20時間以上のノンレム睡眠で体調の方は万全に戻ったが、精神内部では死にたいほどの怒りが渦巻いていた。 「クレア! 誰だ! 誰がお前をあんな目に」 「うるせえっ!!」 クレアの怒りはレックスよりも遥... ...続きを見る

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2016/06/18 00:00
「NEKTAR」 二十四、壊帝
コムザインとカタストロが集合地点に到着したときには、既に日が暮れかかっていた。 東に向かって数千キロ、更に時差も含めて半日の行程。 「このあたりのはずだが・・・。」 コムザインは首をかしげた。 「・・・・・・。」 「フィー姉?」 「最悪の事態を覚悟せねばならないな。」 険しい顔のカタストロ。 「まさか・・・。“神酒”でパワーアップしたヴェネシンを含めた、砕組の精鋭だぞ。」 「移動したんだろう。」 「あん?」 「私が敵の立場なら、ギガマイル・クレッセントが欠けた機会を逃さない... ...続きを見る

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2016/06/17 00:00
「NEKTAR」 インターローグ]T
ただいま、みんな。元気してた? “リバース”(7)のティム・タロニスだよ。 ハハハ、それにしてもギガマイル・クレッセント1人を欠くだけで、ここまで脆くなるものなのかねー? ...続きを見る

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2016/06/16 00:02
「NEKTAR」 二十三、魅了
ヴェネシンたちはカームと合流していた。 “大雀蜂”ヴェネシン・ホーネット。 “スピリタス”カーム・シュミット。 “柔泡花”ハービス・カチュラム。 “サイド・ワインダー”ラドル・スネイク。 “大鋏”リック・ビッグマン。 “剛腕”ゼルーク・ミーティア。 その他、50名。 本部待機のメンバーを合わせても、いよいよ砕組も少なくなってきた。 ウロイ・ディムニスは夜しか活動できないので、別行動。心もとない気分だ。 「・・この56人で、どこまで戦えますかね。」 ようやく内蔵の修復が終わっ... ...続きを見る

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2016/06/15 00:00
「NEKTAR」 二十二、偶像
デュースがベインと戦っていた頃。カンザス州において“嫉妬”のジェラシィを撃破した風組の5人は、アンティローグ第五位“双尊”のペック・ペアと対峙していた。 「さあ、さあ、さあさあさあさあ、は〜ん!」 ペックは掛け声一発、サイコキネシスで軽く5人を吹き飛ばした。 B1級のカルゼッタは何とか防御と受身を取ったが、残りの4人は一撃で気を失った。 「・・・っ!」 「ふむ。やはりこんなものでしょうね。」 ペックは余裕だが、油断していない。付け入る隙が無い。 カルゼッタは真正面に構えたが、真横か... ...続きを見る

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2016/06/14 00:00
「NEKTAR」 二十一、虚栄
「ウオオオオォオオォオオオオオオ・・・!」 ベインは念力を全開にした。 周囲の全てが吹き飛んでいく中、デュースは炎で結界を張って防いでいた。 「かあああ・・・。どうしたクソ兄、防ぐだけで精一杯か。まあ仕方ない。オレは全てにおいて上回っていた。30年経とうが、その優劣は変わらない。環境がお前を選ぼうが、1対1になったときは個の力の戦いだ。オレが負けるはずもない。」 そしてベインは大きく息を吸い込んで、掌から火炎弾を放った。 「はあっ!」 「くっ・・・」 デュースは防ぎきれないと判断し... ...続きを見る

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2016/06/13 00:00
「NEKTAR」 インターローグ]
ベイン、お前いつからそんなだったかな。 ...続きを見る

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2016/06/12 00:00
「NEKTAR」 二十、仮面
時間を巻き戻してオハイオ州。 火組の3人・・・ソドム、ジェスレイ、サカルは、アンティローグ第三位“虚栄”のベインと対峙していた。 「ベイン・ディーバー・・・?」 「デュース副隊長ノ弟・・・?」 「・・・マジ?」 “炎帝”デュースと同じ顔で、ベインは憎悪を3人に向けていた。 「お前らさあ、こう思ったことはないか? 手に入らないものは壊れてしまえって・・・。」 「?」 「・・・?」 「へ?」 「クヒッ、わからねえよな。」 ベインは仮面を被り直した。 赤い三角形のマーク、火を示... ...続きを見る

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2016/06/11 00:00
「NEKTAR」 十九、神酒
ニューヨークのアンティローグ本神殿には、七罪巫女が4人と“再生”のパラメッタ、それと下位巫女15人。 この20名が、現在生き残っている巫女の総員であり、今までに16人が死んでいる計算になる。 そこへしばらくぶりにクリエ・ソゥルが現れた。若々しく逞しい体に、白く輝く法衣。堂々の帰還である。 「「クリエ様!」」 「「クリエ様ぁ!」」 「ただいま、諸君。」 クリエは巫女たちを引き連れて、神殿の奥へ向かった。 そこで彼は一糸纏わぬ姿になり、堂々と直立の姿勢を取った。 サイコキネシスによる... ...続きを見る

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2016/06/10 00:00
「NEKTAR」 インターローグ\
あーもう、またいいとこで切れてらあ。 風組の前に現れたペックとか、土組の前に現れたレストとか、火組の前に現れたベインとか、そっちの方もまだどうなるか教えてくれないくせに、今度はアイド・カルトーまで出てきて〜。僕もう怒っちゃうぞ。 ...続きを見る

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2016/06/08 00:00
「NEKTAR」 十八、白光
アンティローグ第六位、“殺戮”のマーダ・アタルと戦うは、25名。 アトラト分隊、セト分隊、キム分隊、それに加えて“叩割空”モース・リーガル。 「はっはっは、巫女どもじゃあ駄目か。流石はアルカディアの精鋭部隊。」 マーダは不敵に笑っている。 「言っとくけどな、オレの痛覚増幅能力はMAXで10倍にまで上げられる。ひゃはは、人間ってのは痛みでも死ぬんだぜ?」 モース、アトラト、セトだけは顔色を変えないが、それ以外は青くなった。 「ふん、ふん、ふふん。まずはそこの怯えてるボクちゃんから!」 ... ...続きを見る

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2016/06/07 00:00
「NEKTAR」 インターローグ[
ありがとう、と言わせてもらおうか? いや、少し違うかな。 ハービスめ、余計な真似しやがって。あのまま逝けたら幸せだったのに・・・。 イブもキャンディナも死んでなくて、キャンディナは結婚して子供もいて・・・。 ついでにアトラトも加わって、みんなで誕生祝いか。 なんて理想的な幻じゃないか。 あの光景こそが・・・わたしが求めていたものだった。 20年前に破れ、2年前に砕かれた幸せ。 戻らないさ。戻らない。 ...続きを見る

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2016/06/06 00:00
「NEKTAR」 十七、毒蜂の唄
夜の闇の中に、青白い月の光を浴びて、女が立っていた。 ふわりとした黄色い髪と、折れそうなくらいに細い首。 不気味に輝く瞳は暗い色をしていて、殺気も怒気も感じられない。 ハービス、ウロイ、リック、ゼルークが痛みを堪えて起き上がったとき、そんな光景が見えていた。 ラドルも目を丸くして、彼女の出現に驚いていた。 「・・・間に合ったが・・・全滅には間に合ったが・・・死者が出たか、27人・・・。これ以上ね、死なせてたまるもんですか・・・。」 女の細々とした声に、ルードは恐怖を感じていた。 貫... ...続きを見る

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2016/06/05 00:00
「NEKTAR」 十六、差異
アンティローグ第七位“姦淫”のルード・アタルと戦うは、ラプソディア分隊、ハービス分隊、ラドル分隊、ウロイ分隊の、合計32名。下弦も過ぎて痩せ細る月の、かすかな光だけが降り注ぐ宵闇の中、空気が流れていた。 光を放つ人工物は無残に破壊されており、廃墟で戦いは始まった。 ルードの男の逸物は恐ろしく巨大で、長さ1メートルにも達していた。先からは既に白い液体が出ている。 固有能力というよりは、サイコキネシスによる肉体変形の類だろう。 「ある意味、化物、だな・・・。」 ラドルは恐怖を感じていた。 ... ...続きを見る

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2016/06/04 00:00
「NEKTAR」 インターローグZ
アルカディア側も、なかなかやるもんだね。僕も忘れてたというか、意識してなかったけど、アルカディアの閉空金庫には、まだ“神酒”が5リットル以上は残ってるはずだったんだ。 ククク、僕としたことが思い違いをしてたなあ。ということは、これでシュシュ・オーディナークが出てこなくても、アルカディアの勝利は決まったようなものだね。この調子でどんどんパワーアップさせれば楽勝じゃないか。 ・・・でも、ギガマイル・クレッセントが、これ以上“神酒”を使うのを躊躇ったら、わからないかもな。 それに“神酒”でパワー... ...続きを見る

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2016/06/03 00:00
「NEKTAR」 十五、子供
さて、クレアが産んだ女の子は、どうなっていたか? ...続きを見る

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2016/06/02 00:00
「NEKTAR」 十四、嵐の前
クレア・クレッセントとフィー・カタストロは険しい顔をしていた。 これから行うことは、彼女らにとって気の進まないことだった。 “大雀蜂”の二つ名を持つヴェネシン・ホーネット、そして赤子のときに“神酒”を投与されたカーム・シュミット。 この2人にこれから“神酒”を服用させるのである。 「決心は変わらないか。」 カタストロが沈痛な面持ちで問う。 「だからこそクレッセント最高幹部も、わたしとカームを残したのでしょう・・。」 「そうです。僕の決心も変わりません。僕は自分の力を憎んでいますが、... ...続きを見る

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2016/06/01 00:00
「NEKTAR」 追憶V
ダンツォルティ・アビリュステロス。 我らは、この名を決して忘れることはない。 邪神の名を冠する最悪の裏切り者ノットー・リ・アースの名と共に。 ...続きを見る

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2016/05/31 00:00
「NEKTAR」 インターローグY
やあ、ティム・タロニスだよ。 巫女戦はアルカディア側の全勝。これにはちょっとびっくりだよ。風組や火組はともかく、土組までとはね。 でも、やばいんでないの。ついに上位陣がぞろぞろと出てきたよ。これはギガマイルの誤算かもよ。 妨害念波の影響は、まだまだ全然あるし、アンティローグ側も予知能力者の集団かだらね。 ・・・ギガマイルが彼らを捨て駒にしたって可能性もゼロではないと思うけど。 ...続きを見る

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2016/05/29 00:00
「NEKTAR」 十三、地を這うワーム
ノースカロライナ州は大西洋に面していて、煙草の生産が盛んである。 もうもうと立ち込めるヤニ臭い煙の中で、七罪巫女が1人“傲慢”のホーティネは立っていた。 威風堂々としたポーズで、両耳に2本ずつ、両鼻に3本ずつ、口に10本。合計20本。 両腕を広げ、仁王像のように立ち尽くしながら、ホーティネは20本もの煙草を同時に吸っていた。 この光景に、内村圭地率いる土組の5人は圧倒されていた。呆れつつも圧倒される何かがそこにあった。 「ぶっ!」 ホーティネは口に咥えた10本を地面に吹き散らかした。... ...続きを見る

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2016/05/28 00:00
「NEKTAR」 十二、空からの火
オハイオ州は交通網の発達した地域であり、製造業が盛んである。しかし今はそれも殆どが停止状態にあった。 七罪巫女のうち“強欲”のグリンディーヌは方々から食料や衣服、宝石などを集めて我が物としていた。 「ワッタシは“強欲”のグリンディ〜ヌ!」 既に駆けつけた火組の3人を相手に、グリンディーヌは威勢よく名乗っていた。 「お前らのエネルギーをよこせえ〜!」 何も考えずにフライング・ボディ・アタック。 サカルもソドムもジェスレイも、呆れながらよける。 「ふばっほん!」 グリンディーヌは地面... ...続きを見る

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2016/05/27 00:00
「NEKTAR」 十一、鳥と竜巻
カンザス州は米国中部にあり、小麦やトウモロコシの栽培、肉牛飼育が盛んである。 しかし今はアンティローグが暴れまわっていて、畑も牧場も無残に荒らされていた。 その中に1人、オリエンタルな白い服を着た22歳の女がいた。七罪の巫女の1人、“嫉妬”のジェラシィ。 「あたしィに何か用?」 ジェラシィの前に現れたのは、アルカディア風組のベーンとカルゼッタ。 ベーンは40を過ぎた中年で、カルゼッタは20代の若い男。 男2人が敵意を持って女1人を挟み撃ちの状態。普通ならば乙女のピンチだが、今回は逆だ... ...続きを見る

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2016/05/26 00:00
「NEKTAR」 インターローグX
この戦いもフェイズ2へ進んだね。ノーティにアタル兄弟、巫女連中もぞろぞろと戦場へ出てきたな。 ギガマイル・クレッセントもカードをバンバン出してきた。何か調子付いてきてるし、反撃開始ってか。 ヴェネシン・ホーネットやカーム・シュミットをどう使うかってのも不明だし、白組と黒組をどこへ連れてく気だろう。 ...続きを見る

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2016/05/25 00:00
「NEKTAR」 追憶U
1939年のアルカディア。 “神酒”研究班の直面している課題は、いかにして副作用を抑えるかということであった。 会議室に男の声が響いている。 『・・・多くのエスパーは、肉体や精神の構造が常人と異なっています。生物である以上は自分の力で自分を傷つけないようにする工夫が成されていますが、エスパーも例外ではありません。念力使いやテレポーターなどのPK能力者は、激しい動きや空間移動に耐えられるだけの筋力や内臓の強さを備えていますし、テレパスや透視能力者、予知能力者などのESP系は情報の多さや複雑さ... ...続きを見る

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2016/05/24 00:00
「NEKTAR」 十、ニューカード
クレアの状態は相変わらずである。 胃は食べ物を受け付けない状態になっているので点滴で命を繋ぎ、肌は罅割れて血が滲んでいた。 目には隈が痣のようにかかっていて、鼻は奥まで炎症を起こし、口内炎が10箇所以上もあった。咽も荒れている。 「あ゛あ゛、レ゛ック゛ス゛・・・。」 鼻声になっていたので、スプレーを使ってから続きを話す。 「ちょっと手を出して。」 「ああ。」 レックスが手を差し出すと、クレアの痩せ細った指が掴んだ。 それがとても冷たかったので、レックスはゾッとした。 「ああ・・... ...続きを見る

