亡霊たちへの鎮魂歌   あとがき

ふと何となく本棚を見て、「エルフ・17」の作者は今どうしてるだろうと思いました。
「紅壁虎」を手に入れた動機の大元は、概ねそんなところですが、それが今年の夏。
この「ムーン・シューターⅡ(~亡霊たちへの鎮魂歌~)」を連載する、少し前のことでした。
既にノートには最後まで書き終わっており、それをパソコンで打ち込んでいた頃。
読んでみて、面白かっただけでなく、「うわぁ、これ設定とか色々と似てる・・・?」と驚愕。
パクリじゃない・・・パクリじゃないんだ・・・信じてくれ・・・・・・と祈りながら、連載していました。
まあ、Ⅰの後書きにも書いた通り、元ネタは「ゴルゴ13」と「るろうに剣心」なのですが、第3部を書くときは確実に「紅壁虎」の影響も入り込むと思われます。
(ひとつ具体的に言うと、導入部分が当初の予定より少しエッチになりそう。困ったなあw)

さて、今回の話は「るろうに剣心」で言えば、幕末編に当たる・・・というわけではありません。
幕末編に対応するのは第3部であり、今回は「もしも薫が死んでいたらというパラレル本編」と対応しています。
ワッキー先生が、「テーマを優先するなら薫は殺すべきでした」とか、「正直、薫が死ぬかどうかは五分五分でした」とか、色々と物騒なことを言うもので、ずっと心に引っかかっていたのです。背筋が冷たくなるほどに。
といっても、るろ剣のテーマを引き継いで書いたわけではなく、そもそも今回はテーマ自体が違います。あくまで、るろ剣と対応させた場合に、ひとつのパラレルが相当するというだけです。

ストーリーの元ネタは、「マスターキートン」(ビッグコミックス10巻収録:勝利の陰に)ですが、描きたかったテーマは全く別方面で、楳図かずお「おろち」の“戦闘”です。
初めて読んだのは確か小学生の頃(家にコミックスが揃っていた)だったと思いますが、恐ろしさ、悲しさ、痛快さ、そのいずれとも違う感覚を覚えました。
これを読んでもらえば、蛹田蛭巳が凶行へ及んだ動機が、少しは理解できるかもしれません。
また、執筆中に大西巨人「神聖喜劇」に触れたことで、大きく影響を受けたと思います。こちらも是非。

・・・などと言ってる私自身が、蛹田蛭巳を理解できているとは、とても思えません。
私が描きたかったテーマは、安易な理解ではないのです。
戦争体験者の言動を、現代の感覚に、無理やり落とし込むことではないのです。
自分には一生理解できないかもしれない、戦争の闇の深さ。真実は本人にすらわからない。
しかし、わからないからと投げ出すのではなく、そこに近付きたいと、子供心に思いました。
浅見光彦や我妻由乃のような、私の“なりきり”の能力は、そういう類の動機で鍛えられたものです。

また、作中では少ししか出てきませんが、背景テーマとして“敗戦行軍”を配置しています。
内地においては、当時まだ子供だった母方の祖父が、戦場においては父方の祖父が、それぞれ書いたものを遺していて、それを(ディティールとしてもフィロソフィーとしても)参考にしているわけですが・・・。
生きて内地に戻ったら、この社会を変革する為に共に頑張ろうと、戦場で誓い合った仲間が、しかし戦後すっかり気力が萎えてしまったのを見て、祖父は怒りと失望を覚え、口癖のように言っていたそうです。

「あの敗戦行軍の中で、何を感じてきたのか、我々の世代はよく思い出さなければならないんだ!」

後の世代への批判ではなく、まして薄っぺらい若者批判ではない、何よりも自分たち“体験者”への言葉。
祖父は私が生まれる前に死んだのですが、この言葉は父親へ、そして私に伝えられてきました。
それだけ“体験者”の多くが腐ってしまったのであれば、あるいは「戦争を知ろうとする戦後世代」の方が、より深い理解と洞察を得られているかもしれません。

