佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その3)

「元に戻すというか、ひとつに戻る方法は、そんなに難しいことじゃない。」
佐久間闇子(下品な方)が、やけに真面目な顔で言い出した。
どうやら嘘をついている様子は無い。
「ただし、お前らの協力があればの話だ。」
「どういう意味だ?」
「そのまんまの意味だ。お前らで私の片割れを羽交い絞めにして・・」
「おい。」
「何だ童貞。」
「それは貴様の趣味じゃないだろうな?」
「強気な美女を羽交い絞めに出来るんだから、黙って乗っかれよ! 死根也を見ろ、ヨダレを垂らして目を爛々と輝かせているだろうが!」
その通りの光景に、山田はドン引きした。
やはり真っ当なのは彼だけだ。
「とにかく、話は簡単なんだ。物理的に奴を拘束して、私が強制的に融合する。」
「百合プレイかね?」
八武がキリッとした顔で尋ねた。
「アホか。私がヘドロかスライムみたいな状態になって、穴という穴に侵入して同化するに決まってんだろ!」
予想の斜め下に最悪だった。
「さ・・・最高だ・・・っ! 君には全く食指が動かないが、凄く友達になれそうな気がする!」
「ククッ、何を言ってる・・・。私たちは、とっくに友達じゃないか。」
「・・・・・・。」
感動的な光景のはずなのに、山田は全く感動できなかった。

そして佐久間闇子を元に戻し隊は出陣した。
本来ならばQ介たちの力も借りたいところだが、佐久間の片割れがいるので戦力的には問題ないと判断。
むしろ多人数でかかることで、佐久間の多人数に強い性質が発揮されることが恐い。

「それで、あっちの佐久間の居場所は?」
「北東へ5キロくらい。」
「ふふふ、楽しみだねぃ!」




つづく

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この記事へのコメント

2014年08月18日 17:44
>「さ・・・最高だ・・・っ! 君には全く食指が動かないが、凄く友達になれそうな気がする!」
>「ククッ、何を言ってる・・・。私たちは、とっくに友達じゃないか。」

駄目だ…!本当に駄目だ、この二人!早く何とかしないと!どうしようもなく邪悪な光景に笑いしかこみ上げてこない…!唯一の希望は山田さんのまともさだけ。今の佐久間さん(上品な方)は怪人と戦ったから疲労困憊状態。ようやく佐久間さんが一人に戻って事件終了の兆しが見えたのに、行先が暗闇しか見えない…。ゴールは見えているのに大量の奈落への落とし穴がある予感しかしない。これはもう祈るしかない…。頑張って…。
2014年08月18日 22:19
>千花白龍さん
まったく最低なパロディです。隣人部に土下座すべき(私が)
この2人は本当に頭が終わってるので、山田さんの心痛が偲ばれます。とにかく頑張ってもらうしかないですが・・・。

維澄「百合プレイなら私に任せて。」
神邪「何を言ってるんですか栞さん。」
八武「そこへスライムを投入。これぞ男のロマン!」
神邪「ちなみに佐久間さんは、本当に疲れてるんですか?」
八武「疲れてないはずはない。前世と違って、人間の常識で括れる範囲だからね。」
神邪「括れてません、ドクター。」
2014年08月18日 22:23
火剣「あっちの佐久間、こっちの佐久間ってややこしいな」
コング「♪あっちの佐久間は苦いぞ」
ゴリーレッド「いったい何をするつもりか心配でならない」
火剣「一歩間違えると血を見る」
コング「二歩間違えると死人が出る」
ゴリーレッド「まあ、普通の人間がいないから大丈夫だとは思うが」
火剣「強気の美女を羽交い絞めと聞いただけで萌えるのは八武医者くらいか」
ゴリーレッド「この地球は真っ当な人間のほうが少ないのか」
コング「たとえば界隈で真っ当といえば僕一人。確かに少ない割合だ」
火剣「独り言か?」
コング「そういうこと言うと『火剣を戻し隊』を結成するぞ」
火剣「うるせえ」
ゴリーレッド「こっちの佐久間んの目的がまるでわからない」
コング「真っ当な目的を推理するからわからないのだ」
火剣「なるほど」
2014年08月18日 23:18
>火剣さん
記憶喪失(?)の方もイマイチ目的が不明でしたが、こっちの方は輪をかけて意味がわかりません。分裂してるとややこしいので、AとBで区別をつけようかと思います。

八武「三歩歩くと全てを忘れる。」
神邪「忘れちゃ駄目です。」
維澄「まあ、最初から間違いだらけというか。」
八武「人から間違ってると言われることが喜びだ。」
神邪「正しくても苦しいことより、間違っていても面白い方がいいですよね。」
八武「うむ。濡れずに突っ込む夫婦生活よりも、絶頂レイプの方が興奮する。」
維澄「羽交い絞めで満足できない?」
八武「私の辞書に満足という文字は無い。最高のシチュエーションを見ても、きっと満足しないだろう。」
神邪「永遠の渇望、永遠の思春期ですか・・。」
八武「生涯現役、八武死根也です!」
神邪「とりあえずスライム攻撃に期待ですね。」
維澄「・・神邪くん?」

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