コレクター Act 4
呉星十字:LP8000、手札4
場:
場:伏せ×1
吸血鬼13号:LP8000、手札6
場:暗黒界の武神ゴルド(攻2300)、暗黒界の軍神シルバ(攻2300)、暗黒界の龍神グラファ(攻2700)
場:
「総攻げ・・」
「リバースカード《リビングデッドの呼び声》を発動。墓地から《スカイラブ・ドラゴン》を蘇らせます!」
《手札抹殺》の効果は呉星の手札にも及ぶのだ。
ドラゴンにはドラゴン。
暗黒の世界から到来した悪魔龍と、天空を飛翔する将棋龍が、睨み合って咆哮した。
スカイラブ・ドラゴン レベル8 地属性・ドラゴン族
攻撃力3800 守備力300
このカードは戦闘で破壊されたとき、相手の手札に加えられる。
このカードは攻撃するとき、攻撃力が1200ポイントアップする。
1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を破壊することが出来る。
「レベル8で、攻撃力3800だと・・・?」
13号は顔を歪める。
戦闘破壊されたときに相手の手札に加えられるということから、デメリットアタッカーに分類される将棋モンスターだが、そのステータスと性能はデメリットを補って余りある。
呉星十字の専用カードでなければ、環境に大きな影響を与えてしまうだろう。
「ぬくっ、ぐっ、ターンエンドだ・・・。」
呉星十字:LP8000、手札4
場:スカイラブ・ドラゴン(攻3800)
場:リビングデッドの呼び声(永続罠)
吸血鬼13号:LP8000、手札6
場:暗黒界の武神ゴルド(攻2300)、暗黒界の軍神シルバ(攻2300)、暗黒界の龍神グラファ(攻2700)
場:
「私のターン、ドローです。《死者蘇生》を発動して《ジャグ・オブ・ライド》復活。効果を発動してカードを1枚ドローします。」
ジャグ・オブ・ライド レベル7 地属性・岩石族
攻撃力3400 守備力300
このカードは戦闘で破壊されたとき、相手の手札に加えられる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
1ターンに1度、カードを1枚ドローすることが出来る。
龍と馬が並ぶ。それぞれデッキに1枚しか入ってない、大駒。
初手に2枚とも揃っていたのは、そして相手のカードの効果で墓地に捨てられたのは、幸運と言うべきか。
あるいは、13号にとっての不運。
「更に手札から《禁止令》を発動。《バトルフェーダー》を宣言! 《二重召喚》を発動し、《パフューム・カース》と《アヘッド・ナイト》を召喚!」
禁止令 (永続魔法)
カード名を1つ宣言して発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、宣言されたカードをプレイする事はできない。
このカードの効果が適用される前からフィールド上に存在するカードにはこのカードの効果は適用されない。
バトルフェーダー レベル1 闇属性・悪魔族
攻撃力0 守備力0
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動する事ができる。
このカードを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
パフューム・カース レベル2 地属性・戦士族
攻撃力1400 守備力100
このカードは戦闘で破壊されたとき相手の手札に加えられる。
このカードは攻撃するとき攻撃力が800ポイントアップする。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、このカードを生贄にすることで手札またはデッキから「アドミラル・ゴールド」1体を特殊召喚できる。
アヘッド・ナイト レベル3 地属性・戦士族
攻撃力1800 守備力100
このカードは戦闘で破壊されたとき相手の手札に加えられる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、このカードを生贄にすることで手札またはデッキから「アドミラル・ゴールド」1体を特殊召喚できる。
「《スカイラブ・ドラゴン》の効果!」
うねるように空を翔るドラゴンの発する光が、暗黒のドラゴンを消し去る。
グラファは基本的にはコンボカード。単体での強さは竜王に敵わない。
呉星十字:LP8000、手札1
場:スカイラブ・ドラゴン(攻3800)、ジャグ・オブ・ライド(攻3400)、パフューム・カース(攻1400)、アヘッド・ナイト(攻1800)
場:リビングデッドの呼び声(永続罠)、禁止令(永続魔法)