・・・というのは、半分は拙い描写の言い訳でもありまして、やはり「戦争を忘れない体験者」には及ばないです。
それぞれの祖父が書いたものや、それぞれの祖母から伝え聞いたこと、その他にも戦争体験者の話を聞いていると、まだ自分は、戦場を本編として書いていい器ではないと感じます。書いたりもしましたが、未熟ですね。
本編には書かなかったのですが、マラリアになった兵が置いていかれる場面が印象深く、置いていかれた兵士のセリフは戦場ならずとも感じるものがありました。

「勝ってるときだけが戦友かよ!」

戦場を知らない私が、真っ先に思い出したのは、左翼組織のことでした。
世の中が反戦ムード、革命情勢のときは仲間だった人たちが、情勢が変われば決裂し、一部では殺し合い。
そうした“全体状況”を思い浮かべ、また、私個人の苦い体験も思い出しました。
社会が反戦で盛り上がってるときなどは、私の力も微力ながら頼りにされたものですが、そうしたムードが“お祭”のように沈んでしまうと、徐々に冷遇されるようになりました。
最終的には私の方から手を切ったのですが、振り返ってみれば、割と早い段階から軽く見られていたなぁと。

そうした経験が、現在の私の、日和見主義的な性質を作ってるのだと思うと、なかなか物悲しいものです。
どうせなら日和見主義を徹底させてやろうという程度には吹っ切れている現在ですが、しかし祖父に顔向けできない類の人間になったことは、どうにも自分の中で筋が通らない。
子供の頃は世界平和を目指して戦争を知ろうとしていましたが、今は、個人的な筋を通す為に戦争を知ろうとしている側面が強烈なのだと思っています。



◎黒月繭里/黒月真由良/黒月真由 (1903~)

「女は幾つもの顔を持つものよ」という言葉が示すように、多面性のあるキャラクターです。
冷酷な悪女であり、純情な乙女であり、天真爛漫であり、その実態は未だ謎。そんなイメージで書いています。

ゴルゴ13がよく女と関係してるように、彼女も様々な男と肉体関係を持っています。
手玉に取ってるのか、流されてるのか、渡り歩いているのか。そんなスレスレのところが気に入っています。

彼女に関する今回のテーマは、エキスパート・エラー。(「人はなぜ逃げおくれるのか」参照)
なまじ熟練者であることでミスを起こしてしまうことがありますが、長く生きている真由良は、まさにそれですね。

老いない肉体は、ミレニアム・Aのデザインで、鬼灯棗が関わっているところです。(彼女の娘が鬼灯乙女)
私の個人的な趣味に走れば、普段は老婆で、ここぞというときに少女になりますが、それは別キャラにて。

エピローグの増田半蔵、十島瑠璃子は、第1部にて登場しています。そちらも是非。
十島瑠璃子は「サトリン」の方でも活躍中。

口ずさんでいる唄は、「デルトラクエスト」テーガンが元ネタです。大男が歌ってるやつ。
ぴんくぽんっ♪部分の想定メロディーは「ポポロクロイス2」の戦闘BGMから。(リンク動画18:00あたりからの)

ちなみに黒月真由良を書くときには、イメージ画像を参考にしています。



◎白石楷 (1960~1978)

夢を追うときにはリスクを負う。ロマンと現実主義を合わせたような人物です。
それは批判を受けるという側面でも顕れており、批判を一蹴せずに論破しようと頑張るあたりなど。
デザインは、よくあるメガネ部長。ちょっと見た目をSっぽく。(実際はノーマルですが)

白石家は、ごく平凡な家庭ですが、しかし平凡な家庭にも固有の事情や歴史があるということを示しました。
ニュースなどで、死者の数が出るとき、その背景、歩んできた人生や生活に思いを馳せることがありますが、それが白石家のモチーフになっています。



◎花咲瞭 (1960~)

自分には何も無いけれど、しっかりと目標を持っている人を助けることで充実感を得る。献身的な人物です。
物腰が柔らかいのは、自分の芯の無さと表裏一体なので、白石楷という芯を失った今後どうなるかは未知数。
同性愛者というよりは、好きになった人がたまたま男だったというのが近い気がします。(希揃には惚れません)

実は、当初の想定では、死ぬのは白石楷ではなく花咲瞭の方でした。
どうして運命が逆になってしまったのかは、私にもわかりません。
白石楷が、親友の死という運命を拒絶したのか・・・。ある意味でそれは、作者を凌駕しています。



