田宮行方の世界 第34話 小南七香の区切られた世界

引き続き本編、入院する話です。


第34話「小南七香の区切られた世界」


「なぜ私に無断で他所で治療をするのかね!?」

医者の悲痛な叫びが、『佐久間闇子の世界』に響く―――

その声を聴く者は誰もいない。


彼は白衣を掴み、掻き毟り、リノリウムの床に膝をついた。
滴る血涙は唇を噛んだ血と混ざり、細かい飛沫を描いていった。
治療費として請求しようと考えていた、数々の性的暴行。
言い尽くせないほどの計画・・・素晴らしい計画・・・。
その全てが妄想で終わったことを知ったとき、
彼の目に鬼と畜生の光が宿っていた。

「力が、欲しい・・・! 自由に世界を渡る力が・・・!」

嘆きの炎は、いつしか欲望の業火となるのかもしれない。
だが、彼の切なる願いは今回の話とあまり関係ない。





◎田宮行方の世界

目次

履歴






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

2021年02月
   1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28                  

過去ログ

テーマ別記事

最近の記事

最近のコメント

QRコード