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2016/05/23 00:00
「NEKTAR」 九、アタル兄弟
暴れているのはノーティだけではない。 大きな被害をもたらしているのは、他にもいる。 “姦淫”のルード・アタル。 “殺戮”のマーダ・アタル。 強姦魔の弟と、殺人鬼の兄。 この2人がそれぞれ同好の士を引き連れて、別々の場所で暴れまわっているのだ。 放ってはおけないが、それでは誰を差し向けるかとなると、皆が沈黙する。 死を覚悟して戦えと言うことは出来ても、死んでこいとは流石にコムザインでも言いづらい。 犯された挙句に殺されるとなると、死の恐怖だけでなく生理的な嫌悪感が凄まじい。 男を... ...続きを見る

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2016/05/22 00:00
「NEKTAR」 八、強奪
アルフレッド第一分隊、ラプソディア第二分隊、アージェ第三分隊、ラドル第六分隊、アトラト第八分隊。 総勢40名は、“強奪”のノーティ・バーグラーと遭遇していた。 「おう、美少年やないか。うらやましい。」 アルフレッドは呑気な感想を述べながらも、素早く隊列を展開させた。50に近いベテランならではの余裕だ。 アージェ隊とアトラト隊は普通に構え、ラプソディアとラドルが攻撃した。 「円歌狂詩曲!」 「スナップ・ショット!」 ノーティはサイコバリアーを張るが、ラドルのすり抜けサイコキネシスは防... ...続きを見る

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2016/05/21 00:00
「NEKTAR」 追憶T
1938年のアルカディア。 ...続きを見る

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2016/05/20 00:00
「NEKTAR」 七、パラメッタ
パラメッタは不幸な少女だった。 ...続きを見る

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2016/05/19 00:00
「NEKTAR」 インターローグW
はいはーい、ティム・タロニスだよ。 ディバウア・ネイバーに続いてパージャ・フォールスも死んじゃったねー。でも2人で随分と引っ掻き回したけど。 ディバウアにやられた24人も、パージャに唆されたって(4)から聞いたよ。パンデミック・ヒュプノシスなんて、面白い能力だね。流言蜚語を振り撒くには、もってこいだ。 ...続きを見る

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2016/05/17 00:00
「NEKTAR」 六、暗鬼
副隊長コムザインの招集により、砕組の正規メンバー173名全てが一箇所に集められた。 1つの分隊に8名、それが25分隊。全滅した二十、二十二、二十四分隊と、3名を失った第四分隊を計算に入れて、200−27で173名。B1〜C1までの念力使いが集まっている。 (こうして集めてみると・・・) 40代前半の若き副隊長コムザインは、表情を暗くしていた。 (・・・こちらの不利がはっきりとわかる。) 4月1日。“アンティローグ”の中枢10人は9人に減っていたが、B級は1000人近くに増えていた。 ... ...続きを見る

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2016/05/16 00:00
「NEKTAR」 五、偽証
「はーい、ジョナル。」 20代前半の若い女性が白組隊長X・Q・ジョナルに話しかけている。 彼女も白組のメンバーであり、ジョナルの良きパートナーだ。 白組副隊長イウィー・ディークィル。ショートカットの銀髪がキラキラ光る。 「や、イウィー。機嫌いいな。」 「ふふーん、聞いたわよ。かっこよかったじゃなーい。」 イウィーはジョナルの背中をバシッと叩いた。 「ごへっ?」 「“準星”になってから2年。随分と風格が出てきたじゃないの。何でも“処刑人”(エクゼキューター)とか呼ばれて、みんなから... ...続きを見る

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2016/05/15 00:00
「NEKTAR」 インターローグV
やっほっほ、やっほっほ。 ティム・タロニスだよーん。 早くも激突が始まってるらしいね。(4)が戦況を事細かに報告してくれるからさ、うずうずしちゃって仕方ないよ。 それと10人のクラスも教えてくれたよ。1人は死んだけどねー。 ...続きを見る

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2016/05/14 00:00
「NEKTAR」 インターローグU
わたしはヴェネシン・ホーネット。 アルカディア準幹部“準星”の1人で、B1級の念力使い。43歳になる。 20年前に妹を失い、2年前に姪を失った。 ...続きを見る

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2016/05/13 00:00
「NEKTAR」 四、攻撃と防御
「ひでえことしやがるねえ。」 京狐夜果里がディバウア・ネイバーのところに現れたのは、それから間もなくしてのことだった。 クレアの指示で動いたが、砕組の3部隊が壊滅するまでには間に合わなかった。 「重幹部クラスのお出ましか。だが、このディバウアには勝てない、ぜ。何しろ大勢からエネルギーをたらふく吸い取ってパワーアップしている。元はA3級だが、今はA2級くらいにはなってる、ぜ。」 「まあ、あたし1人では勝てないだろうね。」 夜果里は全く怯んでいない。手にはスコップが握られている。 「その... ...続きを見る

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2016/05/12 00:00
「NEKTAR」 三、貪婪
アルカディア本部内の病院で、ルナは眠っていた。 「んん・・・ん。」 「ルナ?」 「ふぁ〜あ、リュウ、おはよ。」 「食べたいものはあるか?」 「みかんが欲しいな。」 「持ってくる。」 リュウが部屋を出て行くと、入れ違いにレックスが見舞いに来た。 「よう、ルナ。」 「あ、レックス。」 ルナの表情が和らぐ。 「調子はどうだ。」 「もちろん元気よ。」 そう言いながら、いつもほどの元気さは無い。顔色もあまり良くない。 「ま、思ってたよりは元気そうだ。」 「レックスは、その・・... ...続きを見る

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2016/05/11 00:00
「NEKTAR」 インターローグT
はい注目、ちゅーもく。 また新しい情報が入ったよ。 しかし誰に向かって言ってるんだ僕は? まあいいや。誰が聞いていてもいなくても、話していいことは話したいものさ。そうだろう? いくら僕の口がダイヤモンドよりも堅いとはいっても、喋っていいことは喋っちゃうさ。 僕の名はティム・タロニス。“リバース”の(7)だ。 ...続きを見る

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2016/05/10 00:00
「NEKTAR」 二、神殿
「何て奴らだ!」 レックスは震えながらテレビを叩いた。 サムも歯を強く噛んで黙っている。 先程の殺人劇は、まやかしなどではなく、あの10人のエスパー・・・“アンティローグ”という連中の仕業。 クレアに呼び出されたのでなければ、スプラッター映画か何かと思ったかもしれない。 当然の如く、超能力の存在を知らない人々は冗談だと思っていた。 日頃からエスパーの存在を主張している連中ですら「あれは偽者」「トリックですよ」と言う始末。 しかしそれは、混乱を防ぐ意味では良かった。アルカディアのメン... ...続きを見る

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2016/05/09 00:00
「NEKTAR」 一、宣告
1972年3月14日。 月組隊長クレア・クレッセントは自室に部下4名を呼び集めた。 「レックス、サム、ルナ、リュウ。よく来てくれた。」 白い指で腹を撫でさすりながら、クレアは安楽椅子に座っていた。 妊娠のせいで、長い黒髪も艶が落ちているが、その代わりに、ただでさえ大きな胸は更に膨らみを増している。 「さてと、奴らが電波ジャックを行うまでには時間がある。単刀直入に話そうか。」 「電波ジャックだあ?」 レックスが、ただでさえ鋭い目を、いっそう鋭くした。 「奴らの名は“アンティローグ”... ...続きを見る

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2016/05/08 00:00
「NEKTAR」 プロローグW
僕の名はティム・タロニス。世界で11番目の神化系能力者さ。 相方のティアは今はタロンという組織に所属しているので、今回は僕の出番というわけだ。 僕の父親はマルチプル・タロニス。その父親、つまり僕の祖父は“デビルズ”と呼ばれた神化系能力者。 かつてはアルカディアの最高幹部を務めていたんだけど、すぱっとしゃきっと裏切ったんだ。見たかったなー。 そのときの成果のひとつが、服用すれば常人でもエスパーになれる不思議な液体。その名も“神酒”(ソーマ)。 僕がグランパ・ノットーから受け継いだ遺産って... ...続きを見る

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2016/05/07 00:00
「NEKTAR」 プロローグV
俺がフィー・カタストロと出会ったのは、1938年。互いに16歳の春だった。 こんな綺麗な人間がいるものかと思ったものだ。野に咲く花とか可愛らしい形容は似合わない。 どちらかといえば、荒野や砂漠を吹き抜ける一陣の風。 彼方まで見通すような涼しい目つき、華奢な体つきにもかかわらず、凛として揺れずに佇んでいた。 ハルマッタンが一夜にして砂漠の地形を変えてしまうように、俺の心が揺り動かされるのも一瞬だった。 ...続きを見る

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2016/05/06 00:00
「NEKTAR」 プロローグU
1972年といったら、いろんな意味で忘れられない年だったさ。 21歳のオレは、相変わらずクレアの事務所で働いているわけだが、当の所長が何と腹を膨らしている。 まったく驚いたぜ。1つ前の年にヤミサコ・トーカンという人喰いエスパーと戦ったんだがな、クレアは足止めする為に、そいつとセックスしてたわけよ。そしたら大当たりだ。避妊くらいきっちりしろってんだ。まあそれが出来ない理由はあったがな・・・。トーカンの精を搾り取る為には、ナマの感触を・・・あー、話しててムカついてきた。 最近なーんか調子がおか... ...続きを見る

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2016/05/05 00:00
「NEKTAR」 プロローグT
暗がりの中、少年が体を押さえつけられて、奇怪な液体を飲まされている。 『やだよ・・うぐっ・・・』 暴れたところで子供の力ではどうにもならない。まして赤子の私では見ているだけが精一杯。 『ううああ・・・』 少年は私の兄だ。 彼を押さえつけているのは私の父。 液体を口に流し込んでいるのは、私の祖母だ。 (やめて!) (やめて!) (お兄様に何を飲ませているの!?) ...続きを見る

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2016/05/04 00:05
エスパー奇譚』長編小説 「千里」 NEKTAR 目録
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2016/05/04 00:00
『エスパー奇譚』長編小説 「千里」 第二部まとめ読み
□□□□□□□□□□ ...続きを見る

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2016/05/02 01:50
「千里」 第二十話 しょくじんか
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2016/05/02 01:45
「千里」 第十九話 龍閃村事件 (下)
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2016/05/02 01:40
「千里」 第十九話 龍閃村事件 (中)
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2016/05/02 01:35
「千里」 第十九話 龍閃村事件 (上)
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2016/05/02 01:30
「千里」 第十八話 クレアのいない日々
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2016/05/02 01:25
「千里」 番外編 エイプリル・クール
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2016/05/02 01:20
「千里」 第十七話 魔犬再来 (X)
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2016/05/02 01:15
「千里」 第十七話 魔犬再来 (W)
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2016/05/02 01:10
「千里」 第十七話 魔犬再来 (V)
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2016/05/02 01:05
「千里」 第十七話 魔犬再来 (U)
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2016/05/02 01:00
「千里」 第十七話 魔犬再来 (T)
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2016/05/02 00:55
「千里」 第十六話 アルカディア幹部会 (下)
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2016/05/02 00:50
「千里」 第十六話 アルカディア幹部会 (上)
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2016/05/02 00:45
「千里」 第十五話 真夜中の支配者
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2016/05/02 00:40
「千里」 番外編 燃え盛る炎
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2016/05/02 00:35
「千里」 番外編 四十年後へ贈る言葉
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2016/05/02 00:30
「千里」 第十四話 結束のサイコイレイズ
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2016/05/02 00:25
「千里」 第十三話 吸血鬼の舞う夜
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2016/05/02 00:20
「千里」 第十二話 トーラとタウラ
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2016/05/02 00:15
「千里」 第十一話 レックス・ブースター (下)
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2016/05/02 00:10
「千里」 第十一話 レックス・ブースター (中)
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2016/05/02 00:05
「千里」 第十一話 レックス・ブースター (上)
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2016/05/02 00:00
禁書SS 目録
自作まとめ ...続きを見る

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2016/05/01 00:15
第一位・御坂美琴 〜レムナント編〜 あとがき
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2016/05/01 00:12
【とある】 第一位・御坂美琴 (十六) 【パラレル】
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2016/05/01 00:09
【とある】 第一位・御坂美琴 (十五) 【パラレル】
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2016/05/01 00:06
【とある】 第一位・御坂美琴 (十四) 【パラレル】
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2016/05/01 00:03
【とある】 第一位・御坂美琴 (十三) 【パラレル】
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2016/05/01 00:00
第一位・御坂美琴 あとがき
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2016/04/30 00:40
【とある】 第一位・御坂美琴 (MNW) 【パラレル】
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2016/04/30 00:36
【とある】 第一位・御坂美琴 (]U) 【パラレル】
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2016/04/30 00:33
【とある】 第一位・御坂美琴 (]T) 【パラレル】
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2016/04/30 00:30
【とある】 第一位・御坂美琴 (]) 【パラレル】
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2016/04/30 00:27
【とある】 第一位・御坂美琴 (\) 【パラレル】
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2016/04/30 00:24
【とある】 第一位・御坂美琴 ([) 【パラレル】
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2016/04/30 00:21
【とある】 第一位・御坂美琴 (Z) 【パラレル】
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2016/04/30 00:18
【とある】 第一位・御坂美琴 (Y) 【パラレル】
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2016/04/30 00:15
【とある】 第一位・御坂美琴 (X) 【パラレル】
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2016/04/30 00:12
【とある】 第一位・御坂美琴 (W) 【パラレル】
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2016/04/30 00:09
【とある】 第一位・御坂美琴 (V) 【パラレル】
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2016/04/30 00:06
【とある】 第一位・御坂美琴 (U) 【パラレル】
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面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

2016/04/30 00:03
【とある】 第一位・御坂美琴 (T) 【パラレル】
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2016/04/30 00:00
狂気の終焉 〜mad end〜 あとがき
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2016/04/29 00:10
狂気の終焉 〜mad end〜
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2016/04/29 00:00
「サトリン」 第二部あとがき
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2016/04/28 00:05
「サトリン」 第二部エピローグ
人を助けたい。 ...続きを見る