吸血鬼13号:LP8000、手札6
場:暗黒界の武神ゴルド(攻2300)、暗黒界の軍神シルバ(攻2300)
場:
「バトル! まずは《ジャグ・オブ・ライド》で直接攻撃、メテオ・スプリンター!」
「う、うぐ、オレは、墓地から《ネクロ・ガードナー》を除外する・・・。」
岩石の中から出てきた赤い馬は、半透明の壁に阻まれて元の場所へ戻っていく。
「続いて《アヘッド・ナイト》の直接攻撃、ナイトメア・ジャンプ!」
「それは《クリボー》で防ぐ!」
柔らかい毛玉が、馬の一蹴りの衝撃を緩和する。
「・・・《スカイラブ・ドラゴン》でゴルドを攻撃、クロスファイア!」
「・・・っ!」
暗黒界の武神ゴルド (破壊)
吸血鬼13号:LP8000→5300
「とどめよ、手札から速攻魔法《時の飛躍》を発動するわ!」
「~~~っ!」
この瞬間、勝負は決した。
時の飛躍 (速攻魔法)
3ターン後のバトルフェイズへジャンプする。
吸血鬼13号:LP0
消え行くソリッドビジョンと共に、13号の体が崩れていく。
デュエルに敗北すれば自動的に崩壊するようにプログラムされているのだと説明は受けていたが、こうして目の当たりにすると惨たらしい光景だった。
「うっ・・・があっ・・・・乾く・・・・乾く・・・・・乾く・・・・・・」
「・・・・・・。」
呉星は目を伏せて胸で十字を切った。
そして、番号でしか名付けられなかった彼に、最後の言葉を掛けてやった。
「願わくば、あなたが神の御許に召されますように。アーメン。」
◆ ◆ ◆
同じ頃、遠藤は4階の一室にいた。
「あ、あれ・・・?」
周りを見回しても、自分の他には誰もいない。
「お、お姉ちゃん、十字お姉ちゃん!」
大声で呼んでみるが、返答は無い。
「・・・・・・。」
彼は探査装置に目をやった。
近くに反応がある。
およそ20メートル。
「・・・出て来い! 僕が相手してやる!」
震える声で叫び、遠藤は廊下へ飛び出した。
向こうに、目をギョロギョロさせた女がいる。デュエルディスクを持っている。こっちへ向かって歩いてくる。
「あひっ、あへっ、遠藤朋永か?」
「お前は、13号か、50号か?」
「あひっ、あへっ、50号だぉ。」
彼女は気味の悪い足取りで近付くと、デュエルディスクを展開した。
遠藤も構えてディスクを展開する。
窓から見える青空が、やけに不吉に見えた。
「「デュエル!」」
遠藤朋永:LP8000
吸血鬼50号:LP8000
「あひっ、あへっ、わたしのターン、ドロー。」
50号はクネクネした動きでドローする。
そして手札から2枚をセットし、モンスターを召喚した。
「あひっ、あへっ、ターンエンド。」
遠藤朋永:LP8000、手札5
場:
場:
吸血鬼50号:LP8000、手札3
場:シャインエンジェル(攻1400)
場:伏せ×2
シャインエンジェル レベル4 光属性・天使族
攻撃力1400 守備力800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下の光属性モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚できる。
「エンドフェイズにデュエリスト能力発動!」
「あひっ?」
遠藤朋永:手札5→10
「レベル5能力“山削り”(フリーブースター)・・・1ターンに1度、デッキからカードを5枚までドローできる。相手のターンでも発動できるんだ。そして僕のターン、ドロー!」
「あひっ、あへっ。リバーストラップ《大暴落》発動!」
「しまった・・・!?」
大暴落 (罠カード)
相手の手札が8枚以上ある時に発動する事ができる。
相手は手札を全てデッキに加えてシャッフルした後、カードを2枚ドローする。
遠藤の手札は11枚から一気に2枚まで減った。
「あひっ、あへっ。」
嫌らしい笑みを浮かべる50号を前に、遠藤は臆せず手札の2枚を見る。
そしてフッと笑ってみせる。
「・・・なんて、ね。」
「あひっ?」
「その程度でレベル5能力を攻略できると思ったら大間違いだ。“山削り”(フリーブースター)発動!」
遠藤朋永:手札2→7
「儀式魔法《エンド・オブ・ザ・ワールド》を発動。手札の《神獣王バルバロス》を生贄に、《終焉の王デミス》降臨!」
終焉の王デミス レベル8 闇属性・悪魔族
攻撃力2400 守備力2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
2000ライフポイントを払う事で、このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。
