翅鳥剣

半月前に囲碁について書いたが
まずは訂正から入らねばなるまい。
“死鳥剣”ではなく“翅鳥剣”が正しかった。
エジプト神話と混ざって覚えていた模様。
時間の流れは恐ろしい。
いやまあ、ギリギリ虚偽は書いてないかと思うけど、
だいたい間違っていたので、あらためて。

というわけで、久々に「碁嬢伝」を読みましたが、
こんな面白い話だったっけなあ!?
当然ギャグは冴えまくってるのですが、
シリアス面でも滾る要素に溢れているんだ。

時の流れは恐い。
本当に、どれだけ長いこと読んでなかったのか。
最後に読んだのはネットやるよりも前だった。
そりゃあ記憶も曖昧になるわ(言い訳)

翅鳥剣エピソードの掲載は20世紀で、
第1話の初出なんて1985年・・・まじか・・・。


大人になって分かる面白さというよりは、
単純に、諸星大二郎のマンガは、物量が濃いので
子供の頃は19路盤に四苦八苦するが如く
読むこと自体に労力を取られてたのもあったか。

なんにしても、今から読んでも完成度は高い。
勿論ツッコミ部分は多いが、ストーリーは手厚く、かつ爽快。
このあたりは流石、諸星センセーであるなあ。この感じ。
囲碁創作という以前に、“マンガ”として面白い。


ちなみに、“翅鳥”は諸星さんの創作ではなくて
本当に辞書にあるとのこと。
まあ少なくとも“輜重”ではないが、
作中では、きちんと“征”の字を使っているので、
ここはアッキーの完全なる忘却。

盤面が翅鳥でないのは、検討したから覚えてた。
コマだけ見ると確かに翅鳥だけど、
しかし前のコマを見てから、手順を追うと、
途中で連続の当たりにならない箇所が幾つかある。

とはいえ、何もケチをつけようという話ではない。
面白い盤面を見たら検討したくなるのは
それこそ碁打ちの性というやつだ。
“ぐるりと回る翅鳥”なんて、碁打ちの心くすぐる
懐かしい詰碁のパロディじゃないか。


マンガを読んでいて、実際に検討した盤面は、
将棋に関しては多くある。
特に「ひらけ駒!」には多く、
次いで「聖」と「ハチワンダイバー」あたりか。
それ以外にも作品単位で幾つもある。

しかしながら、囲碁に関して
検討に没頭した盤面は、この翅鳥剣と、
次いで劉備徳子25話しかない。この2つだけだ。

仮に私が、将棋の方が囲碁より得意であれば、
単純に棋力の高さが検討数の多さに反映してると
結論づけたかもしれないが、実際は逆である。

囲碁は作品も描写も、将棋に比べて圧倒的に少ない。
それは碁打ちとしては寂しい限りなので、
こうして少しでも知名度を高めていきたいと思う。

傍らに置いた斧が、崩れ落ちるまで・・・。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2019年11月
               1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去ログ

テーマ別記事

最近の記事

最近のコメント

QRコード