佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その8)

苦痛に歪む表情へ、口を犯しながら(B)スライムが侵入する。
純白のブラの隙間へ、真っ黒なスライムが先端を弄る。
痛めつけられた細いお腹へ、スライムが臍から侵入する。
スカートの下からも、ごぼごぼと真っ黒な触手が入っていく。
手足は2人の男に抑えられ、身動き取れない。成す術なく、嬲られる。
小刻みに震える彼女の肉体。快感と羞恥に悶えている。
シルクのようなきめ細かい肌に、ざらざらしたドス黒いスライム。
華奢な肉体に、太く醜い触手が這う。
豊かな胸を、ぶよぶよした邪悪が鷲掴みにする。
蹂躙される。意識までが混濁する。
たとえ肉体を犯されても、心までは冒されない・・・そんな意志も、踏み躙られる。
快楽に身を委ねる意思が、後から後から押し寄せて、邪悪な衝動が高まっていく。
自分が自分でなくなっていく。乗っ取られる。
「これで、100パーセント・・・」
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


- - - - - -


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ゆっくりと、彼女は体を起こして、額に手を当てた。
「・・・・・・何だか、長い夢を見ていた気がする。」
「言うことはそれだけか!」
山田の蹴りが飛んできた。
佐久間はひらりと身をかわし、信号機に飛び乗った。
「どうした山田? 記憶喪失にでもなったのか? 私は佐久間闇子。ミクモウの生まれ変わりで、お前の妻だ。」
「しれっと大嘘ついてんじゃねえ! というか記憶あるんだろ!」
「何のことだ。私は何かしたのか?」
そこへ八武が説明を入れる。
「分裂してたんだよ。」
「そうだったのか。だったら山田が私にキスでもすれば、すぐに元に戻ったのに。」
「テキトーなこと言ってんじゃねえよ! だいたい、キスして元に戻るとか大嫌いとか言ってただろうが!」
「そんなこと誰が言ってるんだ。記憶喪失の恋人を、キスで元に戻すとか、最高にロマンチックじゃないか!」
「まあ、山田くんでは告白が精一杯だろうけどねぃ。」
「なにっ、どういうことだ!?」
佐久間は慌てて信号から降りて、2人の頭を引き寄せた。
「詳しく!!」
鬼気迫る形相。やはり記憶は無いのか。
「わ、忘れろ・・・」
「うあああああ! 私の馬鹿バカばか! 何で覚えてないんだ!? ここが肝心なんだ、思い出せっ!」
佐久間は自分の頭を殴り始めた。
とても可哀想な光景だった。
「・・・いや待て、告白だけか? 何か私、犯されたっぽくない?」
「知らん。」
「そうか、山田が私をレイプしたのか! なんて悪い奴だ! よくやった! それで記憶が戻ったんだな!」
「違う。断じて違う。絶対に違う。天地が逆さまになっても違う。」
「ふん、そういうことにしておいてやろう。」
佐久間闇子の表情は、見たこともないほど幸せそうだった。