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2016/04/28 00:00
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 あとがき
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2016/04/27 00:00
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 5
「“電脳計画”とは、人為的にエスパーを作り出す計画だと思ってもらえればいい。」 三日月海月の姉だという三日月千里は、そう言っていました。それは随分と大雑把な説明だったのですが、いきなり詳しい説明をされても理解できなかったでしょう。何しろエスパーに関してさえ、殆ど無知だったのですから。 しかし僕にとって、計画の概要を理解することは二の次でした。今は眠りについている少女が、僕に助けを求めていた事実が重要で、戦う理由はそれだけで十分でした。 死んだ聖美が、自分の代わりに聡子を守ってあげてと頼んで... ...続きを見る

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2016/04/26 00:00
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 4
7年間を無為に過ごしました。 ...続きを見る

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2016/04/25 00:00
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 3
どういう運命の巡り合わせなのだろうと思います。 もしも神様なんてものがいるとしたら、それは僕のことが嫌いか、無関心なのだろうと、ひどく感じました。 人間が孤独になるときは、突如として訪れるのです。先生が亡くなったと聞いてから、数日も経たない頃でした。 ...続きを見る

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2016/04/24 00:00
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 2
古臭い価値観―――21世紀になった今では猶更―――かもしれませんが、僕は、男性は女性を守るべきだと考えています。四角四面なものではなく、現代に合わせてフレキシブルに変形させるべきものだとは思いますが、基本的な部分では、「男は女を守るもの」という思想を持っています。 自分の筋を通す、父親の生き方は、ひとりの人間としては尊敬に値するものでした。しかし母親の苦労と早すぎた死を思うと、どうしても手放しで父親を称えられません。憎悪さえ籠もった感情で、父親は妻を守れなかった、女性を守らなかった男性なのだと... ...続きを見る

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2016/04/23 00:00
「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 1
義妹と出会ったのは、小学生のときでした。 ...続きを見る

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2016/04/22 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 あとがき
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2016/04/18 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 エピローグ
<さとりんチャット> ...続きを見る

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2016/04/17 00:05
「サトリン」 番外編 折れた十字架 11
「もしも、私たちを侮辱するような罪であったなら、許していたかどうかわかりません。」 九古さんは、静かに語り出した。 「ですが、千里さんの言う通り、これは社会全体が背負うべき罪です。永須さんが慎ましい人生を送ってきたことは想像できますし、それ以前は貧しい生活を送っていたことも察しがつきます。」 「だけど、それで・・・そんなものは・・」 「ええ、理屈ですよ。被害者の感情は、それでは納得しない。しかし逆に言えば、被害者が納得すれば通る理屈でもある。・・・正直、今更なんですよ。舜平のことだって、... ...続きを見る

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2016/04/17 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 10
いつか、こんな日が来ると覚悟していた。 あるいは待ち望んでいたのかもしれない。 所詮オレは、楽になりたいとしか思っていなかったのか。 ...続きを見る

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2016/04/16 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 9
第六の戦士“ジャスミン”。 第七の戦士“インビンス”。 それが新たに紹介されたメンバーだった。 “インビンス”九古鈍郎には感謝しているが、同時に得体の知れない恐怖もある。 助けられていながら恩知らずだとは思うが、あの躊躇の無さは常軌を逸していた。 オレを助ける為に、ならず者たちを殺すことを厭わず、自分の命さえも天秤に乗せていた。 ならず者たちは重傷だが死者は無く、九古さんはオレが能力で傷を引き受けたが、それは結果でしかない。 九古さんの、迷いの無さが恐い。彼には恐怖というものが無い... ...続きを見る

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2016/04/15 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 8
「助けに来たぞ! 永須!」 ...続きを見る

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2016/04/14 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 7
気が付けばオレは、十字架に括られて身動き出来なくなっていた。 何が起こったのか覚えていないが、思い出そうとすると嫌な気分になる。 何か不気味が声が聞こえてきたんだ。それから・・・。それから? “ガーディアン”のプロテクトのおかげで痛みは無いが、この状況はマズい。 あと2,3時間もすればプロテクトが解けてしまい、オレは殺されるだろう。 命を捨てるのでもなく、命を使うのでもなく、命を奪われるのか。ここで死ぬのか。 ...続きを見る

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2016/04/13 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 6
「ううっ・・・くっ・・・はあっ・・!」 ...続きを見る

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2016/04/12 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 5
自分の役割を理解していても、羨ましいと思う気持ちは消せないものなのだろうか。 ...続きを見る

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2016/04/11 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 4
劣等感というものがあるのなら、それを心底から味わったのは、20歳の夏だった。 ...続きを見る

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2016/04/10 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 3
「え、死ねば?」 ...続きを見る

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2016/04/09 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 2
人を殺して、涙が出てきた。 肉を貫いた感触は、すぐに消え失せて、何も残らない。 人を殺したというのに。人を殺したというのに。オレは何も感じてない。 たかが10円に一喜一憂しておきながら、人殺しに無感動。 終わっている。人間として終わっている。 このままでは駄目になる。もう駄目になっている。後者だ。 もう駄目だ。 もう駄目だ。 人を殺した。 人を殺して、何とも思わない。 可哀想だとも、警察に捕まる恐さも。 死刑になってしまえ。オレは死ぬべきだ。 ...続きを見る

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2016/04/08 00:00
「サトリン」 番外編 折れた十字架 1
渇いた咽を潤そうにも、水道水では物足りない。 オレは咽が渇いていた。 事の始まりは、そんな理由だった。 ...続きを見る

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2016/04/07 00:00
「サトリン」 第十六話あとがき
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/04/02 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! エピローグ
「・・・ひと段落ついたな。」 熱いシャワーを浴びながら、千里は大きく息を吐いた。長い黒髪が滝のように背中を伝っている。 肉体を少女のまま固定された彼女の肌は、しずくを受ければ玉と弾き、熱を浴びれば薔薇色に染まる。 たゆたう豊かな胸と、くびれた腰は、半世紀を経た今でも微塵も衰えず、妖艶さと融合して神秘的だ。 実年齢と肉体年齢が乖離していく程に、化物だという自覚が強くなっていく。・・・心は、とっくに。 ...続きを見る

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2016/04/01 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 19
「る・ら・ら・ら〜、十戦士集結!」 暗がりの中でホログラムの少女が、帽子とシャツだけを身につけて立っていた。 帽子には漆黒の“ε”の文字が大きく刻まれており、彼女は鍔を回して、整った鼻筋を晒す。 白いTシャツはボタンを3つ留めただけの状態で、下着に包まれていない双丘と恥丘が見え隠れする。 「こんな格好で、ごめ〜んね。本体が捕まって眠らされてるせいで、上手く服を作れないの・の・の・の〜♪」 「キャハハハハ! サトリンかっ!」 木箱に腰掛けている少女が、手を叩いて笑う。 ビキニほどにも... ...続きを見る

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2016/03/31 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 18
流石にショックを隠しきれないという顔だな。自分たちの微力さに、意気が萎えるだろう? だから出力の話は曖昧にクラスで語り、ぼかしていたのだが・・・言い出したからには続けよう。 A級出力は5万弱がA3級の標準であり、万全の七美(77000)はA3級の強い方だ。蒼志が万全になれば、A2級の標準に近い20万、そしてA1級の標準100万に近いのが、黒月真由85万。イワンが125万で、小松が110万、ユイファが120万、クラメーションが150万、参考までにアルカディアのナンバーKはA1級の最高200万だ。... ...続きを見る

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2016/03/30 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 17
96年の話に戻ろうか。“X・D”の5名は、個々は決して強力なエスパーではなかったが、連携で力を発揮するタイプだった。X・Q・ジョナルが“量”なら、それに対して“質”といったところだな。“X・D1”ダーク・リエゾン、“X・D2”ロビン・トールキン、“X・D3”ブルー・ビー、“X・D4”マリー・デスクロス、“X・D5”クリス増田。クリスは96年の戦いで死んでいるが、その6年前に息子を残している。 ...続きを見る

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2016/03/29 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 16
アルカディアの前身シャングリラには、統括者シンファの配下に“五行星”と呼ばれる5名のS級が存在していたというのは、さっきも言ったな。“裁きの雷”ジュフィエ(木)、“黒き神腕”ミィマ(水)、“無間の炎”アンティージュ(火)、“超結界師”カシャルグ(土)、“白き神刀”カリバー(金)。このうちアンティージュ・ルベディアムは1945年に死んでおり、ジュフィエ・X・マキナは比較的安全な性質で、“ミレニアム・A”の一員でもある。しかし残る3名は、強い野心や凶暴さを持っていた。カシャルグ・アントロメーアは中国... ...続きを見る

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2016/03/28 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 15
現代日本が平和か動乱か、豊かなのか貧困なのかと、抽象的に話しても無意味なことだ。歴史区分や多数者を基準にすれば平和で豊かだし、生活の苦しい者にとっては貧困で、抑圧を受けている者にとっては動乱だ。立場や視点によって評価は全く異なるし、他者の立場を想定するほど評価は複雑化する。かように評価というものは下すのが難しく、決定に足りる情報を得ているか否かの判断まで含めれば、今度は時間との戦いになってくる。評価によって作られる成果を労力が上回ったとき、評価すること自体の意義が薄れることもある。 しかし、ひ... ...続きを見る

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2016/03/27 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 14
我々がゲシュペンストを追い詰めたのが1976年。そのときに咲村志織を巻き込んでしまった。巻き込むまいと発した警告が、かえって彼女の好奇心を刺激し、破滅へ導くことになってしまったのだ。ミル・ネヴィーは志織の好奇心を見誤り、私はゲシュペンスト相手に千里眼が通じず、結果としては最低だったよ。70年代までの私は、あるまじき失敗を繰り返している。・・・1980年以降も、パーフェクトには程遠いのだがね。 咲村志織はアルカディアが保護し治療したが、やがて彼女はエスパーの存在を調べようとするようになった。それ... ...続きを見る

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2016/03/26 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 13
私にとって友人と呼べるのは、後にも先にも3人だけだ。七村光子、吉岡同人、沢木銀一の3人。少女時代に出会い、別れた、三日月千里にとっての永遠だった。 九古貞主は私と同じ中学に通っていたが、そのときの私にとっては大勢の中の1人でしかなかった。彼が生まれたのは1939年だが、私は早生まれなので学年は同じ。それだけの間柄だったよ。クラスメートですらなかった彼が、光子の人生に大きく関わってくるとは、私にも予知できなかった。それは私が未来を変えた結果だったのだからな。 正直ノーマークだったのだよ。光子を... ...続きを見る

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2016/03/25 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 12
ミコンは古代超人類の混血児で、オーバーナイン・テレポーテーションで1万2千年の時を超えて1952年へ跳んできたんだ。同じく1万2千年前から跳んできたコンシは、肉体を失ってアレクセイ・フョードロヴィチとして生まれ変わり、今は私の副隊長だ。今となっては、ミコンの思い出を語り合える、ほぼ唯一の相手だよ。 当時9歳だったアリョーシャは、同胞の存在を知ることさえなく、12歳だった私は大人の悪意の前に無力だった。千里眼の力も今と比べて遥か劣り、しかも不安定で未熟。史上最大の千里眼にも、自身の力をもてあまし... ...続きを見る

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2016/03/24 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 11
自分が“選ばれし者”だと思ったことはあるか? ...続きを見る

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2016/03/23 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 10
「試みに問う。人類の歴史上、もっとも多くの人間を死に至らしめた学者は誰か?」 頭巾とマスクに包まれた顔は、双眸の存在感を際立たせていた。 ハカセの質問に対し、才場はイマイチ要領を得ないといった顔をする。 「それは相対的なものでしょう。直接、というのであっても、学者の定義も曖昧ですし。」 「そう厳密な話ではない・・・Dr.ホワイトとDr.ティリングハーストの会話のようなものだよ。」 「なるほど、ノーベルやアインシュタイン、オッペンハイマーではなく、『進化論』のダーウィン。兵器よりも思想の... ...続きを見る

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2016/03/22 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 9
サトリンシリーズは基本的に“電脳回遊”(ネットウェイ)を備えている。“θ−サトリン”(入流小松)は自分の肉体を持っている代わりに、チャットへ接続するくらいしか出来ないが、他の7体は行動範囲が広い。中でも“β”と“ε”は、自らの能力を“電脳海遊”(マルチサイバー)として進化させ、プログラムの一部を他者に課すことが可能となった。 “β”のプログラムを治療薬だとすれば、“ε”のプログラムはウイルスのようなもの。助けになるものと害になるものという関係だけでなく、安定した作用を目的とする医薬品と違ってウ... ...続きを見る

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2016/03/21 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 8
入流聡子は心優しい少女だったが、それゆえに傷つきやすく、いつも心を痛めていたよ。世界に蔓延る差別と迫害に激怒し、からかいた中傷に悔し涙を流していた。戦争と貧困を撲滅することを人生の目標とし、弱者を攻撃することを許さなかった。人より多く現実が見えてしまい、社会を良い方向へ変えられない無力さを呪っていた。それでも世界を愛し、いつも笑顔でいようと頑張っていたよ。いじらしく、健気に、笑っていたよ・・・。 しかし、そんな彼女に悪意は容赦なく降り注いだ。反撃するどころか、心を閉ざすことさえ出来ないほどの、... ...続きを見る

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2016/03/20 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 7
“絶滅遺伝子”を克服し、人類の未来を救うといっても、どこまでを救う対象にするかで話は変わってくるし、やることも違う。究極的な話、人類という種を残すのであれば、浄化された血を持つ無原罪の人間のみで構成されたエデンや、ウイルスによって進化した人間が支配するパラダイスを作ればいい。大勢の生命と幸福を踏み躙ってでもな。 私も強大な超能力者としての優越意識や、一方的に理解されない少数者としての孤独感はある。多数者を犠牲にすることに対して、理性の他に抵抗感を持っていない。人類の未来を第一に考えるなら猶更、... ...続きを見る