「あひっ!?」
「全てを闇へ誘え、“ダークエンド・ディズアスター”!」
遠藤朋永:LP8000→6000
漆黒の沼がフィールドを汚し、デミス以外のものを呑み込んでいく。
《シャインエンジェル》と伏せカードが成す術なく破壊され墓地へ送られ、50号のフィールドは、がら空きになった。
遠藤朋永:LP6000、手札4
場:終焉の王デミス(攻2400)
場:
吸血鬼50号:LP8000、手札3
場:
場:
「そして僕は、まだ通常召喚を終えてない。《首領・ザルーグ》・・・召喚!」
首領・ザルーグ レベル4 闇属性・戦士族
攻撃力1400 守備力1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手の手札をランダムに1枚捨てる。
●相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
「まずはザルーグで攻撃だ!」
「あひっ、あへっ、手札から《ガード・ブロック》発動だぉ。」
ガード・ブロック (罠カード)
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
「・・・っ、そうか、さっきの伏せカードは《クロス・カウンター・トラップ》だな!」
「あひっ、あへっ、ご名答。」
クロス・カウンター・トラップ (罠カード)
このカードが相手の効果によって墓地に送られたターンに、1枚まで手札から罠カードを発動できる。
「だけどデミスの攻撃が残っている。ダイレクトアタックだ!」
「あひいっ!」
吸血鬼50号:LP8000→5600
「あひっ、手札から《冥府の使者ゴーズ》特殊召喚。そしてカイエントークンが特殊召喚される。」
冥府の使者ゴーズ レベル7 闇属性・悪魔族
攻撃力2700 守備力2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
遠藤朋永:LP6000、手札3
場:終焉の王デミス(攻2400)、首領・ザルーグ(攻1400)
場:
吸血鬼50号:LP5600、手札2
場:冥府の使者ゴーズ(攻2700)、冥府の使者カイエントークン(攻2400)
場:
「なるほどね。だったら再びデミスの効果を使うって手もあるけど・・・ここは2枚目の儀式魔法を発動させてもらうよ。」
遠藤は手札からカードをディスクに置いた。
流れるような手さばきで、2体目の儀式モンスターが出現する。
「6ツ星モンスター《死王リッチーロード》を生贄に、幻想モンスター《サクリファイス》の召喚っ!」
死王リッチーロード レベル6 闇属性・アンデット族
攻撃力2400 守備力1200
このカードを生け贄召喚する場合の生け贄は闇属性モンスターでなければならない。
このカードが他のカードの効果によって生け贄に捧げられ墓地に送られた場合、このカードは持ち主の手札に戻る。
サクリファイス レベル1 闇属性・魔法使い族
攻撃力0 守備力0
「イリュージョンの儀式」により降臨。
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になる。この効果でモンスターを装備している場合、自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
また、このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。
「効果発動、ゴーズを吸収するよ。」
サクリファイスの口が、冥府の使者を咥え込む。
淫らな音を立てて、モンスターが吸収される。
サクリファイス (攻0→2700)
「これでターンエンドだ!」
遠藤朋永:LP6000、手札1(死王リッチーロード)
場:終焉の王デミス(攻2400)、首領・ザルーグ(攻1400)、サクリファイス(攻2700)
場:冥府の使者ゴーズ(装備)
吸血鬼50号:LP5600、手札2
場:冥府の使者カイエントークン(攻2400)
場:
「あひっ、あへっ、わたしのターン、ドロー。」
ドローカードを見た瞬間、50号の様子が一変した。
「あひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」
目玉はカメレオンのようにギョロギョロと動き、体を激しくくねらせる。
踊っているようでもあり、のた打ち回っているようでもあった。
「あひひひひひひ、魔法カード《ライトニング・ボルテックス》発動!」
「なっ・・・!」
ライトニング・ボルテックス (魔法カード)