   第七十三話   了

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この記事へのコメント

2014年08月23日 19:18
コング「名文だ。素晴らしい表現の数々」
火剣「ちなみにどこがだ?」
コング「成す術もなく、嬲られる」
ゴリーレッド「名文というのか?」
コング「快感と羞恥に悶える」
火剣「本当に記憶がないのか?」
ゴリーレッド「どうやら演技ではなさそうだ」
コング「口を犯すというのも高度な技だ」
ゴリーレッド「もうその話は終わったんだ」
コング「終わってない。勝手に終わらせるな。口を犯され、うぐぐぐ・・・と表情を歪めるヒロイン。両目をパッチリ開け、目の焦点が合ってない。傑作アニメでよく見られるシーンというか、ヒロインのかわいい表情だ」
火剣「傑作なのか」
コング「残念ながら、かごめはあまりそういう表情をしたことがないが」
ゴリーレッド「かごめの話は誰もしていない」
コング「かごめは高校を卒業してもう大人だ。待ちに待った18歳未満の卒業。ぐひひひ。巫女姿で働いているということは犯してもOKの合図か?」
ゴリーレッド「よし黙ろう」
火剣「ところで山田太郎がレイプして佐久間んは記憶を元に戻したのか?」
ゴリーレッド「一部始終見ていた男が何を言っている」
コング「仕方ない。佐久間んに本当のことを教えてあげよう。山田太郎がスライムに変身し、佐久間んに襲いかかり、全身を嬲りに嬲り、快感とs」
ゴリーレッド「ドロップキック!」
コング「どおおお!」
火剣「この物語もついに了か。けだるい日常? けだるいにはほど遠い非日常だった気がする」
ゴリーレッド「佐久間んには日常かも」
2014年08月23日 22:04
思えば長い戦いだった…。いや、長い悪夢だったと言うべきでしょうか。しかし、夜明けの来ない夜はない。ついに佐久間さんが一人に戻った!
しかし、あれだけのことをしておいて、佐久間さんにはAの記憶もBの記憶もないという。どれだけ都合よく(?)記憶がなくなるのか…。知らないところでBBBの戦力が減りました。
記憶喪失の人が記憶を取り戻した時、記憶喪失時に培っていた記憶が消える場合と残る場合とあるみたいですが、その記憶も全て脳には刻まれているのか。そんなことを考え始めると、人間って不思議だなあと思う次第です。
とにかく、佐久間さん復活(?)おめでとうございます。
2014年08月23日 22:31
>火剣さん
今までで最大の陵辱を経て、分裂シリーズ、ここに完結です!
私も書きながら、全然けだるい日常ではないとセルフツッコミを何度したことやら・・・。

佐久間「なにっ、山田が私をレイプ!?」
山田「違う! 断じて違う!」
佐久間「こんな嬉しいことはない! お赤飯を炊こう!」
山田「違うと言ってるだろうが!」
佐久間「そうか、コングの言ってる方が事実なんだな。ついにスライム化を習得したか。嬉しいぞ。」
山田「嘘だ、デタラメだ!」
佐久間「何を言う、コングは正直な男だぞ。」
山田「正直の意味が違う!」
八武「相変わらずの夫婦漫才。」
山田「夫婦じゃねえええええええ!!」
八武「しかし良いものを見せてもらった。おぞましい物体に嬲られる、強気の美女。こんな美しいものはない。お赤飯を炊こう!」
山田「やかましい!」
佐久間「やましい?」
維澄「しかし、ホントに記憶が無いの?」
佐久間「うん、思い出そうと努力はしてるんだけど。」
山田「思い出さなくていい。思い出すな。お願いします。」
佐久間「敬語になるほど嫌か。そう言われると、意地でも思い出したくなるんだが、思い出せない・・・。せめて、この話を読み返そう。」
山田「読むなああああ!!」
佐久間「ええい、やかましい! お前との思い出を補完したい乙女心がわからんのか!」
山田「どこの世界にレイプされて喜ぶ乙女がいる!?」
佐久間「ここにいる!」
2014年08月23日 22:49
>千花白龍さん
ようやく戦いが終わりました。大団円(?)のような、そうでないような。一話完結モノとして始まったはずなのに、この長大化。そろそろ元に戻さないと・・。
Aの記憶もBの記憶も、頭の中には残っているはずですが、夢でも見ていたように思い出せなくなっています。都合が良いのか悪いのか。

佐久間「悪いに決まっているだろう! 頭の中に残っているなら、思い出せるはず・・・頑張れ私!」
山田「頑張らなくていい! 悪夢を思い出す必要があるのか!?」
八武「別に悪夢でもなかったが。」
佐久間「そうだぞ。山田にレイプされるとか、なんて幸せな予知夢。」
山田「予知夢じゃない!」
維澄「愛する人にレイプされることの幸不幸は、なかなか微妙なところだね。」
山田「俺は不幸です。」
佐久間「ああ。上条当麻も、不幸だ何だ言いながら充実した日常を送っている。それと同じだと言いたいんだな。」
山田「だいぶ違う。だいたい合ってない。」
維澄「包容力のある美人という条件は満たしているけどね。」
山田「事実の一部だけ述べて真実を曲げないでください。」
佐久間「馬鹿な、真実そのものではないか。」

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