「NEKTAR」 エピローグⅢ

力ずくで奪うってことは、しちゃいけないことなんだよね。

ぼくだって知ってる。
でも、その理由は知らない。
誰も知らない。
少なくとも、ぼくの周りの大人は誰ひとり知らないね。

おかしいよね。だめだって言っておきながら、その理由を教えてくれないなんて。
大人は何でもかんでも言うくせに、何でもかんでもやらないんだ。

力ずくで奪うのは悪いこと?
それじゃあ力ずくで子供から言葉を奪うのも悪いことだよね。

食事はきちんと食べなさい?
行儀よく食べなさい?
それじゃあ、お酒ばっかり飲んで、ぎゃあぎゃあわめき散らすのは、その2つを守ってるの?

ルールを守りなさい。
マナーを守りなさい。
大人はみんなそんなことを言ってくる。
でも、そんな大人たちはルールもマナーも守らないんだよ。
そのくせプライドだけは一人前にあって、ぼくがそのことを指摘すると、生意気だとかどやしてくるんだ。

何か変だよ。
大人は変だよ。おかしいよ。
あれをしちゃいけない、これをしちゃいけないって、何で子供だけ?
子供の見るものじゃありませんって、何で大人は見ていいの?

大人は言うんだ。ぼくは悪い子だって。
がまんのできないダメな子だって。

だったら産まなきゃよかったのに。

そう言ったら殴られた。
言っていいことと悪いことがあるだろうって。
何が言っていいことで、何が言って悪いことなの?
本当に大人はわかってるの?
?だらけだよ。
そういうのって嫌なんだ。
苦しいんだよ。
疑問ばかりが増えていくんだ。

神様が現れたのは、つい最近だった。
クリエ・ソゥル。
唯一神。
神様は、ぼくの疑問に答えてくれた。
大人は強い。
子供は弱い。
強くなれば、好き勝手に出来る。

いろいろと難しいことを言う人がいるけれど、そういうのはみーんな言い訳だって。
理解できないことは、理解する価値が無いってこと。

すごいよ。ぼくが今まで抱えていたもやもやとかぐにゃぐにゃが一気に解決した。
ぐちゃぐちゃにこんがらがっていた頭の中がスッキリ!
神様は何でもわかるんだね。
そう言うと、神様はぼくにも力を分けてくれたんだ。

ソーマっていう、神様の飲み物を飲んだら、すごいよ。
世界が変わったよ。
もう、ぼくは弱い弱いエドガー・シルベスターじゃない。
強い強い子供、アンティローグの第八位、“強奪”のノーティ・バーグラーだ。