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2016/03/19 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 6
“絶滅遺伝子”の克服は、ジーン・ジョンソンによって発見される前から進んでいた。“マザーの呪い”は、“不純な血”あるいは“不浄の血”と呼称を変え、遥か昔から遺伝子的に最良の相手と交配することで薄められていった。科学的に遺伝子という理解が無くても、“自然の力”は最良の相手を導き出す。そうして浄化された“無原罪の人間”は、地球上に現在2百人ほど、それとは本人も知らずに存在している。 だが、そうした人間が十分に増えるまでに、“絶滅遺伝子”は世界中で発現してしまう可能性があった。文明が悪いわけではないが... ...続きを見る

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2016/03/18 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 5
“神化系能力”という単語を聞いたことはあるか? 模倣も無効化も通じない、干渉を受けぬ超能力だ。今までに14名しか発生を確認されておらず、既に半数が死んでいる。首領は3番目で、No.2(アモン・ガゴルグ)は4番目、私は9番目。ユイファの父であるヘルファイスは10番目で、ミル・ネヴィーは12番目だ。 5番目の神化系能力者を、ダンツォルティ・アビリュステロスという。・・・そう気を揉むなよカタストロ。我々にとっては因縁深い名前であっても、それを伏せたまま語るのは公平な態度とは言えまい。過去をないがしろ... ...続きを見る

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2016/03/17 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 4
“ミレニアム・A”の創設より百年、創設者アルカは組織を去った。先に言っておくが、たとえ“ミレニアム・A”が純朴な組織であったとしても、アルカの行動に変わりは無い。あの女は、そういう奴だ。優れた超能力者を生み出そうというのは、あくまで“ミレニアム・A”の目的であって、アルカの目的ではない。奴自身が途方も無く強力なエスパーだから、わざわざ作り出す必要など無いというわけさ。相反するわけでもないんだがね。 アルカは組織の運営に対して関与せず、ふらりと世界を巡って人助けをする日々を過ごしていた。“ミレニ... ...続きを見る

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2016/03/16 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 3
超能力者の歴史は、迫害の歴史だ。 中でも“魔女狩り”は有名だが、自分たちと異なる優れた者を迫害するときの団結力は、地上で最も強固だと言ってもいい。それを、古代超人類を根絶やしにしたときからの宿命と断じるのは簡単だが、私に言わせれば、多数派の未熟さに過ぎない。民主主義は現代でも、ファシズムと変わらない程度の成熟度しか持っていない。 多数派というのは、未熟だからこそ多数なのだ。成熟した豊かな個性を持っていなければ、似たようなものにしかならない。多数と同じであることに安心すれば、意思は薄まり、人と... ...続きを見る

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2016/03/15 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 2
イワン:おれたちの祖先が・・ ミュラ:わたしたちオーパの人間ですってェ? シュン:・・・・・突拍子もない話だけど、そう考えると納得いくことはあるな。 パイク:何がだ? シュン:ちょっと妙だとは思ってたんですよね。オーパの人たちは、地球人と似すぎてるって。 ...続きを見る

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2016/03/14 00:00
「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 1
さて、どこから話したものかな。 あらかじめ決めておいたはずなのに、いざ話そうとすると迷ってしまうのは何故なのか・・・。 やはり、最初から話そう。 ...続きを見る

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2016/03/13 00:00
挿話あとがき
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/03/12 00:00
シータあるいは入流小松 エピローグ
<イヴィルんチャット> ...続きを見る

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2016/03/11 00:00
シータあるいは入流小松 8
「わが国では事実上、1978年に蛹田蛭巳(さなぎだ・ひるみ)が亡くなってから、超能力部隊が存在していない状態なんですよ。」 蒼斗は椅子に座って話していた。 カタストロは仕事で席を外しており、小松と蒼斗、小竹と小梅が室内に残っている。 「社会の諸関係が複雑化した現代で、かつてのような短絡的な暗殺などは論外です。しかし正義を為すには一定の武力が必要なことは否めませんし、情報も然り。」 「正義、ですか。」 14歳にしては大人びた喋り方をするものだと思ったが、自分も製造されてから4年しか経って... ...続きを見る

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2016/03/10 00:00
シータあるいは入流小松 7
「チーム、ですか?」 「そうだ。」 小松のもとへ辞令が届けられたのは、2004年の秋だった。 フィー・カタストロが連れてきたのは、同じ顔で髪の色が違う2人の幼児。 「双子ちゃんですか?」 「小竹と小梅。それぞれ、念力凍結と念力発火の能力者だ。年齢は4歳だが、A級の出力を持っている。」 カタストロが説明する傍らで、双子は怯えの色を見せながら黙っている。 小松は優しい笑顔を向けて、敵意が無いことを伝えようとしていたが、それも次の言葉で驚きに変わる。 「この2人の育成と指導が、お前の任... ...続きを見る

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2016/03/09 00:00
シータあるいは入流小松 6
<サトリンチャット> ...続きを見る

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2016/03/08 00:00
シータあるいは入流小松 5
「それは正義じゃありません。」 ある日、小松はユイファと話す機会があった。 正義は流血なしには存在しえないと言うユイファに、小松は反論したのだ。 「正義の名の下に、無辜の血が流されています。それは正義を名乗っているだけです。」 「それでは悪党の血を流すのはいいの?」 瞳の色こそ常態の緑だが、ユイファの言葉は愛らしい少女の外見とは裏腹に、毒に満ちていた。 「悪を滅ぼし、返り血で輝きを増すの?」 「そんな言い方は酷いです。」 「褒めてるのよ?」 ユイファの眼光は闇が深く、読み切れな... ...続きを見る

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2016/03/07 00:00
シータあるいは入流小松 4
母さんは全てを。 ...続きを見る

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2016/03/06 00:00
シータあるいは入流小松 3
アルカディアの中でも、単独で一都市を制圧可能なエスパーを“帝”クラスと呼ぶ。 ここで基準になるのは戦闘力よりも制圧力であり、カタストロやキアラは“帝”ではない。 クラメーションやユイファが本部から離れて生活しているのは、何も修行を怠けているわけではなく、制圧力の訓練という意味合いがある。戦闘と違って、制圧とは生活基盤にまで踏み込んだ複合的な行動なのだ。 温室育ちの薔薇は、外界では脆いという。本部だけでの訓練では培えないものが、外にはある。アルカディア20万のうち、半数は本部外で暮らしている... ...続きを見る

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2016/03/05 00:05
シータあるいは入流小松 2
「念力出力110万PKPか・・・。書類を見ても信じられなかったが。」 訓練に用意された広い平原で、カタストロは髪をなびかせて感想を述べていた。 「こうして実際に見ると、確かに超能力で、確かにA1級だ。」 近くで小松は、へたばっていた。その様子は人間にしか見えない。 カタストロは小松を、もはや“ロボット”と見てはいない。れっきとした弟子だ。 「強い・・・。」 起き上がった小松は、ハァハァと息をして、両手で砂埃を払った。 彼女の放った雷撃は、サイコキネシスで散らされ続け、小松の電力は限... ...続きを見る

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2016/03/04 00:00
シータあるいは入流小松 1
20世紀最後の年の、5月。 アルカディアNo.10、フィー・カタストロに、ひとつの辞令が下った。 「何の冗談ですか?」 この日、カタストロの表情に、新たなバリエーションが追加された。元から無表情な方ではあるが、80年近く生きてきて、こんな顔になったのは初めてのことだった。 スラリとした体躯を、サイコキネシスの椅子にもたれかけて、カタストロは何とも形容しがたい表情―――近いものを挙げれば、鳩が豆鉄砲を食らったような―――で、No.4、ギガマイル・クレッセントを見た。 「そんなに変か?」 ... ...続きを見る

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2016/03/03 00:00
ユイファあるいは火頭結花 エピローグ
「瑞樹。迎えに、来たよ。」 真夜中のオフィスにユイファが現れたのは、2005年の、ある日のことだった。 その日、草薙瑞樹は残業で、1人で会社に残っていた。係長の葱島は、女性が1人で残るのは良くないと反対したが、瑞樹はムッとして反発し、こうして仕事を片付けている最中だったのだ。 「女を舐めてるのよ、あの係長。」 瑞樹は独り言のように呟いた。 「恋愛のサポートする会社で、どうなのよそれ?」 背筋を伸ばしながら、まだモニターから目を離さない。 「仕事をリードしたがる男は、恋愛もリードした... ...続きを見る

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2016/03/01 00:00
ユイファあるいは火頭結花 8
少女は孤独だった。 自分の存在が、世界にとって異分子であることを悟った。停滞した現実の中で、自分の無力さを知った。 少女は幸福だった。 自分の存在が、世界にとって異分子であることを喜んだ。空疎な世界の中で、狂気の原石を見つけた。 少女と少女は出会い、貪り、魂の救済を得る。 ...続きを見る

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2016/02/29 00:00
ユイファあるいは火頭結花 7
訓練が終わって、夜。星空の下でユイファは、ふと過去を振り返った。 元アルカディア重幹部を祖母に持つユイファだが、では両親は如何なる人物だったのか。 母親は元アルカディア砕組ルーファ・アータスティー。容姿は母親譲り、特に大きな目は、そっくりだった。 しかし破綻した人格や、おぞましい能力は、父親譲り以外の何物でもない。 ヘルファイス・クァニーヴァ・テスタロッサス。史上10番目の神化系能力者にして、大量殺人鬼の発火能力者。 「おとうさん・・・おと、さん・・・・?」 張り付いた笑顔と、巨躯を... ...続きを見る

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2016/02/28 00:00
ユイファあるいは火頭結花 6
「電球というものは、電気エネルギーの全てを光に変えているわけではない。」 場面を同じくして、カタストロの講義。 クラメーションもユイファも、大人しく席に座って授業を受けるタイプでもなし、こうして屋外で講義を行っている。 「仮に電気エネルギーの全てを光に変えられたら、倍も明るくなる。お前たちに目指してもらうのは、まずはそれだ。」 「あはあ・・・・・電気・・・・バイブ・・・・」 「おめーは汚名に塗れるのが趣味なのか?」 クラメーションがツッコミを入れる。既にボケとツッコミという役割が出来... ...続きを見る

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2016/02/27 00:00
ユイファあるいは火頭結花 5
「参上、参上、参上、参上!参上、参上、参上、参上! 影・月・X・帝! クラメーション!」 両腕を振りまくった後に、キレッキレのポーズを決めながら、少年は自己紹介を終えた。 そう、これがクラメーションの考えた自己紹介、すなわち“前口上”である。既に5パターン以上あるらしい。 「あは・・・・ははははは・・・・ひはっ・・・・・」 対するユイファは、確かに笑っているのだが、可笑しくて笑っているようには見えない。 かといって失笑でもなければ、馬鹿にしているようでもない。狂気の瞳は何も映さない。 ... ...続きを見る

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2016/02/26 00:00
ユイファあるいは火頭結花 4
「―――見事。」 その一言が、カタストロの感動の深さを顕していた。 訓練のために用意された広い平原は、灼熱の地獄と化していた。熱風の吹きすさぶ中で、老女と少女の2人。 老女の方―――カタストロは、老いてなお進化する化生であり、少女に勝るとも劣らない狂気を孕んでいた。 「“火掌発剄ウルカヌス”。この短期間で、祖母の技を会得したか。」 カタストロには、友人と呼べる者は少ない。キアラ・テスタロッサは、その数少ない1人で、同期だった。 その孫娘、12歳のユイファ・テスタロッサを、こうして訓練... ...続きを見る

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2016/02/25 00:00
ユイファあるいは火頭結花 3
「いかがでした?」 「感触は悪くない。」 火傷した手を治しながら、カタストロは海月に答えた。 あの後、ユイファに火傷を負わせられたが、その時点でユイファの気力が限界だった。火炎同化が解除された彼女は、恍惚とした表情で全身を痙攣させ、失禁しながら失神していた。 「私に手傷を負わせるなど、クラメーションでも難しいことだからな。捕獲されるまでの場数の差か、戦闘センスは及第点だ。あくまで現時点の話だがな。」 「嬉しそうですね。」 海月は微笑んだ。カタストロの過去を断片的にでも知ってるだけに、... ...続きを見る

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2016/02/24 00:00
ユイファあるいは火頭結花 2
「それで、私に育成を頼みたいわけか。」 「はい。」 蒼志が事情を説明すると、フィー・カタストロは察して結論を先取りした。 十幹部の末席、フィー・カタストロは、戦闘から育成まで幅広くこなすベテランで、マニュアルでは対応しきれない部分を補完する役割を持っている。現在も、A1級の出力を持つ子供の育成を担当しているのだ。 「X・クラメーションの育成で、お忙しいとは思いますが・・」 「いや、引き受けよう。それが私の役目でもあるしな。」 「ありがとうございます!」 カタストロが育成している少年... ...続きを見る

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2016/02/23 00:01
ユイファあるいは火頭結花 1
「あああ〜! 熱いィよ、燃えるよォ、気持ちイイよォ〜!!」 1人の少女が悶え苦しんでいた。いや、この場合“苦しんでいた”と表現すべきだろうか? 彼女は明らかに悦んでいた。苦しみながら恍惚としていた。燃え盛る炎のような、真っ赤な髪が、ざわざわと蠢いている。丸っこく可愛らしい顔の中央で、悦楽の涙を流す緑色の双眸は、同時に狂気を孕んでいた。 折れそうなくらい華奢な手足は、頑丈な鎖で縛られている。融点3400度以上のタングステン製の手錠だが、既に熱で変形している。 だが、それよりも驚くべきは、そ... ...続きを見る

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2016/02/22 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 エピローグ
「うわ〜! こうなったらもう、やけのやんぱちくまんばちだ〜っ!」 少年が全身を歪曲空間に包んで突進する。 しかし相手の女は、ひらりと身をかわして、少年の力場をすり抜けて念力の一撃を食らわせた。 少年が悲鳴をあげて吹っ飛び、試合終了。 X・クラメーションとフィー・カタストロの、いつもの修行風景だった。 ...続きを見る