◎若葉緑里 (1962~)

大人になろうと背伸びしているけれど、大人になりきれない少女です。そういう意味で結末は皮肉めいています。
こうして性質を列記してみると、エス研のメンバーは、それぞれ私の性質の一端を具現化しているような。

若葉家の方も、白石家とは違った意味で、平凡な家庭です。
この一家に関しては、陸上競技のスポーツ小説の設定があり、そこから持ってきています。(舞台は90年代)
そちらでは主人公が青乃で、昏睡状態の姉がいるという設定。その姉が緑里です。



◎海路宣夫 (1962~)

エス研メンバーの中で、彼だけは明確にモデルがいます。
「七瀬ふたたび」のノリオではなく、「クッキングパパ」の、料理教室に長髪で来ていた少年。
うえやまとちマンガの男キャラは、不器用だけど素直な人が多いですよね。

子供っぽいようで、相手のことを考えて自分の気持ちを控える、大人びた側面も。
作者イメージとしては、緑里より大人だと思っています。



◎十島育生 (1953~)

単なるチャラ男と見せかけて、かなり重い過去を背負っています。
“死んだ世界のコメディアン”とは、よく言ったものです。もしかすると今回一番好きなキャラかもしれません。
あるコメディアンは、「つらいことや悲しいことを吹き飛ばす為に笑うんだ」と言います。
根が真面目な人の放つギャグこそ面白い。喜劇王と呼ばれたチャップリンは、その代表的な体現者でしょう。

私の大好きな寝取られ要素・・・と見せかけて、実は被害者は育生。
鬼灯棗の娘が出ているのは無関係ではなく、ミレニアム・Aにおける鬼灯一族の性質は、薬物関連です。
「光兎計画」の“成功作”である黒月繭里を作るときに、様々な薬を使っており、もちろん媚薬も大量に。
真由良の“感じやすい体”の所以であり、後に育生が結婚した相手が相対的に不感症になってしまう。それが浮気そして離婚の遠因になっています。エピローグで真由良が瑠璃子に謝っているのは、そういう意味です。



◎宮白渚 (1940~)

器の大きさで女性を包み込む男。しかし運命の悪戯か、真由良はスルリと腕から抜け出てしまう。
瓜巣希美とも死に別れていますし、今回一番かわいそうなのは彼ではないかと思います。
エピローグでは出てきませんでしたが、2003年の時点でも生きているとだけ言っておきます。

本名は影宮者空。かげみや・しゃくう、です。
臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前。これらの文字を名前に持つ、“影宮九字空”の1人です。
「Aの女」シリーズで、このうち6名までは登場しましたが、これで残るは烈空のみ。

ちなみに宮白渚の初出は、月宮中学クラス名簿です。



◎宮白希揃 (1958~)

「ありす19th」ではないですが、“暴走した若さ”がテーマになっています。彼も可哀想な人です。
父親ともども、2003年の時点で生きてるので、もしかすると別の話で登場するかもしれません。

本名は影宮前空。かげみや・ぜんくう、です。
“影宮九字空”最後の1人であり、能力は未知数です。(今は目覚めてませんが、潜在的には・・・?)
一族の中でも九字空は特別に強く、同格なのは始祖、凌駕するのは絶空くらいです。
強さ想定・・・絶空>烈空>皆空、斬空(始祖)、兵太>臨空、闘空、陣空>者空、在空>前空(?)



◎蛹田蛭巳 (1904~1978)

真由良よりも更に複雑な人物です。どう捉えていいのか悩ましい。
ひとつだけ補足しますと、彼が語った思いや、育生と宣夫のセッションに涙したのは、嘘や演技ではないです。
俗っぽいものから神聖な思いまで、多くを抱えている男。

苗字は「怪物王女」に、下の名前は「烈火の炎」に、それぞれ出てくるキャラクターから取っています。
繭に対して蛹と、物語的には黒月と対になっている感覚で書いています。選んだ道が対照的。
重いものを背負い続けながら、それでも飛び続ける者と、飛び立てずに落ちてしまった者。
もちろん内面的には、それだけに留まらない複雑さがありますが・・・。



