ちょっとエッチな猫耳猫 ティエル編






ぴちゅ・・・ちゅぱ・・・

ん・・・ふ・・・

静寂の夜に、水音に混じって熱い息遣いが零れる。
唇の邪魔にならないように、赤い髪を指に流して、
ティエル・レンティアは目を薄く開いたまま
一心不乱に“ある行為”に耽っていた。

猛々しい、黒く聳え立つ、棒状の立派な物体。
時折、持ち主の意思と無関係に動き、震える、
さながら血管の浮き出た人面種。
愛しい男の、分身とも言うべきもの。

行為に及ぶ前は、ぐるぐると目を回していたティエルも、
ぎこちないながら、舌の使い方を学習しつつある。
目先の欲望に集中することで、かえって落ち着いていた。
ぶるっと震え、黒く輝く物体が、その口から・・・



―――これは、単なる想像だ。

半分だけ果たされた約束が、
もしも全て果たされていたら。

消えぬトラウマを受け付けられる前であれば。

諦めずに単身で戦う勇気があれば。

あるいは、猫耳猫への愛好が、
病的に拗れる前であれば。



「うっ・・・」

ソウマの鈴口から、白い粘液が吐き出された。
赤い髪を、べっとりと汚し、顔にも滴らせる。
ひと呼吸を置いて、頬の粘液を指で拭いながら、
そうっと薄目を開けると、虚脱と爽快の入り混じった顔で
ソウマが息を早くしていた。

普段は、笑っていても、落ち着いていても、
どこか臨戦態勢、常に命の危機に備えているような男が、
こうして無防備な姿を曝け出している。
そのことがティエルの興奮を掻き立ててやまない。
唇に垂れてきた粘液を舐め取りながら、
ティエルはソウマの肩に手をかけた。















(・・・・・・)

続きが無い。

(・・・あ、あれ、おかしいですね。)

アイテムの不具合かと思い、ティエルは動揺した。
あくまで夢だと思うから、どこか冷静でいられたのに。
現実に引き戻されると、途端に羞恥心が解凍されて溢れかえる。

しかしすぐに“ある文章”を見つけて愕然とした。


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「・・・・・・」





王都で水没勇者の関係者を騙って荒稼ぎしていた集団が、
辻斬りに壊滅させられたのは、この数日後の話である。
彼らは口々に、「赤い髪の・・・悪魔・・・」と
まったく訳の分からない供述を繰り返していたという。

そして、この事件が解決するまでに、
ギルドにプールされていた4000万Eが
半分近くまで減っていたことは、
様々な人たちの名誉の為に、詳細は語らないでおこう。





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