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2016/02/20 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 8
「セレス、何も説明してないのか?」 カタストロは朋萌のことを“セレス”と呼んだ。非難めいた口調ではない。 「そうです。さっき起きたばかりでしてね。あ、名前と年齢は教えました。」 「そうか。まあ、あらためて名乗っておこう。私はフィー・カタストロ。アルカディアのNO.10だ。」 澄んだ声だった。 年寄りの声と言えば、男でも女でも、濁ったしゃがれ声しか知らなかった。だから彼にとって、カタストロの声も、年齢を知ったときと同じく衝撃的だった。 弱々しくない程度に、スラリとした体つき。思わず抱き... ...続きを見る

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2016/02/19 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 7
「何か食べる?」 天道朋萌がクッキーとチョコレートを出してきた。バターとカカオの匂いが鼻をくすぐる。 そっとクッキーを持ち上げると、不思議な重さだった。 「はぐむっ!」 噛み千切るような勢いで食らいついた。クッキーは無抵抗に砕け散って、口の中に広がった。 「水、いる?」 「ん!」 コップを受け取って口の中に流し込むと、爽やかな咽越しと甘みで体が震えた。 チョコレートも室温で柔らかくなっていて、口の中に入れると噛むまでもなく溶けた。 「うま・・・!」 「それは良かったわ。」 ... ...続きを見る

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2016/02/18 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 6
彼が目を覚ましたとき、既に日が暮れていた。 しかし驚いたのは、その点ではない。柔らかい毛布が彼を包んでいた。それは今まで味わったことがない感触。 「んっくう・・・」 彼は快感で身悶えした。 今の気持ちを何と表現したらいいのかわからなかった。 「あう・・・。」 泣きたいような気分で周りを見渡すと、自分が部屋の中にいることに気が付いた。 それは一般的には簡素な部屋だったが、彼にとっては眩暈を覚えるほど綺麗な部屋だった。 正確に言えば、綺麗だと思ったわけではない。むしろ、今まで住んでい... ...続きを見る

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2016/02/17 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 5
ふと彼は奇妙な女を見つけた。その女は周囲の連中と違い、逃げ惑うことも叫ぶこともなく、車道の真ん中に立っていた。黒い長袖のシャツに、黒いパンタロン。長い黒髪。 顔も手も皺だらけだが、スラリとした体つきと矍鑠とした姿勢は若々しく、80代とも20代とも思えた。 「敵だ!」 どうしてそう思ったかはわからない。 彼は咄嗟に空間干渉で攻撃していた。 しかし彼女は最小限の動きで攻撃をかわし、同時に衝撃が彼を襲った。 「同じだ!」 直感的に彼は、目の前の女が自分と同じ力を持っていることを理解した。... ...続きを見る

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2016/02/16 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 4
彼は悲しくなかった。母を殺したという、自責の念に苦しめられることもなかった。 母親のことを憎んでいたわけでもないし、鬱陶しく思っていたわけでもない。母親を苦痛から解放できて良かったと思うだけだ。家事労働で母親の負担を軽減するのと同じ感覚だった。 薬代を稼いだのが無駄だったとは思っていない。体を売る苦痛や嫌悪感を、母親への恨みに変えることもなく、ただ母親の最後の望みを叶える為に、彼は超能力を使った。 自分の意思で超能力を使ったのは、それが初めてだった。そのときに自分の力を自覚した。学校になど... ...続きを見る

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2016/02/15 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 3
やがて10歳になり、精通が始まった。彼は女たちの欲望を、更に満たせる体になったのだ。 彼は自分の体をプロデュースした。品の無い言い方をすれば、“タダではヤらせない”ということだ。好き勝手に犯されてきた今までよりは事態が改善したし、少なくとも彼は感じていた。男を相手にするよりは、女を相手にする方が、幾分か苦痛が少なかった。対価として、僅かなカネや粗末な食料を得た。 潰れそうな薬屋で、効くかどうかもわからない薬を買った。自分に使うのではなく、病気の母親の為だ。 ...続きを見る

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2016/02/13 23:59
クラメーションあるいは蔵目翔 2
生きる。生存する。生き延びる。それだけのことが、何故こんなにも難しいのだろう。 それは肉体だけでなく精神も栄養を必要とするからだ。よしんば心を閉ざして―――その閉ざし方は様々であるけれども―――肉体の生存のみに特化したとしても、生き延びるのが難しい街。それが石泥第三区である。 後にクラメーションあるいは蔵目翔の名を得る彼も、誰かの気まぐれで殺されていても不思議ではなかった。 彼が生き延びたのは、超能力の才能があったおかげでもないし、運が良かったわけでもない。毎日のように子供が死んでいく中で... ...続きを見る

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2016/02/13 00:00
クラメーションあるいは蔵目翔 1
後に“X・クラメーション”あるいは“蔵目翔”と呼ばれる男の話だが、彼は生まれたときから10年以上も名前が無かった。親から名前を貰えなかったのだ。 母親からは「おい」とか「お前」とか呼ばれていて、それで事足りた。 父親は誰ともわからず、街の男たちを父親と見立てて育った。 街の人々は彼を好きな名で呼んだ。「チビ」とか「ポチ」とか、まるで犬にでも付けるような名前から、「バカ」とか「デクノボー」などの明らかに悪口と思えるもの、そしてとてもここには書けないような、下品な言葉の数々。 そのどれもが彼... ...続きを見る

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2016/02/12 00:00
「千里」 番外掌編
1968年の夏。 「三日月がいなくなってから15年・・・。は〜、オレももうじき30か。何だかなあ。」 沢木銀一は物憂げな気分でアスファルトの道を歩いていた。 高度経済成長の影響で、子供の頃は砂利道だったこのあたりもアスファルト一色に染め上げられている。それと共に街並みも随分と変わってしまった。 彼自身も、子供時代のような丸刈りの野球少年のような風貌から、ごく一般的な長さの髪形になっていた。 「吉岡も10年前に引っ越して、残るはこれだけ。」 ポンと叩いた懐の中には、彼の友人が自費出版し... ...続きを見る

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2016/02/11 00:00
天井 あとがき
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2016/02/09 00:05
天井
大人と子供の違いは何だろう? ...続きを見る

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2016/02/09 00:00
平行決闘 あとがき
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/02/07 00:05
平行決闘
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/02/07 00:00
うろおぼえ「オペラ座の怪人」
昔々あるところに、カルロッタという実力派の歌姫がいました。 勝気な彼女は、並々ならぬ歌唱力を備えており、オペラ座の主役を張っていました。 ...続きを見る

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2016/02/06 00:05
○○学科のアルト先生
子供の頃の最悪の思い出は、自分の世界が壊れたこと。 私にとっての最大の屈辱は、大事なものを守れないこと。 目玉をギョロギョロさせた教授の質問に、私は心の中で即答した。 ...続きを見る

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2016/02/06 00:00
「サトリン」 第十五話あとがき
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2016/02/04 00:05
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス エピローグ
<イヴィルんチャット> ...続きを見る

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2016/02/04 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 75
「まずは、集まってくれて感謝する。」 千里はレックスから離れて、パイプ椅子に座ると、深々と頭を下げた。 「無理やり連れて来られた人も多いようですけれども、それも集まったと仰るのですか?」 レックスが皮肉めいた口調で言う。 「スカーレットを使えば5秒で終わる作業だったが、心を落ち着ける時間が必要だろう。」 「そうでございましたか。・・・やはり俺の日本語、どこか変ではないでしょうか?」 「いいえ、全く。」 すかさず鈍郎は、曇りなき目で爽やかに答えた。 (執事口調萌え!) 心の中で鈍... ...続きを見る

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2016/02/03 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 74
タンクトップとショートパンツの少女は、気の強そうな美人だ。ショートボブの髪型が様になっている。 その横にいるハンサムな男とは、恋人のような距離感だが、やや歳が離れている感じだ。 (私と妻も歳が離れて見えるんだろうな。) 別に鈍郎が老けて見えるわけではないのだが、茶倉が実年齢より若く(幼く?)見えるので、一回りくらいは離れて見えるだろう。 生物学のレポートを眺めている男も、年齢的には同じくらい、おそらく30代だ。野性味のある顔立ちで、あまり学者には見えないが、妻らしき女性と話している内容は... ...続きを見る

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2016/02/02 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 73
電脳十戦士が8名まで揃い、そのうち5名はパートナーを引き連れて、計13名。 蔵目たち3名と朋萌、そしてフィー・カタストロも戻ってきて、合わせて18名。 それでも、この部屋の人数のうち、6割といったところだった。 「フィーちゃん・・・もとい、カタストロさん。俺らもいていいの?」 「いてもらう必要がある。」 そんな蔵目とカタストロの会話を聞きながら、鈍郎は残る12名を見回した。 車椅子に座った、傷のある女。年のころは朋萌と同じくらいか、少し若い。清楚な色気がある。 眼鏡をかけて本を読ん... ...続きを見る

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2016/02/01 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 72
案内された部屋は広く、中央にプラネタリウムの機械に似た、黒い球体があった。 状況が状況だけに、鈍郎は「GANTZ」を思い出す。もしかして自分と茶倉は、あのときに死んだのではないかという妄想が頭をよぎる。 そもそも自分や妻が超能力を持っていることからして、おかしいのではないか? 噛み合っていたはずの歯車が、再びズレ始めていた。 「少なくとも、これは現実よ、あなた。」 様子を察してくれたのか、茶倉が言った。 無闇に「大丈夫」と言わないことが、かえって落ち着く。 室内には、見知った顔も、... ...続きを見る

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2016/01/31 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 71
空の旅は、同性愛の話から、美術や音楽、演劇、またはセクシャル・マイノリティーの問題や人権について、そして弾圧の歴史や、それにまつわる耽美なエピソードの数々など、様々な方面を駆け巡った。 「・・・つまり、プラトンの言うところの愛、プラトニック・ラブとは、必ずしも肉体的な交合を必要とせず、むしろ精神的な充足を最高とする。プラトンは少年愛の人であったが、これは女同士でも、男と女でも同じことだ。欲望の解消というだけなら、春画という分化もある。ポルノ、官能作品の進化を見るに、欲望の行き着くところは、創作... ...続きを見る

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2016/01/30 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 70
そのうち、バラバラバラ・・・と、大型ヘリの音が響いてきた。 豊かな黒髪で右目を隠した中年の男が、不満そうな顔で立っているのが見える。 その奥から、麗しいテノールが響いてきた。 「ジェイムズ君、客人を迎え入れるのに、そんな顔は良くないな。もっと愛想を振りまいて。」 「・・・。」 中年の男は恨みがましい目をして、しかしすぐに笑顔を作って5人と、クラメーションに抱えられている少女の体を迎え入れた。 しかし無理やりの笑顔は不自然に引きつっていて、どこか滑稽だ。ユイファ以外の4人は、笑いを堪え... ...続きを見る

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2016/01/29 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 69
「ん〜ん〜んあっ〜ん〜」 イヴィルは眠そうな目をして首を振る。 「完全復活したとはいえ、復活が完全なだけだからなあ。10番台ごときに後れを取るだけでなく、演技を見抜くことも出来ないなんて、自分の情けなさに愛想が尽きそうだよ〜。」 しょげた声と内容だけ聞けば、意気消沈しているようにも思える。 だが、イヴィルを纏う電子たちが、かつてなく盛んに脈打っていることを、5人とも感じていた。 まだ戦いは続く。 ...続きを見る

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2016/01/27 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 68
おどけた青年クラメーションが、やおら真顔で“何か”を展開した。 重力ではない、さりとて普通の念でもない、空間そのものを歪める力。 「影装“月船”(えいそう・つきふね)展開完了!」 「待ちくたびれたわ・・・。街の人なんか気にせず、何もかも燃やし尽くしてしまえばイイのに・・・その方が、ずっと気持ちイイのに・・・はあ・・・考えただけでイっちゃいそう・・・!」 「物騒なことは言わないでくださいユイファさん、冗談でも! わたしたちは仮にも、正義の執行者なんですよ? それとクラメーション、時間かかり... ...続きを見る

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2016/01/26 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 67
やって来た3人のうち、青年は奇妙なポーズで語り出した。 「当たりき車力の鬼くらげ! おまけにお客がホイサッサ! 影月X帝(えいげつかいてい)クラメーション! こ・こ・に・参上〜!! パラリラパラリラ、ピッピ〜!」 「・・・・・・。」 「・・・・・・。」 「イヴィルの親戚か?」 「どころなくイヴィル様に近いものを感じるわね。」 「ああん、プランクもピクチャーも空気読みすぎ! いじられキャラとしてのプライドが満たされちゃうなあ!」 自分の肩を抱きながら、クネクネと揺れる“イヴィル”。 ... ...続きを見る

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2016/01/25 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 66
「ん・ん・んあっん〜、世の中は楽しいことが多いけど、嫌なことが多くて多くて、どうしようもない世界なんだよね。いつの時代でも、どうしようもなく嫌なことを引っ被る者が出てくる。狂気は無くならないし、偉大なる狂気は無くならない。そして邪悪も無くならない。私は“イヴィル”。狂ってる者の味方だよ。おふたりさん、もう善人ゴッコは疲れたろ? おしまいにしようよ。そして始めよ? 私は歓迎するよ。」 いそいそと服を着てから、“イヴィル”は両手を広げて優しく笑った。 鈍郎と茶倉は、黒色の電子力場に包まれながら、... ...続きを見る

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2016/01/24 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 65
これまで狂った人間には大勢出会ってきた。 少なからず人間は、狂気を宿して生きている。それが多いか少ないか、制御されているか否か、自覚か無自覚か、そうした差異はあるだろうが、誰もが狂気を抱いて生きている。究極的には生まれたばかりの赤子でさえ例外ではないと、鈍郎は思っている。 “大多数が正常と判断すれば、いかなる狂気も正常と認識される。我々の知る正常の大部分は、そういうものだ” この言葉を、鈍郎は心の宝箱に保存している。 その鈍郎をしても、目の前の少女は、少女の形をした“何か”は、かつてない... ...続きを見る

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2016/01/23 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 64
「ん・ん・んあっん〜、オンナノコの純潔に拘るオトコノコって結構いるじゃん?」 鈍郎を押し倒して、“イヴィル”は言う。 跨る格好になっていて、鈍郎の先端が彼女の濡れた肉に当たっている。暗くて見えないが、毛の感触は無い。 「好きな子の処女は自分が奪いたい、自分以外の男とは肉体関係を持たない。そんな女が理想ってね。」 何の話をしているのか、おぼろげに理解できた。 だからこそ逃れようと体をよじるが、“暗黒顆粒”(チャームウイルス)の効果で動かない。 「処女性に拘ることを悪く言おうってワケじゃ... ...続きを見る