手札を1枚捨てて発動する。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
終焉の王デミス (破壊)
首領・ザルーグ (破壊)
サクリファイス (破壊)
「あひっ、そして捨てたルリーが復活する・・・。」
魔轟神ルリー レベル1 光属性・悪魔族
攻撃力200 守備力400
このカードが手札から墓地へ捨てられた時、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
「2体のモンスターを生贄に、出でよ《虚無の統括者》――!!」
遠藤朋永:LP6000、手札1(死王リッチーロード)
場:
場:
吸血鬼50号:LP5600、手札0
場:虚無の統括者(攻2500)
場:
現れたのは、白いマントに身を包んだ、緑の髪の男。
相手に一切の特殊召喚を許さない、儀式デッキの天敵である。
「くっ・・・!」
「あひっ、あへっ、あふふふふふふっ!」
つづく
場:
場:伏せ×1
吸血鬼13号:LP8000、手札6
場:暗黒界の武神ゴルド(攻2300)、暗黒界の軍神シルバ(攻2300)、暗黒界の龍神グラファ(攻2700)
場:
「総攻げ・・」
「リバースカード《リビングデッドの呼び声》を発動。墓地から《スカイラブ・ドラゴン》を蘇らせます!」
《手札抹殺》の効果は呉星の手札にも及ぶのだ。
ドラゴンにはドラゴン。
暗黒の世界から到来した悪魔龍と、天空を飛翔する将棋龍が、睨み合って咆哮した。
スカイラブ・ドラゴン レベル8 地属性・ドラゴン族
攻撃力3800 守備力300
このカードは戦闘で破壊されたとき、相手の手札に加えられる。
このカードは攻撃するとき、攻撃力が1200ポイントアップする。
1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を破壊することが出来る。
「レベル8で、攻撃力3800だと・・・?」
13号は顔を歪める。
戦闘破壊されたときに相手の手札に加えられるということから、デメリットアタッカーに分類される将棋モンスターだが、そのステータスと性能はデメリットを補って余りある。
呉星十字の専用カードでなければ、環境に大きな影響を与えてしまうだろう。
「ぬくっ、ぐっ、ターンエンドだ・・・。」
呉星十字:LP8000、手札4
場:スカイラブ・ドラゴン(攻3800)
場:リビングデッドの呼び声(永続罠)
吸血鬼13号:LP8000、手札6
場:暗黒界の武神ゴルド(攻2300)、暗黒界の軍神シルバ(攻2300)、暗黒界の龍神グラファ(攻2700)
場:
「私のターン、ドローです。《死者蘇生》を発動して《ジャグ・オブ・ライド》復活。効果を発動してカードを1枚ドローします。」
ジャグ・オブ・ライド レベル7 地属性・岩石族
攻撃力3400 守備力300
このカードは戦闘で破壊されたとき、相手の手札に加えられる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
1ターンに1度、カードを1枚ドローすることが出来る。
龍と馬が並ぶ。それぞれデッキに1枚しか入ってない、大駒。
初手に2枚とも揃っていたのは、そして相手のカードの効果で墓地に捨てられたのは、幸運と言うべきか。
あるいは、13号にとっての不運。
「更に手札から《禁止令》を発動。《バトルフェーダー》を宣言! 《二重召喚》を発動し、《パフューム・カース》と《アヘッド・ナイト》を召喚!」
禁止令 (永続魔法)
カード名を1つ宣言して発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、宣言されたカードをプレイする事はできない。
このカードの効果が適用される前からフィールド上に存在するカードにはこのカードの効果は適用されない。
バトルフェーダー レベル1 闇属性・悪魔族
攻撃力0 守備力0
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動する事ができる。
このカードを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
パフューム・カース レベル2 地属性・戦士族
攻撃力1400 守備力100
このカードは戦闘で破壊されたとき相手の手札に加えられる。
このカードは攻撃するとき攻撃力が800ポイントアップする。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、このカードを生贄にすることで手札またはデッキから「アドミラル・ゴールド」1体を特殊召喚できる。