◎黒月部隊

特殊部隊といえども、そこにいるのは普通の人間、どこにでもいそうな人々。そんなコンセプトです。
なるべく名前に色を入れようとしていますが、わざと崩しています。
(なので横井のモデルは、グアム残留日本兵の横井さんではないです。)

それぞれのフルネームは、三船恭(みふね・きょう)、赤坂浩介(あかさか・こうすけ)、横井里冶(よこい・さとや)、
梶孝司(かじ・こうじ)、戸叶達(とがのう・さとる)、です。



◎N氏 (1940~1968)

青年実業家。星新一SSにでも出てきそうなネーミングですが、本名は考えてあります。
名前しか出てきてないのに、人間関係におけるキーパーソン的な位置にいる人物。
グラハム・ボッシュと経済戦争で対決したことがあるという、裏設定があります。



◎蜘蛛の巣トリオ

スクルージ・P・ウォーカーは、「超少女明日香」に出てくるウォーカー姉弟の父親として考えたキャラ。
「壊滅都市」にて登場しています。

グラハム・ボッシュは「クレオパトラD.C.」におけるラスボス(?)的な人。不眠体質。
ガウス・ゴールは「ARMS」第2部ボス。私のショタ萌えの原点。

第3部は、こいつらとの対決がメインになる予定です。



◎鳩中高校

この高校を舞台とした物語が、現時点で未発表であることから、わかりにくいところもあるかと思います。
「スロウ剣術」のときと同じ失敗ですが、そこはもう自分の趣味として割り切ろうかと。

コメントで指摘されていたセキュリティですが、天道朋萌や玄田牛夫、それから新米の彼女などが常在しているので、大概の侵入者は蹴散らせます。
そもそも講師が来るという話自体が嘘で、十島育生を鳩中高校にスカウトしようという試みなわけです。

名前を出してないキャラもいますが、無気力そうな男子生徒が、地狗騎良人(ちく・きらと)。その彼を連れて行ったのが、天道朋萌(てんどう・ともえ)。他の話にも登場しています。
童顔の男性教師が玄田牛夫(げんだ・うしお)で、「スロウ剣術」に出てきます。
そして新米教師は加藤麦芽(かとう・むぎめ)。人間の位置を捕捉したり出来る能力者です。



◎三日月家

三日月宙太と、弟の三つ子。この頃は専ら、鳩中高校のセキュリティその他で協力している4人です。
宙太は妻子の方で忙しいので、こうした緊急事態のときしか出てきません。普段は三つ子が常在。

彼らはテレパシストかつ予知能力者なので、育生の自殺も予知していました。
真由良の登場は偶然ではなく、タイミングを操作した結果です。

礼子は年上の男と同棲中、海月は夫とラブラブで、あまり関わっていません。
長姉は相変わらずアルカディア20万人の健康チェックが忙しく、タロンが活発化していたり、裏切者が出るなどで、こちらのフォローは出来ていません。
黒月真由良の能力は、千里眼で捉えにくい性質でもあり、なかなか皮肉に出来ています。



◎ラプソディア・カッセル

アルカディアの砕組シリーズでは本人が登場していますが、今回は遺した唄がメイン。
この話を書くとき、“ラプソディアの死後”を描きたかったというのが、目標としてありました。

真由良が夢の中で「お前なのか?」と呼んでいるように、過去に面識のある2人です。
そのあたりは第3部で書ければと思いますが、どうなるか。



◎クリムゾン

反戦歌でもあるカッセルの鎮魂歌とは異なり、幻想的かつ不気味なクリムゾンの葬送曲。
イメージソースは「しゃれこうべと大砲」、それから昔観た聾唖者向け劇など。(←オルフェウスの話だった)

幻想パートで真由良が訪れたのは、「千里」の第4話に出てくる、湖のある世界の成れの果てです。



◎ノットー・リ・アース/飛鳥井祝詞

この人も死後に幻想パートで出没しますが、それだけでなく死後にも大きな影響をもたらしています。
蛹田が、どことなく“らしくない”のは、飛鳥井の誘導もありそうですが、真相は闇の中。