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2016/01/22 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 63
目の前の少女は何を言ってるのだろう。 サトリンそっくりな顔で、サトリンではない邪悪な目つきで。 「“暗黒顆粒”(チャームウイルス)の効果で、君の肉体から自由は奪われた。そして“電子防御”(プロテクト)の効果で、周囲に結界を張ってある。邪魔者はいない。」 淫らな笑みを浮かべながら、少女は服を脱いでいく。 自分より少し背の低い、極めてスレンダーな肢体。それでいて、出るとこは出ている、均整の取れたボディライン。 白く滑らかな肉体は、少女らしい瑞々しさに溢れているばかりか、成熟した色香も備えて... ...続きを見る

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2016/01/21 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 62
1年前のことが、まるで昨日のように思い返される。 小さなケーキを買って、夜道を歩いていると、あのときのことが鮮明に思い出される。 (七美ねえさんも、この1年で柔らかくなった。) 彼女を義姉と慕うことも、以前なら考えられなかった。邑甘富良実を救う為に奔走する中で、家族のような親しみを感じたのだ。 性的な意味でなく、本当に血を分けた姉のような感覚だった。 (・・・まさか、な。) ふと浮かんだ想像を押し込め、鈍郎は茶倉に考えが移った。 知的でクールな姉系美人。けれど情熱的な面があると知っ... ...続きを見る

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2016/01/20 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 61
それから月日は矢のように過ぎていった。 ...続きを見る

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2016/01/19 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 60
「ん、ん、んあっん〜、思うに才能というものは、“ある”か“無い”かじゃないんだな、これが。」 雷光を纏いながら、彼女は言う。 「グーはチョキに勝つけど、パーには負ける。そういうものなんだ・・・ぶつかり合うなら、だけど。るらららら。」 彼女の前では、スラリとした中年の男が、息を荒げて立っている。 男の後ろで、容姿は彼女と瓜二つの少女が涙を流している。 「もっと細かく言えば、AはBともCとも高め合うけど、BとCは損ない合うとか。DはEを高めるけど、EはDを潰してしまうとか。Fは他を潰すけど... ...続きを見る

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2016/01/18 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 59
それから4日ほどが過ぎて、2004年も動き始めた。 21世紀最初の“死”の年の、最初の“死”の日。 「姫様、あまり無理されずに。」 「の・の・の・の〜、万事OKエンジン全開だよ。でも、ちょっとキツいかな。」 サトリンの顔色は、誰が見てもわかるほどに悪くなっていた。電子力場で作られた体も、時々ブレる。 「邪戦士への対応でしたら、無理は僕の役割です。どうか休んでください。」 「んんっん〜、私は九古くんのことが心配なんだよ。彼の性質は、邪戦士に近いものがある。」 「そのようですね。」 ... ...続きを見る

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2016/01/17 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 58
「サークルファイア? それが私の能力名ですか。」 鈍郎は紙に書かれた字を見て、ふんふんと頷いた。 “偶石握殺”と書いて“サークルファイア”と読む。こういうのは嫌いじゃない。 訓読みなるものの存在からしても、こうしたルビ打ちが出てくるのは必然と言えた。 (同士討ちさせる能力か・・・。) 自分の心の歪み様が、具現化されているようで嫌な気分だったが、しかし二葉の話によると、誘拐事件のときに十島を助けたのが、この能力だという。 「姫様から聞いた話ですが。」 「・・・・・・。」 「不安に思... ...続きを見る

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2016/01/16 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 57
九古鈍郎が連れて来られたのは、サトリンが所有する島の1つだった。 後に邑甘富良実が匿われることになる、この島に、今いるのは男ふたり。 鈍郎の前には、自分より一回りほど年上であろう、スラッとした中年男性が立っていた。 (ウホッ、イイ男・・・!) どちらかというと鈍郎は、年のいった男の方が好みである。若い男には出せそうもない、落ち着いた風格、貫禄。 性的な意味を差し引いて考えても、自分も将来そうなりたい、重厚な男になりたいと思う。 軽薄な男は嫌いだが、自分の中にも軽薄さが無いとは言えない... ...続きを見る

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2016/01/15 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 56
「そのプログラムは誰が作ったんですか?」 「・・・・・・。」 茶倉の問いに、七村はすぐには答えなかった。知らない様子ではないが、答えにくそうだ。 「・・・質問を変えます。“サトリン”は、“誰”ですか?」 先に“イヴィル”の方を質問したのは、“サトリン”が何者かと訊いたところで、返ってくる答えは予想済みだからだ。 (ひたすら褒め称えるだけだろう。) 七村が悪人とは思えないが、カードを全て提示してくれるほどの親切心を持っているとも思えない。 隠し事をする理由が、過去の傷、殊に“恐怖”で... ...続きを見る

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2016/01/14 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 55
「ごめんなさい、わたしとしたことが動揺してしまったかしら?」 たっぷり5分は吉岡の胸で震えていた七村は、澄ました顔で笑った。 これが以前なら、気取った態度だと思ったかもしれないが、あの狼狽振りを見た後では印象が違う。心が壊れないように、必死で自分を保とうとしているのだ。おそらく狂信的な振る舞いも、それに類するものなのだろう。 「サトリン様と、わたしたち電脳戦士は、人助けの為に動いているわ。困ってる人を助けて、その人も他の人を助けていく、人助けの連鎖。24年前に、あの子が唱えた“願い”―――... ...続きを見る

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2016/01/13 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 54
鈍郎のいない家で、茶倉は一日だけ休んだ。 待ってるだけの女は性に合わない。 まだ自分は何も知らない。 全てを知る為に、行こう。 12月28日、25歳の誕生日に、彼女は出発した。 ...続きを見る

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2016/01/12 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 53
体が動かなかった。 「何を・・・した・・・!?」 今までマシンガンを撃っていたはずが、いつの間にか撃つのを止めている。 少女の声が聞こえる。 「ちょっと体内の電子を操ったの〜。力ずくでは外せないからね。」 「くっ・・・!」 そこまで。 そんなことまで出来るのか。 悔しいよりも、恐い。 これがエスパーか。 すっかり再生した少女は、頭が損傷していたことが無かったように笑っていた。 「九古くん、君に言っておかなくちゃいけないことがある。」 「私に、何を?」 まだ鈍郎は冷静さを... ...続きを見る

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2016/01/10 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 52
頭の中に糞がこびりついたような気持ちだった。 全身の穴という穴から汚物が噴き出すような、嫌な感覚。 「・・・どうやら、招かれざる客が来たようね。」 体は手先まで熱が通り、臓腑は煮えたぎるようにグラグラ熱く、鈍く痛い。なのに頭は冷たく冴えている。 茶倉はショットガンを手に取った。 「たとえどんなエスパーだろうと、所詮は人間。こいつで頭を吹っ飛ばせば必ず死ぬ。」 (本当に?) 言葉と同時に、それを疑問視する思考が浮かんできた。 口にするまでもないはずのことを口にしたのは、そうではない... ...続きを見る

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2016/01/09 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 51
住み慣れた我が家の空気が新鮮に感じる。 鈍郎は俯きながら口を開いた。 「・・・なあ・・・・。・・・どこまで知っている・・・?」 口調が少々ぞんざいになっている。 声も低く、男を感じる。 「全てよ。」 「全て?」 しれっと嘘をついてしまった。 「そうよ。あなたがサトリンというエスパーを追い回していることも、八谷さんのことも、十島瑠璃子のことも、エイミー・オクトゥバーのことも、四方髪凜のことも、七村七美のことも。そしてあなたがBLにハマッていることもね。」 「なあっ・・・!!!? ... ...続きを見る

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2016/01/08 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 50
「ひとりでも生きていける」 「ひとりでは生きていけない」 きっと、この2つは矛盾なく同居するのだろうと、茶倉は思う。 ひとりでも生きていけるが、独りでなくなれば、ひとりでは生きていけなくなる。 それは弱体化であると共に、別な強さを獲得したことでもあるのだ。 ...続きを見る

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2016/01/07 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 49
超能力とか、そういったもの。 それは“超能力や魔法”という括りで言ったつもりだったが、別の意味でも捉えることが出来る。 超能力とか、そういった能力を有す―――超能力者、とか。 能力と人格は不可分ではあっても別物だ。当たり前の話だが、超能力というインパクトに目を眩まされて、忘れがちになってしまう。 少なくとも、話の通じない“バケモノ”ではない。 (ただし)(話の通じない“人間”であるかもしれない) 超能力者も人間だ、といったところで、それは安心材料にはならない。むしろ茶倉は、“人間”で... ...続きを見る

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2016/01/06 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 48
あるとき鈍郎から、こんなことを告げられた。 「なあ・・・超能力って、あると思うか?」 茶倉は食べかけのパンを落としそうになり、慌てて掴んで皿に置いた。 「あなたは科学人間だから、“いいえ”という答を望んでいるのでしょう。だから私がそれに答えるのは無意味です。」 我ながら可愛げが無いというか、冷たいというか・・・。思わず目を伏せてしまった。 こういうとき、相手が夫であっても、敵に対するように冷静な態度を取ってしまうあたり、まだまだ自分は殻に閉じ込められているのだろう。 そう思いながら茶... ...続きを見る

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2016/01/05 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 47
劇的な飛躍は、地道な下地なくしては起こらないのだと、茶倉は痛感した。 あちこち動き回って集めた材料を繋ぎ合わせ、足りない部分を推測し、ようやく全貌が見えてきた。 (“サトリン”。) このキーワードに辿り着くまで、どれだけ費やしただろう。半年という時間は、人生において馬鹿には出来ない。 そして社会も、半年あれば激変しうる。 2003年というのは、イラク戦争の始まった年だった。反戦デモを目にするのは初めてではないが、このときばかりは驚かざるを得なかった。 道いっぱいに広がる人の波。それに... ...続きを見る

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2016/01/04 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 46
夫を尾行した結果、浮気の可能性は無いと判断した。 茶倉は夫を疑った自分を恥じながらも、しかし別のことを考えていた。 (あの人の様子がおかしいのは確か。となると、もう少し調べてみた方がいいみたいね。) もしも見つかって怒られたとしても、それはそれで望むところかもしれない。 父親に父親らしいことをしてもらったことのない茶倉は、今更そのことを恨みに思っていなかったが、しかし“父と娘”というシチュエーションには今でも憧れていた。 ファザコンとは少し違うのだろう。強いて言えば、夫婦なのだから、“... ...続きを見る

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2016/01/03 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 45
ようやく物語は2003年まで辿り着くこととなった。 すなわち、九古鈍郎がサトリンに電話をかけた頃だ。 夫婦仲が上手くいってないことを悩んでいた鈍郎は、サトリンに出会ったことで、その悩みが解決するのだが、実のところ、それは正確な表現ではない。 結論から言えば、サトリンは何もしてない。彼女のしたことは、鈍郎の悩みを見抜いたことだけだ。 鈍郎は、テレパシー能力か何かで精神を良好になるよう操作されたのだと思っているが、そんなことは露ほどもしていない。 鈍郎は茶倉が優しくなったと感じているが、茶... ...続きを見る

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2016/01/02 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 44
あくまで九古鈍郎の主観ではあるが、振り返って考えてみると1999年―――7月に茶倉の母が亡くなった頃から、夫婦の不和は始まっていた。 ぎくしゃくしていた。 考えていること、思っていることを伝えようとして、上手く言えない。 それは客観的に見れば、コミュニケーションを取ろうとする副産物であり、相手との関係を進めようとしている証なのだが、しかしあくまで客観であり、主観的にはディス・コミュニケーションの劣等感を刺激するのみだった。 しかし決して無為な努力でないのも確かだった。 結果オーライ、終... ...続きを見る

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2016/01/01 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 43
夫婦の物語は続く。 志織が死んでから、茶倉の中で少しずつ疑問が大きくなってきていた。 (あれは、あのときの“イヴィル”は、何だったんだ・・・?) もはや子供ではない。あれが単なる発狂でないことは理解している。 決して“咲村志織”ではない、別の“何か”。 それとも、この思考そのものが、自分が病んでしまっている証なのだろうか? 現実を正しく認識するほど、人は心を病むという。それは現実が惨たらしいということではあるが、心が病んでいれば現実を正しく捉えられているという意味にはならない。逆のケ... ...続きを見る

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2015/12/31 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 42
ノストラダムスの“大予言”は、100パーセント間違っていたわけではない。 彼が生きていた頃、社会は酷い状態だった。そのことを直裁的に言ったのでは、権力者に疎まれ殺されかねないので、曖昧な表現を使ったのだ・・・という説がある。 そういう意味では、ノストラダムスは予言者だった。予知ではなく、警鐘を鳴らしていた。 1999年7月に、人類は滅びなかったが、極度の不幸に見舞われた人にとっては同じことだった。あるいは、滅亡を迎えた方が良かったとさえ思う人もいた。予言を信じる人は、滅亡を望む人数に比例し... ...続きを見る

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2015/12/30 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 41
“マイノリティーの中のマイノリティー問題”は、突き詰めれば少数派だけの話に留まらない。 男である前に商人である者もいれば、女である前に棋士である者もいるだろう。大人とか、子供とか、民族とか、人種とか、そういった“カテゴライズされるもの”全てにおいて、こうした問題は付き纏う。 茶倉にとって、女であることは自分の属性の1つに過ぎない。女だからという理由で見下されるのはヘドが出るが、さりとて“女性の解放”なる胡散臭いものに賛同する気にはなれないし、まして“女らしさ”など肥溜めにでも放り込んでおけと... ...続きを見る

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2015/12/29 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 40
どこへ行っても同じことだが、人が群れるところには必ずといっていいほどセクハラが存在する。 しかしそもそもセクハラとは、セクシャル・ハラスメント、すなわち性的な“嫌がらせ”のことである。 より悪質なのは、嫌がらせのつもりでも何でもなく、自然な流れで人に不快な思いをさせる、暴言や行為なのだ。 茶倉は自衛隊時代に、散々そういった嫌な目に遭ってきたが、しかし自衛隊が殊更そうした面が強いとも言えないのだろう。体育会系ゆえに多めではあろうが、他と有意な差があるかどうかは疑問だ。 後に鈍郎の話を聞いた... ...続きを見る