アヘッド・ナイト レベル3 地属性・戦士族
攻撃力1800 守備力100
このカードは戦闘で破壊されたとき相手の手札に加えられる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、このカードを生贄にすることで手札またはデッキから「アドミラル・ゴールド」1体を特殊召喚できる。
「《スカイラブ・ドラゴン》の効果!」
うねるように空を翔るドラゴンの発する光が、暗黒のドラゴンを消し去る。
グラファは基本的にはコンボカード。単体での強さは竜王に敵わない。
呉星十字:LP8000、手札1
場:スカイラブ・ドラゴン(攻3800)、ジャグ・オブ・ライド(攻3400)、パフューム・カース(攻1400)、アヘッド・ナイト(攻1800)
場:リビングデッドの呼び声(永続罠)、禁止令(永続魔法)
吸血鬼13号:LP8000、手札6
場:暗黒界の武神ゴルド(攻2300)、暗黒界の軍神シルバ(攻2300)
場:
「バトル! まずは《ジャグ・オブ・ライド》で直接攻撃、メテオ・スプリンター!」
「う、うぐ、オレは、墓地から《ネクロ・ガードナー》を除外する・・・。」
岩石の中から出てきた赤い馬は、半透明の壁に阻まれて元の場所へ戻っていく。
「続いて《アヘッド・ナイト》の直接攻撃、ナイトメア・ジャンプ!」
「それは《クリボー》で防ぐ!」
柔らかい毛玉が、馬の一蹴りの衝撃を緩和する。
「・・・《スカイラブ・ドラゴン》でゴルドを攻撃、クロスファイア!」
「・・・っ!」
暗黒界の武神ゴルド (破壊)
吸血鬼13号:LP8000→5300
「とどめよ、手札から速攻魔法《時の飛躍》を発動するわ!」
「~~~っ!」
この瞬間、勝負は決した。
時の飛躍 (速攻魔法)
3ターン後のバトルフェイズへジャンプする。
吸血鬼13号:LP0
消え行くソリッドビジョンと共に、13号の体が崩れていく。
デュエルに敗北すれば自動的に崩壊するようにプログラムされているのだと説明は受けていたが、こうして目の当たりにすると惨たらしい光景だった。
「うっ・・・があっ・・・・乾く・・・・乾く・・・・・乾く・・・・・・」
「・・・・・・。」
呉星は目を伏せて胸で十字を切った。
そして、番号でしか名付けられなかった彼に、最後の言葉を掛けてやった。
「願わくば、あなたが神の御許に召されますように。アーメン。」
◆ ◆ ◆
同じ頃、遠藤は4階の一室にいた。
「あ、あれ・・・?」
周りを見回しても、自分の他には誰もいない。
「お、お姉ちゃん、十字お姉ちゃん!」
大声で呼んでみるが、返答は無い。
「・・・・・・。」
彼は探査装置に目をやった。
近くに反応がある。
およそ20メートル。
「・・・出て来い! 僕が相手してやる!」
震える声で叫び、遠藤は廊下へ飛び出した。
向こうに、目をギョロギョロさせた女がいる。デュエルディスクを持っている。こっちへ向かって歩いてくる。
「あひっ、あへっ、遠藤朋永か?」
「お前は、13号か、50号か?」
「あひっ、あへっ、50号だぉ。」
彼女は気味の悪い足取りで近付くと、デュエルディスクを展開した。
遠藤も構えてディスクを展開する。
窓から見える青空が、やけに不吉に見えた。
「「デュエル!」」
遠藤朋永:LP8000
吸血鬼50号:LP8000
「あひっ、あへっ、わたしのターン、ドロー。」
50号はクネクネした動きでドローする。
そして手札から2枚をセットし、モンスターを召喚した。
「あひっ、あへっ、ターンエンド。」
遠藤朋永:LP8000、手札5
場:
場:
吸血鬼50号:LP8000、手札3
場:シャインエンジェル(攻1400)
場:伏せ×2
シャインエンジェル レベル4 光属性・天使族
攻撃力1400 守備力800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下の光属性モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚できる。
「エンドフェイズにデュエリスト能力発動!」
「あひっ?」
遠藤朋永:手札5→10
「レベル5能力“山削り”(フリーブースター)・・・1ターンに1度、デッキからカードを5枚までドローできる。相手のターンでも発動できるんだ。そして僕のターン、ドロー!」
「あひっ、あへっ。リバーストラップ《大暴落》発動!」
「しまった・・・!?」
大暴落 (罠カード)
相手の手札が8枚以上ある時に発動する事ができる。