もうこれからは、好きなことをがまんしなくていいんだ。へへっ。



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この記事へのコメント

2016年06月26日 12:57
火剣「きょうのテーマは深い」
コング「力ずくで奪っていいのは美女だけだ」
ゴリーレッド「奪っていいわけがない」
火剣「なぜそれがダメなのか理由を言い聞かせることが大事だ。子供は納得したいんだ」
コング「食事のマナーについては口うるさく言っても将来大人になってから感謝される場合がある」
ゴリーレッド「ほう」
コング「ファミレスで子供が食べていると母親が『くちゃくちゃ音を立てて食べると嫌われるからね』と何度も注意。『うるさいなあ』という顔をしていたが将来母親のことを感謝するであろう」
ゴリーレッド「なるほりろ」
コング「なぜこの母親が正しいか。それは美人なうえにショーパンでナマ脚を披露していたからだあ!」
ゴリーレッド「一切関係ない」
火剣「社会的な基本ルールを教えるのはいいが、基本を知ったうえでそれを守るか破るかは本人の意志。ただ知らないでバッドマナーだと本人も気の毒だ。たとえば電車の中で大声で会話するとか、病院で延々ケータイで通話とか」
コング「カラオケボックスでビールを運んで来た女性店員を全裸にするとか」
ゴリーレッド「それはマナーという問題ではない」
火剣「800文字か。つづくだ」
2016年06月26日 13:06
ゴリーレッド「大人がおかしいと言われる原因は、大人が範を示していないところにある。自分も読書をして子供に勉強しなさいと言えば説得力もある」
火剣「家族に限らず大人の公共の場でのバッドマナーは酷い」
コング「子供の見るものではありませんか。多少免疫をつけておいたほうがいいと思うが。いきなり佐倉巡査プレイではショックかもしれないから、亜衣麻衣から始めてみよう。全裸で吊るされて下は溶鉱炉。敵に体を差し出すか、落ちて死ぬか」
ゴリーレッド「延髄斬り!」
コング「待て!」
火剣「セミヌードからだな。少年誌にもアイドルの水着のグラビアが掲載されている」
ゴリーレッド「気になる統計で日本の子供の『自己肯定感』が低いと。これは親が『ダメな子』『バカな子』『悪い子』と無意識に言っていることが原因では?」
コング「悪い子だあ!」
火剣「言っていいことと悪いことの区別か」
コング「やっていいことはバター犬まで。獣姦はやってはいけないこと」
火剣「強奪のノーティ・バーグラー。力をつけて強くなると遠慮して生きていた過去と決別して世界が変わるんだ。これが危険なんだ」
2016年06月26日 17:10
>火剣さん
無闇にルールに逆らいたいわけではなく、納得したい。まさしくそこですね。納得した子供は、積極的にルールを読み込み、いつしか教えた大人を超えるかもしれません。
ちょっと大きくなると基本的なマナーを教えてもらえなくなるから、当たり前度が低いまま大人になってしまう。バッドマナーの人々を見ていると、悪循環が鬱積しているように感じます。

佐久間「音を立てて食事すると嫌われる。ここで単なる否定ではなく、リスクを提示しているところが上手い。」
山田「佐久間も普段は静かに食事するんだが・・・。」
八武「そういえば確かに。どこの令嬢かと。」
佐久間「母しゃんの躾が良かったのさ。」
山田「いつも上品なら、俺も今頃・・」
佐久間「生脚は披露するようにしている。」
維澄「山田が疲労するような行動をしている?」
佐久間「ははは、こやつめ。」
神邪「佐久間さん、僕のときと違って目が笑ってないです!」
維澄「まあ、食事マナーは大事よね。私は独りで食事することが多くなったけれど、それは他人の食事音が煩わしいからなのよ。」
佐久間「ああ、それはわかる。音を立てて食べるのが豪快で男らしいと勘違いしている連中が多くてな。」
山田「ぎくっ」
佐久間「私はそこまで気にならないが、栞とアッキーは食事できないレベル。」
八武「店員を全裸は?」
山田「・・・逆に何故セーフだと思う?」
2016年06月26日 17:27
>コングさん
子供の頃どうだったか忘れつつある・・・。今の自分は割と何でも大丈夫ですが、子供に免疫をというと、なかなか悩ましいですね。
ともかく、大人が模範にならなくてはならないのは確か。悪循環で、大人もマナーを身につけていないことが多いですが・・・。

八武「悩ましいグラビアを少年少女へプレゼントしよう。」
山田「少年誌の水着くらいなら健全だな。」
佐久間「山田の健全の基準がイマイチわからない。」
山田「お前と死根也の基準こそ意味不明だ。」
神邪「手始めに、“夢の鏡”から。」
山田「おい。」
神邪「でも子供向けのアニメですよ? 子供だましではないですが。」
山田「うーむ・・。」
維澄「性表現に限らず、子供に見せたくないなら、決して見つからないように隠しておくか、きちんと説明しなければならないね。」
八武「思い出すんだ、大人の雑誌に憧れた頃に純真な気持ちを。」
山田「あまり純真ではないような気がするが。」
佐久間「子供は大人が期待するほど純真でもない。そして、性表現への抵抗力が低くもない。」
山田「ふむ・・・。」
佐久間「意識してないかもしれないが、日頃ストレス解消に、どれだけ性的なカタルシスが役立ってると思う? それを子供から奪うなら、相応のストレス発散を用意するのは最低限の務めだと思わないか。」
山田「なるほどな。いずれにしても、大人の役目は奪うことではなく、見守ることか。」

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