動く画像の「速さ」

アニメーションは、現実と同じ速さを持つ。
物語は現実と同じ速さでは展開しないが、
セリフや音楽の流れる速さは同じだ。
当たり前の話なのだが、私は常に留意すべき点である。

いわゆる“会話”が苦手な理由は幾つかあるが、
基本的に頭の回転が、現実の速さに追いつかないという、
菱沼聖子のような弱点を抱えている。
受け取った情報を脳が咀嚼する間に、
話が次へ次へと移っていくので、
わけがわからないことになってしまうのだ。

決してアニメが嫌いなわけではないし、苦手でもない。
むしろ好きだ。好きなのだ。
マンガや小説を読むとき、脳内が半ば自動的に
アニメーションを構築する。
すなわち私の脳は、アニメーションを基調としている。
ただし、その時間の流れは現実と異なる。
自分の認識では普通に時間が流れているが、
実際の時間よりも速いので、読むのが速い。

速い遅いが逆なので、矛盾するように聞こえるが、
咀嚼した情報を自分のペースで再生している、という話だ。

そしてこれは、読書家であれば誰でも持っているスキルだと
子供の頃は思っていた―――環境ゆえに。
母親、その妹、及び父親の妹が、そうしたスキル持ちで、
当然ながら子供時代の私とは桁違いの練度差があった。
今では足元くらいには及んでいるだろうか。

むしろ特殊なスキルだと知ったのは、大人になってからだった。
早読みのスキルは、誰もが持ち合わせているわけではないらしい。
勉強時間の割に国語が出来たり、不得手な英語でも
長文読解は相対的に得意だったりするのは、このスキルゆえだ。

かといって、少なくとも私は、優れているわけではない。
マンガとアニメのハイブリット的な環境を脳内に構築できるが、
相変わらず“リアルな時間の流れ”に頭が追いつかないし、
ペース外の進行に消耗する。キーワードは、消耗、である。

逆方向のスキルもある。
弟と、生前の父親は、文章の十割精読が可能だ。
小説を書き始めてからは、同じスキルの持ち主にも
何人か出会うことになるが、
それ以前は、彼らこそ特殊なスキル持ちだと思っていた。

文章を速くは読めないが、誤字脱字を見逃さない。
きちんとした文章を書ける分だけ、
自分のベース外の文章構造は読み(書き)にくい、など、
いわゆる“完璧主義”と言ったらいいだろうか。

私は自己採点8割以上、すなわち優・良・可の優であれば
(創り手・受け手いずれでも)オーケーなので、
相対的には、さして真面目でもないのだろう。





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この記事へのコメント

豆戦士
2020年06月09日 13:17
セブンスターズとの決戦を控えてデッキを調整しているところをカミューラに盗み見られるなか、一人だけ真面目に向き合わなかったクロノス教諭だけのデッキだけが敵に知られておらず……というの完全に勝利フラグだと期待していた豆戦士さんだよ!
(弱者やギャグキャラが、その弱さやギャグ性がゆえに強者を凌駕する展開は大好物な豆戦士さんです)

------------

SEVENSもとうとう第六話! ラーメンデュエル! こういうのこういうの! GX初期のノリというか。
カード販促アニメにもかかわらず、オリジナルカードをじゃんじゃか放出してくる姿勢、遊戯王が他のカードゲームアニメと一線を画するところの1つだよなぁと思ってます。
そもそも原作からして漫画が先でリアルカードが後ですし。

……そんなネタカードの数々が、後々まさかのOCG化される展開も、それはそれで好きです。そういえばこれカード販促アニメだったよ!

---------

かたやOCG(ラッシュデュエルじゃないほう)も、アニメの枠から解き放たれて完全に自由にやれるようになったことで、それはそれで面白さをましているように思えます。

というか、10期以降のカードデザイナー? の力が神がかってるんだよなぁ……。決して今までが悪かったとかではなく。
あんだけ複雑なカードゲーム(大量のカードプール)を、あんだけ奇跡的なバランスに仕上げるの、どれだけのスキルを持ち合わせていればできるの……って感じ。

こちらはこちらで、簡単シンプル路線のラッシュデュエルとは真逆の魅力を追求していってほしいものです。
アッキー
2020年06月09日 22:49
>豆戦士さん

やはり戦う順番が間違っていたのか・・・!
無敗のカイザー亮が敗北!→「まるで手の内を読まれていたようだ・・・」からの、クロノス出陣でカミューラ圧倒、ガイアパワーでジェネシス凌駕、幻魔の扉の闇ゲーム効果に対しては十代が対処する、という展開だったら超絶熱かった!!!
十代「だからクロノス先生は強いって言ったろ?」ガッチャ!


思えばシリーズの魅力の1つである、“異色の対決”を、大々的に打ち出したのはGXからなんですよね。
原作の統一感は当然好きですが、だからこそGXの、なんというか、世界が広がる感じも新鮮だったのですよ・・・。
もけもけもけもけ(肩の力が抜けた顔で

カード販促を目的に据えながらも、販促ありきにならないから、ありきたりにならない、それこそが正しく購入意欲を促進させるのだ・・・!


それでも徐々に、販促の論に押されていった感はありましたが、アニメがラッシュに切り替わったことで、マスタールールの方も余計なジレンマから解放されたと、私も思っています。

アニメ世界とは、そもそもカードプールが根本的に異なるので、ぶっ壊れコンボが多くなっていたのは、ある種の必然なのですよねぇ。
(それはそれで面白くもありましたがw)

シンプルさと複雑の二本立て、これが長命ゲームの姿だ!


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