相手は手札を全てデッキに加えてシャッフルした後、カードを2枚ドローする。
遠藤の手札は11枚から一気に2枚まで減った。
「あひっ、あへっ。」
嫌らしい笑みを浮かべる50号を前に、遠藤は臆せず手札の2枚を見る。
そしてフッと笑ってみせる。
「・・・なんて、ね。」
「あひっ?」
「その程度でレベル5能力を攻略できると思ったら大間違いだ。“山削り”(フリーブースター)発動!」
遠藤朋永:手札2→7
「儀式魔法《エンド・オブ・ザ・ワールド》を発動。手札の《神獣王バルバロス》を生贄に、《終焉の王デミス》降臨!」
終焉の王デミス レベル8 闇属性・悪魔族
攻撃力2400 守備力2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
2000ライフポイントを払う事で、このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。
「あひっ!?」
「全てを闇へ誘え、“ダークエンド・ディズアスター”!」
遠藤朋永:LP8000→6000
漆黒の沼がフィールドを汚し、デミス以外のものを呑み込んでいく。
《シャインエンジェル》と伏せカードが成す術なく破壊され墓地へ送られ、50号のフィールドは、がら空きになった。
遠藤朋永:LP6000、手札4
場:終焉の王デミス(攻2400)
場:
吸血鬼50号:LP8000、手札3
場:
場:
「そして僕は、まだ通常召喚を終えてない。《首領・ザルーグ》・・・召喚!」
首領・ザルーグ レベル4 闇属性・戦士族
攻撃力1400 守備力1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手の手札をランダムに1枚捨てる。
●相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
「まずはザルーグで攻撃だ!」
「あひっ、あへっ、手札から《ガード・ブロック》発動だぉ。」
ガード・ブロック (罠カード)
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
「・・・っ、そうか、さっきの伏せカードは《クロス・カウンター・トラップ》だな!」
「あひっ、あへっ、ご名答。」
クロス・カウンター・トラップ (罠カード)
このカードが相手の効果によって墓地に送られたターンに、1枚まで手札から罠カードを発動できる。
「だけどデミスの攻撃が残っている。ダイレクトアタックだ!」
「あひいっ!」
吸血鬼50号:LP8000→5600
「あひっ、手札から《冥府の使者ゴーズ》特殊召喚。そしてカイエントークンが特殊召喚される。」
冥府の使者ゴーズ レベル7 闇属性・悪魔族
攻撃力2700 守備力2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
遠藤朋永:LP6000、手札3
場:終焉の王デミス(攻2400)、首領・ザルーグ(攻1400)
場:
吸血鬼50号:LP5600、手札2
場:冥府の使者ゴーズ(攻2700)、冥府の使者カイエントークン(攻2400)
場:
「なるほどね。だったら再びデミスの効果を使うって手もあるけど・・・ここは2枚目の儀式魔法を発動させてもらうよ。」
遠藤は手札からカードをディスクに置いた。
流れるような手さばきで、2体目の儀式モンスターが出現する。
「6ツ星モンスター《死王リッチーロード》を生贄に、幻想モンスター《サクリファイス》の召喚っ!」
死王リッチーロード レベル6 闇属性・アンデット族
攻撃力2400 守備力1200
このカードを生け贄召喚する場合の生け贄は闇属性モンスターでなければならない。
このカードが他のカードの効果によって生け贄に捧げられ墓地に送られた場合、このカードは持ち主の手札に戻る。
サクリファイス レベル1 闇属性・魔法使い族
攻撃力0 守備力0
「イリュージョンの儀式」により降臨。
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になる。この効果でモンスターを装備している場合、自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
また、このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。
「効果発動、ゴーズを吸収するよ。」
サクリファイスの口が、冥府の使者を咥え込む。
淫らな音を立てて、モンスターが吸収される。
サクリファイス (攻0→2700)