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2015/12/28 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 39
自分の考えていることは自分でわかるが、他人の考えていることはわからない。他人が恐い。 こちらの精神的な事情を知らないまま、自分の与り知らぬところで、不利益な行動をしていることを想像してしまい、不安で落ち着かない。刃物で自分の腕を切り刻みたくなる。 そうした恐怖は鈍郎には感じないが、しかし夫といえども他人なのだと、茶倉は痛感する。 子供が欲しくないという言葉に、素っ気なく返事されて、安堵したのは確かだが、同時に不安になっていた。 それほど強い口調で言ったつもりはないが、しかし内容からして既... ...続きを見る

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2015/12/27 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 38
旅行では性交渉は無かった。 そのことを鈍郎も茶倉も、態度にこそ出さなかったものの、残念に思っていた。 この問題は根が深い。沖縄旅行のときだけの話ではない。 結婚してから茶倉と鈍郎は、一度もセックスをしていなかった。 したくないわけじゃない。肉体的に不備があるわけでもない。精神的な鎖ゆえ―――それは双方の内心に深く絡みつき、こびりついている呪いなのだ。 茶倉にとっては、セックス―――子供を作ることは、無駄で、害悪で、不幸なことだと、子供時代の経験から心に染み付いていた。男に捨てられ、貧困... ...続きを見る

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2015/12/26 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 37
結婚式は挙げない。花もドレスも唄も無い。役所に届けを出すだけの、事務的な作業。 茶倉の花嫁姿が見られないことを、吉岡一曹は残念がっていたが、三角は「九古くんらしい」と言っていた。 (新生活。) それぞれ一人暮らしだったのを引き払って、茶倉の貯金で小さな家を買った。三角が伝手を辿って探してくれた物件は格安で、感謝するしかなかった。自殺者の出た物件だから安いのだったが、2人は恐れなかった。むしろ、ここで死んだ人の犠牲の上に自分たちの生活があるのだと、厳かな気持ちになるくらいだ。 前にも述べた... ...続きを見る

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2015/12/25 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 36
素朴な疑問だが、“人を愛する”とは、どういうことだろうか? 何を以って愛とするのか。示すのか。証明するのか。 ロマンチックな言葉か。豊かな暮らしか。気持ちいいセックスか。指輪や宝石か。相手の幸せを考えて身を引くことか。共に死を選ぶ、または殺すか殺されることか。浮気を許すことか。趣味嗜好を尊重することか。命を懸けてでも守ることか。ひたむきに尽くし続けることか。会話を絶やさないことか。心で想い続けることか。相手の望みを叶えることか。いざというときに味方することか。 おそらく、どれも正しい。どれ... ...続きを見る

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2015/12/24 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 35
結婚してからが本番だとは、よく言ったものである。 茶倉と鈍郎のスタートは、しょっぱなから仲間たちからの猛反対を食らうことになった。 それだけ人気を集めているという意味ではあるのだが、しかしそれは、勝手に理想を押し付けるだけの独善的なものでしかなかった。悪い意味での注目。薄っぺらい人気。 このとき茶倉と鈍郎は、本当に仲間と呼べる者が誰であるかを知ることになる。 それぞれ、吉岡一曹と三角先輩。ひとりにひとりずつの、本当の味方。 それ以外は仲間ではなかった。 (せっかく幸せな気分に浸ってい... ...続きを見る

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2015/12/22 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 34
「九古さん、誕生日おめでとうございます。」 準備を整えて、鈍郎のもとを訪れたのは、半年後のことだった。 まさか迷彩服でプロポーズするわけにもいかない。このときの彼女は、清楚な白のワンピースに、吉岡一曹に結ってもらったポニーテールで決めていた。 後から考えると、鈍郎の性格なら迷彩服でプロポーズしても喜んだ気がするが、ワンピースも嫌いじゃないはずだ。 「どうしてここに?」 「あなたと結婚する為に。」 ストレートに告白したら、鈍郎は真顔で固まった。 しまった、またやってしまったか。色々と... ...続きを見る

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2015/12/21 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 33
「3年、になるのかな。」 鈍郎の、かつてを懐かしむような言葉に、茶倉は飛び跳ねて喜んだ。 しかしそれは心の中だけのことで、実際には「はい」と素っ気なく返事しただけだった。 どうして自分は、こういうときに言うべき言葉を口に出来ないのだろう。 緊張のせいだけではない。どれほど緊張しても、頭はクレバーだ。 そうではなく、もっと根本的なところ。幼い頃の自分が、無駄と切り捨ててきたもの。 人付き合い。友達と遊ぶこと。 どうすれば良かったんだ? 「それでは、また。」 いたたまれなくなって、... ...続きを見る

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2015/12/20 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 32
さて、ここで話を1996年の2月に移さなければならないだろう。 茶倉が鈍郎と再会した、あの日へ。 「運命としか思えない。」 配属先が沖縄で、そこで鈍郎の姿を見つけたとき、茶倉は思わず呟いた。 3年前の、ドロドロした狂おしい感情が、堰を切って溢れ出した。 彼を忘れていたのではない。彼への思いを心の奥に溜め込んでいたのだ。 恋や愛なのか、欲望や衝動なのか、それらの合わさったものなのか。 わからないが、どうでもいい。 とにかく彼に会いたかった。 恋愛なんて知らない。確信があるだけだ。... ...続きを見る

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2015/12/19 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 31
「世の中、いろんな人がいていいし、いろんな人がいるべきなのよ。自分と考え方の違う人や、自分に同調しない人に対して、心無い言葉をぶつけることは、最大限慎むべき。いろんな人がいていいというのは、無制限ではないわ。自分たちに同調する人々だけが現実を見ていると思い込み、他人の思想や主義主張を尊重しない人たちは、さっさと世の中から退場することね。」 吉岡の言うことは苛烈さを増していくが、しかし口調は穏やかで柔らかいままだった。 茶倉の嫌いな連中は、総じて下品だ。ここで言う“下品”とは、チンポとかマンコ... ...続きを見る

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2015/12/18 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 30
吉岡二曹は話を続けた。 「私たちは職業から、反戦平和を志している人たちとは相容れない敵同士となる。でも、それは決して憎み合うだけの関係じゃないの。真剣に命と向き合っていれば、立場が違っても、敵同士であっても、互いに通じるものがあり、尊敬し合えるわ。」 まったく頷ける意見だった。 そして同時に、なんて柔らかな物言いをするのだと思った。 (私は殺伐としている) それも良し悪しで、悪いだけではないが、茶倉は吉岡の柔らかさに憧れを感じた。 そして、柔らかいということは、甘さや欺瞞とは違う。 ... ...続きを見る

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2015/12/17 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 29
茶倉には、嫌いな言説があった。 それは例えば、「未来に生きる子供たちの為に、戦争の無い社会を作ろう」という類のものだ。 反戦とか、平和とか、革命とか、そうした言説の中には・・・子供子供子供、女子供。 (うるさいんだよ)(いい加減にしろ) 筆者も疑問であるのだが、女性と子供の命は、成人男性の命より重いのだろうか? 生物学的に言えば、成人男性の数は少数でいいとの論もあるが、そうした論は“獣の論理”だと茶倉は思う。 (ヒューマニストを名乗るなら、人間の理屈を口にしやがれ!)(ああ)(いらい... ...続きを見る

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2015/12/16 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 28
茶倉は自分の感情の正体に気付いていなかった。また、その感情が熟しているとも言えなかった。 それは恋や愛というよりは、衝動だった。 衝動に負けるわけにはいかない。自分を律しろ。心を乱さず、目的に向かって進め。 無意識からの呼び声は、茶倉を試験のみに集中させた。 年齢を4つも偽っているとはいえ、そもそも学力の基礎は中学までには完成し得る。90年代より前の中学生は概ねそうであったと言えるし、筆者の体験を鑑みても、それは不可能でもなければ稀有でもない。 1993年、咲村茶倉は、ひとりの兵士とな... ...続きを見る

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2015/12/15 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 27
「父親のいない子供って、どう思いますか?」 あるとき、茶倉は質問した。 質問してから、冷汗が出た。 ふと、何となく、何の覚悟も無く、口にしてしまったのだ。 「あ、ええっ・・・?」 鈍郎は困惑していた。 しかし、困惑しながらも懸命に対応しようとしていた。言葉を選んでいるのが見て取れた。 (良かった。) 何の葛藤も無く「片親でも恥じることはない」とかいう類の綺麗事を言うような人でなくて、良かった。 恥ずかしげもなく「父親がいなくても子供は立派に育つ」などと言うような人でなくて、良か... ...続きを見る

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2015/12/14 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 26
九古鈍郎は、良い教師だった。 それはあくまで咲村茶倉にとっては、という意味であるが、一般的にも悪い教師ではないだろう。 わからないことを質問すれば、わかるまで解説してくれた。忘れたことは何度でも、嫌な顔せずに説明してくれた。 他の教師によくあるような、わからない生徒に対する苛立ちや叱責、偉そうな態度などが、彼には皆無だった。 決して教え方が上手とは言えないのだが、しかし下手でもない。むしろ、上手くても偉そうな教師などよりは、精神的に楽だった。 こんな大人もいるものだと思った。 一日、... ...続きを見る

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2015/12/13 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 25
人間、10年以上も生きていれば、いろいろなことを学ぶものだ。 例えば、世の中には不幸な偶然が溢れかえっているとか。 例えば、渡る世間に鬼は無いが、鬼よりも厄介な人間がいるとか。 例えば、きっかけは些細なことであるとか。 公的には17歳、実際には13歳の茶倉は、唄を聞いていた。彼女の人生を左右する決断は、その唄を聞いたことが、きっかけだった。 ...続きを見る

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2015/12/12 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 24
幼い頃から茶倉は、借金だけは絶対するまいと思っていた。 ひとたび借金をすれば、利子は雪だるま式に膨らんでいく。元金よりも多くのカネを取られるなど、我慢ならない。 その我慢ならないことを実行したときには、自分の中で何か大きなものが崩れていく気持ちだった。 誇りとか、信念とか、思い入れとか・・・そんなものは、カネあってのものだと痛感した。 (早く返さないと)(早く早く)(ああ)(くそ)(いらいらする) 腹の底で重苦しい塊が動いている。 将来に対する不安。 いわゆる“いい高校”とか“いい... ...続きを見る

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2015/12/11 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 23
「・・・・・・。」 意味がわからなかった。 「・・・・・・。」 茶倉は薄汚れた通学鞄の重みで手を下げて、そのまま座り込んでしまった。 血を吐き、泡を吹き、涙と鼻水に塗れた笑顔で、母は失神していた。あちこち皮膚が裂けていて、鉄臭い香りと共に、失禁した匂いが漂っていた。 「・・・・・・。」 何かを思っているはずなのに、思考が動かない。目の前の状況を分析する為の機能が、はたらかない。 ニヒリズムの薄皮に守られた心は、次の行動を決めかねていた。 「そうだ・・・救急車・・・呼ばなきゃ・・・... ...続きを見る

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2015/12/10 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 22
高校の勉強は、何て難しいのだろう。 難しいというよりは、やることが多いと言うべきか。どれもこれも中途半端にしか出来ない。 茶倉の成績は、一学期の中間は平均点そこそこだったが、期末テストでボロボロになった。 高校受験のとき世話になった塾に、再び通うことになった。格安の値段で上質な授業。ありがたい。 このとき既に九古鈍郎とは出会っているのだが、双方ともに“出会った”という意識は無い。すれ違うだけの間柄に、他人として以上の感情は芽生えない。 この塾が、いわゆる左派の人々が運営しているのだと知... ...続きを見る

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2015/12/09 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 21
中学校で数ヶ月を過ごすうちに、茶倉は人間嫌いを加速させていった。 何て幼稚で下卑た奴らだろうか。中学生にもなって、そのへんの犬猫と同じか。 ちょっかいや、からかい、陰口に、奇声、騒音。 愚にもつかない連中の群れ。 生きているのが無駄な奴ら。 そんな連中がクラスで幅を利かせていて、真面目に勉強を頑張っている生徒は、つらそうだった。 少なくとも、茶倉は、つらかった。つらいと思うことも無駄だと、自分の気持ちを抑圧して、耐え抜いた。 いじめも何度か経験した。ある教師は「見てるだけも加害者だ... ...続きを見る

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2015/12/08 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 20
咲村茶倉が生まれたのは、1978年の12月28日。 2歳の頃には物心ついていた茶倉は、きりっとした冬の景色を大人になってからも覚えている。 その年の春の、父親と母親の会話も、映像だけは覚えている。 「・・・・・・。」 あのとき自分は、どんな目をしていただろうか。 あのときから自分は、今のような人間になっていったのではないか。 (ああ)(子供を作ることは)(無駄なことで)(家庭を持つことは)(なんて無駄なんだろう)(無駄)(無駄) それっきり姿を見せなくなった父親の無責任さと、それか... ...続きを見る

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2015/12/07 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 19
気が付いたときには、どこかに寝かされていて、両腕に違和感があった。 痛みと混乱で意識を失っていたらしい。どうやら病院にいるようで、折られた両腕はギプスで固定されていた。 「起きたかい。」 ナイフでリンゴの皮を剥いていたのは、40歳ほどの男性だった。白衣を着ているからには医者だろう。 「説明、説明、説明だ、説明。」 雨水一二(うすい・いちじ)と名乗った医師は、志織が老人の通報で運ばれてきたことを手短に告げると、小さく嘆息した。 「あの。」 志織は混乱したまま言った。 「エスパーって... ...続きを見る

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2015/12/06 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 18
咲村志織(さきむら・しおり)が生まれたのは、1953年の3月9日。 年度としては1952年度の生まれになる彼女が、高校に入学したのは1968年のことだった。 ニュースでは、デモ隊が警官隊と衝突して重傷者が出たとか、青年実業家が殺されたとか、キナ臭い話も流れていたが、そんなものは自分と無縁だと思っていた。 思っていた、といっても考えていたわけではなく、よくある程度のことだと感じて流していた。日頃から強く意識するようなことはなく、平凡で平穏な人生を楽しんでいた。 卒業後は服飾関係の会社に入り... ...続きを見る