◎デミ・リ・バース

相変わらず幻想パートでしか出てこない。
この天使(?)が出てきたあたりを境に、物語の天秤が悲劇に傾いたような気がします。




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この記事へのコメント

2014年11月27日 13:36
コング「導入部が少しエッチになる? 全然困らない。誰も困らない。むしろ皆喜ぶ」
ゴリーレッド「そういうところにしか鋭く反応しないのか?」
コング「薫にも反応するぞ。犯したい」
ゴリーレッド「延髄斬り!」
コング「早い!」
火剣「戦争体験者の言動を現代の感覚に無理やり落とし込むことはない」
ゴリーレッド「戦争を知らない世代は戦争体験者から聞いた話やテレビや映画や本から学ぶ。もちろん無関心よりは絶対にいい」
火剣「90歳になる日本軍の兵士がテレビに出ていたが、何も語りたくないと言った。わかる気がする。その時は命令を聞いて必死に動いただだけで、後で考えると痛恨。もちろん責められない。責めるとしたら軍国主義だ」
ゴリーレッド「戦争は二度としないという人たちばかりならば、戦争の悲惨さ、残酷さをどんどん映画などで表現してもいいと思う。問題は『戦争必要悪』を密かに信念としている者は、戦争の悲惨さ残酷さを若い世代に伝えたくない」
火剣「政治家や評論家や作家の中にそういう輩がいるのが問題だ」
コング「イメージ画像にクリック・・・おおお! とびきりの美少女ではないか。この豊かな胸。健康的な太もも。162センチ、ご・・・乙女だから体重はやめておこう」
ゴリーレッド「よくぞ割って入るな」
コング「手玉に取るはずが虜にされる、そのスレスレのスリルを味わうか」
火剣「文章を変えるな」
コング「好きな言葉はないものねだり。では僕が色魔界のモンスターに合わせてあげよう」
火剣「黒月真由。歴代ヒロインの中でも上位だろう」
コング「導入したい」
ゴリーレッド「ドロップキック!」
コング「ドオオオ!」
2014年11月27日 22:50
>火剣さん
子供の頃は、体験者の言葉を、ありのままに受け止め・感じていたように思います。それが、いつからか、自分の中にあるものに落とし込もうとする感覚が生じてきていました。原点を振り返らねばならないという思いが、執筆の後押しをしてくれました。
戦争を必要悪と捉えたり、あまり真剣に考えてない人は、昔からいますが、最近は特に目立つようになった印象があります。そうした人々が発するもの、作り出すものが、戦争を知らない世代に薄っぺらな観点を植え付けていく、賛戦の再生産。そうした動きに対して、単に反対するだけでなく、呑み込んでしまうほどの観点が必要なのだと、いつも痛感しています。
小説を書くなら、その観点に説得力を持たせるほどのキャラクターを描きたいと思います。黒月真由良を魅力的に描くことで、テーマも伝われば、こんな嬉しいことはありません。
2014年11月27日 22:50
佐久間「アッキーは当初、黒月の誕生から終戦までを、ダイジェストで流そうと思っていたらしいが。」
八武「いけません。エッチな場面は、きちんと書いてください。」
山田「口調が変わってるぞ。」
維澄「40キロ台プラス胸の重さか。」
佐久間「はい?」
維澄「何でもない。るろ剣の喩えで言えば、根底に重苦しいまでの真剣さがあるから、ハッピーエンドに価値がある。」
神邪「明治政府は戦争を必要悪として捉えている典型でしたね。社会の繁栄や存続を称しながら、一方で差別や迫害を広め存続させている。」
維澄「それは今の政府も同じこと。戦前・戦後と言うが、根底は変わっていない。」
佐久間「比ぶれば志々雄は、弱肉強食を謳っているが、摂理だと言っても思想だと称したことは無いんだなぁ。」
山田「本当は弱肉強食の摂理が気に食わなかったのか?」
八武「そこまでかどうかは定かではないが、摂理に囚われず、距離を置いていたのは確かだねぃ。」
佐久間「陳腐さの拒絶という点においては、剣心と志々雄は同じなんだ。」
神邪「だから両方ともカッコイイんですね。」
八武「本当にイイ女は、どこへ行っても男を引き寄せる。名言だ。」
山田「志々雄のセリフを男女逆で言い換えると、そういう意味なのか・・・。」
八武「いつの時代も、どこへ行っても、ムーン・シューターは男と激しい化学反応をもたらすのである! う~ん、実にオイシソー。食いてえ、食いてえ。」

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