「これでターンエンドだ!」
遠藤朋永:LP6000、手札1(死王リッチーロード)
場:終焉の王デミス(攻2400)、首領・ザルーグ(攻1400)、サクリファイス(攻2700)
場:冥府の使者ゴーズ(装備)
吸血鬼50号:LP5600、手札2
場:冥府の使者カイエントークン(攻2400)
場:
「あひっ、あへっ、わたしのターン、ドロー。」
ドローカードを見た瞬間、50号の様子が一変した。
「あひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」
目玉はカメレオンのようにギョロギョロと動き、体を激しくくねらせる。
踊っているようでもあり、のた打ち回っているようでもあった。
「あひひひひひひ、魔法カード《ライトニング・ボルテックス》発動!」
「なっ・・・!」
ライトニング・ボルテックス (魔法カード)
手札を1枚捨てて発動する。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
終焉の王デミス (破壊)
首領・ザルーグ (破壊)
サクリファイス (破壊)
「あひっ、そして捨てたルリーが復活する・・・。」
魔轟神ルリー レベル1 光属性・悪魔族
攻撃力200 守備力400
このカードが手札から墓地へ捨てられた時、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
「2体のモンスターを生贄に、出でよ《虚無の統括者》――!!」
遠藤朋永:LP6000、手札1(死王リッチーロード)
場:
場:
吸血鬼50号:LP5600、手札0
場:虚無の統括者(攻2500)
場:
現れたのは、白いマントに身を包んだ、緑の髪の男。
相手に一切の特殊召喚を許さない、儀式デッキの天敵である。
「くっ・・・!」
「あひっ、あへっ、あふふふふふふっ!」
つづく

この記事へのコメント
ゴリーレッド「どうしたんだコング、雪でも降らせたいのか?」
火剣「コングは常に芸術的美を求めているからな」
ゴリーレッド「それ以上話を進めなくていい」
コング「呉星十字の芸術的美が見れなくて残念無念」
火剣「チャンスはまだあるぞ。敵は手ごわそうだ」
コング「呉星十字は心優しき戦士。僕と同志?」
ゴリーレッド「全否定」
コング「黙れ悪魔龍」
ゴリーレッド「・・・とりあえず悪口ではないか」
コング「今夜はエヴァ。ぐふふふ。急いで帰ろう」
火剣「将棋の名前は馴染みが深いな。龍と馬は最強タッグだ」
ゴリーレッド「50号は女?」
コング「あひっ」
火剣「ハッキリ言って朋永は怖いだろう」
コング「あひっ、あへっ」
ゴリーレッド「そんなヤツが現れたら確かに不気味だ」
火剣「朋永は苦戦しそうだ」
コング「獣神サンダーライガーなら知ってる」
ゴリーレッド「神獣王バルバロス。全然違う」
コング「あひっ、あへっ、あふふふふふふっ!」
ゴリーレッド「クロスカウンター!」
コング「あひひひひひひひひひひ!」
火剣「それがやりたかっただけか」
ゴリーレッド「虚無の統括者はかなりヤバそうだ」
火剣「八武医者とどっちがヤバイ?」
ゴリーレッド「そのヤバイじゃない」
龍と馬の前に13号はあえなくやられてしまいましたが、次は50号。特殊召喚が封じられてしまいましたが、どう戦うか遠藤朋永?
ちなみに、50号が女だということが、ちょっとした伏線となっていたりします。
八武「レベル5能力もそうだが、将棋戦士がチートすぎる・・・いや、《時の飛躍》か?」
山田「ともかく力の差がありすぎたということだな。遠藤も大量ドロー出来るし、見かけほどピンチではないな。」
八武「1号に期待しよう。1号なら、呉星を芸術にしてくれると信じている。」
山田「どうかな。呉星の能力は攻略が難しいぞ。なあ佐久間。」
佐久間「まぁね。物量に弱い分、奇襲に強い。」
八武「難攻不落だからこそ落とすのが燃えるのだよ!」
山田「変態魂に火をつけてしまったか。」
佐久間「悪魔龍というと、遊戯王では《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》が最初だったかな。」
山田「王国ルールでは大活躍だったなぁ。」
八武「ライガーというと、地の神。」
山田「そりゃブレイクライガーだ。」
八武「もとい、バルバロスを引けば召喚は出来るが、攻撃力1900になるな。」
山田「除去は儀式モンスターに頼ってそうだし、攻撃力強化も・・・あ、《禁じられた聖杯》は入ってるかも?」
八武「遊戯王ってエロい名前のカードがたくさんあるねぃ!」
山田「エロいのは貴様の頭だ。」