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2015/12/05 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 17
「九古さん、誕生日おめでとうございます。」 何の前触れもなく、咲村茶倉が現れたのは、9月の鈍郎の誕生日だった。 2月のときのような迷彩服ではなく、清楚な白のワンピースに、ポニーテールに結った黒髪。 (美人は何を着ても似合うなあ。) そんな感想を抱きつつ、鈍郎は不思議に思った。 「どうしてここに?」 「あなたと結婚する為に。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 鈍郎の頭は真っ白になった。 いきなり美人が出てきてプロポーズとか。こ... ...続きを見る

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2015/12/03 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 16
1996年の、2月半ばから7月の終わり頃まで。 半年ほどの間、鈍郎は舜平と共に暮らした。 24歳の鈍郎と、9歳10歳の舜平。 子育ての経験も無い青年と、虐待を受けてきた少年が、上手く行くはずもなかった。 鈍郎が参ったのは、舜平の暴力や暴言だった。 9歳といってもそれなりに力はある。食器を運んでいる最中に蹴られて、皿を割ったことが何度もあった。 暴言も酷く、下品な単語を連発されると気が滅入った。ふてくされたり、癇癪を起こしたり、とにかく気の休まる時間が無かった。 それでも、虐待を受け... ...続きを見る

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2015/12/02 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 15
九古鈍郎は、物心ついたときから兄に対して劣等感を抱いていた。 7つ離れた兄は、何事にも動じず、何でも知っているように思えた。 そんな兄が好きで、第二の父親のように敬愛していたから、劣等感にも負けなかった。 敵わないと感じ苛立っても、それを表面に出すことを、自分に許しはしなかった。そんな自分を誇りに思えた。 ふてくされたり不平を撒き散らしたりして、父や兄を悲しませたくなかった。 見ず知らずの世間様に対してではなく、尊敬できる人―――父に、兄に、そして自分に恥じぬ生き方をしようと、小学生に... ...続きを見る

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2015/12/01 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 14
九古貞主(くこ・ていしゅ)は、6歳のときに終戦を経験した。 生まれたときから今まで、戦争の時代しか知らなかったので、“終戦”が何なのかピンと来なかった。 そんなに喜ぶべきことなのか。 そんなに悲しむべきことなのか。 自分の生活は何ひとつ変わっていないではないか。 ぼんやりと幼心に思っていた、そうした感想は、時と共に意識から薄れていった。 小学校の頃は、取り立てて語るようなことはない。良いことも嫌なこともあったはずだが、夏の日の白昼夢のように意識が遠い。 中学時代に彼は、初恋を経験す... ...続きを見る

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2015/11/30 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 13
その少女は、迷彩服を着ていた。 鈍郎の認識では20歳か21歳のはずだが、3年前と変わらぬ少女のような姿で、そこに彼女は立っていた。 実際、本当の年齢は18歳であったわけだが、中学生に間違われても不思議ではないほどだ。 しかし逆に、何を着ようが、どこへ行こうが、周囲から浮いてしまうのも確かだろう。そういう人種、自分と同類。 「・・・咲村さん?」 記憶を手繰り寄せるまで数秒。 実際に自衛隊の制服を着た彼女を見ていると、何かのコスプレにしか見えない。よく似合っているが、マンガの中から出てき... ...続きを見る

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2015/11/29 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 12
居酒屋というのは、煩わしい子供の騒ぎ声から隔絶された空間で、鈍郎にとって居心地の良い場所であったが、ただひとつ、煙草の煙だけは苦手だった。 左翼の仲間にも喫煙者は多く、公園の集会などでも煙草の煙が漂ってきて咳き込むことが度々あった。 自分の前では吸わないで欲しいと、何度も訴えた。それで気をつけてくれる人はまだいいのだが、喫煙者の理屈を滔々と語られたり、凶暴に怒鳴り散らされることもあった。 そんなことが降り積もって、心に溜まっていた。煙草を吸う人間を誰彼構わず攻撃しようとは思わないが、マナー... ...続きを見る

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2015/11/28 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 11
翌年、1996年の2月に、仲間たちと共に沖縄へ行った。 反戦平和を志す者として、広島と沖縄には是非とも訪れてみたいと思っていた鈍郎は、有志が募られたとき真っ先に手を挙げた。こんな積極性を発揮したのは、中学生のとき以来かもしれない。 全体の目的は米軍基地前でのデモ行進であったが、鈍郎の興味は戦争の資料の方にあった。ひとつは“ガマ”であり、夜の闇も及ばない真の暗闇というものを、そこで初めて知った。 ひめゆりの塔や、当時の体験者の日記など、興味深いものは幾つもあったが、時間に追われてロクに読めな... ...続きを見る

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2015/11/27 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 10
茶倉は無事に試験に合格し、その後も鈍郎は、塾で働き続けた。 例の左翼グループには、大学を卒業してからも在籍していた。大きな失望も味わったが、小林をはじめとして、良くしてくれる人たちもいて、なかなか訣別しようとまでは思い切れなかったのだ。 重苦しさと充実感を同時に抱えたまま、鈍郎は活動を続けることになる。精神的な支えとしては、三角先輩の存在が大きかった。 ...続きを見る

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2015/11/26 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 9
咲村茶倉は、教えやすい生徒だった。 それはあくまで九古鈍郎にとっては、という意味であるが、教えているのが彼ひとりなので、誰に憚ることなく正しい表現だろう。 口数こそ少ないが、説明したことに対して、わかったならば理解の意を示し、わからないなら質問を繰り返した。 他の生徒によくあるような、苛立ちや知ったかぶり、ふてくされた態度などが、彼女には皆無だった。 決して成績が良いわけではないのだが、数学だけは異常に良く出来た。反面、英語と理科が酷かったので、全体としての成績は真ん中より下ではあったの... ...続きを見る

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2015/11/25 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 8
すっかり左翼に嫌気が差していた頃、鈍郎はバイト先の塾で、新たに生徒を受け持つことになった。 その塾には勤めて3年近くになるが、他の教師が手を焼く生徒を回されてくるのが常になっていた。 人を見下す態度の女子生徒に、軍国主義の男子生徒。集中力が拙く成績がボロボロの生徒もいたし、何かと欠席する生徒もいた。 とはいえ、その待遇に鈍郎は不満を抱いているわけではなかった。 (今度は、どんなヤツだ?) むしろ、自分が会社に役に立っていることが嬉しく、教育者としても遣り甲斐を感じていた。 期待にも近... ...続きを見る

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2015/11/24 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 7
左翼のアジトは、入口に鍵どころか扉そのものが無く、その気になれば誰でも入っていけそうだった。 それが開放的なのか無用心なのかは微妙なところだが、「自分たちは疚しいことはしていない」という主張のように感じられた。 実際問題として、その組織に“機密情報”などというものは存在せず、抱いていたイメージ通りだったのは、壁の汚さくらいのものだった。廊下には本棚があり、マンガも置いてあった。 もっとも、アジトでの思い出には、あまり良いものはない。キナ臭い秘密結社でないのは安心したが、下品さや無神経さには... ...続きを見る

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2015/11/23 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 6
ビラを配っていた男―――小林が、その大学における左翼的なグループのメンバーだということは、容易に想像できた。振り返ってみれば、よくアジテーション(演説)をしていた顔だ。 九古鈍郎は、高校時代から、先輩の三角と共に反戦平和活動をしていた人物だが、かといって大学の左翼グループに共鳴していたわけではなかった。むしろ毛嫌いしていたと言ってもいい。 というのも、2年前に彼が受験で、この大学に二次試験を受けに来たとき、よりにもよって試験中にアジテーションをかましてくれたからだ。 言ってる内容が何であれ... ...続きを見る

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2015/11/22 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 5
1992年というのは、ソビエト崩壊の直後である。 「まさか」、「そんな」、「やっぱり」、「どうすれば」。 様々な声が聞こえていたが、いずれにしても世界は混乱していた。 もっとも、世界が安定していたことがあったかは疑わしいので、とりわけ左翼の活動家たちの間での混乱だと言えるかもしれない。崩壊の予兆は80年代後半に顕れていたと言う人もいるし、レーニンが死んだ時点でソビエトは終わっていたと言う人もいる。いずれも正しいのだろう。 いわゆる共産主義なるものにとって、ソビエトの存在は大きかった。いや... ...続きを見る

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2015/11/21 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 4
12月に入れば、気の早い店などは既にクリスマスの宣伝を始めている。 こうした“早い者勝ち”競争は、どこまで過熱するのだろうかと思いながら、鈍郎は街を歩いていた。 ふと、死んだ兄のことを思い出す。なにか連想させるものが目に付いたわけでなく、本当に何となくだ。 息子を虐待していた父親。 自分は、そんな男の弟なのだ。 たかが血の繋がりだと、理屈では思えても、その息子を引き取って育てたときのことを思うと、血は水より濃いということを感じてしまう。 ...続きを見る

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2015/11/20 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 3
「逆に訊こう。九古くんは、わたしが人助けに向いてると思うか?」 「思います。」 三角の問いに、すぐに答えた。 「そうか。しかし、わたしは茶倉くんと出会うことすら出来ず、九古くんは彼女を救えた。そういうことだ。」 妻の名を出されて、鈍郎はドキッとした。 もう1年近く会ってない妻。彼女の理知的な顔を思い出して、胸が高鳴る。 「世の中は、助ける側と助けられる側に分かれているわけではない。わたしたちの目指すべきは、人助けではなく、助け合いなのだ。」 「・・・!」 またしても衝撃を受けた。... ...続きを見る

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2015/11/19 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 2
“サトリン”率いる電脳戦士たちの本業は、“人助け”である。邪戦士と戦うことは副次的なものだ。 “アインストール”七村七美が攻撃的なので、悪と戦う正義の味方な印象があるが、チームとしての本質はアンパンマンだ。アンパンチを振るう方ではなく、自らの顔を食べさせてあげる、献身のヒーローなのだ。 悪に対する正義でもなく、悪に対する善でもなく、宿命や狂気でもない。 憎悪に対する、愛の戦士。 “イヴィル”から回線を取り戻したことで、困っている人々の嘆きは、再びサトリンのもとへ届くようになった。そして電... ...続きを見る

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2015/11/18 00:00
「サトリン」 第十五話 約束のクリスマス 1
11月の下旬、九古鈍郎は苛立ちを募らせていた。 「ああ畜生、くさくさするなあ!」 気分を変えなければと思うと、余計に感覚が固定される。 (ああもう、33歳にもなって、私は何を子供みたいに悪態をついてるんだ。・・・いや、年齢は関係ないか。) ほんの些細なことで気分が揺れる。ぐらつく。 まるで精神疾患のようだと鈍郎は思い、それはあながち間違ってもいなかった。 この苛立ちが慢性的でない彼は、とても精神疾患とは言えないが、しかし彼の精神に病的な気質があるのは確かだった。その気質が、彼の超能力... ...続きを見る

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2015/11/17 00:00
「千里」 女神の左手 あとがき
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2015/11/16 00:00
「千里」 第?話 女神の左手 (後編)
「おーい、起きてますかー?」 女神ジュエルが呑気な顔で左手を振る。 「あぅ・・・」 半ば飛んだ意識で、千里は白刃を握り締めていた。あちこちが焼け焦げて肌が露出している。 「んー、意識が飛んだ状態でも戦えるようになったのは進歩だけど、やっぱり1000年前からいきなり800年前に進めたのは無謀すぎたかなー。」 人差し指を立てて、ジュエルは首をかしげた。 そこへ白刃が音速の万倍の速さで飛来するが、既にジュエルは千里の背後で腕を組んでいた。 「・・・!」 「ユート君は優しいから思いっきり... ...続きを見る

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2015/11/15 00:00
「千里」 第?話 女神の左手 (前編)
薄暗く静かな夜は、そこに人がいても独りぼっちに感じられる。 家人が眠りに就いた頃、千里は妙に胸騒ぎを覚えて目を覚ました。 体の調子は爽やかだが、どこか気分が落ち着かない。 「やあ、千里。何度でも初めまして。」 そこに立っていたのは、姿の見えない男だった。 悪意で真っ黒に塗り潰されていて、広げた両手だけが視界に映っていた。 まるで絵の具を吐き散らしたように、べっとりと滴る悪意が、まだ赤子の千里を怯えさせた。 千里の心は肉体を離れ、少女の姿になって男と対峙した。右手に剣を持ち、男を睨み... ...続きを見る

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2015/11/14 00:00
「千里」 掌編集
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2015/11/13 00:00
デュエル掌編3つ あとがき
蔵出し3作 ...続きを見る

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2015/11/11 00:15
パーフェクト
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2015/11/11 00:10
決闘航海アフター
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2015/11/11 00:05
交換されたもの
「これから2人でデュエルをしてもらう。」 研究者たちから告げられたのは、そんな言葉だった。 吸血鬼1号と、吸血鬼7号は、言われるがままにデュエルディスクを構えた。それが永遠の別れの始まりであるとも知らずに。 ...続きを見る

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2015/11/11 00:00
決闘倶楽部PX   あとがき
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2015/11/09 00:05
決闘倶楽部PX   エピローグ どの日?
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2015/11/09 00:00
決闘倶楽部PX   最終話 無々とモリンフェン
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2015/11/08 00:00
決闘倶楽部PX   第十五.五零話 モリンフェン
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2015/11/07 00:00
決闘倶楽部PX   インターローグ 絶対神
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2015/11/06 00:00
決闘倶楽部PX   第十五話 ライバル再臨! (後編)
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2015/11/05 00:00
決闘倶楽部PX   第十五話 ライバル再臨! (中編)
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2015/11/04 00:00
決闘倶楽部PX   第十五話 ライバル再臨! (前編)
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2015/11/03 00:10
決闘倶楽部PX   第十三話〜第十四話 あとがき
サクリファイスの吸収シーンとか目玉ぐにょぐにょがエロすぎてビクンビクン(挨拶) ...続きを見る

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2015/11/02 00:00
決闘倶楽部PX   第十四話 神は静かに舞い降りる
◆ ◆ ◆ ...続きを見る

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2015/11/01 00:00

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